- ゲームディレクター
- マイクロサービス推進エンジニア
- Others
- Other occupations (39)
- Development
- Business
- Other
こんにちは。広報の原田です。
各部署やチームではどんなことをしているのかをviviONスタッフのインタビューを通して紹介していく【部署紹介】の第5弾、マーケティング部の前編です。
今回は、viviONグループ全体のサービスやコンテンツのマーケティング活動をしているゼネラルマネージャーの谷島貴弘さんとマネージャーの藤井紀之さん、お2人にお話をお聞きしました。
左:谷島貴弘/過去の記事はこちら
右:藤井紀之/過去の記事はこちら
―まず最初にviviONグループにおけるマーケティング活動について教えてください。
谷島:例えば二次元コンテンツのダウンロードサービス『DLsite』で言えば、運営開始から28年という老舗サービスで、クリエイター様が登録をしてくれている作品がたくさんありましたし、良質なコンテンツが集まっていました。しかし、単純に知ってもらえていなかったので、それを知ってもらう機会を増やすことに徹したのが『DLsite』におけるマーケティングだと思っています。シンプルに「もったいない」というのがベースで始まっているマーケティングだったので、そこを直しました。
藤井:そうですね。土台を整えればより伸びていくだろうということで約5年ほど前からマーケティングを開始しました。おかげさまで毎年100億円くらいを積み重ねる成長をし続けています。
―『DLsite』はそれまでどのように宣伝をしていて、どのように変えていこうとしたのですか?
谷島:もともと新規ユーザー様にフォーカスした広告配信はしていなくて、会員登録は自然増が多かったと思います。アフィリエイトの機能を活用してのサークル様やユーザー様が宣伝してくれているものがあり、その他では既存向けのリターゲティング広告を実施していたのが当時見た印象です。
藤井:谷島さんがコンサルティングに入ったのが2018年10月。その3か月前に私が入社していて、広告チームはその時に立ち上がりました。入社してみたら広告チームのところに私の名前しかなくてびっくりした思い出があります(笑)。
谷島:私が正式に入社したのは2019年の3月なのですが、我々が入社する前もずっと売り上げは右肩上がりで伸びてたんですよ。なので、当時やったこととしては「知る人ぞ知る」サイトをさらに多くの人に知ってもらうっていうことだけです。
グループ総売上高。 2019年~本格的なマーケティング活動を開始
―そんな少人数で成長させたのですね。では、viviNOグループで手掛ける他のサービスのマーケティングについてもお聞かせください。
谷島:『DLsite』以外に関してで言えば、今は本当に0→1でやっているというのが正直なところです。マーケティングで一番重要なのは実はプロダクト作りなんですよね。それこそマーケティングの4P(Product、Price、Place、Promotion)と呼ばれているものはプロダクトから始まります。結局プロダクトの部分がきちんと設計できていないと売れるものも売れないし、宣伝しても響かないので、マーケターが本当にやるべきはまずプロダクトを良くすることだと思っています。
そういう意味だと、例えば今はマンガアプリの『comipo』のマーケティングに関しては、comipoチームだけでなくマーケティングチームが入って改善策を提案したりしています。そういう風に新規事業のプロダクト作りから携わるというのがviviONのマーケティング部の方針になります。
藤井:そうですね、そこがviviONでのマーケティングの特徴だと思います。一般的には各サービスごとにマーケターが担当として着く形が多いと思いますが、viviONにおいてはマーケティング部が各サービスを運営する事業部と並列に位置している組織体制になっています。なので、マーケティング活動を通して会社全体の事業に携わっていけるところが大きな特徴ですね。
いちマーケターがECやメディア、コンテンツなどを問わず様々な事業に同時に携われる会社って世の中になかなかないので、viviONのマーケティング部の魅力はその点が非常に大きいと思っております。
―様々なサービスやコンテンツに携われるのは魅力ですよね。
谷島:そうですね。機能的な役割は担当の方がそれぞれやるようにはなってますが、スタッフにはそれだけやってればいいという伝え方は基本的にしていないですし、むしろどんどん考えて行動に移せる環境なのがこの会社の良いところの1つだと思ってます。しかも、きちんと会社として予算を使わせてもらえますからね。
藤井:例えば、アナリストの方なら新しいものに携わることもできれば、既存サービスの膨大なデータを分析することもできます。CRMにおいても、何百万人というユーザーに対してCRM業務を行うことができるということも、やはりお仕事として魅力的なものになります。LookerやMPSEといった各種ツールも充実しています。
また、先ほど谷島さんがおっしゃったとおり、viviONのマーケティング部は機能軸としての業務をそれぞれ持ちつつも、ご自身のやる気次第で様々な業務やサービスに携わることができます。そこがやはり、私がviviONで仕事をしていて1番面白いと感じられる部分ですね。
―他にviviONで働いてみて思ったことはありますか?
藤井:昔、人に任せるっていうことが全然できなかったんです。以前の職場が自分で全部やる環境だったので、viviONに入ってからも1年くらい人に仕事を任せるっていう環境に馴染むことができませんでした。
でも、谷島さん含め各事業のGMの方々とお話をさせていただいたり実際に業務をやったりする中で考え方を変えていけて、ようやく細かいタスクに触れず大枠で人にお任せすることができるようになっていきました。業務自体もそうですがこういった気づきをさせてくださる方々が多くいらっしゃる環境もviviONのいいところだと感じています。
あと、私は営業や経理、デザイン、さらにマーケティング業務で言ったら事業者、代理店、メディアと広い分野で経験をしてきました。しかし、やれる限り全部自分でやるという文化だったこともあり、やらされているという感覚も正直ありました。
一方で、viviONではそういったやらされている感というところが全くない状態でいろいろなことに取り組むことができるので、決裁を持たせてくれている代表や上長の谷島さんと一緒に仕事ができていることが幸せだなと思います。Webプロモーションで言えば、入社時から今まで一度も運用方針に軌道修正をされたことがありません。社長の明石さんにも、谷島さんにもです(笑)。
自ら進んで新しいことに取り組むこともできるし能力を発揮することもできるっていうところが、仕事をしていて一番楽しいと感じるところになります。
谷島:私は、前職までで営業や新規事業開発含め一通りのマーケティングをやってきて、今までの経験全てを踏まえて色々と取り組まさせてもらえています。そういった経験をすべてをつぎ込めているということは、それだけ色々なことを会社としてできる状態になったと思っています。SEO、CRM、サイトづくり、OOHやテレビCMづくりもしました。入ってすぐにテレビCMを作ってほしいって突然言われましたね(笑)。ただテレビCMをやるだけじゃ面白くないから、CMに合わせて無料の音声作品も作るという流れでコンテンツ制作も入社してすぐに取り組みました。
現時点で言えば、私は会社全体としての大枠の方針と戦略だけ伝えるだけで、個別の戦術やタスクに関しては現場で決めてもらうようにしています。そういう部分は専門的に分かっている現場の方にお任せした方がいいと思うので、気にするのは全体の企画だけです。
会社全体の方針やブランドイメージ、サービスイメージに関わるサイトの総合トップに出るような案件の場合は、私もも考えますが、細かい部分には極力入らないようにしています。現にスタッフたちが立案した施策で売上に大きく貢献したことも少なくないですし、ネットで話題になったりもするようになりました。
我々のマーケティング部もそうですし、viviONという会社は今までの経験を活かしながら新しいこともどんどん取り組んで業務にあたれる環境だなと思っています。
—次回後編では、マーケティング部としてのやりがいや、成長し続けているからこそ見えてきた課題、今後の目標などをお聞きします。お楽しみに!
後編はこちら。