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パン屋であんぱん作ってた私が、コスメの商品開発しちゃってる話【働くママのキャリアチェンジ物語】

こんにちは。ヒット屋事業部の安藤です。

ヒット屋とは簡単にいうと商品開発をしている部署です。
ヒット屋の詳しい仕事内容はコチラ↓

ヒット屋
ヒット屋はアイデアと知見を駆使して"売れる商品"を開発してクライアント様の事業価値を創造しビジネスモデル(商品)の解決を通じてビジネスの成功をご提供致します。
https://hit-ya.jp/


いまはヒット屋にて商品開発をしている私ですが、実は前職ではパートタイムでパン製造をしていました。



パン屋のパートから、フルタイムで商品開発の仕事をするようになって、感じたことや変化を今回のnoteで共有できたらと思います。


■私の職歴について

私は大学を卒業後、関西にある輸入車ディーラーで受付と簡単な事務をしていました。
ディーラーに就職した理由は車が好きとかそういった理由ではなく、採用されたからです。



私が就活をしていたタイミングが、ちょうどリーマンショック崩壊後で、採用枠も少なく、内定取り消しも行われていた時代でした。



いま考えると「時代のせいにして言い訳してんじゃねえかよ。」と思いますが、当時は精一杯な状態で、「本当に自分がしたいことは何なのか。」という最重要事項をスルーしてしまっていました。



ただ、車に全く興味がないで状態で始めた輸入車の受付でしたが働き始めると楽しかったです。
しかし、結婚に伴う引っ越しでディーラーを退職。



その後は派遣社員として某通信会社で経理をしていました。
派遣社員で働いている時に大きな不満はありませんでしたが、一部の人から「派遣さん」と呼ばれることが嫌でした。自分の名前を呼ばれないだけで自分の存在を認められていないような気がしたからです。



ですから、会社のために貢献したい・成長したい気持ちがほとんどなく言われた仕事をただこなすだけでした。




出産を機に産休を取得、育休明けに働きたい気持ちがありましたが当時深刻なレベルで保育園不足問題が起こっており、子どもを保育園に入れることができず社会復帰ができませんでした。



第2子が幼稚園に行きはじめ、ようやく自分の時間が取れるようになるとパン屋で製造のアルバイトを始めました。



パン屋を選んだ理由は子育て中にパン作りの面白さに目覚め、狂ったように毎日焼き続け、パン作りの楽しさに目覚めたからです。


(今考えると異常な頻度で焼いていました。)


どうせするなら好きなことがしたい!!!と思いパン屋で働き始めました。



そのおかげであんぱんに餡を詰める作業は職人さんにも褒めてもらえるまで上達しました。



パン屋の仕事自体は楽しかったのですが、自身の福岡への引っ越しとパン屋の閉店が重なり強制的に退職をしました。


■フルタイム復帰を決めたきっかけ

福岡に来てからは、失業保険を受給するためにハローワークに通い始めました。



失業保険を受給する条件の1つに「就職活動を行うこと」が挙げられます。



最初は経験のあるパン屋で働こうと思っていましたが、東京に比べると福岡のパン屋アルバイトの時給が安く労働意欲が削がれたため、パン屋は諦めて比較的時給の高い事務職でのアルバイトを探し始めました。



しかし、ここで私に最初の壁が立ちはだかります。



応募条件に「基本的なパソコン作業(Word、Excel)ができること。」と記載がありました。


正社員を辞めてから約10年のブランクがあった私は自分のPCスキルに自信を持てず応募することができませんでした。


そんなときにハローワークで職業訓練に行くことを勧められました。



職業訓練の時間割は平日の9:30~16:00です。
子どもがまだ小さい(小学1年生、小学3年生)ので平日の日中に家を空けることに不安がありました。でも、「ここで行動を起こさないと何も変わらない。」そう思い立ち、職業訓練に通い始めました。



職業訓練では年齢もこれまでの職歴もまったく違う人たちに囲まれ、新鮮な毎日を過ごしました。
肝心のPCの方も人並み程度にはスキルを身に着けることができました。



そこからようやく就活を始めました。



就活中に感じていたことが大きく3つありました。

①ブランクが約10年もあり、大したキャリアもない自分は採用されないかも。自分がしたいことは二の次。

②フルタイム復帰となると平日のかなりの時間家を空けてしまうことになる。子どもたちに何かあったときすぐに対応できないのが不安。
③子どもの体調不良等で急に休む事態になったら周りに迷惑をかけそう…。休めない場合はどうすればいいのだろう…。

