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【代表インタビュー】株式会社レガシー創業のストーリーと目指す未来。

私たち株式会社レガシーは、『社会インフラを支える企業と人材をつなぐ会社。』として、建設・不動産業界に特化をしたヘッドハンティング・採用支援事業をを手掛けています。

今回は、代表取締役の高木にインタビューを実施。一緒に働くメンバーへの期待や、レガシーの未来像などをうかがいました。

【プロフィール】

高木健輔:当社創業者及び代表取締役。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、M&A仲介会社に新卒入社。建設セクターを担当するチームに所属し、大手・中堅建設会社のM&A戦略の策定支援や案件開拓を行う。ゼネコンやハウスメーカー、設備工事会社、建設コンサルタント会社等、社会インフラ領域のM&Aにおいて、豊富な支援実績を有する。
その後、国内最大級のヘッドハンティング会社での経験を経て、株式会社レガシーを創業。建設業界におけるコンサルティング経験とネットワークを活かし、施工管理、建設コンサルタント、建築士等の建設系技術者の採用支援に従事している。

「深刻化する建設業の高齢化と若手不足」レガシー創業の背景

── まず、レガシー創業の背景について教えてください。

原点は、前職時代、M&A仲介会社のアドバイザーとして、建設業界を担当していた頃の経験にあります。当時、私は事業承継問題や先行き不安を抱える中小企業のオーナーに対してM&Aを提案し、アドバイザーとしてM&Aを成約に導く、という仕事に従事していました。中でも、建設業界を中心とした社会インフラ領域を担当するチームに所属していたことから、多くの建設会社の実態を自分自身の目で見てきました。

そこで、目の当たりにしたのは、技術者の著しい高齢化と若手不足です。

私が当時担当していた、とある四国地方の中小建設会社は、技術者が全員50代でした。仮に10年後、主力メンバーが全員引退すると、技術者は誰も残らない、というような状況に、社長も頭を悩ませている日々。「人手不足」という言葉は、今の日本ではよく耳にしますが、人手不足が致命的になる日は、そう遠くないことを肌で感じましたね。

一方で、資金力のある建設会社は、人材を確保するために、他の建設会社を買収することを考えています。しかし、買収できる機会は多いわけではなく、それに加えて、多くの企業が買収意向を示すため、買収価格の競争が激しくなっており、M&Aが成立することは簡単ではありません。

このように、建設業界においては、人材確保がまさにバーニングニーズ(=頭に火がついていて、今すぐ消さないとマズい”というような顧客の課題)であることを痛感し、「社会インフラ領域」×「人材」という市場は、大きなビジネスチャンスと社会的意義があると見立て、レガシーを創業しました。

── レガシーの社名には、どのような意味や想いが込められているのでしょうか?

レガシーという社名には、2つの側面があります。

一つは、ネガティブなイメージで、レガシー業界=「堅苦しい」「変化を嫌い柔軟性に欠ける」「新規性やバイタリティがない」という意味。建設業界は良くも悪くも、旧来からの慣習や法規制が、現在でも残っている業界です。そんなレガシー業界といわれる建設業界で、新しい風を吹かせていきたいという想いを込めています。

もう一つは、ポジティブなイメージで、レガシー=「過去からの遺産や財産」「世代から世代へ受け継いだもの」という意味。私は、この「過去からの遺産や財産」を、日本の社会インフラと置き換えて考えています。全国どこに行っても整備された道路や橋、飲用可能な水道水、地震大国でも耐えうる建築物など、先人たちが築いた社会インフラは、世界的にみてもトップレベルではないでしょうか。

しかし、2040年の日本は、社会インフラが維持できず、人が住めない地域が現れると予測されています。あたりを見渡せば、改修されずに放置された道路、いつ崩壊してもおかしくない建物や橋。このままでは、地方では、そんな未来が待ち構えているのです。

それは何故でしょうか。
まもなく、建設業界に「超人手不足時代」が到来するからです。
技術者や職人は圧倒的な人手不足に陥り、何も手を打たなければ、社会インフラを守る人々が足りない世界が待ち受けています。

レガシーという社名には、人材サービス事業を通じて、先人たちから受け継いだ社会インフラを次世代に受け継ぐための力になりたい、100年後・200年後も素晴らしい日本の風景を守っていくことに貢献していきたい、という想いが込められています。

── 具体的には、どのような事業を展開されているのでしょうか。

現在、弊社のメインビジネスは、「社会インフラ領域特化型のヘッドハンティング」です。

ヘッドハンティングは、一般的な人材紹介とは少し異なります。一般的な人材紹介の多くは登録型です。転職希望者がサービスに登録し、人材紹介会社を経由し、候補者の紹介を受ける「待ち」の採用手法といえます。ヘッドハンティングでは、クライアントからの個別の依頼に応じて、必要とする人材をヘッドハンティング会社がサーチして見つけ出し、ターゲットの転職意思に関わらず、直接アプローチする「攻め」の採用手法です。そのため、転職市場に存在しない活躍中の人材を採用できるチャンスが生まれ、企業のニーズに合致する人材を獲得することが可能です。

