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皆さん、こんにちは!キャパのフエです。
仕様書の翻訳のために、最近CADの勉強を始めました。入社する前に、CADという言葉を聞いたことがありましたが、具体的にどんな技術なのかを詳しく知りませんでした。初めて耳にする方もいらっしゃると思うので、今回はキャパの根幹事業でもあるCADについてに紹介したいと思います。
1. CADとは
CADとは「Computer Aided Design」の略で、コンピュータ支援設計とも訳され、「キャド」と読みます。設計や製図はコンピュータで行う支援するツールです。元々の手書きと比べて、設計作業がより早く正当に実施できます。建築・土木等の様々な分野に活用されています。
2. CADの歴史
1960年代に飛行機を設計するため、大手航空機メーカーのロッキード社によって、「CADAM」という2次元CADが開発されました。航空機の設計は膨大な時間と経費がかかります。その省力化でCADの開発が進められました。その後、自動車等機械系の製造にも用いられるようになり、CADシステムが一般に普及したといわれています。
3. CADの特徴
CADは手書きより各有効な特徴があるので、幅広い業種で活用されています。・コンピュータの支援による図面作成時間が短縮される・製図修正は簡単にできるが、間違えて図面の他の部分を消してしまう恐れがある。図面のデータはコンピュータに保存されるので、複製もしやすい。・製図を共有・管理しやすいコンピュータに保存されている図面データは簡単に共有できますし、一つの図面は複数人で共同に作業することができます。
4. CADの種類
CADには「2次元/3次元」また「汎用/専用」という2つの区別があります。
・2次元/3次元のCAD
2次元CADは、平面図・立面図などの図面を、線分や円弧を用いて描くCADです。簡単な図面であれば誰でも理解できると思いますが、複雑な図面を理解するには経験が必要です。
一方で3次元CADは、家やビルのような立体形状を、直方体や球を用いて表現するCADです。3D CADの場合は、専門知識がない方でも容易に形状を把握できます。
・汎用/専用のCAD
汎用CADとはどの分野でも通用する機能を備えたCADのことです。
例えば、AutoCAD(オート キャド)やJW CAD(ジェーダブリュー キャド)等です。
専用CADとは建築や機械、電気など、各分野に特化したCADのことです。
機械用、建築用、建築設備用、土木用、電気用、半導体用、アパレル用、ジュエリー用、墓石用など多種多様に分かれています。
例えば、REVIT(レビット)、Inventor(インベンター)、CATIA(キャティア)等です。
5. CADのカスタマイズとは?
CADカスタマイズとは線を書く等のCADの基準な機能でなく、それぞれのお客様の要求を解決する最適な機能をプログラミングでAutoCADに組み込み、より効率化を図ることです。例えば、入力の簡素化、自動作図、他アプリケーションとのリンク、図面中にあるデータの集計や解析等です。
6. キャパのCAD開発実績紹介
キャパではCAD開発35年の技術と品質を高く評価頂いております。
コンサルティング、提案、開発、構築、運用までのソリューションサービスをお客様に提供しております。実績として下記の開発が挙げられます。
・Autodesk製品のカスタマイズ
自動設定などの作図機能をAutoCADに組み込む受託開発を承ります。
・DWG互換CADカスタマイズ
BricsCADなどのコストパフォーマンスに優れたCADの業務効率化を目的としたカスタムコマンド作成を承ります。
・GIS(地理情報システム)アプリケーション
CADにGISを融合すれば、地図上に自由に作図ができるアプリケーションを低いコストで提供可能です。GoogleMAPや他社GISシステムを用いたアプリケーションの受託開発を承ります。
・ブラウザ版CAD開発
OSに依存せずに、各類ブラウザ環境で、動作するCADシステムを開発いたします。また、タブレットやスマートフォン、デッスクトップで、図面データの閲覧や編集が可能です。などなど...
7. CADデータをVR開発へ
設計段階でCADデータをVR上に変換し仮想空間上で直感的に確認、操作することができます。それによる試作品等の実物を作成し、直す工程が不要になるため、設計段階への手戻る手間が短縮されます。キャパでは教育ツールや作業マニュアルとしてVRの活用を行っています。
いかがでしたでしょうか?ものづくりに欠かすことのできないCADを理解することができましたでしょうか。
キャパでは規模から大規模までの多くのCAD開発案件を経験しています。私も今後CAD案件に携わり、エンジニアのサポートができるように勉強を続けていきたいと思います!
また勉強レポートを更新したいと思います。お楽しみに!(^^)!