こんにちは、ユニファ採用チームです!本日はプロダクトマネジメント部マネージャーの山口隆広が登場します。「人間中心設計専門家※」でもあり、1歳の娘さんの父親である山口。入社4ヶ月目のリアルなエピソードやマネジメントで心掛けていることとは?
※人間中心設計(HCD)専門家制度は、人間中心設計推進機構(HCD-Net)が実施する専門家認定制度で、人間中心設計専門家は人間中心設計・ユーザビリティ関連従事者としての実務経験が5年以上あることなどが条件(参考:人間中心設計推進機構HP)
プロフィール
山口 隆広 プロダクトデベロップ本部 プロダクトマネジメント部 部長代理
2006年工学修士(応用化学)を取得後、制作会社のリクルートメディアコミュニケーションズ(現リクルートコミュニケーションズ)に入社。メディアの業務設計や制作、営業プロセスなどの業務を中心に担い、2010年にDeNAに企画職として転職。当時はまだ浸透していなかった女性をターゲットとした女子ゲー界隈の拡大期に関わり、その課程でUXデザインに触れる。4年ほど経過したところで、ハードウェアに面白味を感じその後はフリーとして独立。約1~2年、様々な企業の案件を受託する中で、より専門的にIoTに携わりたいと思い、2016年に現ソニーの子会社であるQrio(キュリオ)に入社。当時携わったQrio Lockではディレクターとしてグッドデザイン賞を受賞。執行役員として営業・開発組織をマネジメントしつつ組織デザインに取り組む。自身が育児休業を2ヶ月取得したこともあり、「子どもがいても変わらず活躍しやすい環境で、自分の育児にも関わる仕事がしたい」と決意し、2020年7月にユニファにジョイン。
子どもが生まれ、初めて育休取得をしたからこそ見えた「子どもの将来」と「世の中のため」の転職軸
ユニファは知り合いの方から教えていただいたのがきっかけでしたが、子どもの将来を考えた時、ベンチャーで子育てをすることの大変さはこれまでのキャリアを通じて感じていました。
私は前職で育休を2ヶ月間取ったのですが、今振り返ると本当に「取っていなかったらやばかったな」と感じています(笑)。私も、そして妻にとっても全てが初めての育児で、おむつの変え方など本当に全てが初めてでした。そんな中、これから仕事をしながら家族で子どもの成長をみていく過程の大切さを感じた時、自分の「子どもの将来」を考えるようになりました。
ユニファは、役職・性別など関係なく子どもを育てながら活躍している方がとても多いです。実際に、入社前に色々と話を聞いたり、業務スケジュールを見せてもらいましたが、子どもの送り迎えや寝かしつけなどをカレンダーに具体的な予定として入れていたり、子どもと仕事をどちらも大切にしている人が多かったです。もちろん業務に支障が出ないよう、その前後で都度調整をしていますが、その調整も利かせやすいのが嬉しいですね。お互いに気を遣わないのがあまり他にはないユニファの特徴だと思います。
その上で、前職では「スマートロック」という、スマートフォンで鍵を操作するサービスの開発に携わっており、IoTで世の中のためになるサービスを提供できるというやりがいを感じ、ユニファなら、働きやすさとやりがいを両立できることに魅力を感じて入社を決めました。
「メンバーが本当に幸せになれるか」を考え、他チームと協力をして組織を動かす
現在プロダクトマネージャーとしての業務はマネジメントの観点から言うと2点あり、「メンバーが結果的に幸せになれるか」、「その人の得意は何かを考える」という部分を大切にしています。
30歳でマネージャーをしていた時は、正直嫌われたくないという思いもあり、言葉を選びすぎるあまりに要望がうまく伝わらなかったり、メンバーに寄り添っていたものの、結果につなげることができなかったことも。必要以上に思いを汲みすぎてしまうこともあったため、今はメンバー自身の幸せをまずは意識した上で、「本当にこの結果がこの人にとって幸せなのか」を考えるようにしています。時にはストレートに物事を言うこともありますが、同時にメンバーにはその意図や思いを丁寧に伝えるようにしています。また、メンバー各自の「得意なこと」を理解し、業務を任せることで本人の結果が出せるように意識しています。
(以下、山口によるマネジメント論「ユニファ開発者ブログ」)
その他、これは各チームで共通意識としてあることなのですが、まだ会社の規模もそこまで大きくはないので、エンジニアやデザインチームとも相互にコミュニケーションを取り、自分の領域以外にも携わるようにしています。ボールを分け合って業務を動かすことができているのは、組織としても上手くいっていることだと思います。
