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学生の「やりたい」に向き合うourlyインターンの魅力とは?

【インタビュイー:飯野 希】

1988年、東京生まれ。’2011年、国際基督教大学卒業。’2013年、電気通信大学大学院修了。同年、電子機器を販売するキヤノン株式会社に入社。2年半ほど勤めた後、bitAで新規事業立ち上げ→ 日本No.1級のAI情報発信メディアLedge.ai(https://ledge.ai/)、およびに執行役員として株式会社レッジ→ bitAでourlyの立ち上げなど多様なキャリアを歩んでいる。現在はourly株式会社のCMOとして活躍中。

インターン生をまとめるCMO飯野の業務内容

ーーはじめに、簡単な経歴と現在(ourly)の業務内容を教えてください

飯野:大学院を修了した後、いきたい会社もなかったので、とりあえず大手に行こうということで新卒でキヤノンに入社しました。入社後はオフィス用複合機のUX設計を2年10ヶ月した後に、当時50名くらいのbitA(ourlyの親会社)に入社しました。そこからはずっと新規事業の担当をしていて、ビジネスを立ち上げて子会社を作り、その会社の執行役員をやる、ということを2回しています。いまのourlyが2回目ですね。

業務内容は何でも屋……ですかね。CMOという肩書きなのでourlyのマーケティング戦略全般はもちろんやっていますが、ベンチャーなので採用回りなどの足りていないところのサポートに入ったりしています。

インターン生との新規事業立ち上げは単純に楽しい

ーーさっそくですがourlyではなぜ学生インターンを受け入れているのですか?

飯野:「単純に楽しいから」っていうのが大きいですね。もちろん当初は、スタートアップで資金体力が限られているので、学生インターンを雇うという理由もありました。
ただ、私自身、過去に学生と一緒に新規事業の立ち上げを何回かして割と全て上手くいっていて、その過程で学生が営業やマーケティングなどのスキルのないところから成長して成功するまでの姿を見ることは凄く楽しいと感じています。学生が成長して結果を残してくれることは、学生自身にとっても会社にとっても価値のあることですよね。社員からしても、すごくいい影響をもらえる。

ーーこれまで学生と新規事業を立ち上げてきて、学生だからこその良さって何だと思いますか?

飯野:無邪気な感性を持っていること、ですかね。
例えば、新卒の人だとすでに“社会人”を意識しているので会社的な考えによっていたり、社会人経験が何年かある人だとだと何か突拍子もないことを提案されたときに「それって無理じゃないですか?」と否定から入る人が多い。
それに比べて、学生は無邪気に「こういうことできないんですかね?」とか「これってどういうことですか?」とか多くの提案や質問をしてくれる傾向が強い気がしています。一見難しそうなことにも「なぜ?」とか「どうやったらできるか?」という問いを立てて、考えることは学生の良さであり、その方がスタートアップとしては正しい姿であると思っています。邪念なく課題に一生懸命に取り組めることは学生の良いところだと思っています。

ーーこれまではourlyにとってのメリットをお伺いしましたが、次に学生側がインターンをするメリットを教えてください。

飯野:こんな話をすると、元も子もないですが、インターンをすること自体にはメリットはないと思っています。
誤解されないように、詳しく説明すると、「目的のないインターンは時間がもったいない」ということですね。例えば、就職活動のためにインターンするのであれば、インターンではなく、バイトをしている人であってもアピールできることにそんなに正直変わりはありません。というのも、“就職活動の面接では”みんなバイトリーダーや組織のリーダーになって素晴らしい結果を残しているからです。なので、インターンをしていたというだけではアピールに繋がりません。単純に学生の時間がもったいない。
裏を返せば、目的を持ったインターンは凄く意味のあるものになると思うし、ourlyとしてはそのやりたいことに対して全力で向き合って、学生の貴重な時間を価値のあるものにしていきたいと思っています。

ーー目的っていうと凄く難しいのかなと思うのですが、過去のインターン生はどのような目的を持ってインターンをされていたのですか?

飯野:例えば、某大手IT企業に内定していた子がいましたが、自分の人生にとって大手かベンチャーどちらが合っているのかを知りたいという目的を持って取り組んでいる子がいました。その子は某大手IT企業に新卒で入社することは決まっていたけど、実はベンチャー企業の方が向いているかもしれないと思っていた。ただ、大手に入社してからベンチャーに就職するにはリスクも大きいため、学生のうちにベンチャーの働き方を知りたいという理由でourlyで働いてくれていました。

それもひとつのわかりやすい目的ですよね。

ーー目的というとスキルの獲得や未来像を想起しますが、価値観を広げるという目的でもいいんですね。

飯野:目的は何でもいいと思います。
さっき言ったみたいに、新卒で入る会社以外の働き方を知ることでもいいし、マーケティングに興味があるけど、実際の仕事のマーケティングってどうなんだろう?みたいなことでもいい。

目的がある人にとっては、仕事への取り組み方が理解できることや、ourlyのようなスタートアップで、ビジネスの立ち上がるところを見れることはとても貴重な経験になると思います。

ourlyの魅力は難しい問いに挑戦できること

ーー数あるインターンの中でourlyのインターンの魅力はなんですか?

