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こんにちは、ドクターメイトのアオパンです!
ドクターメイトは、いつでも介護関係者のそばに医療がある安心をお届けするため、日中医療相談の他、夜間のオンコール代行サービスを提供している会社です。
ドクターメイトでは上記のサービスに加え、「教育関連の新規事業」を立ち上げています。今日はその新規事業推進の中心人物である3名にお集まりいただきました。
現場から多くの要望があったという「スタッフの知識・スキル向上」を通じて、介護業界全体の変革を目指す、その背景や意気込みについて詳しく伺いました。
登場メンバー
・塚越さん(新規事業グループオーナー):写真中央
2020年4月入社。広告代理店、WEB制作会社を経てドクターメイトに入社。セールス経験を活かし、セールス部門を立ち上げを実施。マネージャーを経て、現在は新規事業を統括。
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・菅沼さん(カスタマーサクセス・介護福祉士):写真左
2019年3月入社。新卒から介護付き有料老人ホームで介護福祉士として従事。現場で働く中で、介護人材の不足を強く実感するようになる。現在はCSチームと新規事業チームを兼任。
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・青柳さん(代表取締役・医師):写真右
医学部卒業後、皮膚科医として従事。2017年にドクターメイト株式会社を創業し、代表取締役医師として全体の経営と医療領域を管掌。現在も土日に外来診察、介護施設への往診も行っている。
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新規事業で挑むのは介護現場の教育領域
新規事業って、どんなことをやろうとしているんですか?
塚越:発起人の青柳さん! 背景とか込みで聞かせて!
青柳:新規事業チームとしては、介護施設スタッフの方の教育事業を立ち上げています。具体的には、医師である僕と、介護福祉士である菅沼くんの知見を活かした介護x医療の動画教材をe-learning形式で提供するほか、様々な現場ニーズのあった機能を組み合わせた教育システム「DMスタディ」を開発しています。
僕たちはすでに医療相談のサービスを提供していて、その際に現場から「こういう医療知識が欲しい」とか「スタッフ教育をしたい」といった声が集まっていたんです。セミナーなどで「現在の課題は?」とアンケートを取っても、「教育」という回答はいつも上位でした。
それで、実際に研修動画を作ってお渡ししてみたところ非常に反応が良かった。介護現場において、正しい医療知識を得られる情報源はニーズがあるんだなと確認できたし、会社の地盤固めも進んで実行できるフェーズに入ってきたので、新しい事業として立ち上げようと考えたのが発端です。
塚越:菅沼くんは介護福祉士として現場で働いていた時から課題感があったって言ってたけど、具体的にどんな感じだったの?
菅沼:自分が働いていた時も、職員の医療知識のばらつきが大きいことは課題でした。知識レベルが違うと、お互いに「良いケアをしたい」という熱い思いがあっても主張のぶつかり合いになってしまうこともあって。
でも専門家である医師から「これはやったほうがいい、これはやらないほうがいい」と明確に伝えてもらえると解決することが多かったんです。信頼できる医療知識があれば、スタッフ同士の人間関係も円滑になると感じました。
そんな課題をさっと解決して、全国の介護福祉士さん・施設長さんが幸せになるサービスを作りたいなと思いましたね。
塚越:僕は介護業界の経験はなかったから実体験で語ることはできないけど、医療アクセスの営業をする中で課題感はずっと感じてきてて。合計で700施設くらいとお話しさせてもらってきて、やっぱりどこの施設も「人が足りない」「職員が辞めてしまう」という課題が多かったんだよね。
離職理由を調べてみるとスキルアップ・キャリアアップへの課題感みたいな話がとても多かったのね。ふたりの言ってくれたように、「教育」は介護業界で必ず解決しなければいけない課題だと思うし、本気で変えていきたいって思ってます。
教育の領域で新しい価値の創造ってできるんですか?
塚越:やるしかない! と思ってます。施設としては「理想はわかるけど、当社にも方針はありますので……」という会話になりがち。でも現状だとスタッフが足りてなくて、これからも現場が逼迫していくと言われている中で、何か手を打たないと2025年を乗り切れないと思うんです。
青柳:オンコール代行もそうだったけど、今までにない新しいサービスを提供しようとすると、最初は理解いただくのに時間がかかるよね。提供先である施設の声を聞くことはすごく重要な一方で、しっかり意義や目的、想いをお伝えしていかないといけない。
菅沼:今、実証実験という形でいくつかの施設にご協力いただいていますが、施設長さんも現場の介護職員さんも「現状を変えたい」という熱い想いを持ってくれているんです。こうした共感や忌憚のない意見でサービスがブラッシュアップされていくのが、すごくいいなと思っています。
青柳:本当にありがたい……! 今、医療アクセス事業で550以上の契約施設があるし、現場の働き方や環境改善に思いを持った仲間が全国にたくさんいるんです。熱量高く、現場と一緒にサービスを作って、それを広げていくという事業の作り方ができることが当社の強みなのかも。
菅沼:そういえば、医療相談や夜間オンコールを提供し始めた時に比べると、新規事業のアポイント獲得や実証実験先の確保はすごくスムーズでした。会社として成長して、それだけ多くの方とご縁と信頼関係ができたからこそなんだなあ。
塚越:じ〜んとしちゃう。
新しいサービスを、お客様と共に作り上げる
それぞれの役割と、事業づくりの流れを教えてください!
