小倉 圭一郎のプロフィール - Wantedly
株式会社All Ads, トレーディングデスク事業部・部長
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● 株式会社All Ads トレーディングデスク事業部 部長「小倉圭一郎」(31歳)
2019年4月に中途入社。2年目にマネージャー、3年目にシニアマネージャー、4年目で部長と社内でも屈指のスピード昇格人物。趣味は散歩とサウナ。
● 株式会社All Ads 営業戦略室「三浦康平」(26歳)
2020年度新卒社員。主にトレーディングデスク事業部の新規営業を担当。趣味はサウナ・サッカー・野球・漫画・アニメ。
三浦:本日はお時間いただきありがとうございます。今日は「All Adsとはどんな会社なのか?」をテーマに企業文化・成長環境・事業目標について色々お話を聞かせていただければと思います。
早速なんですが、ずばりAll Adsはどんな会社なのか。色んな時期を経て今があると思うんですが、小倉さんから見てどうですか?
小倉:一時期、上場企業として完成した会社だったところから、Macbee Planetと手を組んだことで「第二創業期を迎えた会社」という感じだね。現時点で組織規模や売上も上場可能レベルだけど、ベンチャー感が復活しているというか、特殊なフェーズの会社なのかなと思っている。
三浦:確かに僕が入社した当初は上場企業っぽさもありましたけど、ホールディングス化をキッカケにすごくベンチャー気質な会社に変わった印象があります。それこそ全員が色んな事業に取り組んだり、一人一人が自分で考えて行動しているような部分はベンチャーそのものですよね。
小倉:良くも悪くも、ベンチャー感が戻ったことで硬さは取れてきた感じはあるね。柔軟でよりアグレッシブな姿勢が各社員に醸成され始めているのも、会社の土壌変化が大きく関係しているんじゃないかな。
三浦:それを踏まえて、All Adsにはどんな社員が多いと思いますか?
小倉:ポジティブで夢を持っている人が多い印象。ただ、イケイケが集まっているわけでもなく、やる時はやるし、遊ぶ時は遊ぶみたいな、バランスの良い人が多いと思う。
三浦:確かに「俺が俺が」みたいな意欲だけでなく、むしろチームが円滑に進むようにサポートしたり、協調性のある人が多いような感じがします。
小倉:採用方針的にも協調性を重要視しているから、そういう人が多いのは必然なのかもしれない。
三浦:そう言われると、面接時に人柄をすごく見られていたような記憶もあります。やっぱり仕事的にも人間力が求められるという感じなんですかね?
小倉:結局、俺らの仕事って一人で成果が出るものではなく、色んな人が絡み合い、支え合って大きな成果を出すわけじゃん。それゆえに、一緒に働くメンバーが人格者であることは大前提という感じ。ただ、これはうちの仕事に限った話ではなく、プロの仕事人の基本だと思っている。
三浦:All Adsの社員はハードワークされている方が多いじゃないですか。これはもともと会社に根付いていた文化なのか、環境変化がそうさせているのかどっちなんですかね?
小倉:どっちもだけど、もともと会社に根付いていた文化ではある。
俺は入社前からAll Adsの人と面識があったんだけど、顔に血の気が無いし、疲れ切ってクタクタみたいな。でも驚いたことに、その人はポジティブな話しかしないんだよね。大抵、疲れ切っている人ってネガティブな話しかしないもんじゃん。
要はブラックだからハードワークしているのではなく、成し遂げたいことがあるからハードワークしている。ちなみに、その環境に憧れて俺もAll Adsに入社したんだけどね。
三浦:そんな経緯があったんですね。ちなみに入社後は小倉さんもハードワークしてたんですか?
小倉:俺が入社したのはトレーディングデスク事業部が2期目を迎えた時だったかな。当時は人も足りていなければ、何も整ってなくてひっちゃかめっちゃか。必然的にハードワークになったよね(笑)
三浦:実際のところ、相当大変だったんじゃないですか?
小倉:そりゃ疲れはしたけど、言われ仕事じゃなく、超能動的に動けていたから成立していたんだよね。 これが上から強いられていたら、やっぱり病んじゃうじゃん。
三浦:確かに。でも、やっぱりハードワークするにも根気が必要じゃないですか?
小倉:それはあるかもね。でも、うちはコミュニケーション量がかなり多いから、一人で踏ん張るみたいな状況にはなりにくいと思う。社員同士の飲み会も多いし、そこで現状について話し合ったり、上司の考えを聞くこともできる。何なら飲み会の手当も出るし、会社もそういうのを促進している。
三浦:小倉さんもよく飲みに行ってますもんね。部下のメンタルケアなんかも、そこでやるんですか?
