*本記事は、以下noteの転載になります。
https://note.gaudiy.com/n/n3a9d9f59191d
Gaudiyでは、2021年の夏に、行動指針(クレド)として「Gaudiy STYLE」を公開しました。
それから約1年半。このたび、v1としてリリースされた行動指針を大きくアップデートする形で、新しい行動指針「Gaudiy UNIFORM」を策定し直しました。今回のnoteでは、その背景と内容をご紹介します。
目次
そもそも行動指針とは何か?
一般的には
Gaudiyでは
なぜ今、行動指針を改訂したのか?
新しい行動指針「Gaudiy UNIFORM」
バカなる
超守
GAN
推されよう
たのピンチ
変愛
Win均衡
高速実験
物語る
運用方針
常に注力するのは3項目のみ
注力項目とその意図
リリース後の取り組みこそが大事
Gaudiyのメンバーとお話しませんか?
そもそも行動指針とは何か?
一般的には
多くの企業、とりわけスタートアップ界隈では、MVV(Mission, Vision, Value)に代表される理念フレームに則って、企業活動の指針を制定することがスタンダードな取り組みになっています。このなかの「Value」が、「価値基準」または「行動指針」として位置づけられることが多いようです。
Gaudiyでは
Gaudiyでは、Valueを価値基準、Credoを行動指針と明確に分けて整理。行動指針は、価値基準を具体的に体現していくためのアクションとして位置づけています。具体的には、3つの価値基準に対して各3つの行動指針を紐づけ、全体で合計9項目の行動指針としました。
Gaudiyの理念体系
なぜ今、行動指針を改訂したのか?
Gaudiyでは、創業から3年が経過した2021年の夏に、行動指針「Gaudiy STYLE」を初めて定義しました。そこから約1年半の月日を重ねるなかで、Gaudiyが集団として重視したい行動に、徐々に変化が生じてきました。
理由として特に大きいのが、組織規模の拡大です。人数がハイペースで増えてきていることで、Mission, Value, Credoに対する理解や距離感にバラツキが生じ、業務の中で迷うシーンが出てきていました。
そこで、Gaudiyメンバーが改めて、今のGaudiyにとって大切な行動をとるための拠り所として、行動指針をより最適なものへとアップデートすることにしました。
新しい行動指針「Gaudiy UNIFORM」
メンバーが普段から会話の中で使いたくなるような、Gaudiyらしさとシンプルさを併せ持つ言葉に
行動指針とは言い換えれば、チームの目的に向けて、各々の個性を大きな1つのチカラに変えるもの。まるで、チームスポーツのユニフォームのようなものだと思います。Missionの実現という同じ志をもった私たちは、Gaudiyらしく一丸となって進むために、この「Gaudiy UNIFORM」を身にまといます。
バカなる
局所だけ見ると荒唐無稽(バカ)に見えるが、全体をふまえると「なるほど!」と感じるアイデア出しのこと。
超守
ものごとの検討を始める前に、守破離の守としておこなう、原理・原則や先行事例の超徹底的なリサーチのこと。
GAN
アイデアや方針をより良いものへと育てるために繰り返しおこなう、厳しくも愛のある指摘のこと。
推されよう
1人でできることには限りがあることをふまえ、みんなで前へ進むためには相手からちゃんと推される存在でいようとするマインドのこと。
たのピンチ
次々とやってくる巨大な壁、深い谷、漆黒の闇、難解な謎などの攻略を、たのしんじゃうマインドのこと。
変愛
変なひと、変なもの、変なこと。自分の変化、他者の変化。普遍性や現状維持よりも、異常値や状態変化を愛でるマインドのこと。
Win均衡
自分が得するかわりに誰かが損をするゼロサムではなく、自分を含めた全員がしっくりくる均衡点を追求する姿勢のこと。
高速実験
百聞は一見にしかず。百見は一触にしかず。調べたり考えたりするだけでは気づけない成功因子をイチ早く見つけるために、素早く試して素早く失敗する姿勢のこと。
物語る
方針やアイデアをストーリーテリングし、共感によってみんなを巻き込んでいく伝え方のこと。
読むだけでも一定行動へ移せるように、「なぜ必要なのか」「マインドセット」「期待できる効果効能」「活用シーン例」「やりかた例」「よくある質問」 という構成で書かれたドキュメント
運用方針
常に注力するのは3項目のみ
9項目すべてを常に意識できれば理想的な一方で、人が意識しうる項目数には限界があると考え、注力項目を3つに限定することにしました。
注力項目とその意図
2023年夏時点では「GAN」「たのピンチ」「物語る」という3つに注力することにしています。どの3つに注力するかは、状況の変化に合わせて柔軟に変更していく方針です。
GAN
まだ主要プロダクトがPMFしきっていない今、いち早く本当にいいものをつくるために、ヒトに遠慮することなく、コトに向かうために、質のよいディスカッションを大事にしたいから。
たのピンチ
短期的に見えているだけでも、これから複数の山場がやってくることが見えているなか、ピンチな局面で立ち止まらず、自分を、チームを勇気づけ、たのしみながら進んでいきたいから。
物語る
自律分散型の組織において、個々がバラバラの方向に向かうことなく、同じ方向へ向けて力を発揮するために、納得と共感を意識した伝え方は非常に大事だから。
リリース後の取り組みこそが大事
行動指針をつくってからが始まりです。行動指針を集団としての力に変えていけるかどうかは、いかに普段の行動のなかに自然な形で染み込ませていけるかが大切になります。
すでにいくつかの取り組みをおこなっていますが、「具体的に何をして、どんなアウトカムへとつなげられたか」については、後日改めてnoteにまとめる予定です。
認知施策の例:押したくなるSlack絵文字で言葉自体の流通量を高める
Gaudiyのメンバーとお話しませんか?
いかがだったでしょうか。Gaudiyの行動指針や、考え方が気になるという方、ぜひカジュアルにお話させてください!開発、ビジネス、コーポレートまで、様々なメンバーとお話しいただけます。