Webメディア戦略部・リクルートチームで採用担当を務める長田みなみ。2018年未経験ながらワクトリへアルバイト入社。営業部・Webメディア戦略部の立ち上げを経て、現在は、リクルートチームで採用担当として活躍する。一度退職の道を選択したが、2023年再入社。アルバイトから入社した彼女が、ワクトリで活躍する事となり、どんな経験をしてきたのか。採用担当として携わる今何を思うのかを聞いた。
▼Profile
長田 みなみ
入社:2023年2月
部署:Webメディア戦略部/採用担当
趣味:舞台鑑賞・離島巡り
とにかく自分の「やってみたい」を信じ、突き進んでいたあの頃
―本日は、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。普段は、自分が話を聞く立場なのでなんだか緊張しますね(笑)
―まずは、ワクトリへ入社する前の経歴を教えてください。
高校を卒業後、幼い頃からの夢であったダンサーを目指し、ダンスの専門学校へ進学しました。その後は、特に就職はせず、ダンスチームでの活動の傍らスポーツジムでジムインストラクターのアルバイトを行っていました。その後、沖縄県の石垣島へ単身で移住し、セラピストとして働いていました。
―え?沖縄に?なぜ急に沖縄で働くことになったのですか?
正直勢いです(笑)ただ、スポーツジムで3年程働く中で、ジムでは、お客様の体に触れてはいけないという決まりがあった為、会員様へは、口頭での指導やアドバイスを行うのみでした。その経験を通し、より近くで《お客様の力になれる仕事》に進みたいと考え、お身体の施術でお客様を癒す事のできるセラピストに転身を決めました。
そのタイミングで「せっかく新しい事を始めるなら全く知らない場所でスタートしてみたい!」「せっかく環境を変えるなら大好きな海がある沖縄に行っちゃおう!」と完全に直感で決めましたね。そこから約2年、沖縄県・石垣島で生活をしていました。
―行動力がすごいですね…石垣島での生活はどうでしたか?
ありがとうございます。そうですね、石垣島で過ごした期間は、私にとって”とにかく濃厚”その一言に尽きます。というのも、勢いで「石垣島に住むぞ!」と意気込んで島へ渡ったものの、元々何もかもすぐ手に入る場所で生まれ育った私にとって、コンビニやスーパーまで自転車で30分…遊びに行くにも、ご飯を食べに行くにも、移動時間がかかる環境に戸惑いました。もちろん頼れる人や知り合いもいなかったので「もっと調べるべきだった」と毎日後悔していましたね…(笑)
ただ、時が経つに連れ、友達も沢山でき、最終的には、石垣島祭という伝統的なお祭りにダンスチームのメンバーと出演を果たすというものすごい経験もできました。
沢山の人と出会い、様々な感情との葛藤、人として成長を感じられました。《石垣島での経験があったから今の自分がいる》と心から思っています。
―そこからどうして、ワクトリに入社する事になったのですか?
石垣島での生活を通し、大好きだった美味しいお店が、従業員不足により閉店という悲しいニュースを目にしたり、私自身も人手不足を埋める為、連勤を行わなければならない過酷な労働環境であったり、東京では感じた事のなかった《地方の人材不足》を身をもって体感しました。
そんな時に、ワクトリの存在を知り、ワクトリであれば大好きな石垣島にも、小さい頃からワクワクさせてもらっていたあの観光地にも《人》を通して貢献できるのでは?と思い興味を持ったのがきっかけです。
また、私自身、移住を決意したものの、見知らぬ土地での生活には《不安》や《助けを求めたくなる瞬間》も多く「あの時、誰かに頼る事ができたら良かったな」とも思っていました。
だからこそ今度は私が、これから一歩踏み出そうとしている皆さんの不安をフォローしたり、地方での生活を体験する中で感じた《行動したからこそ体感した価値のある経験の案内人》になりたいと思い、2018年にワクトリへアルバイトで入社し、人材コーディネーターを担当する事となりました。
その後、正社員登用を経て、Webメディア戦略部立ち上げ、オウンドメディア運用やプロモーション業務に携わる中で、ワクトリのカルチャー以外にも経験を積んでみたいと思い一度退職を決意しました。その後、セールスプロモーション事業を行う会社へ転職したものの、離れたからこそわかるワクトリの魅力やサービスに込められた想いへの共感を再確認し、2023年2月にワクトリへ再入社しました。
―ちなみにどうしてアルバイトでの入社を選ばれたのですか?
