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2025まちづくり、やりたいことBEST5

あけましておめでとうございます!
都農町に移住して6年目を迎えました。

昨年は売上の8割を失い、創業以来、もっとも厳しく辛い一年に。事業、組織ともに経営者としての不出来を痛感。

でも、だめな時ほど、我が身を振り返り、成長するチャンス。こんな状況で仕事の機会を下さった恩人たちに感謝するとともに、恩送りができるよう悩み苦しむ起業家、経営者の役に立てる人になれるよう、がんばります。

今年のおみくじで『他人のために尽くしなさい』って強調されてたし。いい歳して、そろそろ「利己」から「利他」に行動を変えていけるよう努力します。

厳しい環境を一緒に楽しく?サバイバルしてくれた頼もしいイツノマメンバーと一緒に「まちづくり×教育」の事業領域はぶらさず、昨年以上に「こども・若者参画まちづくり」を推進していきます!

というわけで、2025年のやりたいことBEST5は

1.高鍋の高校生と未来のまちづくり!

昨年からご縁をいただいた宮崎県立高鍋高校
高校生14名で「まちづくりチーム」を結成。
毎週火曜日の放課後に、高鍋駅や蚊口浜など、高鍋町の未来のまちづくりについて、企画や運営の提案を進めています。

歴史と文教の城下町」高鍋町は、上杉鷹山、石井十次を輩出した秋月藩の藩校「明倫堂」の教えが礎にある希少な町。

いまからお金では手に入らない「歴史と文教の資産」を、未来にどうつないでいくのか?

鍵を握るのは高校生だと思ってます。

勉強するための歴史、年長者から言い伝えられるだけの歴史ではなく、

未来の事業をつくるヒント
過去と未来の架け橋にしたい。

具体的には駅や海を高校生たちなりのアイデアやアクションで、
・自分たちと町の人が交われる居場所
・新しいムーブメントを起こせる場づくり
を一緒に目指していきます。

高鍋町には、高鍋農業高校と農業大学校もあるため、町内の高校生同士、そして町内に2校ずつある小中学校と縦横を「まちづくり」を通してつなげていくことがぼくらが果たしたい役割です。

2.中学生だがしYARD&起業塾

ぼくが移住して最初に取り組んだ仕事が、イツノマ本社でコワーキングスペースYARD1927のリノベーション。

都農町商店街の入口に位置する、築97年の旧歯科医院。民間や若者が集まりまちづくりを話し合う庭に、という思いではじめました。

昨年度から、ぼくらが創部した中学生の地域クラブ「まちづくり部」の部室もかねてるため、平日の放課後は中学生たちでにぎやかな居場所に。

自治体からの委託などが厳しい経営環境で、可能性を見出せるとしたら直営事業だけ。5年間運営してきたYARD1927をパワーアップさせることが目標。

その練習として、昨年末にまちづくり部の中学生たち主催のポップアップだがしやをオープン!

2日間で17,585円の売上と3,270円の利益!

周辺に住む小中学生たちが気軽に来れて、何することもなく過ごせる場は一つの理想。今年から、常設で中学生が販売していくことを目指します。

さらに夜間は、児湯郡域で起業に関心のある中高生たちを対象に、本格的な「まち起業塾」の開講も目指します。

起業といっても、ビジネスモデルつくって資金調達して上場して的なものにとらわれず、過疎地にフィットした「自営」「雇われない生き方」の意味合いに重きをおいて。

2025年のYARDは「自由に学んで自由に働く」場を目指します。

3.ゼロカーボン×防災の教育プログラム

2021年から、小学生の選抜チーム「GreenHope」で2050年のゼロカーボン施策を考え、都農町ゼロカーボンU-18議会で提言してきました。

2022年には予算100万円を議会で可決いただき、商店街の空き地で「花とみどりで商店街を元気にする」みちくさ市を9回開催しました。

今年度から、都農町の小学校3校で6年生の総合学習「つの学」を年間15時間担当して6年生全員でゼロカーボンの施策を考え2月17日に議会で提案する予定にしています。

昨年、記憶に新しい宮崎での地震。南海トラフの注意情報や、都農町では竜巻、線状降水帯による冠水などの被害も。一昨年までと比べて、都農町の子どもたちがゼロカーボンの必然性や気候温暖化の課題について生々しく感じれるようになってます。

今年からはゼロカーボンとセットで防災についても、日常的に子どもたちと一緒に考えられる総合学習のプログラムをつくり、具体的なアクションを町に提案、リアルな事前復興につなげていくことを目指します。

4.ALAスタディツアー・合宿10件!

イツノマの直営事業HOSTEL ALAは、今年で4年目。

まちづくりの合宿所」をコンセプトに、高校生を中心にスタディツアーの受け入れを実施。

ぼく自身、同じ敷地に自宅もあるため、まちづくりや起業に関心のある人たちとじっくり話せるのは大変ありがたい環境です。

4年連続で来ていただいている新渡戸文化高校、日吉ケ丘高校に加えて、昨年より大学、社会人のツアーや合宿にもご利用頂きはじめてます。

印象的だったのは、広島県の教育の島、大崎上島町で教育とまちづくりの重ね合わせを実践している一般社団法人まなびのみなとさんの合宿。

事業領域やスタンスが共通することだらけなので、ぼくらとしても刺激と学びにしかありませんでした。その後、ぼくが大崎上島町にお邪魔したり、そこで知り合った方からお声がけいただき、年末は岡山県高梁市にお邪魔したり理想的なつながりかたでした。

1月には武蔵野大学アントレプレナーシップ学部のみなさんがお越しになりますが、今年は貪欲に営業して年間10件のツアー&合宿受注を目指します!

まちづくりや経営についてビジョンや方向性、戦略についてじっくり話したい、外部も交えて新規事業のブレストしたい経営者のみなさん!!

畑と星空しかありませんが、必要とあらばぼくらが目一杯お供しますのでいつでもお気軽にお声がけください。お待ちしてます!

5.過疎地で生き延びる株式会社とは?

昨年は、教育事業の比率が高まったこともあり、法人としてNPOや一般社団法人など、寄付もいただける可能性がある非営利のほうがいいのでは?と考えさせられることもたびたび。

あらためて、「なんで株式会社なんだっけ?」を自問自答しました。

明確な答えはありませんが、
・ちゃんと利益を追求して税金は払いたい。
・いつでもすぐに投資できる器にしたい。
・社員の給料を相場以上の水準にしたい。
・イツノマに?のスピード感、柔軟さ。
などなど。。

過疎地で株式会社を持続可能なものにすること自体が、ぼくが都農町でがんばりたい動機のひとつです。

過度な利益は不要なので、その分、ローカルインパクトを出せるよう、自分たちなりの指標をつくって、組織づくりに邁進していきます。

今年は新しい拠点も増えるため、3年ぶりに正社員採用と、引き続き、長期インターン生の募集を強化していきます。



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