飯野:メリット・デメリットどちらもあります。
デメリットは、ourlyはスタートアップであり、人もまだ少ないので、1から10まで手取り足取り教えてあげることはどうしても難しい。なので、自発的に動ける人じゃないと働いていて楽しくないと思います。
一方で、メリットは抽象的な問いを解く力がつくところです。よくあるインターンの作業や雑務ではなく、抽象的な課題をどう解決するかということを一緒に考えるところから入り込めるため、難しい問いを解く練習になるはず。
また、ourlyは個人のやりたいことに対して全力で向き合う文化があるので、やる気さえあればどんどんチャレンジする機会を与えてくれる。それに対してのサポートはできる限りしたいと思っています。

ーー逆にourlyとは違う場所でインターンをした方がいい人はどんな人ですか?

飯野:とりあえず社会経験がしたい・社会人スキルを学びたい・研修制度を気にする人はourlyには合っていないのかなと。やっぱり事業は立ち上げフェーズなので研修制度もしっかりと整っているわけではありません。もちろん最低限のものはありますが、1ヶ月とか2ヶ月とか研修があるわけではないです。
その中でも自発的に動いて、積極的にインターンに取り組める人でないとourlyで働いていても楽しくないかもしれないですね。

コミュニケーションを大切にするourlyの企業文化

ーー研修制度が整っていないと聞くとインターン未経験者の方は身構えてしまうのかなと思うのですが、そんな中で飯野さんがインターン生と関わる上でどんなことを大切にしていますか?

飯野:できないことが当たり前というスタンスを取ることを意識しています。学生に限らずですが、新しい挑戦をするときってできないことは当然のことじゃないですか。なのでそのスタンスを保ちつつ、求めている期待値を丁寧に伝えてサポートすることを心がけています。

あとは”嫌なおっさん”にならないこと。笑

僕は学生とは10歳以上、年が離れています。そのぐらい年が離れている人と話す機会って学生からしたらなかなかないですよね。バイトだったら店長ぐらいかもしれない。笑 
普段から1on1とかも定期的にしていて、そのなかで雑談もしながら関係値を築くことを大切にしています。

ーー淡白なコミュニケーションにならないように心がけられているんですね

飯野:ourlyが社内コミュニケーションのプロダクトを扱っている会社なので、中で働いている人が楽しくなかったら会社自体の姿勢がハリボテになってしまうのでね。みんな気持ち良く働けているかなということは、常に気にしています。

ourlyに興味のない学生でも応募募集!?

ーーourlyが目指す未来とその未来に向けてインターン生に期待することを教えてください

飯野:ourlyとしては事業の立ち上げフェーズですが、現在(2023/05/19時点)は解約率0%という数字です。つまり、クライアントには強く満足していただいているということと理解していて、ビジネスとして社会に価値を発揮できていると認識しています。
一方でもちろんスタートアップなので、ビジネスとして弱いところも多い。今は「ourly」と「ourly profile」の2軸ですが、もっとできることの軸を増やして会社として価値貢献できることを増やしていきたいと考えています。

ーーそんなourlyがインターン生・募集を迷っている人に求めることは何ですか?

飯野:特にないです。これまでインターンをする目的が大切だという話をしてきましたが、一方で学生が目的を持つことも難しいと思うんですよね。

ただ、まだ目的が明確になっていなくても、その人がやりたいこと・やりたくないことはヒアリングしていく中ではっきりしていくことも多いのは事実です。僕は、もし縁があったときに、ourlyで働くことでこんなことができるんじゃないかな?という提案をするのは得意なんです。もちろんその人が何も考えてなかったら、何も助けにはなれないけれど。
だから、迷っている学生がいたら一旦話をしようよというスタンスですね。

ーーourlyでどうしてもインターンしたいと思っていない学生でも応募して大丈夫ってことですか?

飯野:もちろん。逆に「絶対御社でインターンしたいです!」みたいな学生が面接に来たら、逆に疑います。笑 就活でも志望理由って聞かれたりすると思うんですけど、どうしてもその会社じゃなきゃいけない理由ってほとんどの場合ないじゃないですか。茶番ですよね。
だから、やる気はあるけど悩んでいるという方はぜひカジュアルに話したいですね。いただいた時間はたぶん無駄にはしないので、とりあえず悩んでたら応募してきて欲しいなと思います。

▼インターン生へのインタビューはこちら
https://www.wantedly.com/companies/company_642159/post_articles/513004

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