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「地方創生顧問・アドバイザー事業」で東京の企業と地方の現場をつなげる架け橋に
地方創生はバラマキ?地方創生交付金、実際に使われず予算が余ってるとも。もちろん、うまく活用されている事例はあり、人口1万人の過疎地、宮崎県都農町でまちづくりを実践する者として、地方創生強化の方針や方向性には大賛成です。1.地方創生現場のプレイヤー不足地方創生の問題は、補助金が出たとしても、地方で実際に動ける現場プレイヤーが不足か不在、あるいは体力・財力のある東京の企業と地方の現場プレイヤーのマッチングの仕組みが不十分なことにあるのではないでしょうか。補助金申請や計画書作成のサポートはリモートでもほぼ完結できるため、東京にいながら出張で対応できるコンサルタントは一定数、いらっしゃいますが、...
地方でクリエイティブな生き方を実現させるためには?
ウェルビーイングとクリエイティブ。「地方」はウェルビーイング?「地方」こそクリエイティブ!よく言われることでもありますが、実際に「地方」で生まれ育ち働く人たちを対象に、ウェルビーイングとクリエイティブについて、スキルとマインド両面からインプットして、アウトプットする講座のお手伝いをしてきました。場所は「福井」7年ぶり?ぐらいの福井は、すっかり「恐竜のまち」に1.若者や女性のスキルアップ今回、ぼくがお手伝いさせてもらった講座は、福井県で、テクノロジー創作の機会提供や、学んだことを活かした地域活動を行っている『一般社団法人あわらテクノロジー協議会』が福井県から委託を受けた事業「CREATIV...
地方のまちづくりをじっくり話せて、町内外の人がつながれるホステルづくり。
観光地でも出張地でもない、人口1万人の過疎地、宮崎県都農町で経営しているHOSTEL ALA。まずは経営を成り立たせること最優先で取り組んできたこの3年今週は、ほぼ毎日、合宿や視察研修、ゲスト交流会。HOSTEL ALAのコンセプト「まちづくりの合宿所」に少しずつ近づけている手応えを。というのも、ぼくらが理想とする地方のまちづくりは、その地域に住んで、毎日暮らしながら、地域の人と一緒につくりあげていくもの。そうすると、視野は狭くなりがちで、出会える人や情報にも限りが出てくるもの。といって、メディアで見る成功事例や東京の情報を見聞きしても、1万人の過疎地への翻訳はむずかしい。そんなことで、...
地方移住でいちばん大切な「健康」のために毎日続けられる4つのルーティン
地方移住、特に単身移住者にとって、「いちばん大切なことは?」と聞かれたら迷わず「健康」と即答します。理由は3つ①アウェイな環境のストレス②頼れる人が少ない③医療機関の選択肢が少ない5年間、地方移住生活を送ってきて実感する、健康維持のためにできることは当たり前の4つ①睡眠(よく寝る)②食事(3食規則正しく)③入浴(浴槽につかる)④運動(毎日続くこと)最近、仕事で一緒になった人やインターンの大学生から「なんでそんな元気なんですか?」「いつもポジティブでいる秘訣は?」と聞かれたら、いつも4つを呪文のようにとなえてます。。これから地方に移住を考えてる人、新卒で働き始める人の参考になれば。ぼくは健...
2025まちづくり、やりたいことBEST5
あけましておめでとうございます!都農町に移住して6年目を迎えました。昨年は売上の8割を失い、創業以来、もっとも厳しく辛い一年に。事業、組織ともに経営者としての不出来を痛感。でも、だめな時ほど、我が身を振り返り、成長するチャンス。こんな状況で仕事の機会を下さった恩人たちに感謝するとともに、恩送りができるよう悩み苦しむ起業家、経営者の役に立てる人になれるよう、がんばります。今年のおみくじで『他人のために尽くしなさい』って強調されてたし。いい歳して、そろそろ「利己」から「利他」に行動を変えていけるよう努力します。厳しい環境を一緒に楽しく?サバイバルしてくれた頼もしいイツノマメンバーと一緒に「ま...
