Reasons第6弾は、成長産業領域に特化した国内最大級の情報プラットフォーム「STARTUP DB」のマーケティングに関わっているインターン3人にインタビューを実施しました。インターンメンバーの中では、在籍歴も長くプロダクトの成長にも大きく寄与しています。現在は(2023年2月時点)、約16,000社の企業を掲載するまでになり、テレビや新聞などのメディアへの情報提供や、大学での共同研究にも利用されています。データベースとして評価されるまでの変遷と共に、インターン生の成長をお届けします。
王 朝隆熙(おう ちょうりゅうき)
慶應義塾大学経済学部4年。高校生の頃から“ビジネス”を体感できるインターンに興味を持ち、ミッションへの共感と様々な業務に挑戦できる環境に心を惹かれ、フォースタートアップスにジョイン。メディアチーム、マーケティングチームを経験し、記事執筆、各種マーケティング施策、「STARTUP DB」の運営に約3年間従事。
川久保 栞(かわくぼ しおり)
立教大学大学院2年生。コロナウィルスの影響で交換留学が中止となり、新たな成長体験として長期インターンシップに関心を持つ。学部のゼミでイノベーションを研究した経験から、オープンイノベーションやスタートアップについて学ぶ事ができる環境を求め、2020年11月にフォースタートアップスにジョイン。グロースチームを経てマーケティングチームに在籍し、約2年間「STARTUP DB」の運営に携わっている。
石島 環 (いしじま たまき)
成城大学3年。学生時代に挑戦体験をしたいと考え、起業やスタートアップに関心を持つ。スタートアップ情報に広く関わる事ができるとともに、インターン生主体の環境に惹かれ、2021年6月にフォースタートアップスにジョイン。グロースチームを経て、現在はマーケティングチームに所属し「STARTUP DB」の運営に携わる。
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インタビュアー:青木みのり
法政大学 キャリアデザイン学部4年。高校3年生までバスケットボールに打ち込む毎日。大学2年生から、マーケティングリサーチ企業で定性調査・デジタルサービス企画・バックオフィス業務に従事する。並行して、所属している産学協同マーケティングゼミの先輩からの紹介で興味を持ち、2022年5月からフォースタートアップスのインターンを開始。現在はHRチームのリーダーとして働く。
高校生で“ビジネスセンス”を磨く重要性を知った
青木:まずは、フォースタートアップス(以下、フォースタ)のインターンを始めた理由を教えてください。
王:僕は、高校生の頃からインターンに興味がありました。附属高校に通っていたため大学受験の勉強がありませんでした。高校ではOBなどが特別講師として面白い授業をしてくださっていて、「君たちは高校生だけれど、ビジネスセンスは大事だから磨いたほうがいい。インターンとかをやってみると良いよ」と。その話を聞いてから、大学に入ってから早くインターンをやりたくて、色々探していました。フォースタの決め手は、ミッションに共感したからで「ここでしょっ!」ってなりました!もともと日本の現状に問題意識もありましたし、フォースタではインターン生であっても、幅広く裁量を持って業務を行うことができるところにも惹かれました。中高はSFCに通っていたので、社長の志水さんも同じSFC(大学ですが)でご縁も感じていたというのもあります。
青木:そうだったのですね。高校生の頃からインターンに興味を持つと言うのは結構珍しいと思うのですが、講師の方達に「ビジネスセンスを磨いた方が良い」という話を何度も聞く度にその気持ちが醸成されていたということでしょうか?
王:高校3年生の7月に部活を引退してから、時間が有り余っていました(笑)その時に、お金を稼ぎたいなと思ってアルバイトなども探してたのですが、自分が高校生でかつ国籍の理由で働けないこともあって。だから、友達と一緒に海外から化粧品を輸入して販売までをチャレンジしたこともありましたが、世の中のことを知らなさすぎて、ものの売り方もわからず全然うまくいきませんでした。そこで何をするにも“ビジネスセンス”のようなものが必要だと痛感したのを覚えています。
青木:そうだったのですね。フォースタ以外に選考を受けていた企業はあったのですか?
王:動画メディア・広告事業を行っている会社の選考を受けていました。丁度、中国進出のフェーズで自分自身の強みが活かせると思ったのですけれど、面接などの準備が足りていなくて不合格となってしまいました。そのあと、自分なりに改善・工夫をして晴れてフォースタに合格して2019年7月にジョインしました。ただ、実はちょうどその頃に祖母が体調を崩してしまったので、一度中国の方に戻っていて、本格的に業務を始めたのは9月ごろだと思います。
川久保:王さんがフォースタに入るまでのことを、初めて知って驚いています。
青木:川久保さんはいかがですか?
