- サーバーサイド/ポテンシャル
- PM/上流工程
- RPAエンジニア
- Other occupations (38)
- Development
- Business
- Other
スキルアップを最優先に求めて!「人をつくるアルサーガ。」連載第54回は、オーストラリアから帰国したバイリンガル女子、フロントエンドエンジニアの植田さんが登場です。
第二の母国というオーストラリアに8年間滞在し、オリンピック会場での通訳から、Webデザイナーまで幅広い職種を経験した植田さん。
オーストラリアでの人生設計を描いていた時、コロナウイルス感染拡大の影響で母国の日本に帰国することを決めたそうです。英語スキルを発揮したいという強い思いを叶えるため、エンジニアに転身を決意し、たどり着いたのはアルサーガでした。
そんな植田さんに、オーストラリアとの出会いやエンジニアに転身した理由、そしてバイリンガル女子の視点から見たアルサーガならではの魅力と、今後アルサーガで挑戦したいことについて聞きました。
エンジニアに転身した一番の理由は、強みである英語スキルを思う存分に発揮したいから
――これまでの経歴について教えてください。
2020年まで、オーストラリアに8年間住んでいました。子どもの時に英会話スクールに通い、オーストラリア人の多い環境で長年過ごしていたんです。スクール経由でオーストラリアに行ってホームステイを体験したり、大学までの長期休みも全部オーストラリアで過ごしたりしていたら、大学の留学でも自然とオーストラリアを選ぶことになりました。
留学していた頃、学校以外の時間はカフェでバリスタのアルバイトをしながら、学校で習得したマーケティングの知識を活かして、契約社員としてInstagramでの広告運用などのデジタルマーケティングの仕事をしていました。また、趣味でPhotoshopを触って1人でグラフィックも作っていたので、Webデザイナーとして働いた時期もありました。
そのまま学校を卒業してオーストラリアで就職をしたいという人生設計を描いていた時に、予想外のことが起きたのです。
2020年の3月、2週間だけ日本に帰国するつもりでしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で海外渡航が禁止となり、オーストラリアに帰ることができず、日本に滞在することになりました。当時は留学途中であり、授業もオンラインで受けることとなりました。卒業式も現地に行けず、リモートで参加する形となりました。
卒業後、デジタルマーケティングとWebデザインの両方の分野で、地元の製茶会社と顕微鏡メーカーで働いていました。また、知り合いの紹介で東京オリンピックの卓球会場で通訳として活動し、テレビ局の取材対応も経験しました。
通訳の仕事は他の職種とは異なり少し特殊な職業でしたが、東京に拠点を戻すきっかけとなり、オリンピックのような歴史的なイベントの現場で仕事をすることができたことは、日本への貢献として非常に充実感を得られて貴重な経験になりました。
――アルサーガにはフロントエンドエンジニアとして入社した植田さんですが、エンジニアに転身した理由について伺えますか?
英語力という強みを活かせる仕事に就きたいという思いが一番の理由です。
以前はグラフィックデザインやデジタルマーケティングの仕事をしましたが、英語スキルを活かせる機会は限られていたため、強みを最大限に発揮できないことに心の中でずっと引っかかっていました。そのため、転職を考える時、これまでの経験を生かしながら、英語スキルが発揮できる仕事を探しました。
エンジニアの仕事は、コードの読み書きはもちろん、他にも英語が使用される場面が多いため、私の「英語力を活かした仕事がしたい」という思いと合っていると感じ、エンジニアに転身することを決めました。
また、前職のWebデザイナーとしての経験を活かせるポジションとして、フロントエンジニアに興味を持ちました。ユーザーが見える部分のプログラミングや設計に携わりたいという気持ちが大きかったので、バックエンドエンジニアなどは考慮せずに、フロントエンジニアを目指すことにしました。
独学でフロントエンジニアの基礎から学び始めましたが、予想以上に楽しく、約1年ほどでWebサイトの制作を1人で行えるように成長できました。
多彩な職種を経験したバイリンガル女子が語る、アルサーガならではの魅力とは
――アルサーガに入社を決めたきっかけはなんだったでしょうか?
