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フロントエンドの醍醐味が分かる「人をつくるアルサーガ。」連載第32回は、フロントエンドエンジニアの吉田が登場!
新卒入社した会社で事務職を5年勤めた後、Webデザイナーへ転身。2021年9月フロントエンドエンジニアとしてアルサーガへ入社後、約半年でプロジェクト内のチームリーダーを任され、早くもチームをけん引する立場として活躍中です。
長年続けた事務を辞め、思い切った転職をしたきっかけやアルサーガの面接時で苦労したエピソード、急成長の裏側で意識して取り組んでいることについて話を聞きました。
「定時に帰りたい…!」その願いがプログラミングとの出会い
――これまでどのような仕事をしていましたか?エンジニアを目指したきっかけについても教えてください。
吉田:新卒で建築系の会社へ入社し、5年ほど経理をやっていました。入社2年目のときに会社の新しいプロジェクトとして、これまで工事現場の職人さんがしていた現場資材などの発注業務を経理に一本化することになり、発注・納品・請求書の確認を任され、それら全てをエクセルで管理していました。
ありがたいことに、残業がほとんどない会社だったのですが、その当時私は強烈に野球にハマっており、プレーボールに間に合わせるため、どうしても定時の18時ぴったりに帰りたかったんです(笑)。
仕事量も増えてきて、このまま手動でエクセルへ入力していたら定時で上がれない!と悩んでいたところ、エンジニアの友人に「Excelマクロ」の存在を教えてもらったんです。
そして、Excelマクロを活用することでエクセルの作業を自動化し、無事、定時で帰ることを実現できました。
最初は作業の時短のためにやっていたことでしたが、本業の事務よりもプログラムを書いている方が楽しいことに気づいたんです。同時に、「もしかしたら事務よりもエンジニアの方が向いているかもしれない」と思うようになりました。
このことがきっかけでエンジニアを目指そうと思い、HTMLとCSSの勉強を始めました。趣味で絵を描いていたこともあり、まずはWebデザイナーを目指すことにしました。
縁あって、自社開発会社のベンチャー企業でWebデザイナーとして働くことになり、2年半ほど勤めました。
そこではWebデザイナーとして働く傍ら、空いた時間で社内のワークフローの自動化する仕組みを作っていました。やはり、事務職を5年間やっていたので、事務作業を楽に効率的にすることのできるRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)が好きだったんですよね。
自分が好きでやっていた取り組みでしたが、会社の人が使ってくれて、喜んでくれたりするのを見て、やりがいにも繋がり楽しいと思えました。
その後、フロントエンドエンジニアを目指し、さらなる経験を積むため転職活動を始めました。
フロントエンドは「デザインとサーバーサイドの合流地点」
――フロントエンドの醍醐味を教えてください
吉田:まず、私がいつも第一に考えていることとして、「どんなに素晴らしいWebサービスでも使ってもらえなければ意味がない」というのが前提にあります。
例えば、社会的に価値のある取り組みや裏側でどんなにハイレベルな技術を使っていたとしても、実際に使ってもらえなかったら意味ないですよね。
フロントエンドはその部分を大きく左右するポジションで、「ユーザーにとっていかに使いやすいサービスを構築できるか」を決定する重要な役割だと思っています。
そのため、「デザインとサーバーサイドの合流地点」とも言えるかもしれません。
フロントエンドは特に、常にユーザー視点が大切なので、本当にこれは使いやすい仕様なのか?を考え、フロントエンドの目線から提案をします。デザイナーと相談してデザインの改善をしたり、サーバーサイドの処理を考慮して保存のタイミングやデータの持たせ方を一緒に考える必要もあります。
このように、周りと共同してサービスの改善をしていき、デザインとサーバーサイドの仕事をつなぐ役目を担っているのは、フロントエンドの醍醐味だと思っています。
これを実現できているのは、アルサーガの環境も関係していると思います。
他社では、デザイナーは外注で疑問に思った点があっても連絡をとることが難しく、自分の意見が言えないまま開発をするということも珍しくないようです。
その点アルサーガは、ワンフロアにデザイナーやサーバーサイドの方がいるので、意識を合わせながら開発を進めることができ、とても良い環境だと実感しています。
最終面接で出された課題は「ユーザーを100人集めること」
――アルサーガへの入社のきっかけを教えてください。
吉田:アルサーガを知ったのは、Wantedlyで執行役員の星野さんからスカウトをいただいたのがきっかけです。
最終面接は泰明さん(社長)だったのですが、私のこれまでの人生の中で一番厳しいと感じた面接でした(笑)。
というのも、面接時にポートフォリオの提出をしたのですが、それとは別で「ユーザー目線で作った物」を改めて作って欲しいと言われたのですが、さらに、「ユーザーを100人集めること」を必須条件として言い渡されました。
たしかに私は、これまでクライアントワークをしたことがなく、ユーザー目線が足りていないことを課題に感じていました。泰明さんの言っていることは正しく、いずれ必ず必要なスキルだと思い、改めてWebアプリをつくる決意をしました。
一方、星野さんはその時、「これは終わった。もう戻ってこないだろう。」と思ったそうです(笑)。
――すみません。笑ってしまいました(笑)。
吉田:面白いですよね(笑)。その当時、まだ前職に在職中だったので業務と並行して課題のWebアプリをつくり、約3ヵ月半かけて完成させました。
そして、宣伝をするためQiitaで記事を書いたところ、想像以上に反響をいただいてウィークリーランキングに載ることができました。さらにWebメディアでも取り上げていただき、2週間ほどで無事ユーザー数100人を達成することができたんです。
▼使い続けてもらえるアプリUX開発で気を付けた8つのユーザー心理【個人開発】
https://qiita.com/herishiro/items/1f595fcd19e369c5895c
改めて泰明さんへこのWebアプリを見せたところ、最初の面接の時とは別人のようにとても褒めてくださり、無事内定をいただくことができました。
――アルサーガへの入社の決め手は何だったのですか?
