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1年間育休を取得して想うこと、取得を勧める理由

こんにちは.ferix エンジニアの難波です.
2022年7月に第一子が誕生し,それに伴い1年間の育児休暇を取得しました.
私にとってこの1年間は育児&自身のスキルアップに取り組んだ1年であり,
今回は,その1年間をどのように過ごしたかを書きました.

この記事を読んで,「育休っていいな」「育休中に普段はできないことをやってみようかな」と思っていただける方がいれば嬉しいです.

休暇取得前の心持ち

1年間の育児休暇を取ることは早い段階で決めていました.
第一子ということもあり,子の成長を間近で見ていたい思いと,
この期間をエンジニアとしてのスキルアップの期間にしたいという思いがありました.

とりあえず目標を定めることにし,私は普段データサイエンス関連の業務を行なっているので,Kaggle Competition Masterになることを目標として設定しました.
まあ運が良くないと達成はできないだろうなとぼんやり思っていました...

休暇中

1~4ヶ月目

休暇に入り,まずは「Google Universal Image Embedding」というKaggleのコンペティションに参加しました.
期間は7月12日から10月11日までの3ヶ月間です.
この時期の我が子は3時間おきにミルクをあげ,オムツは一日10回弱ほど交換が必要でした.
幸いなことによく寝る子で,寝ている間をコンペティションに取り組む時間に当てられていました.
睡眠時間を削らずとも1日8時間は確保できていて,業務の時間がそのまま趣味の時間になったような感じでした.

これは,2022年9月(生後2ヶ月あたり)の育児日誌です.
ワンオペだと休む間もなくコンペティション参加どころではなかったと思います.

結果は,優秀なチームメイトに恵まれたこともあり,このコンペティションで3位入賞&金メダルを獲得することができました.
そして無事にKaggle Competition Masterになる目標が達成できました.
このことは会社のHPにも載せてもらいました.


休暇5~12ヶ月目

4ヶ月で当初の目標を達成し,その後は何をしたらよいのか少しだけ迷子になりました.
復職後のことを考えて,AWS認定資格を全部取ってやろうと本を読み進めたりもしましたが,モチベーションが上がらず続かなかったです.
結局,その時々に勉強したいと思った強化学習,競技プログラミング,線形代数や統計の勉強をしました.
自分が何に興味を持ち,将来どうなりたいのかあらためて見つめ直す機会になりました.
(育休取得前はバックエンドにも興味あると思っていたけど,どうもそうではなかったっぽい...)

我が子の状況はというと,7ヶ月頃にハイハイができるようになり,10ヶ月頃にはつかまり立ちができるようになりました.
徐々に自我が芽生えていく様子やママ・パパのことを認識する様子もみられ,より一層と子に対する愛情が深くなるような日々でした.

しかし,成長するにつれて段々と子の睡眠時間は短くなり、睡眠時間=勉強時間としていたために勉強に当てられる時間は自然と減っていきました.
後半になるにつれて,とにかく1日の経過が早く感じ,あっという間に休暇が終わった感覚でした...

復職後に思うこと

育児休暇の期間は何にも変え難い貴重な時間であったと思います.
私は幸いにも妻の理解があり,スキルアップのために時間を費やさせてもらいましたが,
そのような時間が取れるか取れないかには関係なく,とても幸福感に満ちた日々でした.

もしまた子を授かることになったら,また1年の休暇を取得するんだろうなと思っています.
一応その期間にやりたいことはもう決めています.

おわりに

1年間という長い休暇を取得できたのは会社の理解があってこそと思っています.
2022年度はferixでは私を含めて5人が育児休暇を取得しました.
20人の会社で一気に5人が育児休暇を取得することはとてもインパクトの大きな出来事と思いますが,メンバーの方々は快く休暇に送り出し,復帰時は快く迎えてくれました.(と個人的には思っている)

そんな素敵な方々と一緒に働くことができ,とても嬉しく思います.
とりあえず次の育児休暇取得まで,またどうぞよろしくお願いいたします.


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