※このストーリーは、noteで発信した記事を転載しています。
おはようございます。こんにちは。こんばんは。ourlyの村山彩です!
全社員noteリレー企画、第9弾!私のおすすめの本を紹介いたします!
前回はチームメイトマブの関根氏が人生を思い通りにする「問い」の力について記載してくれました。
私がおすすめしたいのはこちら!
恩師に「あなたが直観的に感じている違和感は誰にでも持てることではなく強みである。一方で非論理的で感覚的、伝わらなくて悩むことも多いだろう。論理に落として言語化できるようになると本質的な課題解決能力があがる」とおすすめしてもらった書籍です。
読み始めてみると、どちらかとういうと「論理的・戦略的」な人が「クリエィティブ」を発揮するための要素に富んでいると感じました。が、日常で活かせそうなポイントがたくさんあったので紹介させていただきます!
はじめに
この本は「他人モード」にハイジャックされた脳という見出しからはじまります。なかなかのパワーワードじゃないですか?
私たちの日々は、大きなネットワークの中で「他人モード」で占められている。(膨大な業務、マネジメント責任、育児、親の介護などなど…)
「自分モード」と呼べる時間は少なく、そのように日々を過ごすと「自分は何をしたいのか?」がよくわからなくなってくる。そこから新しい発想や粘り強く考える力も失われていく。
そしてそれは個人だけでなく、ビジネスや企業経営でも同じことが起きているという問題提起から「ビジョン思考」で妄想を形にしていく方法が綴られていきます。
本書で展開される「思考の世界」(https://bizzine.jp/article/detail/3415)
妄想を駆動力にして創造する「ビジョン思考」
ビジョン思考は他の3つの思考法と比較して語られています
・PDCAによる効率化をめざす「カイゼン思考」
・論理に基づき勝利を追い求める「戦略思考」
・創造的問題解決「デザイン思考」
これらのいずれとも違う「内的な動機(ビジョンドリブン)」(⇔イシュードリブン)で「0->1」を構築していくのが、「ビジョン思考」です。
「妄想→知覚→組替→表現」のサイクルを回す
妄想を形にする「ビジョン思考」は「妄想→知覚→組替→表現」のサイクルで成り立っているといいます。逆を返すと、「自分モード」で考えられなくなる4つの原因もそこに起因しているようです。
①妄想 - 内発的動機が足りない
②知覚 - インプットの幅が狭い
③組替 - 独自性が足りない
④表現 - アウトプットが足りない
それぞれのプロセスと具体的なメソッドの一部を紹介します。
妄想
本当に価値のあるものは妄想からしか生まれず、創造性の発揮には「妄想と現実のギャップ」を認識することが欠かせない。
具体的メソッド
・「紙×手書き」で引き出す
・「感情アウトプット」を練習する
・「余白」をつくる
・偏愛コラージュ
知覚
本書では、安宅和人氏の言葉を引用して、以下の様に語られている。
『知覚』とは非常に簡単に言えば対象の意味を理解することである。(中略)知覚できる範囲はその人の理解力そのものだ。
情報から意味をつくり出す「知覚力」がアイディアを洗練してくうえで不可欠である。
具体的メソッド
・ペットボトルスケッチ
・カラーハント
・ビジョンスケッチ
・視覚化トレーニング
・ムードボード
組替
アイディアに自信が持てなくても問題ない。それを磨いていく方法論は存在する。そのために必要なのが「組み替える」ことであり、イノベーションもすでにある要素の「組替」によって生じる。
具体的メソッド
・可動式メモ術
・違和感ジャーナル
・あまのじゃくキャンバス
・セルフ無茶ぶり
表現
「表現しているか?」という問いに自信をもってYESと言える人は少ないだろう。しかし「表現」は最終的なプロダクトや作品だけを意味するのではない。素早い「表現(プロトタイプ)」がカギになる。
具体的メソッド
・アウトプットせざるを得ない環境
・ビジュアルメモ
・ビジョン・ポスター
・「英雄の旅」フレームワーク
さいごに。
いかがだったでしょうか?理解しきれた方はほとんどいないのではないでしょうか?私の理解の中で表現するには、力不足でした…!すみません、ぜひ読んでください!!!ともに理解を深めましょう。
直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVENamzn.asia1,707円(2024年09月20日 12:16時点 詳しくはこちら)
Amazon.co.jpで購入する
私は本書を読んで、「表現せよ」というメッセージングを受け取りました。そして、「共創せよ」とも。
豊かな妄想力と感性をいかし形にすることに対して、勇気をもらいました。
そのためには自分に必要なのは「知覚」のプロセスだなと感じたので「視覚化トレーニング」から取り組んでみようと思います。
みなさんの「妄想」も「表現」されていくことを楽しみにしています!
カルチャー・マネジメントから、顧客の組織課題解決をしていく仲間を募集しています
最後までご覧いただきありがとうございました。ourlyに少しでも興味を持った方は、気軽にお話ししましょう!