実はアルサーガの面接を受ける前、よりお給料が高い企業から内定をもらっていましたが、それでも私はアルサーガを選びました。
その企業の内定はSES(業務委託)の仕事で、正社員ではありませんでした。また、面接の時から堅苦しい雰囲気を感じていて、社風や風通しの良さについて不安があり、入社を迷っていました。
一方、アルサーガの面接は、おしゃれな金髪の方が対応してくれて、会話の中でも堅苦しさを感じず、とても好印象でした。インターネットでアルサーガのことを調べた際も社員の平均年齢が20代で若手が多く、活気があるイメージを受けました。
また、フレックスタイム制度も整備されているため、社風が自由な会社だと感じたことで好感度が上がりました。さらに、口コミサイトで「アルサーガは挑戦したい人に向いている」という投稿をいくつか見て、私自身スキルアップを重視しているため、挑戦させてくれる環境があることが入社の決め手となりました。
――何よりもスキルアップを第一に追求している姿が素敵ですね!実際に入社してみて、アルサーガのどんなところを魅力的に感じていますか?
一番は、速いスピードで成長させてくれることに魅力を感じています。
エンジニア初心者として入社したにも関わらず、早い段階から様々な案件に携わる機会が与えられます。未経験の技術をゼロから学んで案件に取り組むこともしばしばあって、チャレンジ好きで行動派の私には非常にマッチしています。経験を積むうちに自然とスキルアップできるので、不安というよりむしろ楽しんでいます!
フロントエンドDivでは、メンバー同士の交流と学習の場として、先輩たちが定期的に技術講座を開催してくれます。その場ではいつも新しい知見を得ることができ、普段の悩みも解消されることがあるので、毎回楽しみに参加しています!
また、社内ではSlackのチャンネルを活用して技術に関する情報を常に共有しています。自由投稿のチャンネルになっていますが、アルサーガのメンバーには意識が高い人が多いため、積極的に新しい情報を発信してくれます。その環境に身を置くことで、自然と新たな知識を吸収できています!ただ、情報が多すぎていまだに未読が溜まっているので、皆さんの共有意欲にいつも感心しています(笑)。
二つ目は、風通しが良いこともアルサーガの魅力だと思います。
前職は海外に60ヶ国の拠点を持つ国際的な会社でしたが、実際は日本企業の雰囲気に溶け込んでいるところが多く、一つの方針を変えるのに2週間〜1ヶ月かかることも当然のようにありました。
それと比べて、アルサーガは役職に関係なく、提案したことは前向きに検討し、実行してくれることが多いんです。提案を出してしてから1週間以内には必ず変化が見えるので、風通しの良さも実感できています。
実際に私の提案が採用された事例があります。私が入社した当時、フロントエンドチームは「nodebrew」というnode管理ツールを使用していましたが、機能的にはあまり満足できるものではありませんでした。とくにアルサーガでは担当する案件が変わることは頻繁にあり、その度に環境構築に時間がかかり効率が低下することが課題となりました。
そこで効率を向上させる方法を調べたところ、「Volta」という海外で比較的新しくリリースされた管理ツールがあることを知りました。海外発のツールであり日本語の情報も少なかったため、まず自分なりに調べて使ってみました。その結果、「Volta」は非常に使いやすく、作業効率も大幅に上がったので、その内容を記事にまとめて、Zennという技術ブログに投稿しました。
▼植田さんが書いたZennの記事:
https://zenn.dev/aiueda/articles/7dcecaa05d4f24
海外での経験が長い私にとって、英語の文献を読むことは苦ではありませんし、海外のトレンドにも敏感で情報収集が得意でした。その記事が公開されると一時的に注目を浴び、読者からはわずかながら投げ銭の支援ももらいました(笑)。
1人で研究し、結果をまとめた記事が評価されたことは非常に嬉しかったです!
さらに、フロントエンドチームで使われている管理ツールが古くて変えたいとずっと思っていたので、そのタイミングで提案してみたところ、即座に採用され、現在でもチーム全員が愛用しています!
仕事内容に限らず、他の面でも改善に対する柔軟性が高いです。例えば、部門の定例会議がコアタイムを超えることに違和感を感じて、コアタイムに合わせて時間の見直しを提案したところ、会議の時間を変更してもらうことができました。このような風通しの良さを日々身近に感じられています。
三つ目は、自由度が高いところです。
フレックスタイム制度が導入されているため、個人のライフスタイルに合わせて柔軟に仕事できる点は、前職では経験できなかったことです。また、服装と髪型、髪色も自由にできるので、周りを気にせずに独自のファッションを楽しめるのも魅力的なポイントです!
