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教育で地方を変える。こども参画まちづくりの軌跡_#5枚で振り返る2025年

東京から宮崎県の過疎地、人口1万人の都農町に移住して6年。まちづくり会社、UDS株式会社の経営で培った「場づくり」と「キッザニア」のナレッジを活かし、町内唯一の中学校である都農中学校を中心に、「こども参画まちづくり」を実践してきました。2025年、中高生と取り組んだ軌跡を5つご紹介させていただきます。1.中学生が30万円稼いだ「みちくさ市」各学年、毎年24時間かけて「まちづくり」と「稼ぐ力」を身につける「つの未来学」は今年で5年目。昨年より、2年生で24時間考えた商店街の活性化アイデアを、3年生になって、実際に商店街の空き地で自分たちが考えたアイデアを実現させる「みちくさ市」を開催してい...

地方のまちづくりで一番求められる「稼ぐ力」を楽しみながら身につける。

稼ぐことは、相手の欲を満たすこと都農町内外で超人気のうどん屋さんの言葉。自分がやりたいことより、相手の求めていることを考える相手の欲を満たして、それを自分の好きにする。今年で5年目、都農中学校の総合学習「つの未来学」これまでは、2年生で24時間「地域課題の解決案」を考え、3年生で24時間、実現の準備をして「みちくさ市」を開催、30万円近く稼いできました。常にアップデート!を目指し、今年から「稼ぐ」にフォーカス!!都農町の現場で稼いでいる人たちから、職場体験的な講話ではなく、「どうやって稼ぐか?」リアルなコツを伝授いただくことに。中学生を対象に企画している授業ですが、内容は大人の研修で使っ...

プレゼンと発表・説明は違う?想いをまとめるPREPA

学生にも伝えたい。プレゼンは“発表”ではない。ベンチャー経営者にとっては、サバイバル技術だ。最近、中学校の先生からプレゼン講座を依頼されることが増えました。ありがたいし、とてもいいことだと思います。ただ、打合せでどんなことが課題ですか?と聞くとスライドをうまくつくれるようにしてほしい人前で恥ずかしがらずきちんと話せるようにしてほしい……それだとぼくらが実践しているプレゼンじゃない。ただの発表。。。誤解を恐れず言えば、発表=情報を伝えるプレゼン=心を動かすこの差は、社会に出てから深刻な壁になります。せっかくの機会なので、中学生にも、いまのうちから相手の心を動かすプレゼンを学んで練習してほし...

付箋を貼り出すだけのワークショップを超えるには?まちづくりの実践例から逆算

模造紙と付箋を超えるワークショップを貼って笑顔で記念撮影。住民参画のワークショップでよく見る光景。最近、こども・若者参画まちづくりをはじめ観光、防災、高齢者支援をテーマにした市民ワークショップの企画とファシリテーションを担当する機会が増えてきました。やるからには、ワークショップを付箋で終わらせず、参加者が、事業計画つくって実現するまで、一歩先を踏み出すきっかけにしたいと思ってます。地方でよくでる課題「空き家活用」でぼくらが5年前に手がけていま経営しているHOSTEL ALAの実例を逆算してワークショップを組み立ててみました。はじめにワークショップのテーマや回数、参加者の層によって、最終ア...

起業家精神とまちづくり_「やってみたい!」を「やってみよう!」に

「起業家ってどんなイメージ?」先週、授業で中学生に聞いたら「お金持ち!」「成功している人!」自分も起業家の一種と自覚してますが、中学生たちのイメージとはだいぶ乖離しているような。。一方で、文部科学省をはじめ、キャリア教育界隈でやたら聞こえてくる起業家精神・アントレプレナーシップ教育。このあたりの整理をしたくて、今年度からはじめる高鍋町立中学校の総合学習テーマはズバリ「起業家精神とまちづくり」にしました。1.起業家と起業家精神ちなみに、ぼくの場合は起業家をこんなふうに表現してみました。ワクワクすることを自分で実現させて稼ぐ人起業家の定義は100人いれば100通りかもしれません。ぼくの場合は...