私の場合、お恥ずかしい話ではありますが…当時、正社員になりたくなかった訳ではなく、正社員へのなり方が分からなかったというのが正直なところです。というのも私は、今まで正式な就職活動もした事、キャリアセンターに通ったこともありません。当時は、自分で何かを調べる力も乏しく「生きぬく力には、自信があるけど、学歴やスキルがないから正社員なんて私にはなれない」と諦めていました。
だからこそワクトリで「正社員にチャレンジしてみないか?」と代表から声をかけてもらえた時は、自分の今までの経験を評価してもらえた気がしてすごく嬉しかったですね。
2020年度社員総会では、社員投票で決まる特別賞を受賞する事ができました。自分の今までやってきた事が会社だけではなく、メンバーにも高く評価していただけた事は、すごく嬉しかったですし、自信にもつながった瞬間でした。
①出張in山形・米沢市
②研修旅行in草津温泉/営業時代は全国各地飛び回っていました!
自らのアイディアや意見交換を行う中で生まれる採用手法
―現在の業務内容を教えて下さい。
現在は、Webメディア戦略部《リクルートチーム》の一員として、中途・新卒・アルバイト・インターン等含めワクトリに関わる全ての採用に携わっています。メイン業務としては、事業目標の達成のために必要な人員計画を立て、人材を確保するための人材採用業務です。
具体的には、求職者にワクトリを広く知ってもらうための企業説明会や広報記事の執筆、面接、応募対応など管理全般を担当しています。
―採用に携わる事になったきっかけは、どこからだったのですか?
再入社をきっかけにリクルートチームへジョインしましたが、リクルートチームが発足した当初、採用手法に対して明確な仕組みが無く、採用における方針・戦略は、定まっていませんでした。チャネルに関しても、各部署のメンバーそれぞれが媒体の管理・運用を行っている状態だったので、まずはチームで《採用方針》を固め、成果を出すための優先順位を決めていくフェーズから活動をスタートしました。
採用目標を達成するには、《どのような人材が必要なのか》《どのように人的資源の価値を最大化するのか》《どのようなコンテンツであればプロモーション効果が高いのか》等、各担当メンバーそれぞれが考え意見出しを行う等、方針や戦略決めにも関わらせていただく場面にも参加する事が多くなり、その後、採用担当として正式にポジションを任せていただける事となりました。
―リクルートチーム発足後にご自身が行った事はありますか?
基本的には、チーム内の意見やアイディアの中から採用手法のアップデートや変更を行っていく事が多く、その中で、今まで様々な手法を取り入れてきましたが、最近では、
①ダイレクトリクルーティングの導入
②リファラル採用
③ソーシャルリクルーティング等を取り入れ、採用にも加速をかけています。
―具体的にこの3つの採用手法は、どのような効果がありましたか?
①ダイレクトリクルーティングの導入
より効率的なリクルーティングを行う為、人材要件を明確化しダイレクトリクルーティングの導入を行いました。求人広告や人材紹介などを介さず、望む条件に合う人材を能動的に探し出し採用することで採用率と精度の向上・候補者の層を広げる・マッチング制度の向上を生む事ができていると感じています。
②リファラル採用の導入
社員に友人・知人を紹介してもらうリファラル採用を開始しました。紹介カードや紹介インセンティブの制度を作り、リファラル採用を強化。市場では、中々出会えない方との出会いや、採用コストの削減につながり、また定着率の向上にもつながっています。
③ソーシャルリクルーティング
社員やインターン生にも協力をしてもらい、インスタグラムやX等での採用アカウント、広報アカウントを開設。ワクトリの認知拡大に加え、SNS市場を挟むことにより求職者からの応募敷居を下げ、興味を持ってもらう間口を広げる、直接的なアプローチ等を目的とし、社員紹介やコラムの投稿など現在も様々なコンテンツやアプローチ方法でアカウントを運用しています。
※制作担当に依頼をし、いつでも渡せるカードタイプのリファラルカードを発注。
QRからは、エントリーフォームに飛べる仕組みとしました。
避けては通れなかった成長企業だからこそのコンフリクト
―様々な経験を積む中で壁にぶつかった事はありましたか?
