こんにちは、エンジニアリングマネージャーの岩崎です。
CAMPFIREでは現在プロダクトファーストを掲げ、エンジニアを積極的に採用しています。この記事では、なぜ今のCAMPFIREがエンジニアを採用しようとしているのか、実際にCAMPFIREで働く魅力などについて書いていきます。
エンジニアを採用する理由
CAMPFIREは今年でサービス開始から10周年を迎えます。この10年で累計流通額は440億円に達し、累計プロジェクト数は5.1万件、累計支援者数は510万人と日本のクラウドファンディング業界における一大プラットフォームに成長しました。
特にここ1、2年はコロナの影響もあり、累計流通額が前年比で4倍(100億→400億)になるなど、ますます多くの人々から必要とされるプラットフォームになりつつあります。その中で、「一人でも多く一円でも多く、想いとお金がめぐる世界をつくる。」というMissionをさらに前に進めるために、経営陣共々、より一層プロダクトに投資する必要があると認識しています。
2020年に私がエンジニアリングマネージャーになってから、将来への投資に向けてエンジニア組織を改めて整えるべく、まずは内部の改善を中心に行ってきました。そして今年に入って数ヶ月が経ち、内部の改善が一段落して本格的に新しいメンバーを迎え入れることができる体制になったため、現在は積極的に採用活動や外部への発信を行っています。
CAMPFIREが抱えるシステム課題
上で述べた通り、CAMPFIREは今年で10年目を迎えるサービスです。一度リプレイスを挟んではいるものの、レガシーなコードも多く、いかに技術的負債を返却しつつ、ユーザーに価値のある開発を進めていくかが今後の課題になっています。
具体的にはモノリシックなアプリケーションをどう分割していくかや、成長するサービスをインフラ、アプリケーションの両面からいかにスケールさせていくことができるかが重要になってきます。
これらの目的を実現するために、CAMPFIREでは技術課題の解消に特化したカンバンボードを作成し、ユーザーストーリーの開発と合わせて、日々の開発スコープに組み込んで開発を行っています。
カンバンのポイントとして、全体の流れがスムーズになるように意図的にタスクの量を制限するWIP制限を設けるのが一般的ですが、CAMPFIREでは技術課題の解消タスクに関して、常に一つは動いているべきという逆WIP制限を課しています。こうすることで、技術課題の解消が必要なタスクとして認識され、他のタスクに埋もれることなく改善を進めることができます。実際に、この運用を始めてからリファクタリングのコミットが格段に増えました。
技術課題の解消に特化したRefactoringボード。常に一つは「In progress」にするルールになっている。リファクタ系のタスクを思いついたら各自が自由にBacklogに置いていい運用になっている。
新規開発とリファクタリングのバランスはどの組織でも大きな課題だと思いますが、CAMPFIREではビジネスサイドにもリファクタリングへの理解があるため、ビジネスサイドとエンジニアサイドがぶつかることなく開発することができています。
CAMPFIREの強み
では逆にCAMPFIREの強みは何かというと、まずSREチームの存在があります。優秀なメンバーが揃っており、全ての基盤がコード化され、各自が主体的にタスクを進めているSREチームは今後アプリケーション側を強化していく上での強力なエンジンになります。
次にMissionをベースにした優しい組織があります。CAMPFIREではMissionを実現するために10のValueを掲げています。
よくあるケースとして、MissionやValueは存在するが現場レベルでは守られていないことがありますが、CAMPFIREの場合、このValueが各チームの深いところにまで根づいています。
「人に優しくあろう」、「言葉を大事にしよう」、「チームで最高のプロダクト・サービスをつくろう」に象徴されるように、CAMPFIREの開発チームの心理的安全性は非常に高いです。各自がお互いにリスペクトを持って接し、困ったときは助け合い、失敗したときは非難せず組織的に学習していこうという空気があります。これはSREのポストモーテム文化にも大きく影響を受けています。
また、サービスとしての魅力もあります。クラウドファンディングという比較的新しい領域かつ、今の世の中に必要とされる社会的意義のあるサービスに関わることができるモチベーションは大きいです。私自身、コロナ禍で苦しんでいる知り合いに自社サービスを紹介し、使ってもらった時の喜びは非常に大きなものがありました。
