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組織の一部ではなく、“主語は自分”。これからの時代には高め合う組織が必要

鈴木 健 Takeshi SUZUKI
前職ではクリエイティブ系専門スクールにて9年間にわたりキャリア支援に従事。2012年にLITALICOに入社し、発達障害のある子ども向けの学習教室にてエリアマネージャーとして教室開設・運営や保護者さまサポートに従事。

LITALICOに入社したのは、教育分野にかける想いがあったから

僕自身がLIALICOに入社したのは、ちょうど10年前。2012年の6月ことでした。

もともと、新卒で入社したクリエイティブ系専門スクールでは学生のキャリア支援に関わっていました。教育分野に関わりたいという思いはそのまま、転職では「教育分野に掛け算で何かできることがないか?」と思って探している中で出会ったのがLITALICOでした。

社会を変えること(利他)、また同時に自身を幸せにするこ

と(利己)をうたっていたので、気になって会社説明会へ。そこでは、ビジョン実現への想いと、パワーを感じたんです。初めて障害の定義についても知りました。

また当時の取締役は自分よりも年下。そんな衝撃も受けながら「ここに人生かけたい!」と思って入社を決めました。

LITALICOでは発達障害のある子ども向けの教室事業のLITALICOジュニアでマネージャーをトータル5年、そしてプログラミング教室・ロボット教室のLITALICOワンダーで1年経験しました。

満を持してLITALICOライフに異動。でも“保険の営業”にバイアスも

LITALICOライフ(以下、ライフ)にはオファーをもらって異動が決定しました。当時の事業部長に「すべての人の障害をなくしていく新規事業」「方法はライフプランニング」だと聞き、それはいいなと思って。

前職の専門スクールでも、経験として一番得意だったのは、その生徒さんのキャリアを一緒に考えていくことでした。入り口の授業提供から、卒業までをワンストップで見るのが得意だったんですよ。

LITALICOの中で経験を積んだことで、発達障害についての知識も身についてきている。ちょうど自分のキャリアとしても、次のステージに進みたいと考えていた時期でもありました。

その矢先にオファーをもらったので、めちゃめちゃ良いタイミングだった。
ですが…一つだけ気になってたのが最終的なキャッシュポイントが「保険」だということ。

僕自身が正直、保険に対してのアンチテーゼが強かったんです。正確には「保険」という商材ではなく「保険営業」に対してなんですけど。

けっこう保険営業の方自身の利己的なところが強かったり、実際に売り込み強かったりも経験がありました。だから、そこに対しては「大丈夫かな?」という懸念があったんですけど。

とは言え、人生経験だと思って飛び込んでみることにしたんです。

いろいろファイナンス分野を学んでいく中で、「保険」というのは非常によい仕組みで、かつ良い手段として活用できるものだということが理解できました。

僕が嫌いなのは保険ではなく、その保険営業の方の中で利己的で顧客本位ではない人が嫌いだっただけなんだ、と腑に落ちて。

そして自分自身が、“押し売りの営業”になってしまわないように、また自分が世の中に本当にあるべきライフコンサルタントになったらおもしろいんじゃないかと思い始めたんです。

新規事業として4年。次のフェーズを迎えている今思うこと

ライフの事業に関して言うと、本当に社会貢献性が高いという風に感じています。

特に発達が気になるお子さんやご家族のライフプランって、情報がない中だと本当に見通しが持てないので。

僕らはそこに対して、親亡き後までのリスク等の対策などを認識しています。それをちゃんとお客さまに理解してもらうだけでも全然違うと思いますね。

その貢献度合いが高いので、異動してこの4年間、ずっとモチベーションが高いまま仕事できています

あとはやっぱり、新規事業を成長させていくことに携われた経験は本当に大きかったですね。

一番のピンチはやっぱりコロナ感染症拡大の影響だったんですけど。でも、どんな状況でも「どうすればできるか」って考え抜いて、それまでは対面だったお客さま面談をすべてオンラインに振り切って。

そうしたら、関東にしか届けられていなかったライフのサービスが、むしろ全国の方々へサービスが届くようになりました。

一方で、今4,000世帯以上の方がご契約いただいていますが、ライフは単発で出会って終わりという関わり方だけを目指しているわけではありません。

次に目指すところとしては「ライフに関わって良かった」とか「困ったときには相談できる」という仕組みを本格的につくっていくフェーズに来てるかなって思っています。

ライフと出会ってくれたみなさんに定期的に情報をお伝えしたり、僕らと関わることで「こういう進路選択すると、こんな風になるんだ」とか、お金で困ったときに「こんな風にサポートしてもらえた」とか、万が一のことがあったときに「こういう保険金が入ってきて安心できた」とか。

お客さまの「ライフと出会ってよかった」を本気でつくりにいきたいなと思っています。

組織の“一部”ではない。「主語は自分」を大事にしたい

ライフはすごく楽しいですが、大変さも一定あります。

大変なのはOKRという目標を追っているから。自分自身に一定の負荷をかけ続けています。

個人のビジョンと事業ビジョンを重ねる"OKR"って?ライフ流、目標設定のあり方|LITALICOライフ 公式note|note
みなさん、こんにちは!LITALICOライフ編集部です。LITALICOライフの行動指針の一つにも記載されている「OKR」という目標設定について詳しくお伝えします。 今回お話をお伺いしたのは、コンサルタントの鈴木健(すずき たけし)さんです! 鈴木健(すずき たけし) ...
https://note.com/litalico_life/n/ndd7c5103bc21


「大変じゃない」ということは、自分をコンフォートゾーンに置いてるということだと思うんです。(ただ、本人にとってパニックゾーンだったら精神的負荷が強すぎるんで、気をつけたほうがいいんですが…)

そういう意味では「互いに高めあう組織」でないと、これからの時代、事業成長は乏しくなっていくと思っています。

数値至上主義になってもダメだし、ましてや「数字上げない人はやめてしまえ」みたいな感じになってもダメ。一方で、数字は気にしなくていいよね、と傷のなめ合いになるような組織もダメだと思うんですよね。

誰から言われるわけでもなく、自らでより高みを目指すし、自分の限界を突破していく仲間から刺激を受ける。

つまり、程よい「ラーニングゾーン」に身を置き続けることがとても重要なんです。

ライフのメンバーも70名弱と増えてきました。

ただ組織が大きくなったからと言って、いち組織の一部になるみたいな感覚ではなくて。
やっぱり「主語は自分」で、顧客価値を追求していくことが大事だと思っています。

多様な仲間が集まっているので、能力やスキルのでこぼこはもちろん、あってもいい。
でもすべての人にリスペクトできるポイントって必ずある。
一緒に働く仲間を誇りに思う。

そんな風に、200人、300人と組織として大きくなっていっても、個が躍動する組織であり続けたいと思います。

やりたいのは“関わる人を本気で幸せにする”こと

僕が実現したいのは「関わる人を本気で幸せにする」ということ。
その想いで前職も教育に関わってきましたし、LITALICOにもやはりその思いで入社しました。

そこはまったく自分の中で変わってなくて。

LITALICOが目指すビジョンは「障害のない社会をつくる」こと。この10年、LITALICOはずっとビジョンにまっすぐ進んでいます。

自分の目指してることと重なっている分、すごく感銘も受けます。

また会社が本気でビジョン実現を目指して進んでいるから、自分がやりたいって思う道にまっすぐ向かえばいいだけ

会社の目指す方向と、自分の向かいたい方向が合致してる。
だから10年以上、働き続けているんだなと思ったりしますね。

この会社で働く理由を、人ではなく自分のビジョンと重ねたから、今があるんだと思います。


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