株式会社ビジュアルアーツ / 開発本部
複合空間のデータ駆動型プロジェクト
【プロジェクト概要】 PC・コンソール向け / 複合空間のデータ駆動型プロジェクト 新規立ち上げプロジェクトのコアメンバーとして参画。プログラム実装に加え、プロダクトサイドと協働して企画立案・仕様策定・シミュレーションサイクルの設計を兼任した。ユーザー体験の有効性を早期に検証するための主要機能のプロトタイプ開発に注力し、ゼロからプロジェクトを迅速に具現化するエンジニアリングとプロダクト設計の両面からプロジェクトを牽引している。 【メンバー人数】 6名 【役割】 企画、コアシステム構築 【環境・言語】 Unity, C#, UniTask, Addressables, LitMotion, DOTween, Newtonsoft.Json ・企画・仕様策定への参画。システムのコアロジックや運用の設計、UI/UXの仕様策定。エンジニア視点から技術的な実現可能性に基づいた提案の実施 ・プロトタイプの迅速な開発。新規プロジェクトのコア・バリューを早期に検証するため、3Dと2D空間をシームレスに繋ぐコアロジックや、インベントリ機能等の短期間での実装 ・データドリブンな設計。膨大なマスターデータを効率的に管理・拡張できるよう、JSONを用いたデータ構造の設計と読み込み基盤の構築 【課題とアクション】 ・状況と課題: 開発期間が約1年半と短く、かつプログラマーが専任1名のみという極めてリソースが限定された開発環境であった。加えて新規性の高いプロジェクトであったため、開発タスクの難易度およびボリュームが非常に大きいという課題が存在した。仕様確定を待ってから実装を開始する通常の進行では納期に間に合わない一方、仕様策定前に実装を先行させれば手戻りの増大やユーザー体験の検証遅延を招くというジレンマを抱えていた。特に、コアバリューとなる体験を早期に可視化できなければ、プロジェクト自体の実現可能性の判断が下せず、意思決定が停滞する重大な懸念があった。 ・実行したアクション: この状況を打破するため、プロジェクトの成否を握るコア体験の検証を最優先とし、プロトタイプを迅速に構築しつつ、並行して非コア機能の要件を検討・選定する開発戦略を提案した。実際の開発業務と並行して仕様策定にも深く参画し、検証観点の整理とシミュレーションサイクルの設計を推進した。 また、開発期間が逼迫し、エンジニアが専任1名のみという制約を鑑み、技術選定においては、シンプルで開発効率が高く、バグの発生しにくい堅牢なアーキテクチャと、安定稼働が担保されたサードパーティ製ライブラリの採用を決定した。短期間のうちに、エンジニアとしてプロトタイプや最重要機能の実装を完遂しただけでなく、プロダクトサイド的視点から技術的な実現可能性に基づいたシステム基盤や各種ロジックの設計をも主導した。これにより、プロジェクトの核となるユーザー体験を早期に具現化することに成功した。 ・チームへの貢献: アサインされた開発タスクを迅速に完遂するにとどまらず、仕様策定から技術検証、ドキュメント作成、進捗管理までを自ら牽引し、チーム全体の開発推進力を大きく向上させた。また、専任エンジニア1名という極めて限られた体制下でのアジャイルな開発手法を確立し、今後の社内における新規プロジェクト立ち上げに向けた貴重なノウハウと実績を構築・還元することに貢献した。 ・結果: フルスタックなエンジニアリング能力を発揮してゼロからプロジェクトを迅速に具現化し、約3ヶ月という短期間でプロトタイプの開発を完遂した。これにより、関係者間で早期にコア機能に対するコンセンサスを統一し、ユーザー体験の有効性およびプロジェクトの実現可能性を明確に証明することに成功した。