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元専業主婦。キャリアを考えたことのなかった私が、部長職に挑戦するまでの話。

こんにちは。HR企画部の松下です。

いつもは、社内のメンバーにインタビューしたり、情報をまとめてお伝えしていることが多いのですが、今回は、私自身のキャリアについて書いてみようと思います。

ー結婚、妊娠、介護。キャリアを考えることに無縁だった20代

私が最初に社員として入社したのは、求人広告代理店でした。営業として入社し、求人広告作成、営業事務、クライアントサポート、自社の採用等様々な経験をさせてもらいました。その後、結婚・夫の転勤・妊娠と、プライベートに変化があり退職。専業主婦になりました。

専業主婦になってしばらくして、また東京に戻ることになりました。子どもが大きくなったこともあり、「やはり私は働きたい」という思いが強くなりました。

しかしいざ働こうとすると、残業ができない、土日は働けない、遠い場所だと保育園のお迎え時間に間に合わない等、どうしても避けられない制限があり、内心いろいろなジレンマと戦いながらも、興味のあることにチャレンジしたいという思いはずっとありました。前職の求人広告企業での経験から、人事や採用に関わる仕事をしてみたいと思っていました。

とはいえ、私には、人事や採用のスキルも経験もほとんどない。さらに、子どもがいるために、働く時間に制限がある。就職活動は難航し、半年近く決まりませんでした。

そこで、雇用形態にこだわることをやめて、アルバイトの求人にも視野を広げて探したところ、株式会社ガイアックス(アディッシュの元親会社)に採用アシスタントとして入社することができました。

入社してから半年程度で社員に登用いただいたのですが、ほぼ同時期から、同居していた私の祖父母の介護が必要となり、子育て・仕事・介護と目まぐるしい生活が始まりました。

自分のキャリアについて考える余裕はなく、ひたすら目の前の仕事や生活をこなす日々でした。子育てと介護の生活は大変でしたが、専業主婦でその世界だけの生活になってしまうことはよりツライと感じました。ほぼフルタイム勤務でしたが、どちらかというと仕事が息抜きのような気持ちで働き続けました。

20代を振り返ると、なにか自分で考えて動くというよりは、なんとなく環境に流されるままにいたように思います。”キャリア”という言葉すら考えたことがありませんでした。


ー産育休からの復職。アディッシュへ転籍

祖父母を看取ったと同時に第2子を妊娠したため、産育休をとりました。1年2カ月と、長い期間のお休みをいただきました。

復職前に当時の上長と面談をしましたが、私が休職している間に体制が代わっていて、採用担当としての復職は叶いませんでした。

復職後に、元のポジションに戻れないというのはよくある話ですが、やはり自分もそうなってしまうのだなぁということに、もちろんショックはありました。しかし、妊娠出産という、あくまで個人の都合で長期休暇をもらっているので、その間に自分の担当していた仕事を誰かが代わりにやっているのは当たり前のことで、致し方ないと思いました。

復職後は、総務として働いていましたが、「今後何を目指したいかがわからない」という気持ちが大きくなりました。そしてやはり、採用の仕事をしたいと思うようになっていました。そんな時に、ガイアックスから会社分割したアディッシュから、「採用部門を一緒につくりませんか?」というオファーをいただきました。

私は、二つ返事でアディッシュに転籍することを決めました。


ー「職能タスク・事業タスク」という仕事の仕方との出会い

私がアディッシュに転籍したのは、会社が設立された半年後。自社の管理部門機能がない状態でしたので、管理部門の立ち上げというフェーズに参画することになりました。採用業務もゼロからのスタートでしたが、私にできることは、これまでと同様に目の前のタスクをひたすら進めていくことでした。

当時の上司と話しているときに「どんなキャリアをつくりたいのか」と聞かれましたが、「今あるタスクをこなすことが精一杯で考えられないです」ということしか言えませんでした。

何かを改善しようとか、効率化しようとか、数年後にどうありたい、といったことを考えたことがなかったですし、そもそも、仕事の仕方、働き方ということも分かっていなかったように思います。

そんな私が出会ったのが、職能タスク・事業タスクというアディッシュの仕事への取り組み方でした。

職能タスク:日々の専門業務のこと。今やらないとお客様やメンバーから信頼を失うもの
事業タスク:会社・事業やチーム単位のありたい姿を実現するために行う改善と改革のこと

自分の仕事を職能タスク・事業タスクの観点で考察すると、事業タスクといえる仕事はなく、職能タスクに追われていることに気づきました。そこで、「自分でなくてもできること」を考えることから取り組みました。これが、私の最初の事業タスクでした。

自分でなくてもできることリストをもとに、社内の他チームに業務依頼をする、外部に発注する、採用管理ツールを導入する等して自分の仕事を再構築したことで、時間が生まれ、新たに中途採用業務にチャレンジしていくことができました。

「職能タスクを再構築して、事業タスクに取り組む」ことができるようになったのです。

ー毎年新しいことにチャレンジ!自分の成長を感じられるように

職能タスクと事業タスクの観点で仕事を進められるようになってからは、働き方がどんどん変わっていきました。


気づくと、この流れで仕事を進めることが出来るようになり、それに伴って、仕事の幅や時間の使い方が大きく変化しました。

私の働き方の変遷を振り返ると、このようになります。



2015年にアディッシュに転籍し、2016年はアルバイト採用業務のルーチンワークに追われました。アルバイト採用業務を再構築し、新たに出来た時間で中途採用を立ち上げ。2018年にはアルバイト採用業務をメンバーに引継ぎ、中途採用業務をメインとしながら、人事制度や評価等の人事企画業務に関わらせてもらうことになりました。

2017年からは、学ぶ時間も確保できるようになりました。自分が必要だと思ったことを学ぶのはとても楽しいですし、学んだことをすぐに実務に活かして、つくっていくことができる楽しさを知りました。

働き方そして時間の使い方が変わったことで、何より、自分の考え方の変化、成長を強く感じることができています。新しいことにチャレンジすることがとても楽しいのです。


ーさらに新たなチャレンジへ

その後、2019年は、採用業務ではWantedly開設をはじめとする採用広報にチャレンジし、人事企画では制度・評価の運用や推進をする等、担当業務を深める1年となりました。

今年4月には、人事企画・採用を担当するHR企画部が新設されることになり、そのHR企画部の部長職を任せていただけることになりました。現在は部長職にチャレンジしています。


部長職にチャレンジして3カ月が経ちますが、正直なところ、これまでと何かが大きく変わったとは言えないです。ただ、やりたいことは沢山あります。組織やマネジメントについてしっかり学びたい。部署として何を目指すか、どういう部署でありたいかを描いていきたい。さらに、自部門だけではなく、組織全体についても考えていきたい。何から手をつけようか、日々模索しながら走り続けています。

アディッシュに参画して5年、「何を目指したいかがわからない」状態だった私が、経験したことをベースにして仕事の幅を広げていくことができ、今、やりたいこと、取り組みたいことが沢山あります。とてもワクワクしています。

(※役職名等はインタビュー当時のものとなり、現在は異なる場合がございます。)

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