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メンバー1人ひとりのメンタルまでサポートするのは、リーダーとしてのあるべき姿。「人をつくるアルサーガ。」連載第85回はフロントエンDivでユニットリーダー(以下、UL)を務める羽井佐さんの登場です。
羽井佐さんは、サービス業界で数年働いたのちに未経験でIT業界に転身しました。転職で悩んでいた当時、様々な可能性を探るために軽い気持ちでデザインスクールの説明会に参加し、そこで出会ったWebデザイナーという職業に転身することを即決しました。仕事選びにおいては、常に自分のフィーリングを大切にして生きてきたと言います。
アルサーガにフロントエンドエンジニアとして入社した彼女は、人間性豊かで成長が速い点が評価され、ULとしてメンバーをサポートする役割を担うことになります。
「技術に関して自分はまだまだ経験が浅いため、それ以外で最善を尽くしてメンバーをサポートしていきたい」と語る羽井佐さんは、自分がULとしてあるべき姿を見つけたそうです。
自分のフィーリングに対して絶対的に忠実であるからこそ、明確な目標を持って自分に適したキャリアを築いている羽井佐さん。強い信念と行動力を持っている彼女に、ULとしての心構えやアルサーガで働く魅力、そして今後挑戦したいことについて話を聞きました。
自分のフィーリングに忠実に行動し、ウェディングプランナーからWebデザイナーに転身
――これまでの経歴を簡単に教えてください。
高校卒業後、ブライダルの専門学校に進学しました。その後はレストランウェディングを経営する会社に就職し、主にレセプションやレストランでの仕事をしていました。ウェディングやホテル業界には以前から興味があり、ウェディングプランナーになることが夢だったんです。しかし、夜の遅い時間まで働かなければいけないことが多いことや、自由に休暇が取りづらいことから、ずっとこの業界で働くことに疑問を感じ、転職を考えるようになりました。
その後はしばらく結婚式場の相談カウンターで契約社員として働きながら、別の業界の仕事を探していました。
固定された休みや安定した生活リズムで働ける職場を望んでいたため、事務職に目を向けて勉強を始めてみたんです。しかし、仕事内容が自分には合わないと感じることが増え、1人で悩みを抱えていました。
そんな時、知人にアドバイスをもらい、デザインスクールの説明会に参加しました。軽い気持ちで行ってみたのですが、「これだ!」と心が打たれて、その場でWebデザイナーを目指すことを決意しました。 まあ、ほとんど勢いだったんですけどね(笑)。
――その勢いから転職を決意したことはすごいですね!業界未経験からのWebデザイナーへの転身は大変でしたか?
Webデザイナーに転身するまでは、デスクワークに携わったことがありませんでした。そのため、パソコン操作には戸惑い、使いこなすまでは少し大変でした。
しかしそれ以外は、学習を進めれば進むほど新しい体験ができるので、勉強をすること自体に大変さを感じた記憶はほとんどありません。私はフィーリングに忠実なタイプなので、自分が決めたことを最後までやり遂げるという過程はとても楽しいです!
――現在はフロントエンドエンジニアとして活躍していますが、Webデザイナーからエンジニアになった経緯を教えてください。
Webデザイナーとして勤めていた時は、デザインとコーディングのどちらのスキルも身につけることができました。しかし、その中でも私はコーディングの方に魅力を感じていたため、マークアップやサイトのアニメーションなどの技術に焦点を置いて学習を進めていきました。次の転職時は、それらの技術を活かしつつ、一つの分野を極めたい気持ちが強くあったので、エンジニアとしての道を選びました。
さらに、アルサーガで面接を受ける際に、開発PMからもらったアドバイスもフロントエンドエンジニアにジョブチェンジを決意できたきっかけの一つです。
「これまでの経験を活かして制作の仕事を続けるもの大事ですが、開発案件に参加することでさらなるスキルアップの機会が広がると思いますよ」という助言に後押しされて、さらなる可能性を求めてフロントエンドエンジニアとしてアルサーガに入社しました。
成長と挑戦の機会ならば、逃さずにやってみたいと思ったからです。
――Webデザイナーとフロントエンドエンジニアの仕事の違いを教えてください。
簡単に言うと、Webデザイナーの仕事は表面的なデザインや制作がメインです。一方でフロントエンジニアの仕事は、APIなどのデータと連携してシステムを設計・構築するお仕事です。
仕事のスタイルという点も、違いの一つだと思います。Web制作は個人で業務を進めることが多いのですが、フロントエンドエンジニアの仕事はチームで開発を進めるスタイルが主流です。そのため、転職する場合は、仕事のスタイルに慣れるまで少し苦労するかもしれないですね。
一方で、両者には共通している部分もあります。例えば、WebデザイナーとしてのUX・UIの知見やCSSのスキルなどは、開発の仕事にそのまま活かすことができます。また、開発において最近注目されているアクセシビリティなどは、デザイナーとして学習することなので活用する場面は多くあるんです。Webデザイナーからフロントエンドエンジニアへの転職は比較的チャレンジしやすいと思います。
いい意味でギャップがなくてびっくり。フラットでありながらスピーディーに成長できる環境とは
――様々なIT企業の中で、アルサーガを選んだ理由はなんですか?
