こんにちは、Magic Moment採用担当です。
Magic Momentのプロダクトチームは、プロダクトマネージャー(以下PdM)が業務委託含め3名、デザイナーが1名のチームです。今後はさらなる成長に向けて、デザイン設計を強化していく予定です。そこで今回は、デザイナーの田中と、プロダクトチームを率いる中村、PdMの長谷川にインタビューを実施。プロダクトデザインで大切にしていることややりがい、Magic MomentならではのUI/UXデザインの魅力について語ってもらいました。
■プロフィール
UI/UXデザイナー 田中 良樹 (上記写真:中央)
2018年に新卒で株式会社LITALICOに入社。UI/UXデザイナーとして、福祉施設向けの事務作業を一元管理できる運営サービスのデザイン全般を担当。BtoBSaaSで業務効率化をすることで、人がやるべきコア業務に集中できることに魅力を感じ、1からプロダクトデザインに関わりたいと、2021年1月に株式会社Magic Momentにジョイン。
プロダクトマネージャー 長谷川 英俊(上記写真:右)
2019年4月、大学在学中に株式会社Magic Momentでインターンとして入社した後、CEO村尾が考えるプロダクトの世界観に共感し、2020年4月に新卒として社員に。ビジネス部門で、インサイドセールスやマーケティングを担当後、2020年にプロダクトチームに加入。新機能立案や機能改善のデザイン、リサーチ等を担当。
プロダクトマネージャー 中村 将平(上記写真:左)
2009年に株式会社キャリアデザインセンターに新卒入社。2012年に株式会社リクルートマーケティングパートナーズに転職し、スタディサプリのプロダクトマネジメントや事業開発を担当する。その後、2020年に株式会社カケハシに入社。薬局の経営をサポートするMusubiのプロダクトマネージャーを務める。Magic MomentのコアバリューであるGO TRUE WAYに共感し、2021年11月に株式会社Magic Momentにジョイン。プロダクトマネージャーとしてMagic Moment Playbookの価値最大化に向けた舵取りを担う。プロダクトチームマネージャーも務める。
営業担当に寄り添い、時にはリードするプロダクトをつくる
ーー本日はよろしくお願いします!まずは、Magic Moment Playbookのデザインで大切にしていることを教えてください。
中村:Magic Moment Playbook(以下、MMP)において重要なのは、UXデザインだと考えています。MMPが特徴的なのは、これまで営業向けツールとして提供されてきたBtoB向けSaaSのほとんどが管理者向けツールだったのに対し、営業活動そのものをサポートすること。営業担当が、雑念なく真剣に顧客との信頼獲得に集中できるようなプロダクトにしたいと考えています。だからこそ、ユーザー体験の向上を第一にデザインを設計しています。
田中:そのために一番大事なのは、プロダクト自体が営業担当者に寄り添っていることだと思います。「寄り添う」も、ただ付き従うことではありません。斜め前から導くイメージが強いです。逆に、「◯◯をしなさい」といった命令口調だと、本人のモチベーションが下がります。よく擬人化して考えることが多いのですが、先輩からアドバイスをもらうようなイメージですね。「お客様がこんな話をしたときはこう伝えたらいいのでは」と、アドバイスをしつつ、本人の意志決定に寄り添うサービスにしたいと考えています。
また、MMPのメインユーザーは、まだ営業がよく分かっていない人たちです。入社初日の営業担当を育成できるようなツールとしても活用できるようにデザインしています。
ーー実際に、営業初日の方でも使いやすいように意識している点はありますか?
田中:直感的に使いやすいプロダクトになることを意識しています。言うのは簡単ですが、実際の機能に落とし込むのはとても難しいです。今、まさに挑戦している部分でもあります。
特に意識しているのは、UIとしてだけでなく、体験(UX)として分かりやすいデザインにすることです。直感的であるならば、ただただ「次は◯◯をする」という動作だけが分かればいいかもしれません。しかし、それでは営業担当者は納得感を持てませんし、機械的な作業では、スキルアップにもつながりません。「今お客様はこういった課題感を持っているから、こうやって聞くべき。一流の営業担当者はこういった聞き方をしているから、参考にしてみよう」など、営業担当者が次のアクションに納得感を持てる体験をつくることが大切だと思います。
中村:営業の思考がそのまま画面に映し出されるようなプロダクトが理想です。そのために意識している点は、余計な情報を出さないことです。情報がありすぎると、営業担当にとっては、どれに着手すべきか分かりません。「今あなたが優先的にアタックするべきは、このクライアントです」とダッシュボード上に明確に示すことで、迷いなく今やるべきことが分かるようにしています。
一方で田中が言うとおり、命令口調の絶対的な上司のような存在になると、育成につながりません。シンプルにするところはシンプルに、納得感を持ってほしいところは詳しく、このバランスが重要だと考えています。
明確なルールがないからこそ難しく、面白い
ーーMMPのUI/UXデザインにおいて、難しさを感じることを教えてください。
田中:僕は前職で、法律やルールが明確に定められた領域のデザインを担当していました。一方で営業には、明確なルールも解もありません。だからこそ難しいし、それを理解してデザインに落とし込むことの面白さを感じます。「そもそもこの数字には、どんな意味があるんだっけ」と常に立ち返るようにしていますね。