なぜCAMPFIREに入社するべきか
私の意見ばかりだと客観性に欠けるので、最近CAMPFIREに入社したメンバーにも入社の理由やCAMPFIREの魅力について聞いてみました。
Q. CAMPFIREに入社した理由は?
・Mission、Valueに共感したから
・カジュアル面談、一次面接で一緒に働きたいと思ったから
・福利厚生がしっかりしている
・課題が多くてとてもやりがいがありそうだから
・コミュニケーションを大事にしている良い組織だと思ったから
・自分の経験や知識を活かして活躍/貢献できそうという印象を受けたから
・コロナ禍において身近な人々を助けられるクラウドファンディングというサービス、そしてそれを実現する会社のMissionやValueに強く共感したから
・面接をした方々が人として一緒に働きたいと思う方々だったこと(会社やメンバーの価値観、空気感とマッチしそうに思えた)
・自分が興味を持てて、心から広めたいと思えるサービスを運営していること
・「人に優しくあろう」や「言葉を大事にしよう」など、他の企業のValueにあまりあがってこない部分のValueを書いている姿勢に凄く共感できたこと
Q. CAMPFIREの魅力は?
・みんな優しい。批判の少ない会社がいいなと思っていましたが、そんな会社なかなか無いと思っていたら、ありました!!!w
・クラウドファンディングという社会貢献につながるサービスにやりがいを感じる
・自分の強みを活かしつつ技術的なチャレンジもできるところ
・新しい技術やサービスの導入についても、ちゃんと現状の課題と導入の背景を説明できれば進めていくことが可能なので、「これはこうであるべき!」といった固定観念にとらわれず自分達で切り開いていける文化がある
・コーポレートサイトに会社のValueが10個ありますが、形だけではなく本当に大事にしてちゃんと実践していると感じることが多いです
・チームを大事にしているというのもあり、困っているならみんなで助け合えばいいし、自分が困ってるならみんなを頼ればいいという感じで、みんなで支え合って前に進んでいるという実感があります。他人を称賛する事が多いのもすごく良い点だなと感じています
・クラウドファンディングという比較的新しいビジネスモデルに携われるところ
・働き方の選択肢が多いところ(福岡で働いている方が多かったり、コロナ前からリモートワークを取り入れてたり)
・他のチームのエンジニアとコミュニケーションがとれるところ
・TerraformやDatadogなどの便利なツールを導入できるところ
・勉強会の頻度がちょうどいい(月イチでいろいろな人のことを知れる)
・CAMPFIREの事業内容と理念に共感できる人であれば、ユーザーファーストを実現している嘘偽りが無い企業なので、本当に気持ちよく働くことができると思う
・会社のバリューの一つとして「人に優しくあろう」と掲げているように、誰もが人に優しく、心理的な安全性が高い(誰かが声を荒げているのを一度も聞いたことがないのは、自分の経験上で初だった)
・キャリアプランやライフプランについても、それぞれのメンバーの意思が尊重されていて、チームやマネージャーのサポートも申し分ないこと
・あらゆる形態のクラウドファンディングサービスに携わることができるのは、クラウドファンディングを行う会社でもおそらく唯一無二であること
・TOPの家入さんがValueを体現されていること
・「クラウドファンディングやってみたよ!」と自社のサービスを使ってくれている声を友人から聞けること
・アドベントカレンダーの参加や、Meetupの主催、月イチの勉強会など、知見を共有する・してもらえる情報共有の土台が少しずつ築かれていること
こうして見ると、会社のカルチャーやサービスの魅力、技術的なチャレンジがしやすいことなどが理由として多く挙げられていますね。
まとめ
以上、なぜ今CAMPFIREがエンジニアを採用しているか、そしてなぜ入社するべきかについて書かせていただきました。
現在エンジニアを積極採用している背景としては、
・ここ数年で急激に成長しているサービスであること
・エンジニアを採用するための土台が整ったこと
を挙げさせてもらいました。一方でなぜ入社するべきかについては、
・Mission、Valueの存在
・クラウドファンディングというサービスの魅力
・技術的なチャレンジがしやすい環境
の3点を中心に、実際に最近入社したメンバーの声として紹介させてもらいました。
CAMPFIREはまだまだ成長途中にある企業です。そこには様々な側面がありますが、ぜひこれからのCAMPFIREを一緒に作っていっていただきたいと思っています。興味のある方はお気軽にお声かけください!
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