【新卒採用】23卒新卒採用募集!遊び・地方創生×ベンチャー×観光DXに挑戦したい学生募集 | アソビュー株式会社
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アソビューでは中央省庁や全国の地方自治体の観光プロモーションを担っています。誰しも生まれ育った土地や誰かと過ごした場所があり、そこには大切な思い出があるものです。人にとってかけがえのない地域を守り、新しい思い出を増やしていきたい。今回は、そんな思いを持って観光戦略部のWebディレクターを務める塩澤由佳子を紹介します。
▲幼少期の塩澤(写真左)
「幼少期の習い事は途中でやめてしまうことが多かったんです。だからこそ、続けることに価値があると今は思っています。転職してもWebディレクターは続けようと思っていました」
観光戦略部ディレクターの塩澤は、転職時の気持ちをこのように語ります。キャリアのスタートからWebディレクターを務めてきた彼女の幼少期は、習い事を長く続けられなかった過去がありました。
学生時代のアルバイト経験を通して、「うまく伝えられていないけど良いもの」の存在に気づき、それをITの力で多くの人に届けていくべく、Web制作の会社に入社した塩澤。当初から、大企業志向ではありませんでした。
「大きい組織の中で動くより、少人数で密なつながりを持って働けた方が、自分は活躍できるのではないかと思い、新卒から人数が少ないところに行きたいと思っていました。入社した会社は30名くらいの規模だったので、早々に野に放たれ(笑)、とにかく先輩の背中を見てどうにか仕事を覚えていきました」
現場で鍛えられる中で、Webディレクターという職種のやりがいを感じ始めます。
「Webディレクターは、デザイン要素も多少わかっていた方がいいし、多少なりともプログラミングやコーディングなどの素養がないと、見積もりすらつくれません。広く浅く知識を持っておくことが大事だなと痛感しました。実は学生時代に、WスクールでWebデザインの学校に通っていたのと、入社後にコーディングの勉強をさせてもらえていたので、それは結果的にすごく良かったと思います」
よりステップアップを目指して転職を決意した塩澤は、Webディレクターという職種を続けることに迷いはありませんでした。
「小さい頃、コロコロ習い事を変えたり、すぐやめたりしてしまっていて、なかなか長続きしませんでした。でも、近所に住んでいて仲良くしていたお姉さんが、クラシックバレエをずっと続けていて、今は海外で活躍しているんですよね。その人に憧れの気持ちを持っていたこともあって、続けることの価値を強く感じています。
それまでの自分は瞬間的な感情でやめてしまっていたので、後から思い出して、『もっと続けていればよかったな』と思うことも多々ありました。だからこそWebディレクターは続けて、そこから広げていきたいという風に考えました」
▲前職時代の塩澤(写真中央)
転職先を探す際のポイントにしたのは、Webディレクターという職種の他に、「人としてどうありたいか」という人生の軸でした。これまでに自分が何を大切にしてきたかを振り返る中で、「他者とのかかわり」が成長に欠かせない要素だったと気づいたのです。
「なんとなく自分を出せていない幼少期でした。一人っ子だったので、今思うと他者とのかかわり方は下手だったと思います。喧嘩もできなかったですし。でも、小中学校でたくさんの人に出会う中で自分がすごく成長できたなと思える出来事がいくつかあって。だから、自分がかかわる人が少しでも幸せになるようなかかわり方をしていきたいというのが、人としてのビジョンになりました」
そんな「人としてのビジョン」から考え、塩澤は、「地域に向き合うこと」を選びました。
「ライフワークとしても、地域に向き合うってすごく面白そうだと感じました。そんな気持ちでWantedlyを見ていたら、アソビューでドンピシャの求人をしていたんです。名前も知っていて使ったこともあり、見た瞬間にもう「ここじゃん!」って。求人の詳細を見ても、この部署には私のような人材が足らなくて困っているだろうと感じて、絶対私はここに入ると思いました(笑)
代表山野との最終面談の前に、1次面談の担当だった観光戦略部部長の内田と事前に連絡を取り、最終面談に向けたアドバイスを求めました。内田からはこの行動がとても良かったと言われています。」
塩澤が「私のような人材が足らなくて困っているだろう」と感じた理由は、「1人ひとりの思い出が詰まっている場所・生まれ育った地域をより良くしていきたい」という想いがある一方で、特定の地域に思い入れがあるわけではなかったこと。偏ったこだわりを持ちすぎずに働けると感じていたからです。