塚越:役割としては、僕が事業全体の統括、菅沼くんがコンテンツ制作を統括して進めています。
流れもざっくりお伝えすると、まず代表の青柳さんとCOOの宮﨑で事業構想があって、それをベースにβ版のe-learningシステムを作りました。それと並行して動画コンテンツを制作して、実証実験に協力してくださる施設さんを集めて、実際に使ってもらって、フィードバックをもらっている状態です。ここからブラッシュアップを経てリリースしようとしています。
青柳:世の中にはすでにたくさんのe-learningサービスがありますが、このプロダクトでは自社の既存のサービスとシームレスに連携することを視野に入れています。今後の広がりを考えて、経営判断として自社開発で行うことを決めました。
塚越:まだまだ出来立てほやほやのプロダクトなので、ログインできて、動画が見れて、テストが受けられて……っていう状態ですけどね。施設の管理者さんが各職員の状態や研修履歴を確認できるように管理画面をアップデートしたり、施設内研修を格納できるようにしたりと、現場にとって価値のある機能を随時追加していこうと考えています。
菅沼:コンテンツは医師、看護師、介護職、それから理学療法士など、多くの専門家にご協力をいただいて、企画・制作しています。医療的な知識だけでなく、介護職員さんに伝わりやすい言葉の表現も意識しながら台本を作って、スライド資料に起こし、動画編集して、現場の方にご提供しています。
特に「短く、簡単に、分かりやすく」というのを意識しています。現場スタッフは本当に忙しいし、自分自身も5分以上の動画は見たくないタイプ(笑)。5分間に大事なことをしっかりまとめて、わかりやすくすることを重視しています。あとは楽しく続けられるように、クスッと笑える内容にもしていますね。
動画の質や、修正点などについてフィードバックをもらったので、現在はここから3ヶ月くらいかけてブラッシュアップしていこうと準備しているところです。
青柳:現場の声を活かしてしっかりコンテンツを作成していくことで、「難しい専門知識」と思われがちなところを「意外と楽しいな」と思いながら学んでもらえたらいいですよね。そうしたアハ体験を得られれば、現場の熱量もさらに上がっていくはず!
新規事業のやりがいは?
塚越:最近めちゃくちゃ感じているんだけど、初めて「ゼロイチ」で作らせてもらってること! 構想だったものが、お客様に触ってもらえる状態になって、声をもらって改善できて……少しずつ形になっていくのが嬉しくて。先の見えない、形のないものを試行錯誤しているのが楽しいタイプなんだって気づきました。
菅沼:わかる。一方的にサービス提供するわけではなく、業界課題解決に向けたお客様との一体感があって、一緒に作り上げていっているのが楽しいし、やりがいだなと思います。「ここ、どうしようか?」「こうするといいかも」とワイワイやれてるんですよね。
青柳:新規事業って未開拓だからこそ思いっきりやれるのも魅力ですよね。自分たちの熱量をダイレクトにお客様と共有できるのが面白いし、結果もダイレクトに跳ね返ってくるからやりがいあるよね。
菅沼:そうですね! あとは人数が少ないからこそ、責任分野は持ちつつ、それぞれ補い合うような動きも魅力ですね。塚越さん忙しそうだから、ここやっておこうとか。逆に僕が手一杯な時は、塚越さんが巻き取ってくれたり。そういう連帯感を持って支え合えている流れができてます。
塚越:そういうこと!
未来にプライドを持って、必ずやり切る
最後に、今後の意気込みを!
青柳:やり切りたいですよね、とにかく。
塚越:それは本当にその通り。
青柳:作りたい世界は見えているし、顧客の声も集まっている中で、大切なのはやり切ることだと思うんです。思いをきちんと実現することに覚悟とやりがいを持って挑んでいきたいなと思っています。
塚越:まずは正式契約を獲得すること! これは「必ずやる」と宣言しておきます。いいものを作っている自負があるからこそ、確実にやり切りたい。
菅沼:塚越さんが絶対契約とってくれるだろうなという信頼があるので、僕は導入した施設がみんな満足してくれるような質の高いコンテンツの用意をやり切りたいです。
新しいものを作る時には、本当にいろんな意見が出てきます。すべてを盛り込むことはできない中で、何を取り入れ、何をしないかの取捨選択を迫られ続ける。やったことのないことにも果敢に挑戦しないといけないし、難しさを感じる場面は多いです。それでもクオリティにこだわりつつ、柔軟な頭でやっていきたいですね。
塚越:変化を楽しめるマインドが大事だよね。思った結果にならないこともあるし、想定とのギャップで落ち込むこともあるけど、それを伸びしろと捉えて前向きに次に活かしていくことが大事だなって思った。
青柳:失敗を失敗で終わらせるか、そこから学ぶかは大きな違い。新規事業では誰よりも早く失敗をして、学びにして、改善につなげるっていうことができる部署だと思うので、チャンスだと思ってガンガンいってほしい!
課題にぶつかった時、「できないなんて情けない」と現在の自分にプライドを置くのではなく、「ここを必ず解決するんだ!」と未来の自分たちにプライドを持って、これからも事業を進めていきます。
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