小倉:そうね。メンタルケア的にも重要な時間だと思う。やっぱり、会社と距離感があるとどうしても孤独になりやすいじゃん。それって相談相手も作れないから、自分で全部背負い込むわけだけど、最後は押し潰される。それは良くないよねっていう。
三浦:飲みの場に限らず、会社がコミュニケーションの場を用意したり、コミュニケーションを促進するような制度を入れているのも、そういった理由があるからなんですね。
小倉:まあ、難しく捉えずに、楽しいから行ってるメンバーが多いけどな。
三浦:部下たちには、どんな社員に育って欲しいですか?
小倉:優秀な人間になって欲しいというのはもちろんある。ただ、スキルがあっても言われた仕事をこなすだけのビジネスパーソンとかだったら、別にうちじゃなくても良いのかなと。
三浦:それは、つまり?
小倉:自分の仕事に誇りを持てるような、組織に対する能動性を持って欲しい。「言われたからやってます」だったら、会社なんて無限にあるし、どこだって良いわけよ。少なくともうちで働くのであれば、自分たちで役割に意味合いを持たせられるようになって欲しいよね。
三浦:具体的にどういった意識や行動をすれば良いんですかね?
小倉:組織や事業について、下から意見して欲しいよね。それを拾い上げてどう形にするかが、上の役割。 その人の能力が高ければ、新規事業だなんだって話にもなると思うけど、まずは当事者としての目線を持つことが大事かな。
三浦:その上で、小倉さんが教育で意識していることってありますか?
小倉:あえて答えは言わず、自分で考える力を付けてもらうこと。例えば、打ち合わせも単純にトップダウンで落とすだけのものにしたくない。だから、基本的には「どうしたい?」といったヒアリングベースになっている。
要は俺がああしろこうしろと言った時点で言われ仕事になっちゃうじゃん。自分で考えて、自分の口でその考えを言う、という工程をめちゃめちゃ大切にしている。
三浦:だからこそ、その人の考えを引き出すようなヒアリングベースの打ち合わせなんですね。
小倉:そう。何も無いなら考えてみればって話だし、考えないなら自分の仕事なのに何も考えないの?みたいな。もちろん、こういう考え方もあるよみたいなヒントは与えるけどね。
三浦:それで部下が失敗する可能性もあるわけじゃないですか。その辺りはどうしているんですか?
小倉:俺がやっているのは自分で考えることのキッカケ作り、そして走り出した後の軌道修正。絶対に丸投げはしないし、そもそも能力が低いから自走できないのは分かっている。それでも、あえてやらせているという感じ。
三浦:現状、社員の成長具合についてはどう感じていますか?
小倉:職種に関係なく“「ストラテジスト」と呼ばれる職位を目指しましょう”っていう、会社の共通目標があって、そこに向かって各個人が主体となり成長しているって感じだよね。
※ストラテジストとは
三浦:なるほど。ちなみに、ストラテジストになるためにはどうすれば良いんですか?
小倉:それで言うと、評価制度のスキルレベル項目に全て明文化されている。もちろん、プレイヤー側から経営側になるわけだから簡単ではないが、やるべきことは分かっているという感じ。ただ、部下たちの向上心というか、そういうマインドを全社的にもっと浸透させる必要はあるのかなと思っている。
三浦:その向上心の浸透という点で、小倉さんは何か意識していることはありますか?
小倉:会社の目指す方向性、部下が目指す方向性を把握した上で、双方にとってメリットのある落としどころに導くこと。そのために毎月1on1は欠かさずやっていて、目指している姿に対して現状を常に確認しているという感じ。
三浦:これまでに昇進した人に成長のヒントがありそうですが、特徴や共通点って何かあったりしませんか?
小倉:俺が思うに、2つかな。
まず1つ目が、「胆力(度胸)」。俺らの仕事は任される領域が広く、裁量も大きい。その分、それなりのハードシングスが待ち受けているわけじゃん。その時にどれだけグッと踏ん張れるか。
2つ目は、周りから愛される「人柄」。大きい仕事、難しい仕事に挑戦すると、自分一人の力では絶対に無理なことがある。そういった時に何人が手を差し伸べてくれるか。
三浦:確かに、うちのメンバーを見ると胆力については全員素質がありそうですね。
小倉:大なり小なりあるけど、全員持っていると思うよ。 その大きさは成し遂げたいことだったり、環境で変わってくるんだと思う。
三浦:小倉さんも大きな目標を持っていたんですか?