川久保:私は、大学3年生の時に交換留学する予定でした。ただコロナウィルスの影響で、留学が中止になり、計画が崩れてしまいました。自分が打ち込めるものがなくなって、“やばいな”って思いました。その時に、周りの友人達がインターンをやっていたのと、自分が知らない世界に飛び込むことは成長につながりそうだと思って探し始めました。
青木:フォースタを選んだ理由は何ですか?
川久保:元々イノベーションをテーマにしているゼミに所属していたので、新しいことを生み出して世界を変えていくことに興味がありました。他にもマーケティングツールを取り扱っている企業も受けましたが、面談で対応してくれた先輩達の優秀さに驚かされたのも印象的でした。そして、フォースタには2020年11月にジョインしました。
青木:石島さんはいかがですか?
石島:大学1年生の頃から、起業やスタートアップに関心を持っていたのですが、自分がいきなり起業するイメージは全く持てていませんでした。そこで、元々はスタートアップに関わることができるベンチャーキャピタルに興味がありました。調べていく中で、フォースタを見つけて、2021年6月にジョインしました。
青木:大学1年生の頃から、起業やスタートアップに関心を持っていたのはなぜですか?
石島:そもそも高校受験の時にあまり進路について考えなかったのもあり、高校時代の周囲の環境は、将来に向けてたくさん勉強をしたり、海外で働いてみたいと行動する感じではありませんでした。本当に楽しかったけれど“このままでいいのかな”という疑問がありました。徐々に頑張っていない自分に危機感を持って、「海外にいきたい」、「もっと広い世界も見てみたい」、「起業してみたい」と思うようになりました。そこで、未来の選択肢を増やすためにも、新しいものが生み出される環境に身を置き、自分で稼ぐ力を身につけたいと考えていました。
コミュニティに居続けることで、一緒に成長できる
青木:皆さんはフォースタにジョインしてから約2年と比較的長いですが、所属し続ける理由は何ですか?
川久保:コミュニティとして居心地がいいですし、コミュニティ自体も成長しているし、自分自身も成長していると言う、良いサイクルが回ってるからだと思います。コミュニティと一緒に上がっていく感じで、ステップアップできる環境、居続けることで成長できる環境が常にある感じですね。
石島:私もそう思います。フォースタって本当にバックグランドも含めて個性豊かで、そんな環境で働いてるだけで、知らない価値観を知れることが面白いと思います。
青木:フォースタメンバーの中で一番驚いた人はどなたですか?
石島:HRメンバーの方ですね。今までに出会ったことないタイプで、うちに秘めた熱が溢れ出てる人、自分に自信を持っている姿も衝撃的でした。また、業務を通して先輩方から学ぶことも沢山あります。特に、最初からグロースチームで一緒だった川久保さんの仕事の仕方が勉強になりました。例えば、ミーティングでもゴールを設定した上で、そのゴールに向かって議論に導いてくれるなど、進行がとても上手です。ミーティング中に決めないといけないことがちゃんと決まりますし、無駄がないです。そこがかっこいいから、自分も真似したいと思います。
王:結構2人と共通する理由にはなってしまうのですが、2つあります。1つ目は、雰囲気・カルチャーがずっと変わっていないことです。メンバーの入れ替わりもありますが、いつも心地よくてお互いを尊重しています。そして、周りから吸収しながら更に自分なりの価値を打ち出そうとするみんなの姿勢が本当に好きです。2つ目は、刺激が常にあることです。正直、違うインターンを経験してみようと思った時もありますが、その度に社員さんから挑戦機会を頂いたり、インターンチームで新しい業務を提案したりして、新しいことと出会います。例えば、HubSpotを使いながらマーケティング戦略を考えたり、新しくダウンロードコンテンツを考えるなど。常に成長できる環境があります。
青木:確かにそうですよね。でも、もしかすると、一番在籍歴が長い王さんがそのカルチャーの根幹なのかもしれないですね(笑)
一同:(笑)
プロダクトの変遷と共に、自分の仕事も変化した
青木:マーケティングチームは、いろいろな変遷があったと聞いているのですが教えていただけますか?
王:最初はメディアチームしかありませんでした。そして、メディアチームとグロースチームに分かれて、最終的にマーケティングチームに統合されました。
青木:そのチーム編成の背景は何でしょうか?
