- サーバーサイド/ポテンシャル
- PM/上流工程
- RPAエンジニア
- Other occupations (38)
- Development
- Business
- Other
プログラミングが仕事になるなんて、夢にも思わなかった。「人をつくるアルサーガ。」連載第74回は、サーバーサイドエンジニアの二村さんに話を聞きました。
二村さんは、大学在学中にサービス企画や要件定義などの上流工程の業務、ベンチャー企業でのフルスタックエンジニアを経て、2023年6月にアルサーガに入社しました。エンジニアを志した当初を振り返った二村さんは、「プログラミングが仕事になるなんて思わなかった」と話します。
今回は、二村さんのキャリアを紐解くなかで、エンジニアを志したきっかけからアルサーガに入社した背景まで幅広く伺いました。若くからベンチャー企業でキャリアを歩んできた二村さんから見た、アルサーガの魅力にも迫ります。
将来に疑問を抱きながらも、東大を休学してまで進んだエンジニアの道
――これまでの経歴を教えてください。
高校時代、大学受験が上手くいきませんでした。他大へ進学するものの、現役時代に第一志望だった東京大学(以下、東大)を諦めきれず、学校に通いながらも受験勉強を続けていました。学業に受験勉強、そしてバイトをこなしながら、次の年には東大に合格します。
夢だった東大に進学したはいいものの、目標が見つからず大学の勉学に身が入りませんでした。漠然と理工系に進学する意向はありましたが、情報系という選択肢も捨てきれずにいました。プログラミングは学生時代から趣味の1つでしたが、当時はそれを職業として選ぶつもりはありませんでした。
ちょうどこの頃、2018年にキャッシュレスが流行りました。趣味も兼ねてSNSで情報発信していたことがきっかけとなり、キャッシュレス事業を行うベンチャー企業でバイトとして働き始めます。ローンチに向けて事業が盛り上がるなか、フルタイムで働かないかと声をかけてもらいました。
当時はエンジニアとしてではなく、サービスの企画や調査、システム側の要件定義などの上流工程を担当していました。今でも上流から考えることが多いのは、この時の経験からです。半年間ほど休学して事業に専念しましたが、事業の停滞を受けて退職し、大学へ復学しました。
大学生活を送るなか、友人から誘われ、今度は社員数が10名規模の受託開発会社で働くことになりました。2回目の休学をし、2020年6月に本社のある大阪へ行きました。これが私のエンジニア経歴のスタートです。最初はお試しのつもりでしたが、入社当日に初めて触れたPHPでバグ修正と機能追加のコードを書いたところ、本番環境で問題なく動きました。自分も周囲も驚きましたが、この時の成功体験によってエンジニアとして挑戦する勇気が湧いてきました。
さまざまな業務を経験し、より大きな仕事、そして刺激を求めて2023年6月にアルサーガへ転職します。なお休学期間は2023年9月末に終了し、仕事に専念するため、そのまま退学しました。
――東大を休学してまで、なぜ未経験からエンジニアを目指そうと思ったのですか?
趣味と言いつつも、コンスタントにやっていたわけではなかったので、一度しっかりプログラミングに向き合いたいという気持ちがあったからです。やりたいことが見えないなかで、これからの人生を模索している自分がいたのかもしれません。とはいえ、「これは仕事になるのか?」「お金を稼げるのか?」という疑問もありました。実際に働いてみると、自分に向いているし、社会にも貢献できる仕事だと思い、エンジニアとして生きていこうと決めました。
――プログラミングができることはご自身にとって当たり前過ぎたからこそ、社会に貢献できるスキルをお持ちだということに気がつけていなかったのかもしれませんね。学生時代はどのようなものを作っていたのですか?
小学生のときからパソコンが好きで、BASICやC言語といった10年以上前のプログラミング言語の本を買い、実際のコード例を読みながらゲームなどを作っていました。面白いと感じたら何でもやってみようというスタンスで、中高時代にはスマホアプリを自作していました。
ーー本格的な開発をされていて驚きました。前職ではどのような仕事に取り組まれていましたか?