小倉:いや、正直なところ入社当時は、自主的に「成長して立派になりたいです」みたいな欲はあんまり無かった。ただ、目の前の問題に目を瞑れないというか、「私、知りません」みたいな性格ではなかった感じかな。
結局、逃げるというのは困っている人たちを放置するのと同義なわけじゃん。逆にその課題を解決することで誰かが幸せになる。であれば、そんなのは絶対にやった方が良い。これはお客さんに対してもそうだし、社内のメンバーに対しても同じ。
三浦:そういった姿勢だからこそ、みんなが小倉さんを頼るんですね。
小倉:今でも苦手なこと、やりたくないことは大量にある。でも、俺に期待値を持ってくれているから依頼が来るわけじゃん。だったら、別に自分が好きか嫌いかは関係なく、誰かのためになるんだったらトライしようみたいな。そんな感じでここまで来た感じよね。
三浦:事業目標としては、現在どんなものがあるんですか?
小倉:デジマ領域のプロ集団としてだけでなく、お客さんの課題を本質的に解決するパートナーとして、より上流の仕事をしていきたい。なのでリスティングがどうだとか、ディスプレイがどうだみたいな一部を切り出した話ではなく、CDP構築をはじめ、より事業をスケールさせていきたいという感じかな。
三浦:その目標に向けて、実際に取り組んでいることは何ですか?
小倉:お客さんと定例会議をすると、先日の話ばかりで本来の課題からどんどん脇道にそれる傾向があるんだが、そういった時の軌道修正を含め、いかなる場合も俺らは本質的な課題解決に臨む必要がある。
ただ、そのためにはビジネスモデルが理解できたり、PLを読み解く力が必要になってくるので、そこの能力値を上げるために、今まさに研修を汲んだりして学習できる座組を整備しているところ。
三浦:そこは若手にも落とし込むんですか?
小倉:そうだね、それこそ職位のレベルに合わせて、その人に必要な内容を落とし込んでいくと思う。
課題解決能力はもちろん、先方のキーマンを握る能力も必要だし、交渉力も求められる。色んな能力が掛け合わされてビジネス戦闘力が上がると思っている。
三浦:逆に課題みたいなものはあったりしますか?
小倉:やっぱり、会社の成長速度や目指していく規模感を考えると、事業の中核を担えるような経験や能力値を持っている人材の輩出はかなりやっていかないといけないと思っているところ。
あとは基本的に課題解決をするにも、データを起点としなきゃいけないと思っているので、うちの強みでもあるテクノロジーを掛け合わせた時にデータアナリストとして活躍できる人もさらに増やしていきたいという感じだね。
三浦:市場的にもデータというワードは主流ですし、単純な広告の運用代行よりもあらゆる角度からお客様の課題にアプローチできますからね。そこのニーズは営業していても実感しているところです。
小倉:CDPというデータの箱を用意すれば、本当に全てわかるからね。それをちゃんと分析した上でKPIを設定し、より本質的な課題を潰していく。それが一番効果的だし、全社的にも注力して取り組んでいる部分って感じ。
三浦:少し話題にも出ましたが、改めて小倉さんはどういった人が欲しいですか?
小倉:先ほど言ったことに付け加えるなら、シンプルに変化を楽しめる人。会社が第二創業期を迎えて、体制も大きく変化しているタイミングなので、その変化を楽しめる人は成長も早いと思う。
三浦:逆にNGな人ってどんな人ですか?
小倉:責任感が無くて、ネガティブな人は嫌です。自分が決めたことでさえできないとなると、結果も出ないし、評価も上がらない。それゆえに、ネガティブスピーカーになりやすいというのが一番の問題。
俺は人や組織をめちゃめちゃ大切にしてるから、周りに悪影響を与える存在が一番嫌いなんだよね。もちろん人間だから多少愚痴が出るのもしょうがないけど、そういう話ばっかりなら「もう、辞めれば?」と思ってしまう。
横の人をストレスのはけ口にするのではなく、言いたいことがあるなら、ちゃんと上に言って欲しい。いくらスキルが高かろうが、そこはやっぱり大事な要素かな。
三浦:実際、伝染しますからね。
小倉:三浦くんはどんな人が欲しい?
三浦:「ゲームチェンジャーになる」という意志が会社から本気で伝わってくるので、様々なスキルを身に付けて「自分も変える側になりたい」と思えるような人が良いですね。
その上で、小倉さんが言うように責任感や主体性は重要だと思っていて、自分がやると決めたことを最後までやり切る気持ちだったり、自分で考えようとする力は前提なのかと思います。
そういう人同士で考えを共有したり、意見をぶつけ合ったり、お互い切磋琢磨できる関係性は成長においても重要だと思うので、会社を変える側になりたいと思う人はぜひ来て欲しいです。
小倉:とか言って、本当に欲しいのはギャルだろ。
三浦:やめてくださいよ(笑)
【中途採用】