ちょうど今、デザインをしていく上で指針となる「デザインルール」を製品開発チーム全体で話し合いながら一つ一つ丁寧に言語化を進めています。「営業に携わる誰もが顧客のために ”真剣に価値を提案する” 世界の実現」のためにプロダクトのデザインはどうあるべきだろうかとブレイクダウンしているのですが、「営業に寄り添う」という言葉が最初にあがりました。
これは法律といった明確なルールがないからこそ、プロダクトのユーザーである営業担当者の気持ちや業務の課題を手がかりにプロダクトを作っていこうという思いが込められているエピソードだと思っています。
写真:デザインルールについて話あったワークショップ
長谷川:先ほど「直感的」を実現したいという話がありましたが「直感的」の反対として、難しいという意味合いの「難解」、または、何をしたらいいのかわからない「無」の2パターンがあると考えています。逆説的に、「難解」「無」ではないプロダクトデザインが大事だと考えています。
これまでも、「難解」「無」に陥ってしまったことがありました。例えば、営業担当者になじみのない言葉を使ってしまったり。「エンゲージメント」などのカタカナ言葉を、お客様が正しく理解しているものだと思い込んでいて、言葉遣いが難しいとフィードバックをいただきました。まずはプロダクト独自の言葉を使わないこと、かつさまざまな用語や概念を広めていく必要があることを実感しました。リリース当初から改善を進めてきましたが、まだまだすべてが解決されたわけではなく、今後もブラッシュアップが必要だと感じています。
中村:MMPはボトムアップで営業現場から営業の仕組みを変えることを目指している、唯一無二のプロダクトです。しかし過去には、「営業組織を変えたい」という思いが強すぎて、営業担当にとって使いづらいプロダクトになってしまったことがありました。
長谷川:そうですね。お客様が感じている課題にフィットしていても、定常業務にフィットしないというケースもありました。MMPが目指す「営業を変える」という点で喜びの声をいただける一方で、日常的な業務における使いやすさにもこだわっていく必要があります。
人が好きなデザイナーにぴったりのプロダクト
ーーそれでは次に、Magic Momentでデザイナーとして働く面白さを教えてください。
田中:ユーザーを知り、共感する力がそのままアウトプットに直結するところです。例えば、お客様に電話をかけるとき。「どんな情報があったら、自信をもって電話をかけられるだろうか」と想像し、仕組みとして落とし込みます。愚直にデザインに落とし込むのとはちょっと違った面白さがありますね。人が好きなデザイナーにはこのうえない環境だと思います。
それに、ユーザーに使われる喜びも大きいです。例えばフリマアプリサービスだと、1日5分画面を見ればいいほうですがMMPは、営業担当に寄り添うツールであるため、1日の大半の時間をともにします。その分責任はありますが、長い時間活用してくださる嬉しさを感じます。
中村:私たちは、本気で世の中の営業組織を変えたいと思っています。まさに今、「人」が困っている課題に対して、アプローチしていくことに面白みを感じます。成果を出したい営業担当者の助けになり、具体的な解として提案することができる。人が働く上で苦しんでいることを解決できることです。
あと、フェーズです。プロダクトチームは現在4名。MMPもこれからどんどん価値を生み出していくフェーズです。今ジョインすることで、コンセプトや機能など、1から価値提供に関われます。体験設計はMMPの成長の肝であり、そこに関われるのは、今後のキャリアにとってもプラスになるのではないかと思います。
長谷川:ユーザーが近いことに尽きると思っています。社内には、CS BPOチームという、お客様の営業活動をサポートし、そのフィードバックをプロダクトチームに伝えてくれるメンバーがいます。近い距離にいるのはありがたいですね。加えて、社内でも営業チームや採用チームがMMPを実際に活用しています。開発直後には、Demo Dayという開発した機能を社内にお披露目するイベントもありますし、直接フィードバックをもらえる環境はありがたいです。
中村さんからさきほどフェーズの話がありましたが、会社が大きくなるとUIとUXの分業が進むケースも多いと聞きます。デザインする人が、ユーザーに直接声を聞いて、それをデザインに活かすことができる。家で言うと、住む人と対話しながら骨組みから内装、その後の暮らしまで考えているフェーズです。画面設計から、体験の設計と、一通り経験できるのは大きな特徴ですね。
ユーザー体験がプロダクトの優位性に直結。プロダクト価値の源泉を一緒につくりましょう!
ーー最後に、入社を検討される方にメッセージをお願いします。
中村:デザイナーとPdMがワンチームとなることで、それぞれのスキルに横串を差し、ユーザー体験設計の向上に努めています。デザイナー、PdM、PMMがユーザー体験を設計し、それを適切に顧客に届けるためのポジションは全方位的に絶賛募集中です!我々と一緒に新たな正解を作っていきましょう!
長谷川:事業のトップラインである売上を創っていく営業といえば、ユーザーひとりひとりの成果がお客様の事業の成長にも直結する業務領域です。いち業務の効率化にとどまらず、ユーザーの成果を上げていくようなプロダクトづくりに関わりたいという方であればきっと楽しいと感じていただける環境だと思います。一緒にチャレンジしていける方をお待ちしています!
田中:私たちがプロダクトを通して目指すのは、営業に携わる誰もが顧客に真剣に価値を提案できるようになることです。そのためには営業の方にもその先にいる顧客にも徹底的に共感し、時にはリードすることが必要です。人が好きでデザインが好きな方にはチャレンジングで、だからこそ本当に楽しい環境だと思います。ぜひご興味あればお話だけでも聞きに来てください!
※本記事は、インタビュー当時の情報に基づいて作成されたものです。社員の所属部署や役職は、取材時点の情報であり、現在と異なる場合があります。