そうですね。今でこそだいぶ基盤が固まってきてはいますが、過去を振り返るとやはり簡単な道のりでは無かったなというのが正直なところです。
時代や市場の変化によって働く《人》一人ひとりの価値観や考え方が多様化したことや、働き方自体の変化、中途採用者の増加など時代背景もあり、ワクトリでもコンフリクト(※対立)は避けて通れませんでした。
例えば、
《業績を伸ばしたい経営層の意見》VS《個人の幸せを願う社員》
《他の企業や業界から持ち込まれる新しい発想》VS《今までの安定的なルール》など…
様々なコンフリクトを目にしてきました。未経験からこのポジションに飛び込んだ私としては、すごく高い壁でしたし、どんな選択をする事が正解なのかをすごく悩んだ時期もありました。
―どうやってその壁(コンフリクト)を乗り越えてきたんですか?
ただ、そこで折れてしまっては元もこうもないので、根本的なコンフリクトを生む要素やコンフリクト・マネジメント(※ビジネス上で発生する対立や衝突のマイナス面を抑えつつ、プラス面の活用)の手法や手順を理解し、上長や管理職にも協力してもらいながらマネジメントを実行していきました。
初めはもちろん、手探りではありましたが、コンフリクト・マネジメントを続けた結果、
・意見交換により相手への理解が深まった
・本質的な課題解決につながり、アイデアがさらにブラッシュアップされた
・ポジティブな競争は組織がより活性化された
などメンバーから良い意見も沢山あり、
自らの意思で"とにかくコンフリクトをポジティブに受け入れる!"という事を意識しながら社員一人ひとりが自由に意見を表明したり、議論できる雰囲気を作っていくことが大切だと感じました。
もちろん今でもコンフリクトは起き続けていますが、ただそれを乗り越えたからこそ見えてくることや、「やって良かった」と、実感できますし、成長企業だからこその、貴重な経験ができていると感じているので、現在もそういった場を定期的に作り続けています。
「正社員へのなり方がわからなかった」あの頃と今の私
―入社前に比べて成長したと感じている事はどんな事ですか?
全部です(笑)というのも、冒頭でお話をした通り、私の社会人としてのスタートは、社会人力0からのスタートだったと思っています。だからこそ、覚えるべきこと、学ぶべきこと、実践すべきことが沢山あり、入社当時は「とにかくやってやる精神」でずっと走り続けていた記憶があります。
―なぜここまで成長できたと思いますか?
自身の「やってみたい」や興味関心がピタッとあったという事もあると思いますが、沢山の失敗を経験し、右も左もわからなかった私のなぜなぜ?攻撃にとことん付き合ってくださる上司がいたり、お互いが納得するまで話し合いを重ねる事で生まれる新しいアイディアの場があったり「今度こういう事やりたいんだけど一緒にやってみない?」と新たな事業に社員を挑戦させてくれるチャンスが常に転がっていたり…大手では中々経験する事ができない経験があり、毎日が刺激的、そして常に《成長》を感じられるからこそ、ここまでこれたのかなと思っています。
普段、面接や説明会で《仕事のやりがい》や《ワクトリの強み》を聞かれることがよくありますが、
「ワクトリのメンバーとして、会社と共に成長できていると感じること」
だと私は思っています。
数年前、現在では、年間50万人の方にご利用いただいているオウンドメディア《ワクトリWORKTRIP》の制作チームに抜擢された際、当時は、とにかく不安しかありませんでした…
・どんなサイトだったらユーザーは使いたくなるのか?
・どんな内容が掲載されていれば、申し込みたくなるのか?
・どんなブランディングであればワクトリの想いを世の中に伝えられるのか?
