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「ホテルへの細部に至るこだわりからストーリーまで余すことなく伝えたい」 大手ブライダル企業の営業職からのキャリアチェンジ。ブランドをかたちにして、広めるための挑戦

株式会社水星に新しく入社した社員にインタビューをする入社エントリ企画。
今回、紹介するのは、大手ブライダル企業系列の新業態ホテルの営業、広報職からキャリアチェンジをして、現在は水星の経営企画室のメンバーとして、主に採用、広報の領域で活躍をしている川﨑 緋紗子さん。スタートアップのコーポ―レート部門の要として、日々仕組みづくりに取り組みながら、株式会社水星全体や、個々の店舗、サービスのブランディング、PRに挑戦しています。今回は、そんな川﨑さんに、前職ブライダル業界での経験や、水星に転職をした背景、今後挑戦したいことについてお話をうかがいました。

プロフィール:川﨑緋紗子
某ブライダル企業のホテル新事業にて開業準備室より参画。ウェディング事業部において、営業〜商品開発、広告PRをした後、2023年経営企画室として水星入社。現在は水星の広報PR、採用、業務改善を主に担当する。

人生で一番幸福を感じる瞬間、時間計算で一番高い買い物

ー現在はコーポレート部門の広報、採用等の領域で活躍する川﨑さんですが、大学は建築系の学部出身だと聞きました。

大学では、建築学部居住環境デザイン学科というところで学んでいました。空間設計の勉強をしていたので、はじめの3年間はみっちり製図や模型製作に取り組んでいました。ゼミでは、人がどういった空間や状況で心地よく、幸せを感じるのか、そのような体験をハード面、ソフト面合わせてどのように創造していくかということを研究していました。

ー水星の事業であるホテルの企画とも親和性の高い領域ですね。ファーストキャリアではブライダル業界を選んでおられますが、就職活動の際にはどのような理由で1社目の企業を選んだのでしょうか?

学生時代に1社目の系列の会社が渋谷の松濤で運営している式場でアルバイトをしていたんです。ブライダルの世界にはその時はじめて出会ったのですが、人が人生で一番幸福を感じる場面である点や、時間で計算すると一番高い買い物である点など、結婚式という特別な商材を扱うことに興味を持ちました。

アルバイトとして働いていた店舗は、60程ある系列会社の店舗の中で、当時クリエイティブ面では業界的にも最先端な店舗で、挙式の時間、料理の内容、会場の装飾などが毎施工異なるなど、業界の常識に囚われない取り組みをしていて、そんな点にも魅力を感じていました。

ー確かに結婚式って特殊な空間、体験であり、商材ですね。

私は”結婚式”というものは、やったから何かが変わるというものではなくて、ただふたりの生活の延長という自然なものとして捉え、お伝えしてきました。もう少し表現を変えるとしたら、ふたりが”夫婦”になる間の通過点にすぎないと。だからこそ、周りを気にせず、無理をしなく、その"ふたり"が"夫婦"になるまでの間で大切にしたいことや、今できる表現の仕方を尊重したいと思っていました。

自分の中では、初対面のふたりに対して、生活の僅かしか知らないこの瞬間で「結婚式のご提案をする」という大それたことではなく、どちらかというとお話の壁打ち相手のような感覚で、繰り返しふたりの言葉を拾いながら、カタチにすることをお手伝いしてました。

ー前職では、渋谷にオープンした式場とホテルが一体となった新業態のフラグシップ店に立ち上げから参加して、活躍されていたと聞きました。

松濤の店舗でアルバイトをしている時に、渋谷の新業態のフラグシップ店の計画を知って、前職の代表からお話いただけたことをきっかけに開業準備の段階から参加することになりました。ウェディング事業部のメンバーとして、顧客対応から商品開発、広告、PRなどの業務を経験しました。

ー広告、PRのお仕事は今の水星の担当領域と近いですね。

そうですね。都内のブライダルは競合が山のようにいる世界なので、広告、PRの業務ではどうやったら、私達の空間やサービスでしか実現できない価値を伝えることができるのかということを、事業部長とメンバーと一緒に思考錯誤していました。今の日本にないアイディアや理想のイメ―ジなど、「今までになりものをつくりたい」という思いを持ったチームだったので、大変だけどやりがいのあるお仕事でした。