経済産業省「キャリア教育アワード」優秀賞を受賞しました。
都農町で4年間実施している都農中学校の総合学習プログラム「つの未来学」が経済産業省「第14回キャリア教育アワード」中小企業の部で優秀賞を受賞しました!ふとしたことから公募の情報を知って、締切間近であわてて応募して、、【キャリア教育アワード】産業界によるキャリア教育の取組を奨励・普及・促進するため、平成22年度に創設した表彰制度です。また、平成23年度より最も優れた取組を行う企業・団体等には経済産業大臣賞を授与しています。今年度は、審査委員会による厳正な審査の結果、経済産業大臣賞3件(うち1件大賞)、優秀賞8件、奨励賞3件が選出されました。大企業の部、中小企業の部、コーディネーターの部と3...
まちづくりの担い手と雇用が減る地方こそ自営力を身につける起業家教育を!
宮崎県都農町で今年の3月に卒業した小学生は89人。10年後、20年後に、はたして何人が都農町に住んで働いているのか?いま28歳の学年は110人、現在、都農町に住んで働いている人数は、5人しかいません。都農町に限らず、全国の過疎地域、小さな町に共通する課題。ぼくが思う地方の起業家教育における起業家はスタートアップというよりは「自営業者」です。Uターンしたくなったとき、雇用されなくても、自立して自営できる力を身につけてほしい。そんな思いで、これまで都農町で取り組んできたこと、国の起業家教育の現状を踏まえて、今後、起業家教育で企画していきたいことを紹介します。1.総合学習で起業家教育ぼくらは都...
地域共創、観光創造につなげたい、おもてなしのコツ8選
最近、地域と宿泊施設の関係づくりについて、講演や質問を受ける機会がたまたま2度ほどありました。前職UDSで、宿泊施設がどのように地域とつながれるかは重要なテーマだったので、当時の記憶を蘇らせつつ、いつも以上の熱弁に。。と同時に、ぼくらがいま都農町で「まちづくりの合宿所」をコンセプトに経営している HOSTEL ALAの改善、さらには、来年度から高鍋町ではじまる観光協会のお仕事を踏まえ、宿泊施設と地域の共創関係やあたらしい観光の創造についての考えをまとめてみました。考えるフレームとして、パターン・ランゲージを活用した、慶應SFC井庭崇教授との共著「おもてなしデザイン・パターン」の28パター...
地域の未来を創造する:まちづくり会社の可能性と役割
「まちづくり会社」という言葉を聞いたことがありますか?まちづくり会社の可能性と役割について、子どもたちの声を活かす「こども参画まちづくり」や、未来を描く「グランドデザイン」アプローチなど、現場で実践しているイツノマの事例を交えながら、新しいまちづくりの形を探っていきましょう。1.なぜ今、まちづくり会社なのか皆さんの地元は、どんな様子でしょうか。にぎやかな声が響き、活気にあふれていますか?それとも、少し寂しさを感じることはありませんか?実は、多くの地域が同じような課題を抱えています。ここでは、その課題について考えてみましょう。人口減少と高齢化の波まず、多くの地域で直面しているのが人口減少と...
「まちづくり」「教育」「観光」の交差点に立つ会社をつくる
人口1万人の過疎地、宮崎県都農町で株式会社イツノマを起業して4年半。今年から、同じ児湯郡の高鍋町のまちづくりにも関わり始めました。歴史・実績の少ないぼくらにとって、新しい仕事や事業領域の変更があるたびに、会社の軸として、本当に自分たちがやるべきこと、できること、やりたいことを整理するのはとても大事なプロセス。ぼくがいつも意識しているのは既存の事業の組み合わせ、掛け合わせ。最近読んた山口周さんの本。自己プロデュースという観点で組み合わせ、掛け合わせが大事であると書かれてものすごく共感したところ。自分をプロデュースするということはつまり、他の人にはない組み合わせを選ぶ、ということです。知的戦...
