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勉強家の元公務員が感じた「未経験エンジニアがアルサーガで働く意義」

元公務員が、未経験エンジニアとして入社。「人をつくるアルサーガ。」連載第71回は、サーバーサイドエンジニアの合瀬さんが登場です。

合瀬さんは、約7年間の公務員勤務を経て、2023年6月にアルサーガに入社しました。これまでにIT業界の経験はなく、未経験からサーバーサイドエンジニアとして働いています。エンジニアを志した理由について合瀬さんは、「創ること自体価値の提供になる点が、エンジニアキャリアの大きな魅力だと思った」と話します。

今回は、合瀬さんがエンジニアを志したきっかけから、入社した背景や未経験としてアルサーガで働く魅力についてお伺いしました。


公務員を退職し、未経験からサーバーサイドエンジニアへ

――これまでの経歴を教えてください。

大学卒業後、都内自治体の経済・労働関連の部署に7年間勤めました。最初は民間企業へ就職する予定でしたが、自分が1つの企業を通して社会に与える影響よりも、企業の基盤づくりに携わった方がより社会に貢献できると考え、公務員志望に変えました。経済関連の勉強をするなかで、産業労働の分野に興味があったことも大きいです。

部署内では、職業訓練の運営管理、予算・決算業務、農林水産に関する業務の3つに携わりました。仕事はどれもやりがいがあり、一緒に働く人にも恵まれていたと思います。一方で、業務の進め方が非効率だと感じる場面は少なくありませんでした。

業務効率に取り組むにあたり、個人的にプログラミングを学び始めました。終業後や休日を利用し、約2年間勉強しました。学んだ技術を業務に活かし効率化を進めましたが、個人ではできることが限られていると、転職を決意します。

勉強を進めるなかで「エンジニアは個人の力でも価値を創り、提供することができる」と気がつけたことは、今後エンジニアとしてキャリアを歩みたいと思う転機になりました。2023年3月に退職し、同年6月に未経験のサーバーサイドエンジニアとしてアルサーガへ入社しました。

――前職で働くなかで、非効率を感じたのはどのような場面でしたか?

例えば、何日かに一度送信する取引先へのリマインドメールです。毎回手作業で送付していましたが、同じ内容のメールを定期的に送るなら自動化したいと思いました。自動化できればメールの内容を簡単に確認するだけでよく、優先度が高い他のタスクに集中できると考えたんです。

また予算・決算の仕事では、毎年6月に総務省に提出する決算書を作成しますが、1週間ぐらい別室にこもり、分厚い過去ファイルを参照しながら業務を進めます。当時は、このような調査業務に大半の時間が取られており、より良い予算編成について考える時間が十分に取れていませんでした。そのため、調査工程をプログラミングを用いて簡素化できないかとよく考えていました。

――プログラミングの勉強はどのように進めましたか?

独学から始め、一度挫折を味わいました。困ったときに相談する相手がいなかったのもありますが、自分の技術に自信が持てないことも大きかったです。当時はポートフォリオも作っていましたが、自分としてはありきたりに感じて、「これで就職できるのかな?」と不安になったのを覚えています。ネット情報にも惑わされてしまい、そこからパソコンにも触らなくなりました。

勉強を再開しようと思ったのは、妻と一緒にご飯を食べに行った居酒屋で、エンジニアたちが技術の話で盛り上がっている様子を見たことでした。エンジニアになることを諦めていた自分がなんだか悔しかったですし、実際にエンジニアとして働いている方々を見て羨ましかったです。その日をきっかけに、改めて勉強が続けられるようにスクールへ通い、エンジニアとしてのスキルを身につけていきました。

――アルサーガを知ったきっかけは何でしょう。

代表の泰明さんが登壇した、エンジニア向けの座談会に参加したことがきっかけです。泰明さんにポートフォリオやキャリアプランの相談をするなかで、転職ビジョンが明確になりました。また、当時作成途中のポートフォリオについて相談してみたところ「めっちゃいいね」と褒めていただいたことを覚えています。制作が難航していて落ち込んでいた時期でしたが、改めて頑張ろうと思うことができました。この会をきっかけに、私はアルサーガに応募しました。

――アルサーガ入社の決め手を教えてください。

面接を担当してくれたエンジニアをはじめ、現場社員が持つ技術力に魅力を感じたことが決め手でした。

他社面接も並行して行っていましたが、技術スタックが一番幅広かったのがアルサーガのエンジニアでした。面接時に言われた「未経験でも挑戦できる」という言葉も個人的に響きました。最初は「ほんとかな?」と疑いましたが、話を聞くなかで、アルサーガなら挑戦できる環境があるかもと思うようになったんです。座談会からぼんやりと企業の魅力を感じてはいましたが、面接を通し、確信へと変わりました。


子育てに励みつつ、しっかりと働けるチーム

――未経験エンジニアでありながら、入社して早々にGPT開発に携わっていると伺いました。話題の絶えない分野で気になっている人も多いと思います。ぜひ、現場の様子について教えてください。

入社したときからGPT案件に携わっていますが、アルサーガでは特に力を入れている分野だと思います。私が携わったのはSaaS版の開発プロジェクトで、その実装の一部を担当しました。他にもログインやチュートリアル機能などの制作メンバーとして、プロンプトパークの立ち上げにも参画しました。

GPTは変化が激しい分野のため、一度リリースして終わりということはなく、フェーズ2、3を考えた実装が求められます。開発サイクルも早いため、チームで一生懸命取り組んでいます。

――合瀬さんは、どのようなときに仕事のやりがいや苦労を感じますか?

