ウォンテッドリーは10/9（水）渋谷ヒカリエホールにて、「採用と組織づくりをリードする」をコンセプトに掲げたイベント「FUZE2024」を開催しました。今年で通算5回目を迎えた本イベントには、過去最多となる約600名の方が来場され、会場全体は熱気に包まれました。

今回の記事では、当日の模様を臨場感のある写真と合わせてご紹介します。参加した方は、あの日の熱量を思い出すきっかけに、不参加だった方も来年の予習として、最後までお読みいただけると嬉しいです！

今年のテーマは、「DEEP DIVE」

FUZE2024のテーマは、「DEEP DIVE | 飛び込もう、深層まで。強い組織をつくるために」です。求職者の会社選びに対する基準が時代とともに多様化してきた昨今。採用も組織づくりの難易度も上がる中、より深い視点の「採用マッチング」を実現するにはどう行動すべきか？

経験やスキルといった表層の情報に満足するのではなく、人の本質を知るために、深く、深く、踏み込んでいく。すぐに答えが出ない問いに、皆さまと共に向き合い、悩み、考えていくことで、明日からの採用や組織づくりに活かせるヒントが多く見つかれば。そんな想いを「DEEP DIVE」に込めました。

40,000社の頂点が決まる「Wantedly Awards 2024」

Opening Movieによって会場の高揚感が増した後は、Wantedly利用企業の1年間の取り組みを称える表彰式「Wantedly Awards 2024」がスタートしました。表彰されるのは、Wantedlyの各機能における卓越した運用力を競う「CRAFT CATEGORY」、Wantedlyを通じて生まれた人と会社の出会いのエピソードを称える「EPISODE CATEGORY」、そして採用ブランディングや共感採用といった観点での総合力を称える 「TEAM OF THE YEAR」 の3つの部門です。

エントリー制である「CRAFT CATEGORY」「EPISODE CATEGORY」には、なんと合計229社のエントリーがありました。ここからは受賞企業のコメントを一部ご紹介します。

TEAM OF THE YEAR GOLD | dely株式会社

Wantedly登録企業40,000社の頂点となる「TEAM OF THE YEAR GOLD」に輝いたのは、レシピ動画プラットフォーム「クラシル」などを運営するdely株式会社様です。

「2014年の創業初期からWantedlyを利用しているので、このような賞を受賞できとても光栄です。自社のカルチャーやVMVに共感する人材で組織を構成していくことが、良いプロダクトをつくる上での鍵になると思っています。これからもスキルや経験だけでなく、カルチャー・VMVにマッチする人材にこだわって採用活動を行っていきたいです。」（横山さん）

TEAM OF THE YEAR  SILVERはフォースタートアップス株式会社様（写真左）、TEAM OF THE YEAR  BRONZEは株式会社ログラス様（写真右）が受賞しました

TEAM OF THE YEAR  ROOKIEに輝いた株式会社メンテル様

TEAM OF THE YEAR  LOCALに輝いた株式会社八百鮮様

EPISODE CATEGORY GOLD | 株式会社Panta Rhei

「EPISODE CATEGORY」には、FINALISTとして3社が選出されました。その中から、もっとも心を動かされたエピソードを「EPISODE CATEGORY GOLD」として、表彰いたしました。GOLDを受賞したのは、インターン採用で仲間を集め、仲間と共に会社が成長するエピソードをご投稿いただいた株式会社Panta Rhei様です。

「創業して5年。大変なことも多くありましたが、この受賞で報われた気持ちがしています。これからもAIアナリティクスカンパニーとして、データを通じて世の中の生産性を高めていく取り組みを、どんどん行っていきたいです。このような素敵な賞を、誠にありがとうございました。」（田中さん）

なお、FINALIST含む3社のエピソードは、SNSで人気の実力派作家さんたちの手で漫画化。Wantedlyで生まれた人とシゴトの出会いの物語「#ドラマな採用」として公開いたしました。