広告、PRのお仕事では、私は全体のプランニングをやっていたので、計画を立てて、撮影現場では早朝や日が暮れるまで時間かけて撮影して、手間暇かけて出来上がった広告が雑誌などに掲載されて、その広告を見たお客様がブライダルフェア来てくれるところを見届けるまで、責任を持って担当していました。

ー機能だけではない情緒的な価値をいかにビジュアルやコピーで訴求するかというのは、ホテルのブランディングやPRにも通じるお話ですね。

組織の中からブランドをつくること、広めることを極めたい

ーその後、水星に転職をすることになった理由について教えください。

前職で一通り経験を積んで良い区切りだと思っていたので、環境を変えて、新しい挑戦がしたいと考えていました。はじめは次の職場は、ある程度時間をかけて探してもいいなと思っていたんです。

そんな時に、たまたま旅行で金沢の香林居に泊まる機会があって、運営をしている水星に改めて興味を持ちました。以前から、メディアを通して、会社の存在や翔子さんのことは知っていたのですが、もっと、深く知りたいと思って、はじめはそこまで転職のことは意識せずに、軽い気持ちでカジュアル面談に申し込みをしました。

ー軽い気持ちで面談をして、気がついたら入社していたパターンですね(笑)
どんなことに挑戦したいと思って、水星に入社したんですか?

広報戦略、採用戦略に関わる業務を通して、ブランドをつくること、広めることをもっと極めたいという思いが強いです。例えば、ホテルの魅力について、はじめてのお客様には分かりやすい特徴やイメージなどを訴求するだけでも良いかもしれませんが、2回目、3回目で来てくださるお客様に対しては、細部のこだわりやホテルがこの土地にある意味やストーリーをしっかりと伝えたいと思っています。お客様との様々なタッチポイント、HPやSNS、WEB上の口コミやから、ホテルのフタッフまで、全体を通して、ホテルのブランド価値、体験価値の向上に繋がるような情報発信の仕組を設計したいと考えています。

ーゼロイチで何かを生み出すというより、あるものの価値をどうやって最大限引き出して 伝えるかということに強い関心を持っておられると感じました。

そうですね。私のミッションは対外的なブランドの発信、浸透だと思っています。
社外にブランドの価値を発信していくためには、まず、社内に浸透させることが重要です。ホテルの現場では、支配人以外のスタッフも全員、自分たちホテルの価値やストーリーを語れるようになって欲しい。また、ホテルのブランドの価値の向上に繋がる、イベントの企画や商品開発ができるようになって欲しいと思っています。そのためには、まずは、ブランドに対する共通認識や、ガイドラインを整備することが必要になるので、現在取り組んでいるところです。

最終的には、すべての現場にいるスタッフ一人ひとりが自分の言葉でブランドを語れるようになって、ルールやガイドラインを自分たちでアップデートしていけると理想だなと思っています。時間はかかりますが、私達が目指している旅の目的地となる指名買いされるホテルであるために必要なことだと思うので、根気強く続けていきたいと思います。

想像以上にみんな、いちからやっている

ー水星に入社して、感じたこと、気づいたことなどはありますか?

実際に入社してみて、想像以上にみんないちから、なんならゼロからやってるんだなということを知りました(笑) 外から見ると完成されているように見えるものでも、はじめは、なにもないところからこつこつ積み上げてつくっていることを目の当たりにして、日々刺激を受けています。水星には質の高いハングリー精神を持つ多種多様な人材がたくさんいるので、そんな個性豊かな人たちと一緒に働ける環境はすごく楽しいです。

ー川﨑さんは採用業務では中途採用の面談も担当していますが、水星に合うと思う人や一緒に働きたい人物像について教えてください。

キーワードをあげると、目利き力がある人、構造的にものことを捉えることができる人、ハングリー精神がある人。水星はスタートアップ企業なので、カルチャーマッチが非常に重要だと考えています。広報の活動や面談を通して、私自身も水星のカルチャーを発信し続けていけたらと思います。

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