王:最初、メディアチームでは、プロダクトの信頼性を上げるためにユーザーの目に触れる記事を社員さんと共に考案していました。そして一定の信頼性を確保できたタイミングで、ユーザーのリードを獲得しENTERPRISE(有料プラン)に促す施策を実施するグロース(成長・拡大)チームがインターンチームの中でも生まれることとなりました。
川久保:私は、丁度ENTERPRISE β版リリースのタイミングにジョインしたのですが、正式にリリースされてから、両チームの目標が「ENTERPRISEプランを活性化する」という形で一緒になっていたのでマーケティングチームに統合されましたね。
青木:石島さんはいかがですか?
石島:私が入社した当初も、メディアチームとグロースチームに分かれていました。最初は社員さんや先輩たちに見ていただきながら顧客企業向けの協業の可能性のあるスタートアップのリストを作っていました。
川久保:懐かしいです。最初は量が本当に多くて大変でした。ただプロダクトの成長と共にやっている仕事内容も変わって楽しかったです。
石島:その他にも、「STARTUP DB」でできる機能を詳しく説明したチュートリアルの資料作成にも携わらせてもらいました。スライド60枚くらいあったと思います。営業サポートのようなことですね。
王:メディアチームが「STARTUP DB」を広げる仕事、グロースチームは顧客に寄り添いながらENTERPRISE会員に加入してもらう仕事をしていました。
川久保:そうそう。メディアチームが接点を作り、グロースチームがその接点を活かす、そのようなサイクルを回していましたね。
青木:私も加入してから1年未満なので、知らないことがたくさんあって勉強になります!
得意な1→10ではなく、苦手だった0→1に挑戦した
青木:改めてにはなってしまいますが、みなさんがメディアチーム・グロースチームをそれぞれ選んだ理由を教えてください。
王:インターンチームの組織図は少しうろ覚えなのだけれど、僕がチームに所属するタイミングはHRチームかメディアチームの2択だったと思います。当時のメディアチームが担っている業務は非常に幅広く、特性上、分析力・言語化力が求められていました。これは、自分がやりたいこと、自分が伸ばしたい能力と一致していたので興味を持ち、そのまま所属しました。
川久保:確かに、王さんはHRチームではなくて、メディアチームだよね。
石島:私も同じことを言おうと思ってました!
一同:(笑)
青木:周りのマーケティングチームメンバーから、「王さんは本当に能力が高い」という話を聞きます。
川久保:実際、「王さんに聞いておけば大丈夫」みたいな信頼感はあるよね。
石島:頼りになります!
王:逆に3年間も働いていて、頼りにされなかったら恥ずかしいですから(笑)、でも、ありがとうございます!
青木:では、川久保さんはいかがですか?
川久保:私がチームを選ぶときは4つの選択肢がありました。グロースチーム、メディアチーム、HRチーム、プランニングチームです。人数などの現実的な問題もあったのですが、研修の段階からグロースチームに興味があったので、そのまま参加しました。当時のグロースチームの業務は、ENTERPRISEプランのユーザー獲得がミッションだったので、施策を0→1で検討することが多かったです。正直、私は0→1よりも1→10の方が得意だったので苦手意識はありました。しかし、元々フォースタに入る前から明確にやりたいことがあったわけではなくて、フォースタに入ってからやりたいことを見つけようと思っていたので、挑戦しようと思いました。
青木:苦手と言っていますけれど、本当にアウトプットの質が高いですよね。
王:同感です。川久保さんは、グロースチームでも本当に良い仕事をしていると思います。
川久保:ありがとうございます!嬉しいです!
青木:石島さんはいかがですか?
石島:私がチームを選ぶときは、川久保さんと同じで4つのチームがありました。フォースタに入った当初、学生で起業をしている人はマーケティングの分野のイメージが強く、将来独立するとしたら役立つスキルだと考えていました。また、マーケティングや顧客接点がある部署で働きたいと思っていました。自分が考えて実行した施策で営業利益に貢献できることが自分のモチベーションに繋がりそうだなと思ったので選びました。
川久保:石島さんにチームの説明をしたことを覚えています。石島さんはグロースチームに入って欲しい人材だったので、頑張って魅力を伝えていました(笑)
全ての発言や行動に根拠を持たせて、意味のあるものにする
青木:仕事を行う上で大切にしていることはありますか?
石島:自分の行動・提案など、全ての仕事に根拠を持つことを重要視しています。「whyを大切する」ということです。例えばレポートなどの企画をする時も、「なぜこのように考えたのか?」を深ぼって細分化することを意識しています。業務の意味も、“なんとなく”で済ませるのではなくて、きっちり言語化することを大切にしています。
青木:素晴らしいですね。このような考え方には、何かきっかけがあったのですか?