同じ目線でゴールを目指せる土台がある。入社4ヶ月でも、自発的に動くことで得た社内リレーション
ユニファはみんなが同じゴールに向かい、目線が合っている部分が良さでもあり、感覚からすり合わせにいく必要がないのでコミュニケーションコストがかかりません。また、ユーザーの需要性や事業としてのポテンシャルを事前に細かく調べて出すことがあるのは、他の企業ではなかなかできないことで魅力的だと思います。他だと例えば提案をしても、工数不足で実行できない場合もありますが、ユニファではきちんと実行することができ、会社全体で理解があると思います。
個人的に意識していたことは、社内ツールを自分の部署以外もチェックし、誰がどこで何をしているのかを早めに捉えることです。
一方、ユニファの深いことはすぐには分からないですし、分からなくて当然だと思うので素直に分からないと伝えることも意識していました。職種上理解している部分やスキル、ポイントを少しでも早くみつけ会社、そして社会に貢献できるよう日々努力をしています。
その他にも、積極的に関わりのあるチーム以外にも営業メンバーなど社内のメンバーを紹介をしてもらったり、社内のコミュニケーションツールで自ら話題を出し、私自身が何に興味があり、どんなことを考えているのか、積極的に自己開示するようにしています。これは、入社前に別部署の方にアドバイスをいただき実行していることです。その時に時間を取ってもらい、サポートして貰ったことは大きかったですね。
画像:山口が普段から使用している業務ツール
人間中心設計専門家としてのプロダクトマーケの活かし方と自身が感じる面白味
DeNA時代、たまたまフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)からスマートフォンに大きく舵を切る時期と言うこともあり、社内でも使いやすいUIを作り出せ!という意識が上がってきたタイミングでした。当時企画職ではありましたが「UX」と名のつく本を読んだり記事を読み、独学で色々とユーザー調査や分析、情報設計などを業務で進めていたんですが、「デザイナーじゃないのに何でUIに口だしてくるの?」「あなたの思い込みじゃないの?」などと言われることがよくありました。
DeNAを退職して色々フリーでやってみようかなと思った時、これまで自分がやってきたことは本当にただの思い込みだったのかを確認したり、何かしら説得力を持って話したいなと思ったのが専門家を取得しようと思ったきっかけです。ここ2、3年は人間中心設計機構の中で専門家の認定を行う業務も行っていますが、自分の仕事の棚卸しを経て足りてなかった領域や、実際できていた領域への自信が持てたのはとてもありがたかったですね。
実務としてはプロダクトマーケと、他チームの業務ではありますがデザインの2つに活かしています。プロダクトマーケの部分は、ユーザーを調べ、その課題は何で、その後ソリューションを考え、違ったらまた調査をする、というサイクルを回していくのですが、この調査は何の目的だったかを人間中心設計専門家として入っていき一緒に進めています。
人間中心設計専門家に求められるものとしては、リサーチ力、プロジェクトマネジメント力、実装なので、リサーチャーとしてではなく、レビュワーとして一緒にやっています。デザインに関しては、デザインプロセスの整備に携わっています。今は専門家というよりは、経験者というスタンスで活かしています。今後も、仕様書のベースを固めたりなど様々な部分で活かしていきたいと思っています。
また、私自身ができ上がっている環境での転職を目指していなかったということもありますが、『ゼロから創り上げていくことを志向する人』はユニファに向いていると思います。私自身も開拓していくことが好きで、やれることを自ら見つけ出し、最終的に事業が伸びていく過程を感じるのが好きです。単に業務効率を上げるプロダクトを作るだけでなく、世の中のために作り出せるものが今後もたくさんありますし、そこに面白味や成長性を感じています。
ユニファは自分で考え、行動に移すことができる方はとても向いていると思います。プロダクトに想いを持って取り組んできた方も向いていますね。逆に、プライベートだけを大事にしている方には正直向いていないかもしれません。これからさらに大きな事業になっていくので、プロダクト開発、そして事業拡大の中で一緒にメリハリを持って働いてくれる方とぜひ、一緒に働きたいと思っています!