株式会社ビズリンク様（写真左）、株式会社3Sunny様（写真右）がFINALISTに選出

エピソードの詳細は、各漫画家のX（旧Twitter）アカウントからもご覧いただけますので、ぜひご確認ください。

CRAFT CATEGORY GOLD

過去最多のエントリー数により、大激戦となった「CRAFT CATEGORY」。「MATCH CRAFT GOLD」は株式会社HUUK様、「STORY CRAFT GOLD」は株式会社リーディングマーク様、「SCOUT CRAFT GOLD」は株式会社キカガク様、「PROFILE CRAFT GOLD」は株式会社freemova様がそれぞれ受賞しました。

「MATCH CRAFT GOLD」を受賞した株式会社HUUK様

「STORY CRAFT GOLD」を受賞した株式会社リーディングマーク様

「SCOUT CRAFT GOLD」を受賞した株式会社キカガク様

「PROFILE CRAFT GOLD」は株式会社freemova様

また、受賞企業5社がWantedlyの運用ノウハウなど公開する「PANEL DISCUSSION」も開催しました。当日に受賞が発表されたあと、準備する時間もあまりない中で登壇いただくというライブ感たっぷりのコンテンツ。候補者のプロフィール閲覧、カジュアル面談、選考フローといったそれぞれの工程において行っている工夫を語っていただきました。

ご登壇いただいた株式会社八百鮮の市原さん、株式会社メンテルの井上さん、株式会社delyの横山さん、株式会社HUUKの川瀬さん、株式会社キカガクの川口さん、改めてありがとうございました。本コンテンツの詳細は別記事で発信予定ですので、楽しみにお待ちください。

新プロダクトのリリース発表「Wantedly’s Vision and Strategy」

続いてはウォンテッドリー株式会社代表取締役CEOである仲の講演。ウォンテッドリーでは実に4年ぶりとなる新プロダクトのリリース告知を行いました。

「慢性的な人手不足によって有効求人倍率は上昇傾向にあり、人材採用の難易度は増すばかりです。それに伴って、カジュアル面談、データ分析、エージェント対応、スカウト送信など採用担当者の業務量も膨大になってきました。今回、採用現場の課題を解決するために、次世代型の採用管理システム『Wantedly Hire』をリリースすることになりました。一人でも多くの採用担当者の負担を減らして、一社一社が自社の事業成長にマッチした方と出会える一助となれば幸いです。」（仲）

発表後には会場からは大きな拍手が巻き起こり、新プロダクトの説明に興味深く耳を傾けている来場者の姿が印象的でした。

ベストセラー著者によるメインコンテンツ「TALK SESSION」

Globis Capital Partners 小野 壮彦氏。新卒でアクセンチュアに入社後、プロトレードを起業し、楽天へ事業譲渡。その後、イタリア留学やヴィッセル神戸での経営参加を経て、エゴンゼンダーでヘッドハンティングを担当。ZOZO SUIT事業を成功に導き、現在はグロービス・キャピタル・パートナーズで活躍。

株式会社人材研究所 代表取締役社長 曽和 利光氏。京都大学教育学部を卒業後、リクルートなど多業界で人事を担当する。30年で採用面接2万人以上。2011年に人材研究所を設立し、企業や求職者に向けた独自の手法で人事コンサルティングを展開。

休憩を挟んだあとは、今年のメインコンテンツとも言える「TALK SESSION」がスタート。『人事と採用のセオリー』の著者・曽和利光さんと『人を選ぶ技術』の著者・小野壮彦さんによる初の生対談が行われました。経営者×採用のプロのお二人によって、「採用マッチングに必要な深い視点 〜いま求められる、人の本質を見抜く力〜」というテーマのもと、ディープな話が繰り広げられました。

「日本企業の人を選ぶ技術というのは、世界的に見ても高いと感じています。新卒採用においては、学生のパーソナリティを知るための質問を深掘りしていく。これが中途採用になると、経験と知識だけが重視されてしまう。即戦力を求めたいのも分かりますが、入社後にどれだけ成長するか。ポテンシャルを見抜くことも大切になります。」（小野さん）

「面接では、外交性と情緒の安定性が重視されるという研究データがあるそうです。この2点が高ければ、全体的な評価も高くなってしまいます。仕事によっては外交性が必須でなかったりするので、ある一定の軸だけで判断してしまうと見落としが生まれてしまいます。」（曽和さん）

会場はほぼ満席状態。小野さんからは「ここだけの話ですが…」といった、リアルイベントだからこその貴重なトークが展開される場面も。採用と組織づくりの最前線で活躍しているお二人の熱の入ったお話に、メモを取りながら聴き入る参加者が多く見受けられました。