転職活動者は、全労働人口の約6%というデータがあります。すなわち、たった「6%」の転職活動者を各社が取り合っているのが、日本の中途採用マーケットです。弊社のサービスはそこだけではなく、転職市場にいない”活躍中”の優秀人材も発掘し、本当にクライアントが求める人材を採りに行く「攻めの採用」を支援しています。 

加えて、ほとんどのヘッドハンティング会社は、あらゆる職種・業界に対応する総合型ですが、弊社は、建設・不動産業界に特化をしたヘッドハンティングサービスを展開しています。職種でいえば、建設業における「施工管理」「設計」や不動産業界における「用地仕入」等のポジションを得意としています。これらは、採用難易度が非常に高いポジションですが、創業以来、中小企業から上場大手企業まで、多くのプロジェクトを成功に導いて参りました。

競争の激しい人材紹介市場で、成長し続けるレガシーの差別化戦略とは

── レガシーの戦略について、伺えますか?

厚生労働省の発表によると、国内の人材紹介事業者は2万社を超えており、東京都だけでも、毎月100社以上のペースで増加を続けています。大手企業含めて競合他社も多い中で生き乗るため、ベンチャー人材サービス会社である弊社は、①ゲリラ戦、②逆張り戦略、の2つを戦略をとっています。

── まず、①ゲリラ戦というのは、どのような考え方でしょうか?

ゲリラ戦が意味するのは、広い分野でビジネスを展開するのではなく、特定の分野や市場で勝つことで、自社の立ち位置を優位にしていこうという戦略です。

人材業界では、名だたる大手企業が、日々、テレビやYoutube等のメディアでCMを出しています。また、大手企業は人員規模も桁違いであり、カバーしているクライアントの範囲もかなり広いです。つまり、今すぐ、知名度や求人数で大手企業より優位に立てることは絶対にあり得ないのです。

そこで弊社は、「社会インフラ領域」に特化をしています。なおかつ、マス向けにPRすることで求職者様を集めるのではなく、ヘッドハンティングで特定の個人に訴求をする手法です。狭く、深く、ビジネスを展開することで、まずは「社会インフラ領域」×「人材」という分野で、絶対的な地位を確立することを目指しています。

── 加えて、②逆張り戦略についても、詳しく伺えますか?

逆張り戦略とは字の如くではありますが、具体的には、求職者様の集客について、逆張り戦略をとっています。

人材紹介会社における主流は、ビズリーチ等のポータルサイトや求人広告サイトなどのプラットフォームを有効活用することです。そういった外部サービスは、敷居が低く、利用しやすいというメリットがありますが、一方で、プラットフォームに依存してしまう、というリスクもあります。

弊社は、一切そういった外部のプラットフォームを利用しておらず、独自のシステムで求職者様との接点作りを可能にしています。そういった意味では、珍しい会社なのではないでしょうか。

「欲」は大きな原動力になる

── 高木さんがレガシーにジョインしてほしいと思うのはどのような人材でしょうか?

「欲」を持っている方にジョインしていただきたいですね。「お金を稼ぎたい」「人から認められたい」「社会にインパクトを与えたい」「モテたい」など、欲求の向かう先は人によって様々だと思いますが、正しい欲は、仕事をする上で大きな原動力になると思っています。

我々は、創業間もない会社であり、挑戦者です。挑戦者ですから、日々の仕事は楽しいことばかりではなく、つらいこと、しんどいことも当然あります。それでも頑張れるのは、「何かを成し遂げたい」という欲があるからこそです。

現代の日本人は、人生のうち、活動可能な時間のおよそ半分を、仕事に関わる時間に充てているといわれています。人生の半分を費やす仕事を、単にお金を稼ぐ手段だと捉えてしまうのは、もったいないことではないでしょうか。少なくとも、私はそう思います。仕事を通じて、「何かを成し遂げたい、自己実現をしたい」という価値観の方を歓迎しますし、レガシーは、そういった自己実現の場を提供できるような会社でありたいですね。

── 最後に、レガシーへの入社を考えている方に向けてメッセージをお願いします。

レガシーは、一般的な人材紹介エージェントとは一線を画す付加価値の高いサービスを提供しており、飛躍的な成長を遂げています。今後も、大きなポテンシャルを秘めています。

一方で、今はまだ少数精鋭の組織であり、創業フェーズの段階です。未熟な部分もありますが、だからこそ、会社を共に作るプロセスを楽しめる方と仕事ができたら嬉しいです。

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