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『エンジニアリング組織論への招待』に学ぶ強いビジネス組織のつくり方

※このストーリーは、noteで発信した記事を転載しています。

『エンジニアリング組織論への招待』に学ぶ強いビジネス組織のつくり方|高橋 新平
こんにちは、ourlyの髙橋新平です。 [ourly]という企業の理想のカルチャーづくりの支援のSaaSとコンサルティング会社を経営しております。 全社員持ち回りnote記事の第2弾は自身の仕事や考え方に影響を与えている書籍についてということで、繰り返し呼んでいる本とそこから得ている取り組みについてご紹介をします。 前回はourly CEOの坂本さんが書いてくれました↓↓ 全ビジネスパーソンが一度は読むべき本 エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング amzn.to
https://note.com/fcshimpeit0820/n/n14836c317146


こんにちは、ourlyの髙橋新平です。
[ourly]という企業の理想のカルチャーづくりの支援のSaaSとコンサルティング会社を経営しております。

全社員持ち回りnote記事の第2弾は自身の仕事や考え方に影響を与えている書籍についてということで、繰り返し呼んでいる本とそこから得ている取り組みについてご紹介をします。
前回はourly CEOの坂本さんが書いてくれました↓↓

目次

  • 全ビジネスパーソンが一度は読むべき本

  • ビジネスも不確実性を下げていく行為

  • ビジネス領域で不確実性を下げる = 再現性を上げる取り組みを紹介

  • コミュニケーションガイドラインの整備で組織のOS(オペレーティングシステム) を揃える

  • あらゆるプロセスを型化する

  • 個人の能力UPのための構造すら型化する

  • 良いプロセスからしか良い成果が得られないのはビジネスも同じ

  • カルチャー・マネジメントから、顧客の組織課題解決をしていく仲間を募集しています

全ビジネスパーソンが一度は読むべき本

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリングamzn.to

2,618円(2024年08月23日 11:20時点 詳しくはこちら)

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この本はエンジニア界隈では有名なのですが、IT企業などにいない限りはビジネス系のキャリアの人で知っている方はいないかもしれません。
僕自身も前職のコンサルティング会社時代にクライアントの社長が読んでいるということで、脳内同期をつくるために読んだのがキッカケです。

ちなみに、最初読んでからこんな感じです…

1回目:う〜〜〜〜〜〜ん、わからんっ!!!
2回目:お、ふーーーん、なるほどっ!!!
3回目:すげえええええええええええ!!!!!!!!!
4回目:すんげえええええええええええ!!!!!!!!!
5回目:ぬおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!

はい、要は何が言いたかったかというと
繰り返し読む系の本で、内容がマジで素晴らしいです。

ビジネスも不確実性を下げていく行為

本書の中で「エンジニアリングは不確実性を下げていく行為」という考えがあり、プロジェクトやエンジニアリングの開発において期日に対しての不確実性をどうやって下げていくか?ということが言及されています。

これを読んだときに僕は思ったんです。

「これって、ビジネス組織も同じじゃね?!」

THE MODEL型の組織で事業運営するにおいても、

  • マーケティングチームがターゲットセグメントの見込みリードを集める
  • インサイドセールスが見込みリードの中から可能性がある先を見極め、価値ある適切な情報提供によりホットリードを商談化する
  • フィールドセールスが商談の中からニーズ喚起して購買意欲を刺激し、「今買う理由」をつくりご契約、売上を獲得する
  • カスタマーサクセスが引き継いだ顧客の利用、活用、成功を実現し、継続利用いただきつつ、追加提案目標に対して支援していく

これはまさにビジネスも不確実性を下げていく取り組み、言い方を変えると再現性を高めていく行為そう言えます。

ビジネス領域で不確実性を下げる = 再現性を上げる取り組みを紹介

不確実性を下げるためのourlyビジネスチームの取り組み

  • 徹底的にあらゆるものを型化するカルチャー
  • その型(プロセス)を改善しつづけるカルチャー
  • 個々人が能力アップし続けるカルチャー

を構造によって作っています。

コミュニケーションガイドラインの整備で組織のOS(オペレーティングシステム) を揃える

バックボーンが違う人間同士が会話をすると、どうしても情報の欠損が起きます。これは『エンジニアリング組織論への招待』でも言及されています。
社長から現場に伝言されているうちに違ったメッセージになっている、意図が伝わっていないということはよくあります。

これは現場の横同士のコミュニケーションにおいても発生することで、分かりやすく言うと「なるはや(なるべくはやく)」の基準が5秒の人もいるし、その日中の人もいるし、1週間以内の人もいる。

しかしながら、「期日と時間でコミュニケーションする!」というコミュニケーションプロトコルが組織内で合意形成されていればこのロスは発生しません。

あらゆるプロセスを型化する

商談プロセスから何から何までドキュメントで型化していく文化がourlyにはります。
型化するということはプロセスを決めることであり、成果物はプロセスに依存するので、これにより再現性を高め不確実性を下げています。

詳細は下記noteをご覧ください。

型通りやること、型を遵守すること、そして型を全員でアップグレードし続けるということが強く再現性の高い組織と事業つくります。

個人の能力UPのための構造すら型化する

ourlyではレビューの受け方、レビューの仕方まで型化されています。
下記はその参考ですが、このプロセス通りにレビューを受けることがオンボーディングで説明されます。

レビューの受け方のオンボーディング資料より

最後は現場で能力が高まり続けるような構造を持つべきだと思っているのですが、そこにもレビュー方法を型化しており具体の具体で行動を変えやすいようにフィードバックが行われます

社内slackのフィードバック事例、フィードバックはオープンチャンネルで行われます

良いプロセスからしか良い成果が得られないのはビジネスも同じ

ourlyではプロセスや進め方に対するフィードバックがすごく多い文化があります。アウトプットが基準値に至っていないというのはよくある話しではあるのですが、それ自体だけではなくプロセスをどう変えたらより良いアウトプットが出てくるのか?に主眼が置かれています。

ビジネスは気合と根性も大事なのですが、科学的なプロセスをそもそも持たないと気合と根性も長続きしません。
逆に、プロセスが科学的で優れているからこそ、最後のちょっとの追い込みを気合と根性で埋められる。
そういうもんだと思っています。

カルチャー・マネジメントから、顧客の組織課題解決をしていく仲間を募集しています

最後までご覧いただきありがとうございました。ourlyに少しでも興味を持った方は、まずは人事とのカジュアル面談から。気軽にお話ししましょう!

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