- Reckoner API
- プロジェクトマネージャー
- 経理担当
- Other occupations (28)
- Development
- Business
- Other
こんにちは! 小澤です。
スリーシェイクでは今、SREエンジニアを絶賛募集中! というわけで、エンジニアさんにインタビューをさせていただいています。
最初の頃よりはSREの知識も増えてきて、インタビューを楽しむ余裕も出てきたのですが、それでも毎回、新しい発見や学びがあるんですよね。(めずらしく、まじめにいいこと言ってる気がします笑)
今回のゲストである戸澤さんからも、すばらしいお話が聞けたので、ぜひ、ご覧ください!
*戸澤さん、ごめんなさい。あえて期待値を上げてみました(笑)
入社半年でチームリーダー! ふつうの会社じゃありえない大抜擢のおかげで視座が上がった
小澤:
今さらの質問になっちゃうのですが、戸澤さんがチームリーダーになったのっていつだったんですか?
戸澤さん(以下、戸澤):
チームリーダーになったのは1年半前、入社して約9ヶ月のときですね。突然、肩を叩かれまして(笑)。
小澤:
そのスピード感は、スリーシェイクらしいですね(笑)。正直なところ、声をかけられたときどう感じました?
戸澤:
心の中では「ぜったい無理でしょ」と思ってたのですが、とりあえずやってみよう、と。チームリーダーとしては、メンバーの目標設定から目標達成に向けたサポート、モチベーションの支援、評価などをしているのですが、やっぱりむずかしいですね。今でも、「この支援で満足してくれているかな?」「評価に納得してくれているかな?」と、試行錯誤しています。
小澤:
たしかに、どれもかなり難易度が高い感じがします。
戸澤:
ほんとに。特に、評価が一番むずかしいですね。Sreakeは技術支援サービスなので、極端な話、プロジェクトが上手く進んでいて、継続して利用していただくのがベストなんです。加えて、プロジェクトがいつまで続くかが見えにくいので、年に◯件のプロジェクトを担当するといった目標設定もできず、定性的な評価になってしまいがちなんですよね。なので、お客さまの技術的課題や組織の文化を踏まえて、挑戦できそうなところで目標を設定して、評価にプラスアルファするようにしています。
小澤:
ずっと同じことの繰り返しではなく、成長やスキルアップの機会を作るようにするんですね。
評価はほんとに悩ましいと思います。納得しているかを相手に聞くわけにはいかないですし。ちなみに、戸澤さん自身がメンバーだった頃は、評価についてどう感じてましたか?
戸澤:
僕は、ものすごく評価していただいていたと思ってます。今、振り返ると、事業部長の負担にならないように行動したり、お客さまの組織体制を踏まえて発言するなど、周りをよく観察して動いていたことが信頼につながっていたのかなと。あくまで僕の場合ですが。
小澤:
そこでいうと、事業部長やリーダーを含め、誰とでも率直に意見交換できるところも、信頼につながっている気がします。
悩みながらやっていることもまだまだ多いとは思うのですが、チームリーダーになってから変化や成長したと感じることはありますか?
戸澤:
大きく2つあります。ひとつは、売上など数字を意識するようになったことです。たとえば、お客さまにコミットするのはとてもいいことですよね。でも、一社だけにコミットしすぎてしまうと、必然的に他のお客さまが疎かになって、売上が下がってしまう可能性もあります。時間やリソースは有限ですからね。
そうならないように「過剰にコミットしすぎていないか?」という視点で考えるようになりました。そこでコミットしすぎていると感じたら、チームリーダー間で相談して負荷を減らすようにしようというのも、今の立場になってから身についた視点ですね。
小澤:
売上や利益に対して、適正な負荷やリソースはどのくらいなのかを考えるのは、たしかにリーダーならではの役割かもしれないですね。
戸澤:
そうですね。少なくとも僕がメンバーのときには、考えていなかったです。
もうひとつ変化したのが、事業部や会社全体まで考えられるようになったことです。僕のチームは、新しく入社したメンバーが最初に入るチームなので、チームメンバーと協力して丁寧にオンボーディングやサポートをしてから、各チームに送り出すようにしています。
あとは単純に、すばらしい方々にご入社いただいているので、できるだけ長く一緒に仕事がしたいという理由もあったりします。
小澤:
その気持ち、すごくよくわかります!
