1 グランドデザイン作成
理想の未来をわかりやすく見える化
町民との20回以上のワークショップを経て、パッと見てわかる未来の姿をデザイン
町の課題を解決するアクション100を提案、「つの未来ブック」を全世帯に配布
①ワークショップ
まちづくりの主役である住民のニーズやインサイトを引き出し、「実現させるためには?」を問いかけるワークショップ
A レゴ®︎シリアスプレイ®︎
レゴ社とMITメディアラボが創ったプログラム。レゴブロックを活用して創造的で革新的、かつリアルタイムに創ることができるプログラムを認証ファシリテーターとして実践。
B フューチャーランゲージ
慶應義塾大学SFCの井庭崇教授が研究する「パターン・ランゲージ」(よい設計や実践の本質、コツを言語化)をベースに、未来ヴィジョンや理想の未来像を小さな単位で言語化し、共有する手法。
2 こども参画まちづくり
こども・若者が当事者としてまちづくりに参画するしくみづくり
①つの未来学
都農町内唯一の中学校、都農中学校の総合学習の時間を各学年、年間24時間使ってまちづくりをテーマに探究・提案を行う。2021年には「気候変動対策」をテーマに中学生が出したアイデアがきっかけとなり、都農町として「ゼロカーボンタウン宣言」を表明。「自分たちのまちは自分たちで考える」をコンセプトにプログラム企画・実施を続けている。2024年度から、町内の小学校3校でも開講。
②Green Hope
都農町「ゼロカーボンタウン宣言」をきっかけに結成された小学生のゼロカーボン推進チーム。毎週水曜日の放課後、2時間を使って「木と花を植える」をコンセプトに、議会や町内に対してゼロカーボン施策を提案している。2022年度には、町議会に対し木と花を植えるための予算100万円を提案、全会一致で可決されている。
③まちづくり部
2023年5月にスタートした、中学生の地域クラブ「まちづくり部」。現在、中学1年生5名が部員として、週4日活動。まちづくりとAIをテーマに、未来の都農町について企画をつくっている。毎月開催している「みちくさ市」では、出店者としてオリジナルの飲料や菓子、ゲームを企画・販売して「稼ぐ」経験も楽しんでいる。
④みちくさ市
GreenHopeが主催者の一角として、「花とみどりで商店街を元気に」をコンセプトに、商店街の空き地で毎月1回、イベントを開催。①のつの未来学では、2年生が「みちくさ市」の会場を常設広場にするとしたら何があったら行きたいか?をテーマに企画し、町長や教育長に提案を実施している
3 空き家・廃校活用
建築・不動産の企画・デザイン・運営まで
①YARD1927
商店街の入口に位置する、築93年の旧歯科医院を町内初のコワーキングスペースとして、リノベーション、イツノマの本社所在地。イツノマは運営も担当。現在は、オフィスに加え、中学生の地域クラブ「まちづくり部」の部室としても活用。放課後は、大人と子どもで賑やかな場となっている。
②BUNMEI
商店街の中心に位置する、築91年の金物屋を多世代交流サロンとして、リノベーション。1Fは、イツノマが政策提言した「デジタル・フレンドリー事業」の運用の場として、全世帯に配布したタブレットの使い方がわからない高齢者がいつでも無料で聞きに来れるITヘルプデスク機能をもたせている
③HOSTEL ALA
約5,000㎡の耕作放棄地にある2件の空き家と1台のトレーラーをリノベーション。20床の宿泊施設をイツノマが直営。「まちづくりホステル」をコンセプトに、町内外の人たちが出会い交流を促す場として運営しています。多拠点生活サービスのADDressと提携、ワーケーションニーズを中心に誘客。
【スタディツアー】
定期的に高校や企業のまちづくりスタディツアーを催行。廃校や空き家など地域課題をコンテンツに、町内の小中学生と一緒に解決案を考え、町の人に提案するプログラムを実施。
(ツアー実績)
新渡戸文化高校(東京)、日吉ヶ丘高校(京都)、東京大学(地方創生コンソーシアム)、関西学院大学(社会起業学科)、立教大学(観光学部)、海士町(島根県)、サントリー、三菱重工グループなど
【ALAガーデン】
Hello New One!をコンセプトに毎月開催。5,000㎡の敷地を活用、都農ワインを楽しみ、新しいコトを起こしたい人が集まる場づくり。ゲストを呼んで新規事業やまちづくりを話し合う「まちづくりカレッジ」も同時開催。県外からのツアーゲストも招待、ホステルに宿泊し夜までゆっくり語り合える企画。