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ウェディング・ホテル・新規事業。新卒7年半で3つの事業部を経験し、広がった自分の可能性。やりたいことを見つけるために入社した会社で築いた『ナナメのキャリア』ー佐藤聡美編

こんにちは、NSグループCHO荻野佳奈子です。

私たちの会社では社内にいながら複数の事業部・職種を経験し、環境の変化に強い人材になることを目指す「斜めのキャリア」を推進しています。今回はそんな「斜めのキャリア」について、入社8年目の佐藤さんにインタビューを実施しました。

新卒入社後、2度の異動を経験し、現在3つ目の事業部で店舗支配人として活躍している佐藤さん。2回の事業部異動の際にはそれぞれ別のことを意識したといいます。

佐藤さんが経験してきた仕事を振り返ってもらいながら、NSグループ独自の成長ステップ「斜めのキャリア」について紹介します。

<NSグループの「斜めのキャリア」>
・サービス業という幅広い業界の中で、様々な分野のサービス・業態を経験することで、個人の可能性を広げていくキャリアステップ。

・斜めのキャリアを経験することで、個の能力が認められるキャリアを築ける。


<今回登場する社員>
安心お宿事業部 安心お宿新橋汐留店 支配人
佐藤 聡美

(最後列1番右が佐藤。「ウリはポジティブさ!楽しい時も大変な時も、仲間と飲むのが1番!」

プロフィール:
新卒入社8年目。入社後にブライダル事業部、コワーキング事業部、安心お宿事業部(カプセルホテル)を経験し、コワーキング事業部では責任者を担当。2021年9月より安心お宿事業部で店舗支配人に着任。

仕事では「明るく・楽しく・前向きに」をモットーに、支配人として「こんな上司の元で働きたい」と思われる人でいることを心がけている。

<目次>
①7年半で3事業部を経験した「斜めのキャリア」
②「これしかできない自分にはなりたくない」という気づき
③「斜めのキャリア」と相性が良かった仕事への姿勢
④十人十色で活躍する同期、退職後もつながっている卒業生
⑤事業部全体で逆境に立ち向かい、獲得した社内表彰
⑥目指すのは、社内で1番の異動経験者!?

新卒入社7年半で3事業部を経験した「ナナメのキャリア」

――NS入社後の経験業務・ポジションを時系列で教えてください。

時系列順に並べると次のような形になります。
▼2014年4月/新卒入社・ブライダル事業部配属
→2015年8月/職種転換を経験(営業からプランナーへ)

▼2018年4月/コワーキング事業部へ異動
→2019年10月/パセラのコワーク責任者に着任

▼2021年4月/安心お宿事業部へ異動
→2021年9月/安心お宿新橋汐留店の支配人に着任

――それぞれの事業部でどんな仕事をしていましたか?

入社後まず配属されたのはブライダル事業部でした。はじめは営業チームで、お客様にいろいろなプランを提案する役割を担いました。お客様のパーティ当日に会場入りする機会も多かったです。

その際、会場で新郎新婦から頼りにされるプランナーの姿を見ているうちに、「自分も最後までお客様に寄り添う仕事をしたい」という思いが芽生え、ウェディングプランナーに。ブライダル事業部には4年間所属しました。

5年目を迎える春にコワーキング事業部に異動となり、パセラのコワーク東神田店の立ち上げを担当しました。そこから1年半後にはパセラのコワークの責任者を任されました。

そして、8年目となる今年の春に安心お宿事業部へ異動し、安心お宿新宿駅前店の副支配人になりました。9月に安心お宿新橋汐留店の支配人に着任し、今に至ります。

「これしかできない自分にはなりたくない」という気づき

――2回の異動を経験した7年半を振り返ってみてどうですか?

楽しいことや大変なこと、そして学びのある7年半だったというのが率直な感想です。そして、私は「斜めのキャリア」を推進するNSグループでよかったなと思っています。というのも、正直なところ新卒で就活をしている時、私はやりたいことがなかったんです。

――「やりたいことがない」、そうだったんですね。

やりたいことがわからなくて、やりたいことを見つけるために多事業展開をしていたNSグループを選びました。なので、最初のブライダル事業部での仕事にやりがいを感じながらも、「これしかできない自分にはなりたくない」という思いがありました。

そのことに気づいたのは、ウェディングプランナーになって2年半が過ぎた頃、ブライダル事業の主軸が別店舗に移ることになったと聞かされた時です。会社からの説明を受け、中には転職していく先輩たちもいました。

ですが、私は先輩たちの転職を見て、「ブライダルの経験だけだと行き先はブライダルしかない」と思ったんです。

そして、「自分はブライダルだけをしたくてNSグループに入ったわけではないし、この会社の中でいろいろな経験をして自分のキャリアの広げたい」と考え、社内での事業部異動を選びました。

なので、5年目のコワーキング事業部への異動は、当時から私にとってポジティブな出来事でした。ただ、異動先で待っていたのは7年半で1番大変だったと感じる仕事で……。

――そうだったんですか!?

