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アルサーガで養う、バランス感覚│DesignDivsionマネージャー金井萌衣

2021年1月中旬に、アルサーガパートナーズ(以下、当社)にて、当社UXUI本部 DesignDivsion主催による、「書初め大会」が行われました。感染症対策のため限られた出社人数ではありましたが、多くのメンバーが参加し、個性が光る作品が集いました。

また、slackを通じて在宅勤務のメンバーも自宅から参加するなど、全社一体となって賑わいました。


この企画の中心人物は、当社UXUI本部 DesignDivsionマネージャーの金井萌衣です。金井は、入社後わずか2年目でマネージャーに抜擢。現在、12人(金井含め)のチームをまとめるリーダーとして活躍しています。

そんな彼女に、この「書初め大会」をネタに取材を申し込むと、金井ならではのバランス感覚に基づいたマネジメント術が見えてきたので、「人をつくるアルサーガ」の連載第1回としてお伝えします。(文=広報室 松村)

書初め大会を振り返って

ーー書初め大会の運営、お疲れ様でした。今回の企画はどのように発足しましたか。


金井萌衣(以下、金井):デザインdivisionではコミュニケーションが活発で、季節のイベントに「乗っかる」形で、よく社内行事を企画しています。過去には、夏は縁日、秋はふかし芋大会など、各種活動を行いました。

これらの延長線上で、「今回はお正月だから書初めをやろう、長い紙に文字を書いたら楽しそうじゃない?」と、メンバーへ提案したところ、満場一致で賛成をもらえ、実施の運びとなりました。運営にあたっては、毛筆だけではなく、「自由な発想で、誰でも何でも書いていいイベントにしよう」というコンセプトで行いました。



ーーそれでレインボーアートもあるのですね。最終的にはDesign divだけではなく、多くのメンバーが参加しました。主催者として、思うところはありますか。

金井「人が出ているな」と感じました。ディレクターは「要件定義」、役員は「いのち大事に」など、その時に頭に思い浮かんだことが書かれていますね。また書き方にも人が出ています。たとえば、ノープランで書きはじめる人もいれば、半紙に折り目をつけてバランスよく書きはじめようとする人もいます。自由に何を書いてもいいよ、というと、日頃の思考回路が出るのでしょうね。

ーーこのような活動を通して、チームメンバーの人柄を知ることもあるのですね。

金井:もともと遊び要素9割の企画ですが、コミュニケーションの延長線で、普段感じている人柄の確認作業というか、答え合わせになるのは面白いですね。

金井のマネジメント術

ーー会社全体を巻き込むほどのイベントを運営するDesign divisionですが、金井さんがマネジメントをする上で心がけていることを教えてください。

金井:Design divisionでは、コミュニケーションを大事にしています。デザイナーは、クリエイターという分類に属する職業ですが、アーティストではありません。自分のセンスを発信するのではなく、クライアントとエンドユーザーのコミュニケーションをお手伝いすることがミッションです。ですので、常にコミュニケーションを意識しないと、仕事として成立しないんです。

そのため、成果物だけではなく、普段仕事上でコミュニケーションをするときにも、「どうやったら伝わるのか?」「もっと伝わりやすくするにはどうすれば良いのか?」という視点を養い、情報を取捨選択して伝えることを徹底させるようにしています。

ーーなるほど!先日、金井さんの部下の方とslackでやりとりする機会があったのですが、わかりやすすぎて驚きました。そこには金井さんの影響があったわけですね。

金井:slackでのやりとりも、お客様に提出する成果物も、使っている思考回路は一緒で、達成すべきことは「会話」なんですよね。

ーーなるほど、金井さんならではの視点ですね。

ーー一般的にデザイナーは、柔軟な働き方を取り入れやすい環境と言われています。金井さんがマネジメントで意識していることはありますか。

金井「成果さえ挙げれば、多少サボったり、遊びの要素を取り入れたりしても問題なし」という考えでおります。

ーーめちゃくちゃ自由だ…。

金井:前提として、私自身も社会性が高い人格でないと自己評価しています(笑)そして、アルサーガーパートナーズは、そんな私でも、成果さえ挙げれば評価してもらえる会社、という信頼があります。このカルチャーを、チームにも反映したいと考えています。そして実際に、このやり方でメンバーたちは成果を挙げてくれています。

メンバーにスキルがあり、きちんと成果があげられることを私は分かっているので、品質と締め切りさえキープできれば、ある程度自由にふるまうのは問題ないし、フラットな意見交換や、時にはネガティブな感情の共有も問題ないという考えのもと、組織を運営しています。

ーー自由と社会性のバランス感覚を、自分だけでなく、メンバーにも求めつづけるのは大変ではありませんか?

金井:もちろん、会社である以上、一定の社会性は必要です。ただ、部下は私に忖度しませんし、私一人を置いてランチに行くこともありますし(笑)、それで良いと思っています。私よりも上層部にはお行儀良くしないと会社員として問題があるけれど、私までだったら全然好きにしていいよと。

たとえば、「働きたくない」と発言したとしても、実際に働くのであれば、働きたくないという気持ちを抱くこと自体は罪ではありませんよね。人の顔色を伺う時間は非効率なので、メンバーにはそうあってほしくないですね。

私も、本音では「労働とか意味わからない…」「働きたくない…」「仕事をする意味がわからない…!」と思うこともありますが(笑)、社会人である以上はバランスをとって、しっかりやろうと思っています。

アルサーガのDesign divisionで活躍できるのは、「自走能力がある人」

ーーそんなDesign divisionで求めている人物像を教えてください。

金井:現在は、UX/UIデザインの経験者を優先的に採用しています。

とはいえ、UX/UI経験のあるデザイナーさんは市場として少ないので、もし経験がある方がいらっしゃればありがたいですし、「興味がある」というだけでも歓迎しています。

ーー人柄の面ではいかがですか。

金井:これは会社全体に言えることですが、アルサーガで活躍できるのは、「自分から案が出せること」や、「自走能力」がある方と感じています。

ーー詳しく伺えるでしょうか。

金井:デザイナーには大きく分けて2種類います。「言われたことに対して100%応える人材」と、「言われたこと+αを提案できる人材」です。

前者ももちろん必要なスキルですが、100%で応えようとした上で、プラスαの提案を、スピード感をもってできる人材の方が、アルサーガには向いています。

当社は、コーポレートスローガン「最高品質を最速で」にもある通り、速度感のある会社だと感じています。デザインへの興味関心があり、それを「提案」という形でアウトプットに結び付けられる人材ではないと、振り落とされてしまうかな、と。

ーーありがとうございます。では、金井さんの言葉で、アルサーガパートナーズがどんな会社かを教えてください。

金井:この惨状(新年書初め大会)を受け入れてくれる会社です(笑)また、自発的に動けば何でも多少許してくれる環境だと思います。そのため、「やりたいこと」と「良心」のバランスに委ねられる部分はあるかもしれません。実を言うと、新年書初め大会は、社長の事前決裁をとらずにはじめたものですが、最終的には社長を巻き込んで、和気あいあいとした雰囲気で実施することができました。長く働くにあたっては、こうしたバランス感覚を磨くことが重要かと思います。

ーーなるほど、それでは最後に、社長の作品への感想を教えてください。

金井:泰明さんは、勢いで書きはじめるから、下が余っちゃっていますね(笑)


(社長の書初めの様子)

ーー(笑)本当に、「人」が出ますね。本日は、ありがとうございました!

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