・どんなデザインや導線でユーザーがあれば使いやすいのか?など
とにかく、毎日必死にとことん考え、とことんメンバーと話し合い、大変なことも多い時期ではありましたが、リリースまでずっとワクワクしていた事を今でも覚えています。
だからこそ、現在のワクトリ(WORKTRIP)を見て、興味を持ち、利用してみたくなった等のお声をいただけるのは、本当に光栄な事ですし、純粋に嬉しいです。
こういった経験に携われた事、そして現在も新たな事に挑戦できているのは、ワクトリだからこその魅力だなと再入社し改めて感じています。
ただ自分の《強み》のみを活かした挑戦だけではなく、自身の《弱み》や課題を克服できるよう《苦手な事》とも向き合う事は、大事だと思っています。
現在も、新しい事にチャレンジさせていただく瞬間は、壁にぶつかったり《できない自分》に嫌気がさす事もあります。でも、自分が悩んだ時は一緒に悩み、出来たときは一緒に喜んでくれる、そんなメンバーがワクトリには多いので《会社と一緒に未来に向かって歩いている》そんな実感が感じられているんだなと思っています。
勇気を出して一歩踏み出した先にある経験をワクトリを通し届けていきたい
―今後の目標を教えて下さい。
私には、ワクトリに入社した際、成し遂げたい2つの軸がありました。
1つ目は《大好きな観光地の人材不足の解決したい》
2つ目は《勇気を出して一歩踏み出せる人を増やしたい》ということ。
2つ目に関しては、私が沖縄での生活を始めたばかりの頃、石垣島には友達はもちろんの事、知っている人、頼れる人は一人もいませんでした。生活を始めた当初は、なかなか島に馴染むことが出来なかったり、地元が恋しくて、ホームシックになったり「もうこのまま船に乗って夜逃げしよう」と何度も思い常にリュックに荷物を詰めて準備していました(笑)
ですが、石垣島を離れるとき、友達は両手で数えきれない程に増え、思い出せないくらいの最高の思い出が沢山できました。2年間というそこまで長い期間の生活ではなかったですが、私はあの2年間で本当に沢山の経験ができ、自分自身の成長にも繋がり、あの時勇気を出して一歩踏み出した自分に誇りを持って地元に帰ってきました。
自分自身がこのような《価値のある体験》を経験し、自分の経験に誇りを持てたからこそ今後も《勇気を出して一歩踏み出せる人》を増やせるようなサービスの提供や、プロモーション、そしてこの想いに共感してくださるワクトリのメンバーを増やしていきたいと思っています。
その為に《旅してはたらくWORK TRIP》という共感型求人サイトの運営、そしてワクトリという新しい働き方をより多くの方に知ってもらい、受け入れてもらう事が大切だと思っています。
石垣島のお家から見るこの景色が大好きでした!と笑顔で語ってくれました。
―このインタビューを読んでくださっている方にメッセージをお願いします。
For the future, For the challenger
観光業界の未来へ、挑戦する全ての人へ
新たな可能性を広げるサービスを提供し続ける
これは、ワクトリの新たなVISIONです。
新型コロナウィルスの感染拡大により、観光産業は大きな打撃を受け、私たちワクトリも、とても苦しい時期を過ごしました。ですが、新型コロナウィルスの緩和、円安や日本人気による、インバウンド急増などの影響により、2024年現在、旅行者は増え、観光産業は、コロナ禍以前の賑わいを戻しつつあります。
ただ、その裏で、コロナ禍で事実上の休業を強いられた宿泊・観光業では、解雇や雇い止めの動きが拡大し、多くの方が職を失い、観光業界を去りました。その結果《客足が戻っても、人手不足で業務が回らない》という深刻な事態に陥っています。
実際に社内でも「◎◎ホテル、スタッフが集まらなくて半分しか部屋を開けられていないみたいだよ」とか「◎◎旅館はインバウンドのお客様が急増しているから外国人スタッフを早急に求めているそう」等の声を聞く機会も多く、観光業界の人手不足に拍車がかかってきているなと日々実感しています。
コロナ前から観光地と関わりを持ってきたワクトリだからこそ、観光業の力になれる事は沢山あると思いますし、今後も、設立当初から大切にしてきた《観光地とのつながり》や人材事業だけではない《ワクトリ独自のプロモーション力》等を活かし、この大好きな日本の観光地を盛り上げ、貢献できるよう、新たな可能性を広げられるサービスを提供し続けていきたいと思っています。
~最後に~
ここまでお読みいただきありがとうございます。ワクトリは《挑戦する全ての人》を応援しています。だからこそ、一緒に働くメンバーには、様々な経験をしてもらい、過去を振り返った時《自身の成長を強く感じられるメンバーが多い》そんな組織にしていきたいと考えています。
たとえ現在、学歴・スキル・経験に自身が無くても、
・目標のための:行動力
・わからないことをわからないままにしない:好奇心
・誰かの力になりたい:応援力
そんな、誰しもが心の中に秘めている《小さな炎》さえあれば問題ありません。ワクトリには、「チャレンジを認めてくれる」「失敗を認めてくれる」「面白そうな事の挑戦への背中を押してくれる」そんな環境があり、そんなメンバーが多いからこそ、その小さな炎を《大きな炎》へ進化させていけると思います。
今後もワクトリは、成長を止めません。そのため、組織の編成、新たな事業の展開、社員の増員など、様々な事が待ってます。もちろん、どの仕事でも、失敗や不安を感じる瞬間は誰にでもあると思いますが、今後も私のように「あの時、挑戦して良かった」と胸を張って言えるそんな仲間を沢山増やしていきたいと思っています。
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