吉田:決め手は2つあって、まず1つ目はアルサーガのコーポレートサイトです。
何社か検討して他社のコーポレートサイトも見ていたのですが、受託開発会社でここまでモダンなデザインだったのはアルサーガだけでした。
前職がWebデザイナーだったこともあり、惹かれるサイトかどうか自然と判断している部分もあったのだと思います。また、アルサーガはデザインだけでなくコンテンツも充実していて、従業員インタビューも好印象でした。
2つ目は、アルサーガは下請けしないということです。
元請けではなく下請けや孫請けをしている受託開発会社では辛い思いをするという話を聞いていました。ですので、下請けをしないと謳っているアルサーガに安心を覚えましたし、RPAと近い概念であるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進もしており、DX事業の開発に携われるという期待も大きかったです。
また、受託開発はさまざまな業界に触れることができるのはいいですね。今私は、着物のレンタルサービスのプロジェクトに携わっていますが、受託でないと知ることのできなかった業界なのでとても楽しいです。
任された仕事を最大限にやる。成長の秘訣は「勉強の優先順位」
――入社半年程でプロジェクト内のチームリーダーや採用業務を任せられていますが、その急成長の秘訣は何でしょうか?
吉田:意識していることは、「必要なことから勉強する」ということです。
エンジニアは勉強熱心な方が多く、最新技術をキャッチアップしたりSNSでトレンドについて情報交換をしたりする方が多いと思います。
もちろん、今後の投資の為や純粋な興味で新しい技術を学ぶことは素晴らしいことだと思います。ただ、仕事で使っていない技術の勉強=趣味になるんですよね。
趣味でしている勉強は、会社から評価されるとは限らないですし、必ずしも自分の好きな技術を使わせてもらえる訳ではないという認識は必要だと思っています。
その上で私は、まず自分の任された仕事を最大限にやろうと、仕事で役立ちそうなことを優先して勉強を進めています。
例えば、今関わっているプロジェクトは業務ロジックが比較的複雑なWebアプリなので、設計の知識を深める学習を進めてから挑むなど、目の前に起きて必要だと思うことからキャッチアップするようにしています。
これは私のいいところなのかもしれないと最近思うようになりました!
また、会社で仕事を任せられるかどうかは信頼関係も大事だと思っているので、頻繁にコミュニケーションをとり、報連相(報告・連絡・相談)を意識するようにしています。
採用に関しては興味があったので自主的にやります!と言いました。
――広報のお手伝い(社内報のコラム執筆)も自主的にしてくれていますよね。
吉田:そうですね!面白いと思うことには何でもやってみようと思ってやっています。
私は文章を書くことも好きなので、コラム執筆については趣味ですし、面接対応は経験にもなるのでやってみたいと思っていました。アルサーガは、手を挙げれば挑戦させてくれる社風なのでありがたいですね。
また、業務が忙しいときはむやみに抱えることなく、他の方に面接対応をお願いするといった調整も可能なので、負担にならずに取り組むことができています。
――今後アルサーガでどうなっていきたいですか?
吉田:開発者として上流にコミットするポジションになりたいと思っています。
私は、もう一つのDXと言われる「Developer Experience(開発体験)」の概念が好きです。
エンジニアは長時間労働をし、頑張れば頑張るほどたくさん良いものができる、という訳ではありません。身体を動かすと疲れるのと同じで、そんなにずっと脳が働く訳でもありません。ですので、進行をしっかり管理し、安心して開発ができる環境が大事だと思っています。
私はこうした環境や体制づくりにも興味がありますし、前述の通り、「ユーザに使ってもらえるサービスづくり」を考える上流部分にも興味があります。
上流に携わるプロジェクトマネージャーと実際に手を動かすエンジニアの間のようなポジションでDXの向上を目指していけたらいいなと思っています。
――最後に、アルサーガに参画したいと思っている方へ一言お願いします!
吉田:チームビルディングに興味がある方と一緒に働きたいです!
コミュニケーションを取り合ってコードの質を高めたり、効率的に開発を進められるような提案をお互いにしたりと、誰かにやらされている感ではなく、風通しの良いチームを皆で作っていきたいです 。
――ありがとうございました。