【イベントレポート】生成AI×キャリアアップ！「エンジニアからPMへ：生成AIがもたらす新たなキャリアチャンス」を開催

2024年10月3日（木）、IT業界を目指す方々を対象に「アルサーガCheer Upプロジェクト」を開催しました。今回のイベントでは、「エンジニアからPMへ：生成AIがもたらす新たなキャリアチャンス」というテーマで、弊社PMの細野さんが登壇しました。

講義後半ではトークセッションを行いました。システム開発事業本部でディビジョンマネージャー（以下、DM）を務める片山さんが登壇し、細野さんと共に生成AIの活用や、生成AI時代に求められるPMのスキルやキャリア像について、参加者と情報を共有しました。そして、参加者からの質問にも答え、講義を締めくくりました。

登壇者紹介

アルサーガパートナーズ株式会社

第一事業部　システム開発1Div. マネージャー　細野　輝

大学卒業後、独立系SIerに入社。

メガバンクや官公庁のミッションクリティカルな案件にマネージャとして参画。その後、シンガポールなど複数国の海外赴任や、海外推進室室長や事業部長といった役職を務めたのち、今春よりアルサーガパートナーズに入社。

6月より第一事業部システム開発1DivのDivision Managerに就任し、新しい環境に挑戦をしている。

トークセッションの様子

レポートではイベント内容の一部として、トークセッションの様子を写真とともにお届けします。

◾️生成AIがPMの日常業務に与える影響

まず、生成AIがPMの日常業務に与える影響について、具体的な事例を上げながら説明しました。生成AIを活用することで、要件定義やプロトタイピング、ユーザーリサーチといったPMの日常業務のプロセスが効率化されます。また、プロジェクトの初期段階からAIツールを取り入れることで、迅速な意思決定が可能となり、従来の方法では実現が難しかったスピードで開発を進めることができる事例を紹介しました。

しかし、生成AIを業務に導入する際には人間の適切な判断も不可欠です。たとえば、生成AIを使ってデータからインサイトを引き出したり、自動的にプロトタイプを生成したりすることで開発チームの作業負担を軽減できますが、AIの結果をそのまま信じてしまうと、誤った方向に進んでしまうリスクがあります。そのため、AIの提案や出力結果を参考にしつつも、最終的な判断や調整は人間が行う必要があります。

また、生成AIの普及が進む中でも、人間にしか果たせない役割が存在することを認識することが重要です。特に、PMとしてのクライアントとの信頼関係の構築、チームメンバーのモチベーション管理、問題解決における創造的なアプローチなどはAIでは代替できません。こうした人間の強みを生かしながら、AIを柔軟に活用することで、より高いレベルのプロジェクト運営が実現できるでしょう。

◾️生成AI時代に求められるPMのスキルセット

生成AI時代において、PMには、技術的な知識を単に理解するだけでなく、生成AIの仕組みやその限界、効果的な活用方法を深く理解するスキルが求められます。これにより、AIをどのようにプロジェクトに取り入れるかを適切に判断し、効果的な戦略を立てることができるようになります。

また、生成AIの進化が非常に速いため、PMは新しい技術や知識を常に学び続ける姿勢が大事とされます。日々の業務で新しいツールや手法を積極的に取り入れることで、スキルを高めてキャリアアップにつなげることができます。変化に柔軟に対応し続けるための学習意欲や、異なる分野の知識を組み合わせる能力が、これからはより一層重要になるでしょう。