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■ロニちゃんプロフィール
茨城県出身。都内音大の大学院修了。
大学在学中は作品制作や研究、コンサート・ワークショップの企画制作に取り組む。
趣味はクイズ番組鑑賞、パン屋さん巡り。
海を見るのがとても好き。
Chapter1. 違う世界に飛び込んでみたい
—音大生なのに就職っていうのは…?
それ絶対聞かれるんですよね。どの会社も面接の一発目はその質問でした。
音大っていうと楽器専攻のイメージが強いですよね。楽器専攻だと卒業後も演奏活動を続ける方が多いので、音大自体が一般就職とは縁遠いと思われがちなんだと思います。
—楽器専攻ではないんだっけ?
そうですね。私が在籍していた学科は、作品制作、アートマネジメント、音響、文化研究など、音楽やアートを取り巻くあらゆる領域を横断的に学べるところでした。音楽制作をしていた人が作曲家としてゲーム会社に就職したり、録音の研究をしていた人が楽器メーカーで研究開発をしたり、というように直接専門を一般企業で生かせる人も多いんですよね。一方で、専門分野に関係なく一般就職する人も多い学科でした。
—そう考えると、必ずしも「音大生≠就職」というわけでもないんだね。ちなみにSさんは大学で何していたの?
学部の頃は、声を用いた作品制作をしていました。大学院では作品制作は一切やらず、いわゆる「現代音楽」と呼ばれる領域の声楽作品の研究をしていました。中学の頃合唱をやっていたのがきっかけで、「声」というもの自体が好きで。その音色の豊かさや含蓄の奥深さ、表現可能性の幅広さに惹かれていましたね。
あと、専攻と直接的には関係ないのですが、クラシック音楽のコンサートやアート系のワークショップの企画制作にも積極的に取り組んでいました。
—専攻とは別の活動もしていたんだね。そんなロニちゃんが就活という選択肢を選んだ理由って?
簡潔に述べると、もっと視野を広げたいと思ったからです。今までと全く違う環境に身を置いて、新しいことを学びたいなと思ったんですよね。
考えてみたら、今まで音楽漬けだったなって。幼少期からピアノ、ヴァイオリンを習い、小学生から地域のオーケストラにも入っていて。中学校では有志合唱団、高校では弦楽部に所属し、そして大学・大学院は音大。
音楽は自分にとって不可欠なものですが、音楽漬けだったことで視野が狭くなっている部分もあるかもしれない。大学卒業を機に、一度違う世界を見てもいいんじゃないかと。むしろ、今が違う世界に飛び込める最後のタイミングなのかも、と思いました。音楽を諦めたわけでも見限ったわけでもなく、自分としてはポジティブな気持ちです。
Chapter2. やっぱり人の心を動かしたい
—就活を決めた時にはやりたい仕事もある程度見当はついていたの?
いえ、まったく(笑)
何となくデスクワーク系の仕事がいいなとは思っていたんですけど、具体的なプランは浮かんでいませんでした。
ただ、とにかくビジネスの全体像を早く把握したいという気持ちが強かったので、最初はコンサルや人材業界を中心に見ていました。ビジネスの上流から下流まで把握できて、かつ様々な業界と関われそうなので。あとは、元々興味があった百貨店やSC業界の説明会やインターンにも参加していました。
—百貨店やSC業界とコンサル・人材業界って結構違う気がするけど…
そうですよね(笑)。そもそも百貨店やSCはBtoCで、コンサル・人材はBtoBですし。
短期間でビジネスや経営に関する知見を広く得られるという意味ではコンサル・人材の方が良いと思いつつ、実際話を聞いていてワクワクするのは百貨店やSCだったんですよね。
—百貨店やSCのどういうところにワクワクしたの?
百貨店やSCって、お客さんに「これ買いたい!」とか「ここに来ると楽しい!」と思ってもらえることが大事じゃないですか。そうやって、人の心を惹くために試行錯誤できることに魅力を感じていました。私自身、元々ショッピング好きなんですよ。買わなかったとしても素敵な商品を見て「いいな」と思ったり、目的なく立ち寄っても楽しくて充足感を得られたり。そんなふうに人をワクワクさせる仕事ってやっぱりいいなって思ったんです。
一方コンサル・人材業界のお仕事は、もちろん興味深いとは思っていたんですけれど、同じワクワク感は見出せずにいました…
—ビジネスの全体像を短期間で吸収できる仕事がいいけど、人の心も動かしたい。こういう葛藤を抱えていたってことだよね。
そうですね。たくさん悩みましたけど、人の心にアクセスできる仕事がしたいという結論に至りました。実際これまで真剣に取り組んできたのもそういうことでしたし。
—これまで真剣にやってきたって言うのは?
ワークショップやコンサートの企画制作です。こうした企画において一番大事なのは、お客さんに良いものを届けることじゃないですか。チームで企画する機会が多かったんですけど、どのようなプログラムにしたら、あるいはどのような工程を入れたらお客さんに喜んでもらえるか、ということをひたすら議論していました。行き詰まって辛い時間もありましたけど、ああでもないこうでもないと企画を練り上げる時間が好きだったんですよね。それはやっぱり、目的に「人の心を動かす」があったからだと思うんです。だからやっぱりこれからもそういう仕事がしたい。そう気づきました。
Chapter3. 「外側も内側も魅力的な」組織づくりがしたい
—人の心を動かす提案ができる仕事がしたい、って思ったんだよね。ということは、それ以降はSCや百貨店を中心に受けていたの?
