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オタク生態研究所-OLRC-を始めた理由

こんにちは、viviONでUXリサーチャーをしている後藤です。
この度新しい研究所を設立した為、初回記事を書かせていただきました!


OLRCとは何か

Otaku Life Research Centerの略で日本語訳は「オタク生態研究所」となります。その名のとおり、オタクの生態、文化を研究することを目的とした場所です。


なぜ設立したのか?

理由は次の2つです。

  • 日本が誇るオタク文化についてその面白さや本質を知ってもらいたい
  • オタクと呼ばれる人々がもつ多様な感性についてもっと知ってもらいたい

本質を知ってもらいたいなんて大それたことを言っていますが、私自身もまだ全然わかっていません。謎が多いオタク文化を研究している場所がviviONにあること、謎を1つ1つ解明して発信している記事があることだけは知ってもらいたいと思いました。


このような考えに至った経緯

「オタクは意表をついてくる」ので、研究していてワクワクが止まりません、とにかく発見が多いのです。

私は仕事柄いろいろな人々にインタビューしたり、心理学を勉強したりする中でなんとなく『人間ってこういうもんだよな。』とわかった気でいました。viviONに入社しオタク研究を始め1ヶ月経った頃、その伸びた鼻をポキッと折られました。
特に驚かされたのはその「多様な想像力」です。オタクは少ない情報から全体像を見る能力に優れています。

私が出会った魅力的なオタク事例をほんの一部紹介したいと思います。

日常の音からストーリーを想像するオタクAさん
『小鳥のさえずりを聞くと頭の中で男の子と女の子がでてきます。ストーリーが始まってしまう。』
未知のサービスの説明を聞いただけで脳内で実際に体験するオタクBさん
『これは…これは…刺激が強すぎて耐えられません…はわわ…。』

オタクは身近な存在ではあったものの、じっくりと考えることはありませんでした。オタクと聞けば『まあ特定の誰かを推しまくる人たちのことでしょ。』程度に考えておしまいでした。

皆さんも同じような感じだったりしませんか?

学生時代からその傾向はあって、ある授業で先生が『日本が誇れる文化は何かわかるか?漫画とアニメだよ、オタク!』と熱弁していたときに『んな馬鹿な!』と鼻で笑っていました。しかし今は、うんうんと首を縦にブンブンできます。

引用:https://bokete.jp/boke/85593172


NewsPicks企画『歴史をRethinkせよ』の波頭亮さんと磯田道史さんの対談にて、『日本人は遊びのオタク性質が強く、夢中になると1つの物事を多様に、他の追随を許さないほど深く追求する。』という話がされています。例えば、釣り針の話があって日本の釣り針は他国に比べて10〜30倍も種類が多いそうです、オタクってすごい。

引用:https://newspicks.com/news/6829215/body/


最後に

オタクは「自分を楽しませる能力に優れ、好奇心のままに好きなことに夢中で生きていく人たち」だと思います。

すごく幸せな人々だなあと、そしてオタクをちゃんと知っていくことは1種の幸せ研究にもなりそうだと思いました。「幸福論」を書いた哲学者ラッセルも『幸福とは、熱意をもった生活を送れること』と言っています。これがオタクも指しているのかはわかりませんがオタクの推し活には熱意がこもりまくっています。

引用:amazon


友人から紹介された『中島らものたまらん人々』を読みましたが、それよりもたまらん人々と日々接し、刺激を受ける毎日で楽しいです。

ここまで読んでくださりありがとうございました!これからもお見守り頂けますと嬉しいです!


viviONで一緒にオタク研究をしませんか?

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「オタクってどんな人々か研究したい!」「オタクを幸せにするサービスを考えて提案したい!」などUXリサーチチームの仕事やviviONの社風に興味をお持ちいただけましたら是非お気軽にご応募くださいませ。

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