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デザイナーが最近webデザインやコーディングにAIを導入した話

Photo by Carlos Muza on Unsplash

こんにちは、ferixのデザイナーの小泉です。

近年、AI技術の進化により、Webデザインやプログラミングの現場でAIが大いに活躍していますね。AIを活用することで作業効率が飛躍的に向上し、新たなクリエイティブの可能性が広がっています。

ferixでも、会社全体としてAIの積極的な活用や知見を獲得しに行くことを推奨しているのもあり、私自身も仕事で様々なAIツールに触れる機会が増えました。手近なところだとChatGPTなどは頻繁に利用するようになり、作業スタイルも大きく変わりました。
今回は、デザイナーの私がAIを利用して変わったことや感じたことについて書いていきたいと思います。

Webデザインでの利用

最近、私はUIデザインの作成にV0Galileo AIといったツールを使用しています。
これらは、UIデザインを自動生成できるAIツールで、複雑なデザインはまだ難しいものの、要件を満たしたシンプルな画面を瞬時に出力してくれるため、ワイヤーフレームやモック作成といったスピードが求められる作業において非常に重宝しています。

出力されたデザインは、ツールによってはFigmaで編集したりコード化することも可能で、AI出力したものをベースに活用することで工数の大幅な削減につながっています。


コーディングでの利用

私はWebデザインを行う際、フロントエンドの実装も担当することが多いのですが、プログラミング知識に関しては他のエンジニアに比べてかなり劣ります。そのため、実装方法を調べるのに時間がかかったり、チームメンバーに質問することが増え、申し訳ないと感じることが多々ありました。

ChatGPTが話題になり始めた頃、チームメンバーから「ChatGPTに聞くと結構答えてくれるよ」と勧められ、私も使い始めました。すると、今までネットの記事を参考にしてもなかなか解決できなかった問題でも、ChatGPTを使うことで自分の実装にピンポイントな解決策の提案を引き出せるようになり、悩んだり質問したりという時間が大幅に減少しました。

その結果、実装の負担が軽減されただけでなく副産物としてこれまでの知識では難しかった機能も実装できるようになり、一人で出来ることが増えました。


デザイナーとエンジニアの垣根

このように、デザイナーである私が(エンジニア側の知識が乏しくても)デザインからコーディングまでをほぼ一人で行える時代になりました。今後は、AIの補助を上手く使いながら「コーディングできるデザイナー」や「デザインできるエンジニア」がますます増え、その垣根は曖昧になっていくでしょう。

ただ、完全にその垣根が取り払われるのはもう少し先だと感じています。

現段階では、デザインやプログラミングの基礎知識がなければ、AIが提供する結果をうまく活用するのは難しいと思っています。例えば、コーディングの知識が乏しい私は、出力されたコードにエラーが出たときに即座に対処できません。

同様のことがデザイン側でも起こります。
一見綺麗に見えるグラフィックでも、矛盾が生じている場合が多く、それに気づく力やおかしいと思った時に調整できる基礎的なスキルは、AIの時代でも依然として必要不可欠だと考えています。


最後に


昨今、AIは良くも悪くも話題になりますが、私はAIは他のツールと同様にあくまで一つのツールに過ぎないと思っています。結局は使い手がどう使うかでその利便性やアウトプットは大きく変わってきます。

近い将来、AIに仕事を奪われる可能性も示唆されていますが、今のところAIを使用することで作業効率が向上し、自分の表現の幅が広がるかもしれないという期待と好奇心の方が勝っているので、これからもAIと上手く付き合ってクリエイティブ活動に勤しんでいきたいと思っています。

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