いいえ(笑)先ほど述べたような、ビジネスの上流から下流まで把握できて、多くの業界と関われる仕事がしたいという気持ちも捨て切れず…そんな時に出会ったのが揚羽でした。そして結果的に、ここなら自分の希望が全部叶うのでは、と思い至りました。
—全部…!確かに揚羽には業界問わずクライアントがいて、トップ含め様々な立場の従業員の方のお話も聞けるね。もちろん、「何が人の心を動かすのか」というところもとても大事だし。
そうなんです。話を聞けば聞くほど、「これだ!」という感覚が増していって。
ブランディングって「組織の魅力を明確化して発信すること」と言えると思うのですが、それってワークショップやコンサートの宣伝と似ているなと思ったんです。世の中に山ほどそうした企画がある中で、他所にはない魅力をアピールするのってものすごく大事じゃないですか。でも差別化要素がどこなのか、何を魅力として打ち出すべきかについて最適解が見つからなかった経験も何度かありました。結局月並みなことしか言えないな、と。ブランディングの重要性も難しさも痛感していたからこそ、それを仕事とすることに物凄く興味が湧きました。
—宣伝って、自分たちの企画を選んでもらうために、その魅力を知らない人にどう伝えるかっていうことだもんね。
はい。組織や企画を知らない「外の人」の心をどう動かすか、とも言い換えられますよね。
また、そうしたアウターのブランディングだけでなく、インナーブランディングにも惹かれました。その概念自体揚羽に出会って初めて知ったのですが、インナーブランディングの必要性もこれまでの経験からすっと理解できたんですよね。
—これまでの経験って?
ワークショップやコンサートの企画制作をチームでやる時、しばしばメンバー間の関与度合いの差に悩まされていたんです。私は関わると決めたらとことん関わるタイプなんですけど、世の中そういう人ばかりでもなくて。それは仕方ないんですけれど、意欲が低そうなメンバーがいるとこちらまで冷めた気持ちになってしまうんですよね。チームにいてくれるだけでありがたい面もありますけれど、「やる気のあるメンバーだけだったらいいのにな」なんて考えてしまうこともあって。一方でみんながチームをもっと好きだったら、あるいはみんながもっと貢献したいって思えるようなチームづくりができたら話は違っていたのかな、と悶々としていました。
—組織ならではの課題に直面していたんだね。
そうですね。ただ、インナーブランディングってまさにこうした課題に切り込んでいけるものですよね。
私はインナーブランディングを、「組織らしさ」を抽出し言葉や形にすることで、それぞれがその組織にいる理由を再確認する契機を生むことだと捉えています。自分の存在理由がクリアになると、組織のために頑張ろうって気持ちがきっと湧いてくると思います。そうして一人ひとりが前向きな感情をもてるような組織をつくることができたら、何て素敵なんだろうって。
組織の「外の人」だけでなく、「中の人」の心も動かせる。心の底からやりたいと思える仕事に出会えました。
—他の広告系の会社と迷ったりはしなかったの?
全く迷いませんでしたね(笑)
揚羽の魅力として、事業内容に加え社員さんの雰囲気というのも大いにありました。選考の中で、人事の方以外にも3~4名の現場社員の方とお話ししましたが、誰と話しても心地よかったんです。「学生として」というより「一人の人間として」フラットに接していただいた感覚が強く、どの方からも個々人の価値観を尊重しようとする姿勢を感じました。良い意味で「自分は自分、他人は他人」みたいな。そういうところは大学の雰囲気と似ていたので、ここだったら周囲とも上手くやっていけるかなと思いました。
他にも何社か広告代理店の説明会に参加しましたが、社風の面からも、私には揚羽が一番合っていると感じました。
Chapter4. いろんな仕事をやってみたい
—最後に、ロニちゃんは揚羽に入ってどんな仕事にチャレンジしたい?
制作も、営業も、ディレクターも、全部に興味があります。
制作は、おそらくこれまでコンサートやワークショップの企画を進める上でやってきたことと似ているので、やりがいも楽しさも難しさもイメージしやすいです。
営業として、お客様の悩みを間近で聞き提案を練り上げていくというのにもチャレンジしたいですね。性格的に、ガツガツアプローチをかけていくのは得意ではなさそうですが、苦手なことにこそ敢えて挑みたい気持ちもあります。
ディレクターは、クリエイティブに一番直接関われる点で魅力的ですよね。案件全体の最も重要なアウトプットはやはりそこだと思うので、責任も重いですがその分力を尽くせそうです。
—それぞれにそれぞれの面白味があるよね。
そうですね。だから決め切れないです。
実際、オールマイティに憧れがあるので、できることなら全部チャレンジして全部極めたいですね。
ただ、どんな仕事をすることになっても、常に視野を広くもって目の前のこと以外も吸収できるよう努めていきたいです。あと、魅力的な組織づくりを仕事にする人間として、私自身も生き生きと働けたらなって思っています!
ーオールマイティーに経験して、どんなプロフェッショナルに成長していくのかが楽しみです!