はい(苦笑)というのも、コワーキング事業部に異動してすぐ、パセラのコワーク東神田店の立ち上げを担当したんです。

新しい事業部に来て、サービスのこともわからないまま、「パセラのコワーク」ブランド2店舗目の立ち上げを手がけるというミッション。なかなかハードで、とにかく勉強の連続でした。

サービスのこと・店舗管理・現場業務、全部を同時に学び、新しい店舗を作っていきました。ただ、基本的にとてもポジティブな人間なので、それを苦しいとは感じませんでした(笑)

――本当ですか?嫌になったりしませんでしたか?

嫌とかは全然なかったですね。実際、新店舗立ち上げの役目を果たし、異動後1年半でパセラのコワークの責任者となる頃には仕事にも慣れ、居心地の良い職場で楽しく働いていました。しかしそんな時に、「そろそろ次の事業部へ」という声がかかったんです。

当時は「まだコワーキング事業部にいたい」という思いが正直なところでした。ですが、上司に声をかけられて、自分の成長に必要なことだと思いました。そしてなにより、「自分だけが見ていると店舗も成長できない」と考えたんです。

「パセラのコワーク」というサービスと自分が立ち上げた店舗が好きだからこそ、コワーキング事業部から離れることを前向きに考え、3つ目の事業部へ異動しました。

――1回目の異動は自分のキャリアのためとおっしゃっていましたが、2回目の異動はサービス・店舗のためだったんですね。

確かにそうですね。そのあたりは違う視点というか、違う考え方で事業部異動という出来事を捉えられていたのかもしれません。

――メンバーの視点から責任者の視点へ、成長が感じられますね。2回目の異動の後はどうですか?

安心お宿事業部では、副支配人という立場で無理なくスタートできました。支配人から全体の運営を学びながら、1人のメンバーとして現場の仕事も経験していくという形です。コワークとはまた違った雰囲気の中、楽しく仕事を学べました。

そしてこの秋から、支配人として店舗を1つ任される存在になりました。支配人としてはまだ半人前なので、いち早く一人前になることを目指してがんばっています。

「ナナメのキャリア」と相性が良かった仕事への姿勢

――佐藤さんはなぜ斜めのキャリアの中でキャリアアップできたのでしょうか。客観的に見て自分が人よりできていたことや、仕事で心がけていたことがあれば、教えてください。

人よりできていたと感じるのは、「何事にも前向きに取り組む姿勢」でしょうか。自分としては楽観的過ぎて思慮が浅いのが短所だと思えるくらい、本当にポジティブな人間で……。

特に仕事では「明るく・楽しく・前向きに」を心がけ、どんな困難な状況でも前だけ向くようにしています。なので、異動という変化が起こる際にも、不安よりも楽しみな気持ちが大きかったというのが正直なところです。

こういった部分は「斜めのキャリア」を積んでいくうえで、相性が良かったのかなと感じます。やっぱり不安ばかりを意識してしまうと、前向きに行動するのは難しくなると思いますので。

責任者や支配人の立場を任されるようになってからは、「自分が前向きに仕事を楽しんでいないと、一緒に働くメンバーもついて来てくれない」という思いを抱くようになりました。ですので今は、「こんな上司のもとで働きたい」と思われる人でいようと心がけています。

十人十色で活躍する同期、退職後もつながっている卒業生

――他の同年代のメンバーも佐藤さんのようにいろいろな事業部を経験しているのでしょうか。

人それぞれですが、みんな自分の好きなように自分の道を選んで、活躍していると思います。複数事業部の経験でいえば、同年代では私が1番多いかもしれないですね。同期は10人ほどいるのですが、何人か印象深いメンバーを紹介すると、次のような感じです。

コロナ前に同期会を開催した時の社員。絶賛活躍中の社員も、別の場所でがんばる卒業生も大切な仲間です。

■バリバリ系
・堂前さん
(集合写真後方/右から1番目)
新卒入社からレストラン一筋。複数店での勤務を経験し、今はイタリアン&グリル アクアイルフォルノ 上野店の女性支配人として活躍しています。

・齋さん
(集合写真前方/右から2番目)
同期1番の出世頭。バーやカラオケでの経験を経て、現在はパセラ事業部、池袋エリアのエリア長のポジションについています。

・丹羽さん
入社後に伊豆・リゾートホテル店舗に配属となり、結婚・出産を経験。育休からの復帰後、副支配人勤務を経て、伊豆・高級和ホテル「風の薫UMI」で支配人を務めています。

次は働き方重視タイプのメンバーも紹介したいと思います。

■働き方重視系
・松山さん
入社後にプランナー職でマネジャーにまで昇格、その後社内転職で人事課へ。結婚・出産を経験し、現在は育休でおやすみ中(2022年春復帰予定)という同期メンバーです。旦那さんも社内の人で、男性育休を取得し、一緒に子育てをしているというご夫婦です。