地方のまちづくりベンチャーにとって、ミッション・ビジョンより大切なのはスタンス

ぼくらのような地方の小規模ベンチャーにとって、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)より大切なのはスタンスという話です。1. MVVのおさらいミッション「何のために存在するか」定義:なぜこの会社が必要なのか。時間軸:いま・常にイツノマ:「人(こども)からはじまる、まちづくり」ビジョン「どういう未来をつくりたいか」定義:ミッションの先にある理想の風景。目的地や夢の姿。時間軸:未来(5〜10年先)イツノマ:地方にワクワクを起こすバリュー「何を大切に行動するか」定義:判断基準。日常の選択を支える価値観。時間軸:日々の行動イツノマ「Be Positive , Do Positive」「いつの間...

観光地じゃない町にホステルをつくった理由

4年前、人口1万人の宮崎県都農町に「HOSTEL ALA」をつくりました。観光地でもない町に、わざわざホステルを?とよく聞かれます。理由はシンプルで、僕にとってここは「まちづくりの合宿所」をつくるのに一番ふさわしい場所だったから。そして委託事業に偏らず、自社直営の柱を持ちたかったから。もうひとつは、この町で“観光をつくる”こと自体に可能性を感じたからです。4周年を迎えたいま、その3つの理由と4年間の歩みを振り返りつつ、これからの挑戦について書きたいと思います。1.まちづくりの合宿所「合宿所」と言っても、スポーツの合宿じゃありません。まちづくりや地方に関心のある人が集まり、難易度高くて正解...

まずは、HOSTEL ALAに遊びに来ませんか?

7日間、お付き合いいただきありがとうございました🔥私たち株式会社イツノマは、宮崎・都農町から「教育×まちづくり」の新しいモデルをつくっています。「興味はあるけど、いきなり移住は不安…」そんなあなたは、まずHOSTEL ALAに遊びに来てください。中学生が集まる「まちづくり部」を見学したり、高鍋駅の「月市」に参加したり、代表・中川敬文と1on1で対話したり。都農町の空気を感じて、「ここで働きたい!」と思ったら、応募してください。あなたのデザインが、誰かの人生を変える瞬間。一緒に体験しませんか?👇 応募はこちらから https://www.wantedly.com/projects/228...

中川敬文から、未来の仲間へ

株式会社イツノマ 代表取締役の中川敬文です。30年間、東京で「まちづくり」に関わってきました。キッザニア東京、神保町ブックセンター、SHIMOKITA COLLEGE、日本初のイエナプランスクール「大日向小学校」…でも、いつも心のどこかで感じていました。「本当のまちづくりって、何だろう?」2020年、宮崎県都農町に移住して、答えが見つかりました。教育で地方を変える。中学生が「自分たちでお店をやりたい!」と言ったとき、大人は「無理だよ」と言いました。でも、一緒にやってみた。結果、売上30万円・利益11万円の「みちくさ市」が生まれた。中学生の本気が、商店街を動かし、町長を動かし、地域全体を動...

『教育&コミュニティデザイナー』募集。地域×教育×まちづくりを統合する仕事

宮崎から未来をつくる『教育&コミュニティデザイナー』を募集します。この仕事は、3つの領域を統合します:🎨 **公共空間デザイン** 高鍋駅「月市」のビジュアルデザイン、日向市図書館の共創ワークショップ、新設中学校の建築・教育デザイン📚 **教育カリキュラムデザイン** 都農中学校「つの未来学」(経産省キャリア教育アワード優秀賞)、高鍋町「明倫未来学」、小学校「つの防災学」🤝 **コミュニティデザイン** HOSTEL ALAでのスタディツアー、中学生「まちづくり部」週4日活動、高校生「NABEGO」週2日活動、高校生ショート動画「ナベゴーメディア」制作・配信(12万回再生)入社1年...