コードをたくさんかけるとやりがいを覚えます。思った通りにシステムが動くと、素直に嬉しいです。ひとつひとつのタスクが難しい点には苦労していますが、もし困ったことがあれば、周囲に助けてもらいながら仕事を進められるため、業界未経験で入社した私としては働きやすい環境です。

――先日、お子さんが誕生したと伺いました。子育てをしながら働くのは大変ではありませんか?

妻や職場の方が理解してくれているので、働き方など含め、調整がしやすいです。子どもが誕生した9月には、ユニットリーダーからパパ育休の提案をもらい、実際に取得しました。転職したばかりで、かつ未経験ということから、育休を取るのは難しいだろうと妻は思っていたそうです。育休が取れると話したときは、妻も喜んでくれました。

また、チームの理解もあり、定期的にリモートワークでの勤務も出来ています。おかげさまで産後の妻をサポートしつつ、働くことができています。この機会に仕事を朝方にすることで、夜は早く帰宅して家庭のためにできることを心がけています。

――チームメンバーから、いつ寝ているかが分からないくらいプライベートでも勉強熱心だと聞きました。

娘が生まれる前は業務外で3時間は勉強するぐらいプログラミングに没頭していましたが、子供ができた直後はなかなか勉強時間が取れなかったです。11月に入ってからは、通勤などの隙間時間を使い、意地になって勉強時間を確保しています(笑)。最近では娘の相手をしながら、膝の上でノートPCを開いて勉強しています。

今はプログラムに熱中している時期ということもあり、勉強を勉強と感じないのが正直なところです。少しでもコードを書くことができれば、前に進めていると感じられるため、充実しています。

最近は、仕事で使うPythonやそのフレームワーク、AWS関連の資格について勉強することが多いです。また、Qiitaなどで記事を執筆することもあります。ローカル環境で簡単なアプリを開発し、プログラミング言語の理解を深める取り組みも行っています。デプロイ*まではしていませんが、いつか個人でも本格的な開発をしてみたいです。

*実行ファイルを実際のWebサーバー上に配置して、利用できる状態にすること。


経験豊富な人材から知識や経験を吸収し、成長できる

――入社から約半年が経過しましたが、改めてアルサーガのどんな点に魅力を感じていますか?

未経験でも多くのことに挑戦できる点に魅力を感じています。難しい実装にチャレンジできるのはもちろん、未経験者のなかには入社早々チームリーダーとして抜擢され、活躍している方が少なくありません。私も入社してすぐ、マネジメント業務のサブリーダーに抜擢されたことがあります。仕事そのものに慣れる前だったので、結果としてはうまくいかず、事情を話し変えてもらいました。ですが、責任ある役を経験によらず任せるところに、社員の成長を考えている企業だと感じました。

また企業が成長段階ということもあり、毎月同期が入社してきます。何事にもチャレンジする人が多く、切磋琢磨する日々が過ごせる職場環境なので働きがいがあります。

――前職は公務員ということもあり、職場環境の違いに驚きませんでしたか?

確かに、環境の違いには驚きました。特に衝撃を受けたのは、社員たちが前向きに仕事を求め、チャレンジする姿です。

公務員に限った話ではないと思いますが、前職では仕事が回ってくると不快な表情をする人が少なくありませんでした。私も仕事が来ると嫌だなと思うタイプだったので「変わらなくては……!」という気持ちになりました。キャパがあるため何でも仕事を引き受けるなどの無茶はできませんが、自分がどうすればチームがより良くなるのかなどを考えながら動けるようになりました。

――未経験エンジニアだからこそ、アルサーガで働く魅力や意義などを教えてください。

アルサーガは技術に精通した方が多いので、何も分からない状態で入っても、周囲の知識や経験を吸収できるという意味で魅力的だと思いました。部署によらず、未経験者が悩む点などをメンバーも分かっているので、丁寧に答えてくれます。

過去に私もプロンプトパーク関連のバグで2日間ぐらい悩んでいました。経験者の人に相談したら、すぐ回答してくれました。おかげさまで解決の糸口が見つかりましたし、いい経験にもなりました。

アルサーガは自分のように未経験で転職してくる人も多く、年代も近いことからフランクに仕事に関して話しやすい環境があります。質問がしやすく、課題も話しやすいことから、仕事の報告をするときも、肩肘張らずにできました。前職では役職などを考慮し、空気を読みながら仕事をする場面もありましたが、転職してからはそのクセも抜けてきました。

――今後、アルサーガで挑戦したいことを教えてください。

大きなことはまだまだ言えませんが、早く一人前になりたいと思っています。インフラやフロントエンドなど幅広い技術を持って会社に貢献したいですし、上場フェースということも意識しながら仕事に励みたいです。

そのためにもインフラ関連の資格取得に向けた勉強をしたり、バックエンドだけでなくフロントエンドへの理解も深めたりしたりしています。サーバーサイドに軸足を置きながら、働き方とその可能性を広げていけるのは、アルサーガで挑戦する価値だと思います。

――最後にアルサーガへ入社したい人にメッセージをお願いします。

入社してまだ半年ではありますが、状況はスピーディーに変化しています。働いているだけで学びもありますし、仕事をしていても楽しいです。ときには失敗もありますが、フォローしてくれる同期や先輩、上司がいるので、失敗を糧に前向きに働こうと思えます。

純粋に仲間が増えるのは嬉しいので、ぜひ興味のある方がいましたら一度お会いできると嬉しいです。

――ありがとうございました!


(取材・編集=広報室 宮崎、文=スギモトアイ)

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