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【シリーズ 自己実現の群像 7】ハピタス事業 戦略チーム 西ふみ

会社という人の集団には、多かれ少なかれ、重要なターニングポイントが訪れる。もちろんオズビジョンにも。2012年、前身の「ドル箱」から「ハピタス」への完全リニューアル。2013年、新規事業へのトライアルがこのころより始まった。2016年、ハピタスの経営を複数のリーダーで行う「戦略チーム体制」の発足。そして20XX年、採用を契機とした海外進出構想。そのターニングポイントの最前線に、常に西がいた。

最前線に立つこと。99%が挑戦であり苦しみである。残りの1%の果実さえも保証されてはいない。ゆえに、仮に挑戦を選択することを拒んだとしても、少なくとも非難されることはないだろう。しかし、結果として西は、全てにおいて挑戦することを選んできた。1%の果実を得るために。1%とは果たして何か。そこにどのような自己実現を見ているのか。日々、戦略チームの要として厳しい仕事に邁進する西。普段あまり触れることがない西自身の価値観に踏み込んでみた。

底抜けの率直さが信頼へとつながった

入社当時、オズビジョンはまだ10人に程の組織でした。理念経営という考えもなかった。まさに黎明期です。デザイナーを募集しているということで応募し、そこではじめて代表の鈴木さんと会いました。当時身を置いていた環境で働いていた人の中で焦点があたっていたのは、エンジニアであり、デザイナーやライターは二の次という風潮がありました。デザイナーだった私は、エンドユーザーの体験そのものを創造するデザインというものの価値を信じていましたし、その価値を共有できる人、別の言葉でいえば信頼できる人を求めていました。

そんな私に、鈴木さんは、初対面にもかかわらずデザインにまつわる様々な課題を包み隠さず話すわけですよ。「これこれこんなことで悩んでるんですよ」 「感覚でいいだの悪いだのって言うのからもう抜け出したくて」 「チームつくろうったって経験の少ない人ばかりなんでねえ」 って。これはすごい人だ。ここまで率直な人だったら信頼できる。私の信じる価値をそのまま受け止めてもらえる。そう感じたのが入社を決意した最大の理由です。

「やる?」「やります」という意志決定

ターニングポイントですか。確かに。振り返ってみると会社のターニングポイント、ここぞという時には、結果的に最前線にいましたね…。ハピタスへのリニューアルのときには、私はデザインチームのリーダーで、全体が一番見えているうちの1人でした。半分は役割として当然として、半分は私がやらずして誰がやる、ということで。尋常じゃない苦労の連続。多くの方のバックアップもいただき、なんとか成し遂げました。リリース直後はお取引先の皆さま、ユーザーの皆さまなど、いろんな方に大変な迷惑をかけてしまいましたが、とても大きな経験でした。

新規事業へのチャレンジ。「スマートカート」。日用品をネットで買うとき最も安いサイトをカート単位で比較検討できるという、鈴木さん発のプランです。チームを組成するにあたって鈴木さんから「やる?」と言われ。「嬉しそうな顔してたから、そのとき西さん」だそうです。スマートカートは結果的に撤退となったのですが、オズビジョンで2番目の新規事業にどっぷりはまることができました。

そして今も担っている戦略チームという職務。これまで事実上鈴木さんが常に陣頭指揮をとっていた主力事業のハピタス。オズビジョン史上はじめて、誤解を恐れずに言えば「鈴木さんからハピタスの運営責任を受け渡してもらう」という体制を実現しました。新しく入社してくれた優秀な人にもチームに加わってもらい、自分たちの力で基幹事業の運営を行うという挑戦です。私はチーム全体をリードするいわば事業責任者という立場。これも、ある年の経営合宿の時に鈴木さんから「参加する?」と聞かれ、やや軽い思いで「行きます」と答えたことが発端となって巡ってきたチャンスです。

ハピタスはほんとうに価値のあるメディア。私は心からそう思っています。もっと多くの方に知っていただきたい。もっとハピタスを良くしていきたい。そのためにできることはまだまだたくさんある。私にできることが。

自ら望んで限界まで頑張れるという幸せ

最前線に立つ選択をしない、という意志決定も可能だったでしょう。出会ってきた選択肢は、そのときの立場から与えられたもの、人から声をかけられて得たもの、さまざまです。共通しているのは、選択肢をチャンスととらえ私自身の意志として取ってきた、ということ。その先にはどんな果実が待っているのか、1%の可能性が高いのか低いのか、選び取った瞬間には正直わかりません。が、私は「やり始めた以上必ずやり切る」という力量については、唯一自信があります。期待していただき、その期待を自らの意志で受け入れ、挑戦し、苦闘し、その暁に見る未来を見る。

オズビジョンの最も良い所はそこ。自分で望んだことを全身全霊でやり遂げるチャンスがある。建前でなく。理想論でもなく。腹を括って強く望めば、若手でもベテランでも。新卒でも中途でも。デザイナーでもエンジニアでも。わたしでも。あなたでも。

次のターニングポイントがドアをノックしている

いつか海外で仕事をしてみたい。そんな夢がありました。不思議ですよね。次のオズビジョンのターニングポイント。「海外」というキーワード、あるんですよ。それもそれほど遠くない未来に。あとはもう私の腹括り次第。そこまで来ています。チャンスが私の扉をノックしている。いつドアを開けるか。でもまだハピタスとがっつり組んでやりたいことがありますから。少しだけ待ってもらえないかな。

オズビジョンは「仕事を通じて自己実現したい方」を募集しています。ご応募をお待ちしております。

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