石島:きっかけは、フォースタに入ってからです。社員さんとのミーティング中に、「その質問の意図って何?」と、何度も言われた時がありました。「質問の目的や意図って考えてる?」って聞かれた時に、自分の発言や行動を意味のあるものにしようと思いました。
青木:確かに。働いている人がみんな優しいから、何か質問しても手を止めて時間を割いて聞いてくれるし、フランクに聞けることが当たり前に思っちゃいますよね。でも全員忙しくて、それぞれのタスクがあるという前提に立つとしっかり質問も準備しないとと初心に戻りますよね。良いフィードバックですよね。
石島:ただの遊びの時間でもない。「STARTUP DB」をグロースさせていくという目的があって、それを達成するための行動をしようと思うようになりました。
青木:王さんはいかがでしょうか?
王:特にマーケティングチームに限っていうのなら、何度も試行錯誤することを大切にしています。マーケティングチームの業務には2つの特徴があると思っています。1つ目は、不特定多数の社外に対してアプローチできること、2つ目は、自分達が行った施策の結果が数字で戻ってくるということです。だから、毎回この結果をもとにして、いかにこれを改善していくのかという、その思考プロセスを回すことを大切にしています。
青木:確かにそうですね。
王:また、記事に関していうと、記事は言葉を扱うものなので、一つ一つの表現にも気を使っています。自分と読者の間はもちろん、社内の他メンバーや社員さんとも認識の齟齬が生まれないようにすることがポイントで、記事のターゲット、目的、根拠、全体の流れを適宜確認します。
川久保:大事なことですもんね!
王:あとは、構造化してわかりやすい文章を組み立てることを意識しています。
青木:全く事前知識のない人が読んだとしても理解できるような内容、極論ですけれど、他の言語に翻訳したとしても伝わるような文章が理想的ですよね。日本語は間違っていてもなんとなくのニュアンスで伝わりますけれど、齟齬のない文章にするには論理的に積み上げる力が求められると思います。
王:あとは、「何故この結果なのだろう?」、「読者はこれに興味あるのだろうか?」、「この原因は何なのか?」などのwhyを追求するようにしています。これは、以前PMをされていた社員さんのご指導のおかげでもあると思います。
青木:以前PMをされていた社員さんに言われて印象に残っている言葉はありますか?
王:「ウォーターフォール」と「アジャイル」の話です。これは、論点とか構造化とかにも関連しています。マーケティングチームに加入した当初は、ザーッとした流れで記事全体を書いた後にレビューをもらっていました。これが「ウォーターフォール」型ですね。全体が一つの流れに沿って書かれているので、指摘・修正すべき箇所があるとほぼ全部を削除して変更する必要があり、効率が悪い状態でした。その時に、「まずはアジャイル思考を身につけよう」とフィードバックをもらいました。1つの記事だとしても、論点・要素ごとにブロック分けておけば、指摘された箇所があるブロックだけを変更して組み合わせられるし、ブロックを追加してトピックや論点を広げやすいから、より良いものができるよねと。つまり、「まずは細分化して、それぞれを整理しながら最後に組み合わせる形で記事なりプロジェクトを捉えよう」ということです。これを徹底することで、計画通りにいかないことも少なくなり、解像度も高くなるし、メンバー間での役割分担も簡単になったと感じました。
青木:とても納得感あります・・・
川久保:私も同じことを言われたことがありました。意識することで、壁打ちするタイミングを適切に設定できるようになりました。意外と言われないと気づかない部分ですよね。
青木:インターンに積極的な人は、能力が平均以上のケースも多くて、良くも悪くも一人で8割くらいのアウトプットができてしまいます。また、学生だと誰かに仕事を振るような経験も少ないですよね。このよう骨子を作って、ステップを切るなどができると手戻りが発生しづらくなりますし、再現性が高くなりますよね。
王:本当にその通り。
青木:川久保さんはいかがですか?
