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コドモンの働き方や制度について紹介している「コドモンの働き方」シリーズ。今回はコドモンでの働き方や社内の様々な制度が明文化されたガイドラインである「CoDMON Work Style Guide」を軸に、コロナ禍以降大きく変化した、新しい社会における働き方や今後の課題について、人事の小泉さんに話を聞いてみました!
▶︎社内情報共有ツール Kibelaより
「CoDMON Work Style Guide」はコドモンのメンバーがミッションの実現に向けて必要な働き方を体現するための道しるべとして、「多様な働き方」「リモートワーク」「感染症対策」などをまとめたものです。
まずは簡単に自己紹介をお願いします。
小泉です。前職は少数規模のWebの受託制作会社で、人事・経理・情シス・法務・代表秘書などを担当する、いわゆる1人コーポレートを担当していました。コドモンでは主にエンジニアやデザイナーの仲間集めと労務のリードを担当しています。
私がコドモンに入社した当時はまだ50人くらいの規模感で、ここから仲間集めに力を入れて「100人の壁を超えるぞ!」というタイミングでした。それってすごくチャレンジングで貴重なフェーズだし、次の環境では人事を軸としたスキルをつけたかったので、トライアンドエラーをしながら成長できる環境だと思い入社を決めました。
働き方の最適解を見つけて、さらなるミッションの達成を実現する
「CoDMON Work Style Guide」を作った背景を教えてください。
新型コロナウイルスの感染拡大が大きなきっかけになったと思います。以前から一部制限はあったもののリモートワークをしてはいたのですが、コロナ対応の一環としてフルリモートでの勤務を可能にしました。
そうやって、ある程度メンバーがリモートに慣れたり、自宅の作業環境を整備していくなかで、働く場所や時間など、働き方の面で今までハードルになっていたところが既にハードルではなくなっているという現状があって。すぐにコロナが収束しないことは見えていましたし、アフターコロナを見据えた働き方の定義を整理したいという想いがあり、この「CoDMON Work Style Guide」を作りました。
運用してはいるものの明文化されていないルールがあったり、感染症対策などに関する観点で伝わりきっていなかった部分も考慮して、働き方に関する全般的なことをガイドラインとして定めています。
策定にあたって大切にしたところはどこですか?
大きくは2つあります。まず、「チームとしてパフォーマンスが出ること」を前提としたところです。個人のパフォーマンスはもちろんですが、それがチームにどう影響するかを意識し、結果としてコドモンのミッション実現に紐づくように設計をしています。
もうひとつは、「メンバー自身が考え、選べるようにすること」です。リモートワークがいいか会社で仕事をしたほうがいいかって、その人個人の働く環境や価値観にもよると思うんですよ。状況に応じて良し悪しだって変わりますし、「こう働いてくださいね」と会社がどちらかを強く推進するのではなく、「ミッションを実現するために、こういう働き方を推奨しています」という内容にすることで最適解を自分で考え、選べるようにしました。
「先生や保護者など、大人のゆとりを生み出して、子どもの周りの環境をよくしていきましょう!」と謳っている会社なのに、当事者の一人である私たち自身にゆとりがないのは説得力がないですよね。なのでメンバーたちにも、そこはしっかり意識をして欲しいという思いを込めています。
「CoDMON Work Style Guide」を作ってよかったところはありますか?
フルリモートでの勤務だったり、変化した働き方に関して社内外問わず「コロナが終わったらどうなるんですか?」という質問を受けることが多くあったのですが、その時点での見通しを伝えることしかできなかったんですね。
「CoDMON Work Style Guide」を定めたことによって、会社としての指針をきちんと伝えることができるようになりました。
それに、感染症対策に関してもコロナに限った話ではないですし、「コドモンではこうですよ」と言えるようになったことはとても大きいです。今まで曖昧になっていた部分がこの機会にしっかりと明文化されたのはよかった点ですね。
ガイドラインやルールがないと、なんとなくで動いてしまうこともあるかと思います。自然と醸成されたり、慣例になっているルールだと、新しくコドモンにジョインしてくれたメンバーにとっては今まで意識したことがなかったり、全く違う考えだという可能性もあるんですよね。それぞれの価値観を尊重するためにガイドラインの策定は必要だったと感じています。
▶︎gather(バーチャルオフィス)でのコミュニケーションの様子
オフィスの付加価値を高め「みんなの来たい場所」にするために。
コドモンでの働き方で課題に感じていることはありますか?
リモートワークが多くなると、一定程度オンボードの難しさは出てきますね。リモートでの業務がコドモンにジョインして初めてという場合もあるので、そういうメンバーにとって今のオンボード体制がベストかどうかきちんと検証すべきだという点は課題に感じています。
あとは、「オフィスの付加価値をいかに付けるか」ですね。コドモンではオンラインであってもgather(バーチャルオフィス)などを活用して、メンバー同士が気軽にコミュニケーションを取れるような環境を作っていますが、オフラインだとたまたまオフィスですれ違って雑談をしたり、顔を合わせたときに変化に気づいたり、ふと思い出したりすることもあると思っていて。
近くに座っていると様子がすぐにわかって声もかけやすいので、1、2分で終わる確認だったら口頭で話してすぐ解決してしまうことも多いです!
もちろんリモートにはリモートのよさがありますし、選択は個人に委ねていますが、オフィスを「みんなの来たい場所」にするという取り組みは大事なことで、コーポレートとしてもっと改善したいと感じている部分です。
今後取り組んでいきたいことはありますか?
課題としてあげていた、オフィスの付加価値を高めるための取り組みですね。今は雑談や対面でコミュニケーションが取れるという点が付加価値につながっているのかなと思いますが、メンバーに「オフィスに来たらいいことがあった!」と思ってもらえたら嬉しいですよね。
「たまには出社もいいな!」と思えるきっかけを作るために、イベントなどの企画やメンバーたちのオフライン活動の推進もできればいいなと思っています。今、総務のメンバーがコミュニケーション活発化の施策として「クラブ活動の補助(※1)」や「シャッフルランチ(※2)」の運用を進めてくれているので、とてもありがたいです。
また、今後もっと柔軟に自由度を広く認めたいと考えると、一人ひとりの生産性も追求していきたいですね。
どこかでフォローができたり、責任が持てるからこそ自由にやれる訳であって、余白がないなかでみんなが自由気ままに働いてたら会社が崩壊してしまいます。「自由にやっていいよ」といったところで実質できない状況だったら意味はないですし、生産性を高めて余裕ができると打てる施策や選択肢が増えて、自然と柔軟性も上がってくるんじゃないかという気がしています!
策定はしましたが「CoDMON Work Style Guide」はこれが完成形だとは思っていません。
どんどん状況に応じてアップデートしていきたいと思っていますし、まだまだ自分たちで「コドモンらしい働き方」を作り上げていかないといけないフェーズなので、引き続き頑張っていきます!
(※1) 会社で認めた公式クラブに対して補助金を出す制度
(※2) 他部署や他チームとのコミュニケーションのきっかけを作るために、メンバーをシャッフルし、ランチを行う制度
(※撮影時のみマスクを外しています)
小泉さんありがとうございました!メンバーがより働きやすい環境を作っていくためにも、 それぞれの価値観を大切にしながら柔軟に変化をし続けていくことは、非常に重要なことだなと感じました。
これからもさらなるミッション実現に向けて「コドモンらしい働き方」を模索していきたいと思います!