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本日は事業開発×エンジニアの対談インタビューを公開いたします。2025年に開催する大阪・関西万博で提供するプロダクト「EXPO 2025 デジタルウォレット」で協業していて、息がピッタリのおふたり。各目線からのリスペクトや今後のビジョンに注目です。
コンサルタント×エンジニア。それぞれが大切にするHashPortのバリューとは
ー まず、おふたりの仕事内容を教えてください。
宮田:トークンアーキテクト部という、大企業向けのWeb3新規事業開発やコンサルティングなどを行う部署を統括しています。現在は「EXPO 2025 デジタルウォレット」プロジェクトを主軸に、各自治体や協賛企業様のメインフロントとしてデジタルウォレット基盤の販売・営業に従事しています。
八塚:ブロックチェーン開発部SRE部門のマネージャーとして、インフラやセキュリティ面の開発を担当しています。特にHashPortのソリューションとして提供するウォレットやWeb3テクノロジーにおける基盤の開発を行っています。
ー 仕事の価値観はそれぞれ違うのでしょうか?
宮田:私たちの部門は、大企業のCxOクラスの方たちに意思決定いただくレイヤーの高いコンサルティングチームということもあり、ご契約前のプレゼンテーションから事業計画書などの納品に至るまでかなり高い目線をもって取り組んでいます。HashPortのバリューでいうと、「Client First」と「Ownership」を特に意識しています。
八塚:僕は「Honest」と「Supportive」そして「Ownership」を大切にしています。私たちのように開発に携わる事業であれば、必ず他部署との連携が必要になってくるかと思いますが、依頼する側やされる側どちらも本音で向き合うことを軸に、しっかり意図を汲み取った上で着手することを大切にしています。
ー たしかに、本質的な課題解決やゴールが伝わらないと満足度にも響きますよね。
八塚:そうですね。相手の立場に立って “本当は何がしたいのか” ということをキャッチできないと、要望とは全く違うものが完成してしまうだけではなく、もっと効率的な方法があったのに複雑な方法で進めてしまうなど、チームのリソースを失ってしまうこともあります。チーム内でお互いがサポートしやすくするためにも、本音を追求することは大事です。
ー 「Ownership」は共通しているバリューでしたね!
宮田:企業としても完全には仕組み化されていないフェーズで、少数精鋭チームで業務を行っているからこそ、自分で拾いにいかないと落ちてしまう仕事って無数にありますよね。
八塚:そうですね。“降りてきた仕事だけを進めていく” といった価値観だと、このスピード感にはついていけないのかなと。大前提として、HashPortの仕事は自分自身のミッションだと捉えて、自分から行動していくことが重要だと考えています。
コミュニケーションを惜しまないからこそ、最高峰のモノづくりができる。
ー 社会的に盛り上がりを見せる大阪・関西万博。このプロジェクトではどのように連携しているのかを教えてください!
宮田:まず、私が万博協会や金融機関、関係企業様など各社とのタイアップ企画や連絡の窓口を担当し、HashPortが開発する「EXPO 2025 デジタルウォレット」を使ってどのようなことができるかといった打ち合わせをします。その上で、企画をアプリにどう落とし込んでいくか、どう実現していくかなど、実装に向けて八塚さんと細かく連携をとって社内の検討を進めていきます。八塚さんは、関係者の要望や実現したいことに対しての率直な意見も出しながら開発を進めてくれています。
ー 事業開発とエンジニア。それぞれ全く違うポジションになりますが、お互いどのようなところをリスペクトしていますか?
宮田:全部尊敬しています!
八塚:(笑)
宮田:これまで自分自身が関わってきたエンジニアの方は、「できない」と意思決定するのが早いイメージで。でも、八塚さんを筆頭にHashPortのエンジニアチームは “なんとかしよう” と試行錯誤してくれるところに魅力を感じています!
八塚:たしかにこれまでの経験を思い返しても、エンジニアの気質的に「できる」か「できないか」の0か100で回答したりすることって多いんですよね(笑)とはいえ、ビジネスって人とのコミュニケーションで成り立つものなので、要望の100%が実現できなくても「これはできないけど代わりにこれならできる」「ここからは難しいけどここまでならなんとかできそう」という細かい戻しは大切にしています。
宮田:この密な対話が提案するにあたって有益な材料になるので、本当に有難いです。こういう場面って、ビジネス職とエンジニア職が分かり合えない “あるある” な部分なのかなとも思うんですけど、壁打ちしながらまとめていけるのでシームレスな連携が取れています。
八塚:僕の目線では、エンジニアチームで全ての要望をクリアできないことがあったとしてもメインフロントでしっかり情報をまとめて対応いただき、取引先の信頼を勝ち取ることで、その中ででき得る最高峰の形を創り上げているところをとても尊敬しています。オフィスでは、ずっと話してますよね(笑)
宮田:今、会社の中で1番会話しているのは間違いなく八塚さんです!!
Web3の新しい技術を “いつの間にか” 使っている世の中へ。
ー 最強のコンビネーションを感じるおふたりですが、このプロジェクトを通してどのような未来を目指しているのでしょうか?
宮田:1番大きな目標であり実現すると信じているのが、この万博を通してWeb3という概念が世の中に浸透する大きなキッカケになるということですね。これまで大企業との協業でローンチしてきたHashPortの既存プロダクトは、この領域に興味のあるユーザー層に向けてのものでしたが、EXPO 2025 デジタルウォレットでは「Web3」というものを全く知らないし興味もないという方達にも “いつの間にか使っている” という状態になっていただくことを目指しています!
八塚:開発目線でも同じで、使用する年齢層の幅をグッと拡大することが社会実装していく1歩になると思っています。2025年の大阪・関西万博ではさらに盛り上がると思いますが、すでにEXPO 2025 デジタルウォレットを使用した施策は始まっており、飲食店のクーポン発行や駅ナカのスタンプラリーなど子供や主婦層も体験できる内容のものをどんどん増やしています。
宮田:これまで日本でブロックチェーン技術に触れる層は、投資目的の20代〜30代の男性が中心となっているかと思いますが、実社会でNFTを意識せずに使っていただくために、どういったUI/UXがいいかなどは日々検証し、改善しているところですよね。
ー 子供まで使える世の中になるというのは、ワクワクしますね・・!
宮田:そうですよね!万博でも様々なNFTやSBTを発行する予定ですが、まずは僕らの世代でいうトレーディングカードのような感覚でNFTを交換できるようなプロダクトや自分が描いた絵をNFT化して楽しむことができたらいいなと。そういった文化を1つ作れると、これからの子供たちがブロックチェーンネイティブになり、十数年後の未来がまた大きく変化すると思います。
八塚:Web3の概念はかつてのインターネットと同じで、各企業や個人が「どう使っていくか?」という点が1番の課題になってくるのかなと思います。現在始まっている施策が大きな社会実験となるため、このデータや世の中の反応をもとに、どんどん新しい価値を生み出していきたいです。Web3技術の使い勝手の良さや利便性をもっと身近に体験できたら、浸透していく日は早いと思います。現時点はWeb2.5のような感覚で、HashPortが社会実装のパイプ役となれたら嬉しいですね。
今回は2025年に開催する大阪・関西万博で使用される「EXPO 2025 デジタルウォレット」を交えてお話しいただきました。HashPort独特のオープンなコミュニケーションがスピード感を生み出し、新しい価値を世の中に提供していけるのだと改めて感じた対談。アプリのインストールがお済みでない方は、ぜひ下記からWeb3を体験してみてくださいね。
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