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成長と経験の話

Photo by Juan Goyache on Unsplash

25〜34歳の間の経験

主要事業に勢いのある上場をしそうなネットベンチャー企業に運よく入社して、金融会社の営業をしていたド素人な自分が、営業企画・ディレクション・SEOの専門家と役割が変わりながらも2年の間に勉強し、社内営業もしながらコツコツと成果を出して、上場後にはその主要事業のマネージャーとなり、伸び悩んでいた主要事業をチームのみんなと一緒に半年で立て直して売上・利益を伸ばした経験。

売上が0円のまだまだこれからなスタートアップ企業に営業部長として入社して、1から営業をしまくって売上を伸ばすもものの、主要事業の市場規模が小さいので2年後に新規事業をつくり、主要事業のピボットになんとか成功できたことで、入社5年半でなんとか上場した時にはCMOとなって古参のメンバーと共に東証の鐘を鳴らせた経験。

この両社で過ごした時間、25〜34歳の間の経験は私の財産であると思っています。

大変だったけど。

経験が少ない若い頃は、どうしても自分の成長を意識しすぎる

若い頃というのは勢いで仕事をしていた気もするのですが、若いなりに学習し、それなりに俯瞰した決断も出来ていた気もします。

でも、もしかしたら会社の成長以上に自分の成長を意識していた時期かもしれないなと思うのです。改めて思い返すとですが。

フェーズが変わり、今の会社では、会社の大きな成長を意識して取り組んでいるはず。と思うのですが。

成長をするなら経験を積むしかないのですが、自分の成長を意識する時期だからこそ、「この会社やこの人とならこれまで経験をしてなかった事が出来るかもしれない」という気持ちと、「自分で会社を成長させることが出来る」という気持ちが入り混じって積む経験は濃度が濃くなります。

若い頃、まだまだ経験が足りないと思う時期こそ、そんな気持ちになれる会社や人や事業を選ぶと良いと思います。

成長を感じる時とは

いずれにせよ自分の成長を実感するのは、経験をした後の、だいぶ先のことです。

アスリートの様に数字で実感が出来るのは、ビジネスにおいて会社や事業の成長でしかなく、役職もその一つかもしれませんが、あくまでもその時の役職でしかないです。

自分で自分の成長を実感する時は、これまでの経験以外の仕事をする時に感じるものだと思います。

と、長々と書きましたが、最近は新卒インターン向けに勉強会を隔週で開いてまして、都度インターンの皆さんから質問を受ける度に思い出していくことが多く、今回は成長と経験について書いてみました。

私がその後、今の会社に入って1年後くらいにインタビューを受けた記事がこちら。

すべてはユーザー起点。コアで良質なコンテンツをどう世の中に広めていくか|老舗の二次元コンテンツEC「DLsite」GMの谷島貴弘さん
インターネット業界に身を置き、株式会社フルスピード→サイジニア株式会社→Fringe81株式会社→株式会社アイ・エム・ジェイを経て二次元コンテンツ総合サービス事業を展開する 株式会社エイシスへ。茨城から都内に新幹線通勤&週1~3日は都内ホテル暮らしのバイタリティでマーケティングからコーポレートまで計3事業部の責任者を担う 谷島貴弘さん ...
https://marketeer.jp/yajima/

このインタビューの質問に答えながら、「あの時に経験したこと、思っていた歯がゆさを踏まえて、今の会社では上手く活かせているな」と実感していました。

成長と経験を上手く活かすには、柔軟であり、原点に戻れること

成長と経験について書いてみましたが、成長したことと経験を積んだこと自体が「過学習」になってしまう場合があります。

「これが正解だ、こうあるべきだ」と、成長できたこと経験したことが逆に、今の時代やユーザー、会社の事業やチームのメンバーに対して上手く活かせない場合が出てくるときもあります。

何が心を動かし、そして行動をしてくれるのだろうか?

ビジネスにおいて、BtoCでもBtoBでも、ユーザーでもクライアントでもメンバーでも、シンプルに考えるべき原点はこれだと思っています。

成長と経験もまた手段であり、目的のために活かせるように、成長した方や経験を積んできた方は柔軟であること、原点に戻れるようになっておくべきだと思います。

私が働いているviviONは「ユーザーとクリエイターが楽しみながら、幸せに生きていける社会にする」を目的に掲げて働いています。これが今の私の原点でもあります。

そのために、私が積んできた成長と経験を活かせればなと思います。

株式会社viviON(ヴィヴィオン)
秋葉原から世界へ すべての二次元好きを幸せにしたい オタクカルチャーには、カルチャーの発信を担うクリエイターと、カルチャーを盛り上げるユーザーの2種類の存在があります。当社では、クリエイター向き、ユーザー向きとそれぞれを対象としたサービスを展開することで、すべてのオタクが幸せになれることを目標に、事業を行っています。
https://vivion.jp/
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