こんなネガティブな感情を胸に抱え就活をしていました。



そんな中、コウダプロの求人を見つけました。
ホームページを見てみると他の会社とは明らかに違う!!
何ともいえない怪しさ・ワクワクが漂っていました。



ホームページ内に掲載されているコウダプロ憲法も読みました。
その中の「自己革新」を読んだときに、自分自身が「母親だから・ブランクがあるから・キャリアもないから。」という理由を並べていろんなことを諦めている癖があるな…。と自覚したのです。

そして就活中に感じていた3つの不安やネガティブな感情は、自らが決めつけて作り出した心の癖なんだ…。とハッとしました。



働きだしてからの不安なことはその時に対応すればいい。
まずやってみようという気持ちで改めて就活を始めました。




そしてコウダプロの採用面接を受け、採用に至りました。


■働き初めてわかったこと

・仕事と家事の両立

コウダプロで働きはじめて最初は未来開発室に配属されました。
未来開発室では主に広報をしてしていました。

未来開発室に入ってからの感想noteはこちら↓

入社間もない広報未経験の私が単独でメディアキャラバンに行った話|福岡でコツコツまじめにやってる会社の平凡な日常
はじめまして。未来開発室の安藤です。 今回初めてのnoteです! よろしくお願いします! ー自己紹介ー まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。 ・10月にコウダプロへ中途入社しました。 ・今年の3月末にノリで東京から福岡に引っ越してきました。 ・職歴は経理/受付→事務/経理→パン屋でパン製造です。 といった具合です。 広報は未経験です。 今回のnoteでは、 入社間もない広報未経験の私が単独でメディアキャラバンにいった話 をします。 入社後、研修や課題に取り組んでいると同じ未来開発室の原口さんから、「
https://note.com/koudapro/n/n1c100142bc7f
失業からの挑戦。ストッキング相撲をきっかけに仕事が楽しくなりました!【日々奮闘する2児の母のリアルな気持ち】|福岡でコツコツまじめにやってる会社の平凡な日常
未来開発室の安藤です!今回のnoteではコウダプロに入社した経緯と、入社後から現在に至るまで私が感じたことを「嘘偽りなくありのままに!」綴っていきます^^ ■コウダプロに入社したキッカケ 今から約10年前、私はとある企業で一般事務をしていました。そのタイミングで産休、育休を取り社会復帰する予定でした。 ...
https://note.com/koudapro/n/n3a2048fe5a55


働きはじめて最初の方は「家庭と仕事を完璧に両立させなければ!!」
思っていたので家事の工夫などを張り切っていました。




例えば、「土日はあらかじめ1週間の夕飯の献立を考えてから買い物に行き、1週間分の野菜を切って冷凍しておく。」などです。(帰宅後の夕飯の準備の時間を短縮するため。)




しかし、そんな工夫の日々は長くは続きませんでした…。




久しぶりのフルタイム、仕事と家庭の両立にパツパツになってしまい自分の中に余裕がなくなってしまいました。



このままではまずい…!そう思って私は完璧を目指すのを辞めました。(入社1か月も経っていない時点で。切り替えの早さには定評があります。)



夕飯も手作りの方が安いし、栄養バランスがいい食事ができます。
でも実際「今日の夕飯マックにしよ~。」と言うと子どもたちが喜びます。(笑)



できる時はしっかりやる。できないときや疲れてるときは無理をしない^^
ちょっとくらい家事ができなくても誰も死なない^^
このくらいの軽い気持ちでやっています。


■働く親に優しい制度

子どもの病気などで急に出勤できなくなったときはどうしよう…。そんな不安も抱えていました。



コウダプロでは特別な事情がある場合はリモートワーク可能です!
子どものそばで仕事ができるのは親としても安心です。



また、4分の1休という制度もあります。
この制度を利用すると2時間有給が取れます!



病院や銀行、役所など半休取るまでもないけどちょこっと休みたい。そんな時に非常にありがたい制度です。

私は授業参観の時にこの制度を利用したりもします。


■働くことで自分を取り戻せる?!

