こんにちは!採用担当です!
今回は今年7月にリリースされたnugget(ナゲット)の開発に携わっているシステムグループのリーダにインタビューをしてきました!
≪nugget(ナゲット)≫
※フリーランス向け資金調達支援フィンテックサービス「nugget(ナゲット)」は、2022年2月1日より、AIファクタリングサービス「labol(ラボル」にリブランディングしました。
《プロフィール》
【名前】町田 直基
【所属】インターネット事業本部 サービスエンジニアリング部兼バーティカルメディア事業部
システムグループ リーダー
【経歴】
SIerで3年勤務し流通系・金融系の案件を担当。
2016年からセレスに入社し、モッピー内の新規コンテンツの開発。その後、Oh!Ya・持ち家計画・チケコミ等の新規メディアを担当し、現在は2020年7月20日よりリリースされたnuggetの開発チームのリーダーとしてプロダクト及びメンバーのマネジメントに従事。
<agenda>
Episode1:SIerで感じていたエンジニアとしての違和感。
Episode2:"技術力向上"、"ゼロベースから作る"とセレスでの開発。
Episode3:実現したい事。
intro…
(採用)いつもエンジニア採用にご協力ありがとうございます!今日はより多くの方に弊社について知っていただくために、町田さんのお話を聞かせてください!
(町田)いつか来ると思ってましたが。。。
ついに来ちゃいましたね。。。(笑)
(採用)ええ。…全て話していただきますよ。町田さん。
(町田)どういうテンションですか(笑)
Episode1『SIerで感じていたエンジニアとしての違和感。』
(採用)早速ですが、前職ではどんな事をされていたんです?
(町田)セレスは2社目で、前職は新卒で入った会社で3年間SIerをしていました。
主に流通系や金融系の案件に関わって、最後の方は某大手銀行の大規模案件でインフラ基盤構築の担当でバッチ処理を書いてました。
一部ですが、テスト設計案の提案から実装迄行って想定工数1時間半のところを10分くらいに短縮したりしてました。
(採用)1時間半を10分に⁉すごいですね!
(町田)記憶では確かそれくらいにできたような(笑)
テストってめちゃくちゃ時間かかるんですよ。
この時はテスト全体で10時間想定していて、そのうち1時間半をテスト準備としていました。
ただ、この工程が終わらないと後の全部できなくて、1時間半もかけていたら納期までに終わらないよ!リリース遅れちゃうよ!みたいな状態だったんです。ひとまず、この問題を解決してくれってという事だったので、複数案を用意してプレゼンして採用されたものを実行したら10分くらいで終わっちゃったみたいな感じでしたね。
(採用)かっこいい。。。!
この1時間は大きいですね…!面接時に改善提案の経験を聞く事があると思うんですが、町田さんは前職でも普段からそういった事されてたんですか?
(町田)この時はこれ以外ほぼやってないですね。
SIerって用意されていた課題を解決するというのがほとんどで、この時はたまたま求められていたのが課題解決だったので、実際改善提案ができるかどうかは環境による部分が大きいです。
(採用)環境というと案件によってという事ですか?
(町田)そうですね。SIerだと基本的にクライアント→元請け→一次請け→二次請け…っという構造になっているので、担当するのは限定的な業務になりますし、元請けの会社がどこかによって、使用する技術っておおよそ決まってくるので「この条件でこれをやってね」状態なんです。
(採用)なるほど…このあたりで違和感を感じるエンジニアの方もいらっしゃいますよね。
(町田)違和感に感じる人もいれば、普通と受け入れる人もいますね。
ひたすらExcelにエビデンス貼り付けるみたいな仕事や、もう何年も昔に導入したパッケージ製品のカスタマイズを何年も繰り返すのが普通だったりするので、むしろ違和感を感じるのは稀かもしれません。
ただ違和感ではないですが、捉え方によってはやる事が決められている状況なので「あれ?これってこうしたらもっと良くなるんじゃないか?」って考える意識や「ん?これ間違ってない?」みたいに疑問を持つことがなくなってしまうっていうのは結構あると思います。
カスタマイズとかでも、今導入されているシステムがもはやどんな企業でも使われてない言語で書かれている事もあって、リニューアルはせずにそのまま対応するというのが良くあるんですよね。なので自分の「これやりたい」を仕事に落とし込みにくいと僕は感じてました。
(採用)日々変化すると言われるIT業界にいながらレガシーな環境下で技術もあまり触れない日々が続くのは焦りますね。
(町田)そうですね、特に技術ブログとか読むと、そこでアウトプットされている技術と今仕事で触れている技術が5年、10年くらい遅れている事もあるので、自分の成長スピードにも疑問を持つようになりましたね。
(採用)5年10年ですか⁈かなりの差ですね…!