「入社のときに『バランスがよさそうだった』と言われたことを記憶しています。地域に思い入れがありすぎると、それはそれで観光戦略部のディレクターとしては立ち回りづらいのだと思います。いろいろな地域から相談をされるので、プロモーションの領域や手法にこだわりがない方がやりやすいんです。
面談や面接を通して、とてもリラックスして話せましたし、この人たちと一緒に働けたら楽しそうだなと感じたので、迷わず入社を決めました」
入社後は、中央省庁や自治体のプロモーション領域のディレクションを担当。全国34ヶ所ある国立公園のプロモーションでは、環境省をクライアントに、アソビューのアクティビティをディレクションしプロモーションにつなげています。
また、各県と連携したクーポン運用を行ったり、地域の特集ページを制作したりするのも業務の一環です。
前職では大企業からベンチャー企業、個人まで幅広いクライアントと相対してきた塩澤ですが、パブリックセクターである省庁や地方自治体とのコミュニケーションは、民間企業とは異なる部分が多いと感じています。
「自治体の方は、『公平性』をとても重視していることを実感しています。私たち民間事業者からすれば、体験が売れて、地方自治体や地域の事業者さまにお金が落ちる流れをつくるために、顧客起点で特徴的な切り口を見つけ、押し出していこうと考えるのが普通だと思います。
でも、自治体は地域の事業者にとって公平な立場にいなければならないので、特定の体験だけをメインとしてプロモーションすることに抵抗感があるケースが多いです。そこに対してどう折り合いをつけていくかが現状の課題ですね」
入社して1年以上が経った今、プロモーション領域で課題を感じる一方で、各県に対するクーポン事業については手ごたえを感じているといいます。
「ゲストにとっても、各県に対しても、価値貢献できた部分はあるかなと思っています。それに正直、前職では目にしたことのないような大きな金額が動いているので、インパクトの大きさを実感できます」
塩澤が感じるアソビューの強みは、「自社のプラットフォーム、サービスがあること」。受託が中心だった前職とは違う特徴ややりがいを感じています。
「たとえば前職では、『昨日までは化粧品のWebサイトを制作していたけど、明日からは小さいネジについて調べないと』といった感じで、まったく業種の違うものを扱っていたので、制作プロセス以外のナレッジの転用が難しい面がありました。その点アソビューは、『観光』や『地域』という軸があるので、ナレッジが溜まりやすい状況ですし、他の地域にも活用しやすい。仕事自体のやりやすさは格段に上がっています」
「アソビューに転職してよかったなって心から思います」と塩澤は言い切ります。その背景は何なのでしょうか。
「入社前の面談でも感じたとおり、本当にハートフルな人が多いです。たとえばグループチャット内の投稿1つにみんながリアクションをしたり、称賛したりする風土がすごく強いですね。一緒に働いていて、『ちょっとでもハッピーになってくれたらいいな』『少しでも良い気持ちで働いてくれるといいな』と思える人たちがたくさんいるのがアソビューの好きなところです」
今、塩澤が目指す理想像は「オールラウンダー」。Webディレクションを起点に、対応可能範囲を広げていくことを目標としています。
「『WebディレクターだからWeb制作だけやります』ではなくて、枠を広げていきたいです。そのためには、今ここで必要なこと、求められることをどんどん経験していくことが重要だと思っています。実際に、地域のパートナーを訪問したり、他部署との連携など社内外のコミュニケーションにも従事しています。
地域のパートナー訪問では、自分自身でアクティビティを体験したり、パートナーとの会話を通して地域の魅力を自分ごと化できプロモーションに活かすことが出来ています。
また社内の他部署との連携ではサポートチームにゲストやパートナーからどんな声が届いているのか、マーケティングチームがどんな施策を行おうとしているのかなどを知ることができ、会社全体の状況とこれからを理解することができます。」
このように領域を広げていった先には何があるのか。塩澤の将来的なビジョンには、やはり「地域」への貢献意識があります。
「今やっている自治体のプロモーション領域には難しさもありますが、公平性を担保するという制約の中でいかにポジティブに面白くできるかが試される部分。地域にお金が落ちる仕組みづくりは、将来的に個人としてもやってみたいと考えています。それがどんな形になるかはまだわかりませんが、今までやってきたことを地域に還元していきたいですね。
今一緒に働いている人たちも、そういった気持ちを持っている人は多いので。将来的に地域貢献できるきっかけが得られるという意味でも、いい職場なんじゃないかと思います」
さまざまな障壁を感じながらも、自分自身のビジョンと会社のビジョンの実現に向けて試行錯誤を続ける塩澤。日本全国の地域の魅力をより伝えられるよう、今後観光戦略部は部署としても幅を広げ、加速していきます。