ポジティブ、面白がり力、フラットな関係性。イツノマの3つのSTYLE

私たちイツノマには、3つのSTYLEがあります。✅ ❶Be Positive, Do Positiveポジティブを自分たちなりに分解すると、「肯定的」×「積極的」どんなに「肯定的」でも、行動が「消極的」だと結局なにもやらない人。分類するとこんな感じでしょうか。①「肯定的」×「積極的」:ザ・ポジティブ②「肯定的」×「消極的」:お調子者サラリーマン的な③「否定的」×「積極的」:付き合いづらいけどやる人④「否定的」×「消極的」:ただの反対派・批評家「できない」「やらない」を「どうすればできそうか?」「まずやってみよう」と考えるのが最大のイツノマらしさです。✅ ❷クリエイティブな面白がり力面白が...

「東京から都農町へ。代表・中川敬文が見つけた『最強のまちづくり』」

2020年、東京から宮崎県都農町に移住した代表・中川敬文。30年間、東京で「まちづくり」に携わってきました。キッザニア東京、神保町ブックセンター、日本初のイエナプランスクール「大日向小学校」…でも、気づいたんです。「まちづくりの主役は、建物じゃない。人だ」と。都農町で出会った中学生たちは、目をキラキラさせながら「自分たちでお店を出したい!」と言いました。大人が「無理だよ」と言うから、一緒にやってみた。結果、売上30万円・利益11万円の「みちくさ市」が生まれました。中学生の本気が、商店街を動かし、町長を動かし、地域全体を動かした。教育こそ、最強のまちづくり。「競争」じゃなく「創造」。子ども...

『つの未来マップ』が象徴する、私たちの仕事

これは、都農町民250人と一緒につくった「つの未来マップ」。都農町の未来を、みんなで描きました。私たちイツノマがやっていることは——🎨 公共空間デザイン高鍋駅「月市」日向市図書館複合施設新設中学校のデザイン📚 教育カリキュラムデザイン都農中学校「つの未来学」(経産省キャリア教育アワード優秀賞)都農町立3小学校「つの防災学」高鍋町総合学習グランドデザイン🤝 コミュニティデザイン HOSTEL ALAゲスト交流中学生「まちづくり部」運営高校生まちづくりチーム「NABEGO」運営デザインは「見た目」じゃない。人を動かし、まちを動かす力。それが、私たちが目指すPUBLIC LIFE DESIGN...

教育で、地方を変える。

教育で、地方を変える。宮崎・都農町で、中学生が「みちくさ市」を企画・運営。売上30万円、利益11万円を達成しました。高校生は高鍋駅で「月市」を毎月開催、ショート動画11万回再生。小学生は防災マップづくりで地域を動かす。株式会社イツノマは、「まちづくり×教育×観光」を統合するPUBLIC LIFE DESIGNを実践しています。受賞歴:・2021年 グッドデザイン賞ベスト100・2023年 日本まちづくり大賞・2024年 経産省キャリア教育アワード優秀賞中高生の本気が、大人を動かす。教育が、まちを動かす。この挑戦に、あなたも参加しませんか?今週は7日間連続で、イツノマの「リアル」をお届けし...

地方の長期インターンで成長する人に共通する5つの行動パターンとは?

人口1万人の過疎地、宮崎県都農町でまちづくり会社を経営するイツノマ。そんな辺境の地の零細ベンチャーに、ここ3年で30人以上の大学生たちが長期インターンで来ています。都心のインターンみたく、就活のためでもなく、ガクチカレベルでもなく、休学してまで長期にわたって来る学生たち。それだけで、個人的にはすごいことだと思います。これからの時代、地方まちづくり分野で活躍できる人の要件は「アウェイに飛び込んでやりきる力」だと思ってるので、イツノマでインターンするだけで称賛!!そんな学生たちと日々一緒に過ごす中で、目に見えて成長する人の行動パターンに共通項があるなぁと感じてます。もちろん、地方・過疎地のま...