地方で働くって実際どうなの?まちづくりを「仕事」にするキャリアビジョン
地方のまちづくりに関わる仕事をして約30年。人生2度目の移住、宮崎県都農町で仕事をして5年目。「地方で働くって実際どうなの?」と聞かれたら、真っ先に「自分次第でチャンスにも、リスクにもなりやすい」って答えます。20代ではじめて移住した新潟県上越市。45,000坪の敷地で一大ショッピングモールをつくろうと、地元の砂利採取業者の社長が地権者38人をとりまとめ、地銀など3行から40億円近い融資を受けて開発に着手。当時もいまも、東京ではなかなかお目にかかれないスケールの話。かつ、行ってみてわかったのですが、よく言えば余白だらけ、悪く言えば隙だらけの事業計画。でも、その計画をつくりあげ、実行推進す...
7/1にオフィスを開設した宮崎県高鍋町のまちづくりでやりたいこと5選。
7月1日より、宮崎県高鍋町にイツノマ高鍋オフィスを開設しました。オフィスは駅から歩いてすぐの蚊口海浜公園、高鍋海水浴場目の前!窓枠いっぱいの海を眺めて、波の音を聞きながら仕事できる環境。1.オフィス開設にいたる背景地方のまちづくりは、その地で暮らさないとできないとの想いで2020年4月に宮崎県都農町に移住して4年。町のグランドデザインづくり、廃校となった都農高校の活用企画、商店街の再生企画、中学生の総合学習、自社ホステル経営に取り組んできました。しかしながら、昨年9月の町長選で事態は一転。町長交代により、ぼくらが携わってきたまちづくりの、ほぼすべての業務がなくなり、会社としても売上の8割...
地方でまちづくりの仕事がしたい、新卒・学生でもできることとは?
「まちづくりの仕事するにはどうすればいいでしょうか?」「まちづくりの仕事ってどんなことするんですか?」宮崎県都農町に移住して、学生や20代の人たちからよく聞かれること。前提として、まちづくりという仕事は残念ながらありません。まちづくりは結果的総称、概念的なものだから。同じカフェでも、好きなコーヒーをお客様に提供したいのであれば飲食業まちをよくしたいと考える人たちが交流する場をつくりたいのであれば、まちづくりになるのかもしれません。それぐらい、あいまいな感じだと、ぼくは思います。まちづくりというと、都市計画や建築・不動産のイメージも強いかもしれません。ぼく自身のまちづくり経験は、ほとんどが...
地方創生・まちづくりのインターンで学んでほしいこと
「地方創生に興味があって」「まちづくりの仕事を体験してみたい」「地域の人と交流したい」人口1万人、宮崎県都農町にあるぼくらの会社イツノマにインターンを応募してくる学生のよくある動機。もうひとつの軸がキャリア「就活してたらわからなっちゃって。。。」「社会に出るのに経験の少なさ痛感。。。」早稲田大学建築学科を休学中の加統文菜さんは、先週、イツノマのインターンで過去最長となる半年間のインターンを修了しました。加統さんは、まさに上記の2つが主な動機。1時間近い彼女の修了プレゼンが、すこぶるよかったんで、これから地方でインターンを考えてる学生さんの参考になればと思い紹介します。1.売上を稼ぐ難しさ...
リソースの少ない地方のまちづくりで求められる力
「まちづくりの仕事したいんですけど、都市と地方、どちらでやるのがいいですか?」と聞かれることがあります。20年近く、東京でまちづくりの仕事をしてから、1万人の過疎地、宮崎県都農町に移住して実感するのは、リソースの有無による違い。都市にはヒト・モノ・カネなどのリソースが多い、地方には少ないと前提をおくと、それぞれで求められる力が違います。1.リソースがある都市で求められる力都市で規模が大きめのまちづくりの仕事においてはプロジェクトチームをどうつくれるかが成否の分かれ道。誰を知っているか?誰をアサインできるか?が重要でした。①分配する力まちづくりの仕事において、必要な仕事を構成する要素・業務...