今の体制では限界?事業拡大に向けた複数のプロジェクトを始動!
小澤:
戸澤さんはプレイヤーとしてサービス提供もされているんですよね?
戸澤:
はい、そうですね。Sreakeのサービスとして、CloudNative を中心とした AWS や GCPの導入や、効率化やセキュリティ対策を内製化したいお客さまへの技術支援などをしています。
ただ、せっかくなら、もっと事業を大きくして、上場させたいんです。で、そのためには、ここでしっかりと体制を整えていかなきゃいけないと思っていて。たとえば、今のSreake事業部は、傭兵部隊のようなイメージなんです。プロジェクトに入っているメンバーがわからないことがあった場合、いったん社内に持ち帰って他のエンジニアがカバーする。徐々に変えようとしているのですが、このやり方だと規模が大きくなったときに、回らなくなってしまいますよね。
そこで考えているのが、パッケージ化です。技術を標準化しつつ、支援する領域を絞ったパッケージをいくつか作って、トータルで見ると「SREなら、なんでもできる」という状態が理想ですね。Sreakeの強みのひとつである柔軟性という強みを活かしつつ、より効率的な支援ができる体制を作りたいと思っています。
小澤:
まるっとスリーシェイクでできるようになれたら、すごいですね! 事業拡大や上場に向けて大きく前進しそうです。
戸澤:
そうなるといいな、と。ほかにも、メンバーの技術支援を行うチームを立ち上げたり、Bizdevチームから商談の情報を連携してもらってお客さまのニーズや課題を把握して技術領域を広げるといった取り組みも始めているんです。支援できるところを、広く、深くしていくような感じですね。
なんでも解決できるエンジニアになりたい!
小澤:
戸澤さん個人の目標も、ぜひ、お聞きしたいです!
戸澤:
社内にどんなことでも解決できる超すごいベテランエンジニアさんがいて、その人に憧れているんです。手塚さん(※Sreake事業部 部長)みたいに、技術もできて、商談もできて、事業をリードしていくジェネラリストもかっこいいのですが、僕は技術で突き進んでいきたいなと思っているんです。
小澤:
憧れの存在が身近にいるっていいですね。戸澤さん的に、どんなところが「超すごい」と感じてるんですか?
戸澤:
アウトプットのクオリティが高いのはもちろん、スピードも圧倒的に早いんです。しかも、お客さまへの説明もわかりやすいと、技術的なところのすべてがすごいです。
小澤:
スピードを上げるとかなんでもいいのですが、そのエンジニアさんに近づくためには、何をすべきなんですかね?
戸澤:
Sreake事業のところで少しお話しましたが、インフラ領域ってすごく幅が広くて深いんですよね。なので、学び続けて、経験を増やしていくことが重要だと思うんです。たぶん、近道はないんだろうなと。
もうひとつ、そのベテランエンジニアさんがよく言っているのですが、失敗してみないとわからないんですよね。いろんなものを触って、いろんな失敗をして、失敗の原因を突き止めて、解決策を自分で考えてやってみる。このプロセスそのものが大事だと思ってます。
小澤:
学んでいる間にも新しい技術が出てきて、エンドレスになっちゃうのかなと思ったのですが…。
戸澤:
新しい技術が出てくるのはたしかにそのとおりなのですが、考え方や公式など基礎的な部分や、効率的にトラブルシューティングができるといった技術が身についていれば、ある程度、学習負荷は抑えられるので大きな問題ではないのかなと。
僕は若輩者なので、まだまだ道のりは長いですが、今、任されているリーダーという役割を全うしつつ、スペシャリストを目指していきたいです。
小澤:
戸澤さんならきっと、技術のスペシャリストになれると思います! 事業拡大や上場というところは、僕も採用活動を通して貢献していきたいので、いっしょにがんばりましょう!
今日はありがとうございました。