小さい会社ではありましたが、小規模の案件がたくさん来る会社でもありました。メイン業務はサーバーサイドエンジニアとしての仕事です。クライアントのお困りごとは何でも引き受ける会社だったので、サーバー手配などインフラの仕事もしていました。こうした環境だったこともあり、業務を通しフルスタックエンジニアになっていきました。
惹きつけられたのは「年齢やキャリアを問わず意見交換のしやすい風土」
――前職と同じく、アルサーガもベンチャー気質の会社だと思います。転職先にあえて同じベンチャー企業を選んだ理由を教えてください。
前職は小さい会社でしたが、とても風通しが良く、意見交換のしやすい環境でした。アルサーガは300〜400名規模の組織ではありますが、前職と風土がよく似ているんです。面談などから、組織が大きくなってもこの風土を守ろうとする様子が伺え、働きたいという気持ちになりました。
下請けをしないと明言しているのも理由の1つです。開発では、お客さんとの距離の近さが大事になります。商流が複雑になると間に挟まる人間が多くなることから、お客さんとの対話が減り、本当に求められているものを提供しにくくなるからです。
――アルサーガ入社の決め手を教えてください。
決め手は、ベテラン社員が多数在籍していることでした。アルサーガはベンチャーでありながらも若手からベテランまで多様な人材が働いているのが特徴です。さまざまな人と関わり、いろいろな人から刺激を受けたいとも思っていたので、面談時にベテランのエンジニアさんとお話しをさせてもらいました。実績や人柄も含め、しっかりしている人で安心感がありましたし、この環境なら自身も成長できると思いました。
――入社して半年ですが、すでに周囲からとても信頼されていると伺いました。チームワークのなかで心掛けていることがあれば教えてください。
「聴く」ということを大事にしています。今、自分が関わっているチームは、各ポジションから1人ずつメンバーが参加しています。普段から違うことをやっている人と話す機会が多いため、丁寧な説明や相手が考えていることを聞き出すことを意識し、相手の立場や意図を理解した上で話すようにしています。
――学びを深める上で、二村さんは何が大事だと思いますか?
アウトプットの機会を増やすことです。アウトプットを考えながら、インプットを繰り返していくなかで、学びたいことが次第に広がります。また、面白そうだと思った技術やライブラリは隅々まで見るようにしています。例えば、ライブラリを使って開発をする場合は、単にそのシステムを使用するだけではなく、どのようなシステムかを理解することに時間を使っています。
――ここからはプライベートなお話しになりますが、ANAのダイヤモンド会員(※)になったと伺いました。元々、旅行はお好きなんですか?
はい、リフレッシュにもなるので好きです。思いつきで動く旅行が好きなので、計画するよりも「明日の飛行機を取っちゃえ」という感じで行動しています(笑)。
ANAのダイヤモンド会員については、旅行や友達に会いに行くなどで飛行機を使っていたらポイントが溜まって(笑)。去年だけで札幌、仙台、金沢、岡山、福岡、沖縄に行きました。キャンペーンの後押しもあり、この年はダイヤモンド会員になれました。
※ダイヤモンド会員:ANAグループ運航便で150,000プレミアムポイント以上獲得された顧客がなれる特別会員
――すごいですね……!行動的な二村さんの一面を垣間見た気がします(笑)。
好奇心が原動力のエンジニアなら、きっとアルサーガで成長できる
――入社から半年が経過し、改めてアルサーガのどんな点に魅力を感じていますか?
「仕事が進めやすく、働くのも楽しい環境」という点に魅力を感じます。今、デスクの両隣がDM(ディビジョンマネージャー)なんですが、仕事の相談をしたと思えば、技術の話をしたりと。和やかな空気で仕事を進められています。また、自分では気が付かないことに対し、周囲からアドバイスや意見をもらいながら進められるのも魅力の1つです。
様々なポジションの人がいるのもすごく良い点です。前職ではサーバーエンジニアだらけでしたが、アルサーガはディレクター1つとってもエンジニア出身の人もいれば、異業種から転職してきた人も多くいます。最近ではアプリエンジニアやコンサルチームの人とも関わるようになりました。多様なメンバーがいる環境だからこそ、世界観が広がっていくことを実感しています。
――業務の内容という点ではいかがでしょう?
任される仕事の単位、そして自分の裁量も大きくなるというのは、規模感のあるベンチャー企業ならではだと思います。大局的な視点で考え、これでいきましょうと仕事を進められるのは創造的で楽しいことです。お客様への提案も含め、進め方が自らの主体性によって決められるのは、プライム案件を多く取り扱い、クライアントと直接やりとりができるアルサーガならではと感じています。
――今後、アルサーガで挑戦したいことを教えてください。
入社から半年間が経過し、案件の動きにはだいぶ慣れてきました。次の段階としては、勉強会を主催することに挑戦したいです!その第一段階として部門で開催する勉強会に向け、テーマを決めて取り組んでいきたいです。将来的には、グロースラボ(アルサーガ独自のディスカッション形式の勉強会)のような勉強会を開催できたらと思います。また、これまで知識のアウトプットをしてはこなかったため、これを機会に少しずつネタを探し、技術記事やテックブログなどの形で発信できたらと考えています。
――最後にアルサーガへ入社したい人にメッセージをお願いします。
好奇心駆動できる人にとって、アルサーガはとても成長できる企業だと思います。そういう方々とぜひ一緒にお仕事し、一緒に成長していきたいです。未経験の方も、経験豊富な方も。アルサーガで日本のDXを牽引する仕事に興味のある方がいましたら、ぜひ一度お会いしたいです!
――ありがとうございました!
(取材・編集=広報室 尹、文=スギモトアイ)