・北川さん
(集合写真2列目左/1番左)
結婚してプライベート優先の働き方にシフトした同期です。NSグループには社員1人1人が自分の希望に合わせて30通りの働き方を選べる給与制度があるのですが、北川さんは年間休日増やす+残業減らすというスタイルを選んで働いています。

あとはそうですね、同期という観点でいうと、辞めたメンバーとも交流が続いている点は特徴かもしれません。コロナ前は同期会を開くと、社内外合わせて約20名が集まっていました。

会社としても「退職じゃなくて卒業、やめた後もつながりを大事にして、仲良くしてね」ということを言ってくれているので、「仲間の退職=縁が切れる」という認識ではないですね。

個人でグループの店舗を利用してくれる卒業生も多いです。みんな「お店が好き」という思いで働いているメンバーが多いので、退職した後もつながっているのかなと思います。

社内に残っている同期は同じ環境・近い立場で働く仲間です。悩みを共有し、アドバイスをもらい合いながら、これからも一緒に成長していきたいです。

事業部全体で逆境に立ち向かい、獲得した社内表彰

――先日の全社員会議で安心お宿事業部は社内版ヒットコンテンツNo.1を受賞していましたね。表彰がどういったものだったのか、そして受賞の背景を聞かせてください。

ありがとうございます。社内版ヒットコンテンツの表彰は、毎月Youtubeで社員向けにリアルタイム配信されている「全社員会議」の中で行われました。

前期半年間でリリースされた新サービスからトップ5を決め、表彰するというもので、下記がその時の画面キャプチャになります。

「NSグループ 社内版ヒットコンテンツ」と題した今回の企画では、売れ行き・新規性・影響力という3つの観点がランク付けの基準となりました。そして、私たち安心お宿事業部のカプ住プラン(カプセル定住プラン)が1位に選ばれた形です。

カプ住プランというのは、新宿駅前徒歩90秒・新橋駅前徒歩30秒など、都心のど真ん中にある「豪華カプセルホテル 安心お宿」に月4万円から住めるプラン。コロナ禍で苦しんだカプセルホテル事業の復活をかけた新サービスとしてリリースされました。

結果として、お客様から多くの反響が寄せられ、プロジェクトは大成功。私は今回安心お宿事業部を代表して、オンラインでの表彰の場に出席しました。

12月ということでサンタコスで参加したのですが、正直少し恥ずかしかった全社員会議の様子……向かって左が私です(照)

カプ住プランの企画は事業部のみんなで様々なアイデアを出し合って実現したもので、私1人で作ったものではありません。ですが、女性最年少の支配人としてコロナ禍を乗り切るために必死に知恵を絞り、表彰メンバーの一員になれたことは本当に嬉しく思います。

思い返せば、これまでのどの事業部でもトライアンドエラーをひたすら繰り返してきました。失敗しても落ち込みすぎず(反省はしますが)、再度チャレンジする。切り替えの速さとメンタルの強さはある意味仕事の中で鍛えられ、自信につながっています。

時には「もう嫌だ」、「こんなの無理だ」と思う場面もありましたが、そんな時には仲間(同僚・同期、そして先輩たち)の存在が大きかったです。私が行き詰まっていると、同じ職場だけでなく、別の部署の人も相談にのってくれて、飲みに連れて行ってくれて。

自分がこれまでいろいろな挑戦をしてこられたのは、それぞれの部署で環境の変化に順応して、会社の求める役割を果たして来たからだと思います。ですが、それは人に恵まれていたからできたことです。

いつも自分よりも会社のことを考えて仕事に没頭する私のことを考えてくれる仲間がいたから、今の自分があります。なので、今回のヒットランキング受賞では、事業部全体の努力・取り組みが認められたことがとても誇らしいです。

目指すのは、社内で1番の異動経験者!?

――これからこんなふうに成長していきたい・こんなことをやってみたいという希望はありますか?最後に教えてください。

まずは9月から任せてもらっている支配人という立場で一人前になることです。もう少し先のこととなると、これからも多くの事業部を経験したいという思いはあります。

7年半で3事業部というのは同期の中では1番だと思うのですが、社内全体で見るとやっぱり先輩にはもっと多くの経験をしている人がいます。

せっかくなら、今後も定期的に異動を経験し、「社内で1番多くの事業部を経験した人」になるというのも面白いかもしれません。たとえば、オリンピック開催とともに事業部異動をしていくとかどうでしょうか。

そんなふうにして「斜めのキャリア」を体現し、いろいろな仕事を楽しみながら、自分を成長させていけたら最高だと思います。

まとめ

今回は勤続7年半で3つの事業部を経験している佐藤のインタビューを通じて、「斜めのキャリア」について紹介致しました。NSグループではこのように独自のキャリアステップを推奨し、個人の可能性を広げるキャリア形成を支援しています。

また、今回紹介した「斜めのキャリア」の他にも社員のパフォーマンスを高めるための制度を整備していますので、興味がある方は下記記事についても目を通してみてください。

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