1
/
5

教育チームで活躍している片山 恵里那のインタビュー記事です!

片山 恵里那(Katayama Erina)

教育事業部/安平町
1993年12月4日生まれ。愛知県江南市出身。小5のときに特別支援教育に出会い、教員を志す。愛知教育大学に入学。特別支援教育について学び、愛知県公立小学校教員になる。通常学級担任・特別支援学級担任を4年ずつ経験。その後、2024年4月にFoundingBaseに入社。北海道安平町の教育事業部に着任し、学校魅力化コーディネーターとして地域資源を活用した授業づくりに携わる。

「特別支援教育」との出会い

 興味をそそられるものがあっても、「ちょっと私には難しそうだな…なんか似合わないかもな…」と思ってしまい、勇気がない、自信がない、挑戦するのが苦手だった幼少期。
 そんな私に人生を変える出会いが次々訪れます。それは小学校5年生のとき。
 まずは担任の先生。この先生に出会って、自己表現の面白さに目覚めて、行動力がUP。人前が苦手だった私ですが、学芸会で一人で歌を歌うパートに立候補しちゃうほどの変わりっぷり。先生も家族も驚いていました。
 同じ時期、読書タイムに学級文庫にある漫画を読むことにハマり、そこで「特別支援教育」という世界に出会います。子どもながらに「境界って何?」「置かれた環境によって、人生が良い方向にも悪い方向にも転がるんだ…」と感じたことを覚えています。
 先生との出会いで自分の生き方が変わったこと、特別支援教育と出会ったことがきっかけで、このころから「特別支援の先生になる!」と強く思うようになります。

音楽漬けの高校時代

 先生になるぞ!という目標も持ちつつ、高校時代は吹奏楽部に所属し、音楽漬けの日々を送ります。お盆と正月以外は毎日部活!マーチングでは全国大会を目指し、熱量高めの仲間とぶつかりながらも充実した日々を送ります。上手な演奏って何?ただ単に技術を磨きたいだけではないんだよな…。このころから、行動の根底にあるそれぞれの「想い」を大切にすることが自分にはとても価値があることに気づいていきます。

ボランティア漬けの大学時代

 やっと学びたかった特別支援教育が学べる!待ち焦がれていた思いが爆発したかのように、日々ボランティア活動に参加し、経験を積みます。
 「その関わり方が、良いか悪いか、それは目の前の子どもが教えてくれる。みんな違うから、答えは目の前にしかない。」人と向き合うことの難しさ、面白さを学んでいきます。
 多様な人・価値が混ざり合う場所で人と向き合いながら生きたい。そう思い、小学校というフィールドで特別支援教育に携わっていくことを決めました。

ほんとにこれが私?なりたい自分?

 大学卒業後、小学校教員になり、通常学級の担任として日々奮闘します。職場の先輩・同僚に恵まれ、忙しくもやりがいを感じながら働いていました。ただ、いつの間にか「やりたいこと」よりも「やらなければならないこと」に頭が支配されていくようになります。
 そんなこんなで教員4年目に突入。一人では対処しきれない難しい案件にぶつかり、メンタルがボロボロに。自分の好きなことすら「楽しい」と思えなくなり、感情がなくなってしまったと感じて、3ヶ月ほど休職することに。
 休んでいる期間、ひたすら自分と向き合うことで、「なりたい自分」を見失い、「求められている自分」になろうとしていたことにやっと気付きました。そこからは、とことん自分の「好き」に正直になって、自分の心踊るものは何かを一つ一つ整理していくことに。好きな服を着て、好きな髪型にして、好きな場所に行って、好きな人と、好きなことをして過ごす。どんどん自分自身を取り戻していき、生きることってこんなに面白いんだと心から感じました。
 その後、復職し、特別支援学級の担任に。自分の好きを大切にするように、子どもの好きも大切にしたい。何が好き?何にワクワクする?何が幸せ?こんな世界も面白いかもよ?「教える」よりも、より豊かな人生を一緒に探している感覚でした。同時に、同じ問いを自分にも投げかけるようになります。

道は一つじゃない!手遅れなんて一つもない!

 行動の根底にある「想い」を大切にしたい。多様な人・価値が混ざり合う場所にいたい。より豊かな人生を一緒に探したい。自分もより豊かに生きたい。
 ただ、教員という仕事の範囲では、この思いを最大限にぶつけることは難しい…。でも、「教員」への思いも簡単には切り捨てられない…。30代に突入し、公務員から民間への転職も不安要素がいっぱい…。
 でも!!これまでの人生で見つけてきた自分の大切なもの・やりたいことをやっぱり諦めたくない。上手くいかなかった経験も、自分次第で糧に変えていける。失敗への恐怖心よりも、好奇心を大切にしたい。ただ未来を待つより、自分で未来を創っていきたい。そう思い、一歩踏みだすことにしました。

FoundingBaseへ

 別の場所を探してみよう!そう決意したところで、出会ったのがFoundingBaseでした。
最初に話を聞いて思ったのは、「ここの人たち、アツくておもろいじゃん!」ってこと。面談を重ねる中で、選考云々は置いておき、人と人として単純に話すのが面白く、一緒に仕事をしたらどんな未来が創れるのかワクワクしました。住み慣れた場所から移住することすら、この人たちと一緒ならおもしろがれると思い、入社を決めました。

これから

 現在、北海道の安平町で学校魅力化コーディネーターとして、小中学校の総合学習の支援やあびら教育プランの運営をしています。
 「教育」を通して、子どもを育てることだけではなく、「まち」の土壌を耕していける可能性があること。自分の世界の半径を広げながら、出会った人の世界の半径を広げていけるかもしれないこと。子どもも大人も、より豊かに生きるヒントをつかめる場所を、一緒につくっていくことができること。
 まだまだ未完成な自分で、迷いながらの日々ですが、目の前に広がる可能性にワクワクしています。同じ志をもつ仲間たちと、ロマンを共有しながら、納得いくまで挑戦し続ける人生を歩んでいきたいと思っています。

Invitation from 株式会社FoundingBase
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
株式会社FoundingBase's job postings

Weekly ranking

Show other rankings
Like Ayako Kusunoki's Story
Let Ayako Kusunoki's company know you're interested in their content