講演後には「FireSide Chat」と題し、登壇者の二人に気軽に質問できるコーナーも。アルコールを片手に乾杯から始まった本コンテンツは、終始和やかな雰囲気の中で進行していきました。「候補者をアトラクする方法」「今後の採用活動のトレンド」など幅広い質問が集まりました。

メンバーの活躍支援と定着について語る「DISCUSSION ON ENGAGEMENT」

最後のコンテンツは、「DISCUSSION ON ENGAGEMENT」。採用から入社後の活躍・定着まで一気通貫で支援するために必要なエンゲージメント思考とは？株式会社OKAN 代表取締役の沢木氏とウォンテッドリー株式会社のEngagement 事業部 事業部長の橋屋が対談しました。

「エンゲージメントという言葉が流布されてきましたが、その意味は会社によってブレがあるように思えます。当社では、エンゲージメント＝従業員と会社の矢印を揃えることと定義しています。向いている方向が揃うことで、意思疎通がしやすくなりますし、モチベーション高く働いてもらいやすくなる。結果として、定着につながり、修練度の高い社員が増えていきます。」（橋屋）

「生産性の向上と離職率の低減。これらがエンゲージメント施策を行う目的です。そのためにも社員のモチベーションを高めていくことが求められますが、それだけでは不足しています。例えば、どれだけ会社の理念に共感しても、健康でなくなったら働き続けられないですよね。社員の定着という観点でいえば、モチベーター（理念への共感や仕事のやりがいなど）に加えて、ハイジーンファクター（健康や家庭との両立など）との両立が不可欠になります」（沢木さん）

参加した方のXの投稿では、「実践的な理論に裏付けられた臨場感のある肉薄した内容が多くて面白かったです！」といった感想が綴られるなど、満足度の高いコンテンツとなりました。

参加者同士のつながりを創出する「CASUAL NETWORKING」

来場者が楽しめるように、今年のFUZEでは新たな試みにも挑戦しました。その一つが「CASUAL NETWORKING」です。イベントページへのログイン画面から参加者リストの確認ができ、気になる参加者がいればショート面談（10分間）の打診ができます。採用活動に奮闘する同志との新しいつながりを増やす場として、大いに盛り上がりました。

来場者への特別な体験「PROFILE PHOTO STUDIO」

130名限定の来場特典として、プロの写真家がプロフィール写真を撮影してくれる「PROFILE PHOTO STUDIO」も行列ができました。

ドリンク片手にカジュアルに交流できる「NETWORKING TIME」

イベント終盤には、参加者同士がカジュアルにつながれる場として「NETWORKING TIME」が行われました。

採用担当者同士、自然発生的に交流の輪が広まっていきました。ウォンテッドリー社員も、普段なかなか出会えない担当者様との会話を楽しみました。

イベント詳細

• 日程：2024年10月9日（水）14:00〜20:00
• 場所：ヒカリエホール（東京・渋谷）

これからの組織づくりを担うリーダーたちにスポットライトを当てるイベント「FUZE」。刺激的な1日をお届けできるようにスタッフ一同、半年以上の準備期間を試行錯誤しながら過ごしてきました。参加者のアンケートから以下のようなお声をいただき、とても嬉しく思っています。

参加者の声

ビジョン共感という志向が近い企業（個人）が集まる場として非常に有益だと思います。運営は大変だとは思いますがぜひ継続していただきたいです。

この度はお誘いいただきありがとうございました！単一セッションのみの短い滞在になりましたが、会場の演出なども素晴らしく、スタッフのみなさまのご対応も大変親切でした。

他社の人事やエンジニアの方々と1on1のお時間をいただけたことでとても有意義な時間となりました。もし来年も開催されるようであれば参加したいと思います！

とてもワクワクするイベントでした。採用に対してのマインドがより高まった1日だったので、早く社内でアウトプットができるようにしていきます。会社として来年も継続することになれば、Award に受賞できるよう整備してまいります。

皆さまの言葉を励みに、今後もさらにアップデートしていく想いです。来年度の開催を、ぜひ楽しみにお待ちください！（過去に開催したFUZEの様子は以下の記事で紹介しています）