(町田)改めて話すと結構な差ですよね(笑)
学習中に出会う技術ブログで目につくのって基本Web系の話がほとんどで
技術話も概念的な話でも面白そうと思うのは大体自社サービスか受託開発をやっている会社での話題が多かったんです。
「じゃー、そっち(Web系)行くか!行きたい!」
って感じで転職に踏み切りました(笑)
Episode2『"技術力向上"、"ゼロベースから作る"とセレスでの開発。』
(採用)転職する時はどんな事を重視していましたか?
(町田)転職時は大きく2つテーマがあって、
"技術力の向上"と"ゼロベースから作れる事"でした。
一つ目の技術力の向上に関しては、やっぱり技術力つけるには実装に時間をかけれて、雑務に時間を奪われないのは重要だと思っていたので、自社サービスの会社が良いなと思っていました。
二つ目のゼロベースで作れる事は、身に付けた技術力をより活かせる環境的な意味ですね。
技術力ってツールのようなもので、”持っているだけ”じゃなくてどう活かすかで価値が変わると思うんです。
なので、設計段階から関わって、「技術的にどう?」とか「こういう技術取り入れたらどうですか?」ってやり取りがある環境で、何かに縛られずゼロベースから考える事ができるのが良いなと思ってました。
(採用)SIer時代の話を踏まえて改めて聞くとWeb系とSIerの環境とは360度異なる環境ですね。
二つのテーマに対して、セレスっていかがでしか?
(町田)率直に技術力が高いなっていうのと面白そうって思いましたね!
選考途中にコード試験があって嬉しかったのを覚えてます!
当然なのかもしれませんが、コード試験があるって事は技術力を求めていて、技術力を求めてくる会社で技術力を評価されたい!みたいな感じでした。
あとは社員の方とカジュアル面談をしたんですけど、その方がローカル端末にLinuxのFedoraを入れて使っていてやべーなって思いましたね(笑)
当時、自宅のPCに僕もFedoraを入れていたのもあってテンションが上がった所もあったかもしれませんが、ローカル端末でそんな事する人いるんだって驚きましたね。
いろんな人がいると思いますが、僕の場合何を作るかより、どんな環境でどう作れるかが重要だったので、セレスなら求めている環境があるし、なりたい状態を目指せると思いましたね。
(採用)入社前からセレスのイメージはあったと思いますが、実際どうでした?
(町田)想定通りでしたね!
・仕様検討はしない
・設計書の通りに書くのが普通
・テストをして終わり、リリースは別の人が行う。
という前職に対して、セレスに入ったら仕様から全然話ますし、そこから設計~リリースまで全部自分でやりましたし、仕様検討からリリースまで短くて1日、長くても2週間で行ったり、同じエンジニアでもプログラミングするだけじゃなくて、インフラの知見がある方がいたり、アナリティクスとか見てマーケティングの話もするので、「レベルが段違いだ。すごい!」ってなってました(笑)
Episode3『実現したい事。』
(採用)入社して2年が経過して、町田さん自身リーダーとなり、nuggetの開発チームのマネジメントもされていると思いますが、今はどんな事をされてますか?
(町田)一言でいうと"組織を強くするための仕事"ですね。
(採用)例えばどんなことをされているんですか?
(町田)今行っている採用関連の業務もですし、メンバー全員のレベルアップを図ったりすることですね。
例えば週に1回共有の場を設けて、今週多かった質問を共有して解説したり、十分に理解できていなさそうな所を共有したり、僕の頭の中にある構図や考えている事の共有を行って知識の増加と視座を高めるようにして、僕でなくてもできるを増やしていけたらなと思ってマネジメントに取り組んでますね。
その上でフラットで自律的な組織を目指してます。
(採用)なるほどですね。自律組織という点では与えるだけでなく求める事もありますか?
(町田)エンジニアのメンバーに求める事は長期的に2つありますね。
"事業部のニーズを満たす事"と"技術観点から提案を行う事"です。
一つ目の事業部のニーズを満たす事は、エンジニア以外のメンバーからの「売上アップ・コスト削減を目的にこういう事をしたい」という依頼に対して、技術をもって実現する事。
二つ目の技術観点から提案を行う事は、今抱えている課題に対して、「技術的にこんな事が実現出来て、そうするとこんな形で課題を解決できると思います。」のような提案を行う事。
やってほしい事だけを対応するエンジニアではなくて、プロダクトを成長させる一人のメンバーとして仕事をしてほしいですね。
なんなら職種という垣根はないと思ってくれるくらいの方が良いと思っています。
あくまで技術力という強みをどう活かすかというだけで、営業もデザイナーも求められている事は一緒という認識をもってもらうのが良いですね。
実はまだまだお伝えしたい事が。。。
というわけで、また別の機会にインタビューしたいと思います!!
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※当ストーリーは、内容を一部変更のうえ、スペースを「#interview」から「#Ceres's post」にお引越ししました。(2023/10/30)