働き始める前の私は「安藤さん」と呼ばれるより、「○○くんママ、○○ママ」と呼ばれる方が多かったです。


自分の周りの人も子ども関連でご縁があり、つながった人が多く、漠然と子どもありきの自分になっていました。(それが悪いとかではまったくないです。)



働き始めてからは当たり前ですが、職場で○○くんママと呼ばれることはありません。(笑)
純粋に自分を見て接してもらえるので私はそこに新鮮さを感じました。
同時にそういえば自分ってこんな感じだったよな~。と思い出しました。この感覚は子を持つ親を経験した人には何となく伝わりますよね?



そのうえで褒められることもあれば耳に痛いことを言われる日もある。
純粋に自分を見て言われることなので素直にありがたいな~…と思います。


■未経験の商品開発の世界へ

今年の3月、社内で人事異動がありヒット屋に異動しました。



ヒット屋はヒット商品を開発してクライアントさまのビジネスの成功を提供する部署です。
そこで私は新しいヒット商品の開発を担当しています。



前職はパン屋でのパートだったので、当たり前ですが商品開発なんてやったことがありません。
最初は「私に商品開発なんてできるのかな。」と不安を感じていましたが、実際にやってみるとめっちゃくちゃ楽しいです。



ヒット屋で開発する商品は基本的にコスメが多いのですが、もともと美容が好きで雑誌を読んだりSNSで美容に関する情報を収集することが趣味だったりするので好きなことが仕事になっています。

(VISIAという肌診断機械を使用してデータを見ている様子。)


■とりあえず一歩踏み出してみる。

今まで、特に親になってから、「母親だから。○○であるべき。どうせ自分なんて。」という心の癖がありました。



母親だから家族ファースト当たり前。
母親だから家族に迷惑をかけない働き方をしないといけない。
母親だから自分がしたいことは二の次。仕事は勤務条件と拘束時間で決める。



上記は家族や周りにそうしろと言われたわけではなく勝手に自分で思い込んでいたことです。
その心の癖のせいで自らの可能性を狭めてしまっていました。



実際働き始めたらなんとかなります。




働き始めたことで家族を犠牲にしているんじゃないかって思ったこともあります。
そんな時家族に「ママ働かないほうがいいかな?」と聞いてみると「働いてるほうがいいよ。楽しそうだし。」と言ってくれました。


(春の阿寒湖にて)


楽しそうに働く背中を見せるのも悪くない!と今では開き直っています。(笑)




実は先日ヒット屋の商品開発会議に娘も参加させてもらいました。
自分の職場、普段の仕事を知ってもらう最高の機会になりました🙂

(商品開発会議に参加させてもらった時の様子)


ブランクがあるから自分なんて採用されない。採用されたとしても仕事にならないかもしれない…。
そこも自分次第でなんとかなります。
「ブランクがある=能力が追い付かない。」のであれば勉強すればいいだけのことです。



重要なのは一歩踏み出すことができるかどうかだと思っています。





これからも一歩踏み出して今自分にできることをやって様々なことに挑戦をしていきたいです。





【おまけ】
新卒で入社したディーラーで働く中で思い出深いエピソードがあるので本当に余談ですが紹介します。
(※お時間、お気持ちに本当に余裕のある方のみお読みください。)

仕事中に最新モデルの試乗車の近くに鳩がいました。
インカム(無線)で上司から「鳩が車の近くにいるから移動させといて~。」と指示が。

指示を聞いた私は「すぐに試乗車の近くにいる鳩を追い払わないと車にフンをされてしまう!」
と思い試乗車の近くに行きました。

営業中につきお客様の目もあるので、大声を出して鳩を驚かせたり、石を投げたりするわけにはいかず諸々考慮した結果、皇族の方がするような上品なイメージの手拍子をしながら鳩に近づきました。

その結果無事に鳩は試乗車の近くから立ち去りました。

鳩が立ち去ると間髪入れずに上司から「移動させるのは車や!!鳩じゃない。」と喝を入れられました。

このやり取りはインカムを介して全社員がリアルタイムで聞いていたので退職するまでずっといじられ続けました。恥ずかしかったです。

ただ今このことを振り返ると、上司の指示の仕方が悪かったのでは?と思います。
今の私が上司の立場だったら、「試乗車の近くに鳩がいます。試乗車を汚されたら困るので試乗車を鳩が来ない場所に移動してください。」と伝えます。

自分自身の成長を感じます。
                              

~完~


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