川久保:私は大きく2つあります。1つ目は、プロジェクトの進捗状況を全員が把握することです。インターンはシフト制でかつ、マーケティングチームは基本的に人数が多いので、毎日あらゆるメンバーがバトンを繋いで業務を完遂するイメージが強いです。記事を執筆するにしても、誰か1人が最初から最後まで請け負うことはあまりありません。また、社員さんとの接点が多いチームでもあるので、少しでも認識や共有事項がずれると外に迷惑をかけてしまいます。いかなる時も最善の対応ができることが、そのままリスクマネジメントになると思うので、自分も周りも状況を把握できるように気を遣っています。不透明なことがあったら、テキストメッセージ、共有ミーティングなどでも積極的に聞いています。
青木:出社とリモートのハイブリットな働き方だからこそ、より重要になってきますよね。
川久保:2つ目は、「STARTUP DB」としてどのようなブランドにしていくのかという軸を意識することです。もちろん社員さんとマーケティングチームとで記事などのコンテンツを検討する時に、ユーザーが何を求めてるのかという顧客起点になる考え方も大事にしています。それと同等に、プロダクトとしてありたい姿とバランスをとりながら乖離がないように意識しています。細かいところで言えば、SNSで配信する画像の色味、文言での絵文字の有無などです。ユーザーがプロダクトをこのように見て欲しいというバランスをとっています。
青木:プロダクトとしての意志を持つというイメージですよね。
川久保:10人いれば10人のニーズがありますが、「STARTUP DB」はこのようなプロダクトだという発信を続けて、特にコアユーザーからの声を統合し、今後どのような価値を提供したいのかを常に検討しています。
青木:フィードバックで印象に残っている言葉や、インターンでの学びはありますか?
川久保:PDCAの回し方だと思います。Plan、Doまでやった後の、CheckとActionができてないことが多かったです。最初は、回し方がわからなかったりとか、やり方が不十分だったりしていました。フォースタのインターンを約2年間続けてわかるようになりました。以前PMをされていた社員さんにも、1on1などで「PDCAがちょっと惜しいね。やりっぱなしにならず自分で振り返りをして、周りに共有する時間も大事かもね」と、アドバイスを何回ももらった印象があります。
石島:以前PMされていた社員さんから頂いた言葉で印象的なのは、「守・破・離」です。“先人の教えを守るところから始まり、習得できたらその型を破る。最終的には独自に発展させ、型から離れた己のスタイルを確立する”という一連の流れです。まずは自分なりのアイデアを出すことも良いけれど、すぐには良いものを生み出せないから、基礎を大事にすることを徹底しようとフィードバックを受けました。やはり、この言葉を知っていても中々体現することが難しいです。
王:同感です。僕も就職活動の時に、「守・破・離」の話をよくしていました。とても印象に残っています。
声を上げて、自分で仕事を作り出すチームに
青木:これからのキャリアやインターンに対する意気込みを教えてください。
王:意気込みでもあり後輩へのメッセージとして・・・。今後もインターンチームがどのように変化をしていくかはわからないけれど、この場所を活かすという意味でも、業務に対して好き嫌いをしないで、色々なことに積極的に触れてほしいです。他のチームの業務もわからないと言わずに、徐々に理解しながら仮説を持って取り組んでほしいです。
川久保・石島・青木:深イイ〜(笑)
王:また、フォースタインターンは、タレント性があって優秀な人が多くいます。周りの人から色々な部分を吸収して活かして欲しいと思う。あとは「自分がやります」、「これやってみたいです」と声を上げる勇気を持って、何かを提案して新しい仕事をどんどん作り出していってほしいです。
川久保:フォースタでマーケティングを業務としてやっていたけれど、マーケティングの専門的知識だけでなくて、例えば、タスクってどうやって回していくのかなどの、一般的なことも学べる場所だと思います。これから後輩メンバーたちも専門知識だけでなくて、幅広い業務の中で、より良いパフォーマンスができるよう自分自身を高めていったり、組織の中での立ち回りとかにも重点をおいても良いと思う。
王:まさしく最初に言っていた“ビジネスセンス”につながるところだと思います。
青木:総合力がつくよね。
石島:まだ来年もフォースタインターンに在籍するので、意気込みになりますが、学生のうちから、日本の成長産業に関われるってとても貴重な環境だから、仕事をやる上での基礎を身につけることだけでなく、スタートアップに触れられる環境を最大限に活かせるような場所にしたいです。また、情報感度を高く持って一人一人が刺激し合えたり、インターンで生まれた縁をそれぞれの目標に繋げられたりするような“多様性”のあるチームにしていきたいと思います!
青木:最高!本当に良いインタビューでした。私がとても楽しかったです!
王・川久保:いろいろ振り返れて楽しかったです。
青木:皆さんお忙しいところありがとうございました!
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今回のインタビューを通して、2年前の3人を知らない私でも、インターン業務を通して様々なことを吸収できたことを感じ取れました。特に印象的だったのは「コミュニティと一緒に成長できる」という言葉です。これは、自分自身がプロダクトや組織にとって必要不可欠な1人であるという責任感とエンゲージメントが相互に働いているからだと思います。どんな時も環境が変化することを前向きに捉えながら、“今”この瞬間に集中する姿勢を常に持つインターンチームであり続けたいです。
ライター:青木みのり
撮影:池田龍之介
クリエイティブ:池田龍之介