また、ベンチャー企業では一般的かもしれませんが、特にアルサーガでは社長の泰明さんと気軽に話せるため、上下関係に縛られず個人の声を自由に発信できることにも、アルサーガの自由度の高さが感じられます。
――アルサーガのラウンジに電子ピアノがありますが、ピアノ好きの植田さんにとってそれも魅力ポイントの一つでしょうか?
目が疲れた時や実装で詰まった時など、いつも大活用させてもらっています!(笑)
考えが詰まった時にピアノを弾くというブレイクを挟むことで、気分転換になると同時にもっと良いアイデアが生まれるので、いつも本当に助かっています!ピアノだけではなく、ウクレレとギターもあるので、ほかの音楽好きなメンバーが息抜きの時間に楽しそうに演奏しているところもよく見かけます。アルサーガのこういう楽しい雰囲気がとても好きです!
Web開発とWeb制作の架け橋になる期待に応えたのは、エンジニアの全般にチャレンジする姿勢
――フロントエンドエンジニアとして働く上で、これまでの経験が活きたことがあれば教えてください。
Webデザイナーの経験が活きたと思います。
アルサーガではWeb制作よりWeb開発の方に注力しています。ただし、制作と開発は求められるスキルも違うので、両方を同時に展開することは正直難しいことです。
入社面接の時に、私は「Web開発とWeb制作の架け橋になってほしい」と面接官に言われました。私もその期待に応えたいと思い、架け橋になるような姿勢を大事にして、Webデザイナーの経験をWeb制作の仕事に活かしながら、開発の仕事にも活用できるように心掛けています。
もう一つは、海外在住の経験から得られた英語スキルです。
フロントエンドの開発は常に変化が激しい分野なので、日本国内だけではなく、海外のトレンドや新しい技術をチェックし吸収することは非常に重要です。しかし、海外からの情報は膨大であり、言語の壁もあるので、正確な情報を判断することは難しいと思います。そのため、私は英語力を活かして正確な情報を集め、チームに提供するように努めています。
――仕事の楽しさと苦労はどんな時に感じていますか?
メンバーの役に立ったと感じた時は仕事の楽しさを感じています。
英語が強みなので、ベテランエンジニアの先輩にも、英語のチェックやコードの英語表記で相談されることがあります。自分の得意分野でメンバーに貢献できることは、エンジニアになってから喜びを感じる瞬間でしたね。
また、難易度が高いことに挑戦すればするほどスキルアップができると思っているので、難しい課題や新しい挑戦を達成した時は、自分の成長を感じられると同時に、仕事の楽しさを味わっています!
一方、コーディングの過程でロジックや解決方法に悩むことはよくあるので、その点では日々苦労をしています(笑)。
ただ、苦労をするのも成長の一環ですし、エンジニアとしてまだまだ足りない知識も経験もあると自覚もしているので、そういう時は1人で悩むのではなく、近くの先輩に相談するようにしています。先輩方はいつも親身になって教えてくれるので、苦労はしても解決方法は見つかると信じています!
――気楽に質問ができる環境はすごくありがたいですね!
――今後アルサーガで挑戦したいことについて教えてください!
フロントエンドの分野が広がる中で、サーバーサイドやバックエンドの知識も求められる機会が増えていると感じます。現在は主にフロントエンドの業務に取り組んでいますが、両方のスキルを活かせるようになるために、バックエンドの学習にも取り組みたいと考えています。
また、UX/UIの仕事にも非常に興味を持っています。
現在フロントエンドDivでは「アルサーガUI」の開発をしていて、8人の開発チームで私はリーダーを勤めています。「アルサーガUI」はカタログのような汎用性のあるUI設計で、根本的なロジックとベースが構築されています。そのため、実際の運用時には案件ごとにデザインを変えたり、ロジックを追加したりすることで完成させることができます。
これをベースに実装されるようになれば、仕事の効率が向上し、人件費や工数削減にもつながるので、全力を尽くして実装を進め、お客様に使われるようにメンバーと頑張っていきたいです!
▲アルサーガUI
――最後にアルサーガに参画したい人へ一言お願いします!
アルサーガでは、手を挙げればどんなことでも挑戦させてもらえるので、学びたい気持ちやチャレンジ精神を持っている方には非常に合っていると思います。スキルアップを最優先に追求したい方がいたら、ぜひ一緒にチャレンジしましょう!
カジュアルな面談も実施しているので、気軽に応募してみてくださいね!
――ありがとうございました!
(文=広報室 尹)