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オンライン全社員会議で仲間の顔が見える会社に|コロナを逆手に、情報共有・賞賛の場をオンライン化

コロナ禍に陥り、1年以上。コロナによって社員が集まることが難しくなり、多くの企業で情報共有の機会が減少してしまったのではないでしょうか。

そのような状況の中、私たちNSグループは「オンライン全社員会議」をスタートしました。対面で会えないからこそ、より仲間のことを知り、より会社のことを理解できる場作りを目指しました。

この記事ではオンライン全社員会議を通じて得られたことや、スタートするまでに実施したことなどについて紹介します。


2020年6月にスタートして、ちょうど1年。コロナ禍で毎月1回オンライン全社員会議を実施し、わかったことをまとめていきます。「コロナで情報共有や賞賛の場がうまく持てていない」と感じる方は参考にしてみてください。

<目次>
①コロナ禍でスタートしたオンライン全社員会議
②オンライン全社員会議の開始に向けて実施したこと
③初回はどんな内容だったのか
④オンライン全社員会議への反響

また、「動画でサクっと教えてほしい」という方向けに、全社員会議の1年の歩みをまとめた動画も用意しました。こちらもぜひ、あわせてご覧ください。

全社員会議1年間の歩みをまとめたムービー

コロナ禍でスタートしたオンライン全社員会議

きっかけはコロナでしたが、オンライン全社員会議には明確な目的がありました。

それは、会社の情報をよりオープンにし、働くメンバー全員が愛着を持てる会社にすること。そして、会社の一員としてがんばりたい、あるいは一員であることが誇れるような会社にすること。

そのために、社員全員が参加できる情報共有・賞賛の場が必要だったのです。

900人以上の社員がいる中で、コミュニケーションをどうとるか、社内の情報共有をどうすべきかは以前からの課題でした。

会社が成長し、社員数が増えたことで、業務で関らなければお互いに知らないまま過ごすメンバーたちも増えてきていました。また、それぞれの社員によって仕事への熱量や事業への理解度も異なります。

会社がどのような未来を描いているのか、各事業にはどんな思いが込められているのか。そういったことを伝え、共通認識を作っていく場が必要だったのです。

そのうえで、全員が参加・視聴できるオンラインという場で実施するからこそ、1人1人が会社への理解を深め、互いに学び、賞賛し合える機会にすることを意識しました。

オンライン全社員会議の開始に向けて実施したこと


会議は自社の貸し会議室にその日のための配信コーナーを作って行っている


まず行ったのは、全社員会議単体ではなく会議体系全体の再編成です。全社員会議で何を議題にするのかを決めるために、どの会議でどんな内容を話すのかというところから考えなおし、社内会議の建て付けを再構築しました。

それから全社員会議のタイムスケジュールや議題、そしてなにより、温度感をイメージしていきました。
そして下記のようなコンセプトが決まったのです。

  • 数字情報よりも熱量を重視
  • 人から人に熱量が伝わるように
  • イケてる事例発表をメインに
  • 各事業部は社内プロモーションを行うつもりで

初めてその事業部の話を聞く相手にも印象に残る話を、限られた時間でする。そのために、これまでの会議とは違うコンセプトの発表を各事業部が目指しました。

初回はどんな内容だったのか

初回の司会の様子。配信にはZoomを用いました。慣れてなくて司会も目線が合わない(汗


このようにして始まったオンライン全社員会議。初回は、どんな内容だったのかを振り返ってみたいと思います。
オンライン全社員会議、第1回の実施は2020年6月でした。タイミングとしては日本で初めての緊急事態宣言(4月7日ー5月25日)が、発令・解除された直後です。

前月の業績はコロナにより大きな打撃を受け、休業要請を受けた店舗に勤務していた従業員は働けない状態に陥っていました。苦しい中で出勤するスタッフも、出勤できないスタッフも、先行きの見えない不安を抱えていました。

そんな状況の中、初のオンライン全社員会議は実施されたのです。

そして、そんな時だったからこそ、会議で話をした各事業部の責任者からは不安を少しでも軽減したい、仲間に寄り添いたいという気持ちが伝わってくるものばかりでした。

特に、「休業中の有意義な過ごし方」というスピーチの中で紹介された筋トレ・読書のメリットという話には、後々いろいろな反応が寄せられました。

「筋トレ、やってみると楽しいです」、「読書始めました」という声が数多く寄せられ、会えなくても社員同士が影響し、繋がれるという実感を持つことができました。

ちなみに、2021年5月の全社員会議では、永年勤続表彰がメインのトピックスとなりました。順調な時も苦しい時も、会社とともに成長してきた仲間のスピーチはどれもとても力強く、誇らしく思えるものでした。詳しくは次の記事で紹介したいと思いますので、ぜひお楽しみに。

また、開始から丸1年が経過した2021年6月の全社員会議では、Youtubeでの配信となり、司会の様子はここまで進化しました。

最新回の様子。まるでTVのニュース番組!司会の目線も合うようになりました(笑


1年間継続し、想像もつかないような進化を遂げたことも、私たちにとって大きな学びと自信になりました。

オンライン全社員会議への反響

ここまで、「きっかけ」、「実施に向けて意識したこと」、「初回の内容」という形で振り返ってきたオンライン全社員会議。最後に、オンライン全社員会議に対する社員からの反響について、参加者アンケートのコメント抜粋し、紹介します。

※初回だけでなく、1年間分のアンケートから抜粋しています。

Zoomとはいえ、顔を合わせられることを嬉しく思う。暗い話題が多い中で、各事業部の取り組みや対策、今後の施策も知ることができる。何よりみんなの笑顔が見れることが嬉しい。
(現在はYoutube配信で実施)
各事業部の責任者の報告など、普段の勤務ではなかなか聞くことができない話を聞けるのがとてもありがたい。社内のいろいろな業態の動きを一度に知れるいい機会でもあり、自分のこれからの成長につながる機会でもある。
入社して初めての全社員会議に参加し、みなさんが楽しそうに仕事しているイメージを持てました。驚いたのは、いつも職場で普通に話をしていた方が、実は事業部長だったこと。役職のある先輩社員の方も、偉そうにすることなく、私のような新入社員にフランクに接してくださいます。そのおかげで楽しく働けているのだと、気づくことができました。
毎回、グレードアップしていく全社員会議が楽しみになっています。次回も期待しています。

まとめ

コロナの影響で、社員同士が集まる機会や発言しあう場が減ってしまった会社も多いでしょう。リアルで集まることはできなくても、工夫次第で新たな共有の場をつくることは可能です。

コロナ禍で社内コミュニケーションに苦戦しているという方は、オンラインでの全社員会議にチャレンジしてみてください。コロナで実施しなくなった会議や縮小したミーティングをオンラインに移行することで、社内に良い変化が生まれるはずです。


ちなみに、

余談ですが、あまりに社内の劇的変化へのポジティブ貢献が強かったので、『きっと困っている他社さんもいるのでは?』と思い、テスト的に商品化してみました👏

ご興味いらっしゃる方はぜひお気軽にお問い合わせください!


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