アルサーガのコーポレートサイトのモダンなデザインに惹かれたのが一つの理由です。
自社のコーポレートサイトはその会社の制作実力を反映できると思ったので、アルサーガのサイトはクオリティが高く、制作の技術力が高いという印象を受けました。
そして、面接時に実際の事例を見せてもらい、入社後に関わる案件についても詳しく説明をしてくれたことがとても印象的でした。その説明を受けて、仕事の具体的なイメージがついたと同時に、自分のやりたいことと一致していることを確信できたため、入社することを決意しました。
――実際に入社してみてギャップに感じたことはありますか?
入社して2年が経ちますが、入社した頃も今もギャップを感じたことはないと思います。
逆に入社直後はイメージとマッチしすぎてびっくりした記憶があります(笑)。アルサーガはフラットな会社だと入社する前から聞いていましたが、実際に働いてみると、入社の順番や年齢に関係なく、アットホームな雰囲気を実感することができたんです。
アルサーガには、上下関係なく自らの意見を発信しやすい環境があります。
例えば、自分のユニットに所属しているメンバーが、ユニット間の交流を深めるために勉強会を実施したいと提案してくれたことがあります。それをディビジョンマネージャー(DM)に報告すると、「来週一回やってみたら」と即時に承諾され、本当に次の週から実施することができたんです。メンバーの思いや提案、挑戦したい気持ちを大切にし、背中を押してくれる環境はとてもありがたいですよね。
さらに、この勉強会はディビジョンとして主催するイベントではなく、何かを発信したいメンバーが自ら手を挙げて始めたものです。毎週30分という短い時間ですが、気軽に参加できる会としてはコミュニケーションを深める良い機会になっていると実感します!
――入社して2年経った現在、改めてアルサーガに魅力を感じていることはありますか?
成長のスピードが速く、チャレンジもしやすいので、自分のやりたいことを実現できることが1番の魅力だと感じています。
また勉強会の話に戻りますが、実は進行がうまくいかない時期もありました。参加者も退屈しているように見えてきたので、そのままだと勉強会も単なる義務になると感じていました。参加者が減り、仲間と交流を深める目的から逸れることは避けたいので、改善の提案をしてみたんです。そうすると、メンバーたちは前向きに意見を受け入れ、全員でさまざまな対策を行ってくれました。その結果、参加者が増え、有志のメンバーが単体で主催するなど、活発な活動に変えることができました。
このように、アルサーガは自分のやりたいことや変えたいことを実現させてくれるんです。そんな環境だからこそ、アイデアがあればいつでも躊躇せずにチャレンジしたいと思っています!
他にも、個人のスキルアップを重視して勉強熱心な社員がいることも、魅力的なポイントだと思います。
技術的なスキルが高い人はたくさんいますが、フロントエンドを含むエンジニアリングの世界は変化が速いため、常に最新の情報をキャッチアップしないといけないんです。周りに成長意識の高い人が多いと、自分も刺激を受けていろいろやってみたい気持ちになるんですよね。最近は、作業が終わった後に会社に少し残り、オンラインコンテンツで学習したり、技術に関する記事を読んだりしています!
テックだけではなくメンタル面もサポートしたい。心の支えとなるULとして心掛けていること
――今の仕事内容ややりがいを感じていることを教えてください。
今はGPTサービスにおいてチャット機能や管理画面のフロントエンド開発を担当しています。
リードエンジニアとして初めて0→1の設計に携わっているので、これまでにないチャレンジもいっぱいあります!
特に、実装方針を定めることや技術選定、スケジュール管理などは責任重大なので不安もありますが、良い挑戦ができているのでスキルアップにも繋がっていると思います。また、フロントエンドだけではなく、同じプロジェクトに参画している他のDivのメンバーとのやりとりなど、様々なところに目を向けるようになったことも、新たな挑戦でやりがいを感じています!
――ULとして日々の仕事で心掛けていることは何かありますか?
エンジニアのULと聞くと技術面でのリーダーシップをとることをイメージする人もいるかもしれませんが、私の場合は、技術面よりもメンタル面のサポートをしていることが多いです。
フロントエンドエンジニアはプロジェクトに一人でアサインされる事が多く、何か問題が起こっても一人で抱えてしまうケースが多くあります。そのため、週に2回の頻度でメンバーとの1on1を設け、彼らの悩みやメンタル面の支援をするように心掛けています。単に悩みを聞いてアドバイスするだけではなく、一緒に解決方法を探して悩みが着実に解消されるまでサポートしたいと考えています。
すべてのことに介入はしませんが、フロントエンドDiv内の問題は、関係者に正確な情報を提供し、共に対策を練っています。また、プロジェクト全体で起こっている問題についても、担当のPMに直接相談するよう努めています。
――今後アルサーガで挑戦したいことについて教えてください。
まずは個人のスキルアップと情報のキャッチアップに注力していきたいですね。1番重点を置きたいのはフロントエンドの分野ですが、それだけでなく、サーバーサイドやインフラの知識も積極的に吸収しながら、より大規模なプロジェクトに携わり、一人前のエンジニアに成長していきたいと考えています。
さらに、複数のメンバーが関わるプロジェクトに参画し、リードエンジニアとしてチームをまとめるマネジメントにも挑戦してみたいです!
――最後に、今後アルサーガに入社する人にメッセージをお願いします!
アルサーガには成長スピードが速い環境があります。時にはそのスピードの速さに戸惑うこともあるかもしれませんが、挑戦することで確実に成長につながります。周りの刺激を受けながら一緒に1人前のエンジニアになってみませんか?オンラインでカジュアル面談なども行っているので、興味がある方はぜひ気楽にお話ししましょう!
――ありがとうございました!
(取材・編集・文=広報室 尹)