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こんにちは、採用チームです!
今回はユニファ初の正社員エンジニアとして入社したCTO 赤沼に話を聞きました!
プロフィール
赤沼寛明(あかぬまひろあき)
1979年生まれ。独学で開発の勉強をはじめ、エンジニアのキャリアをスタート。医療系サービスやソーシャルゲームの開発を経て、2015年2月にユニファ株式会社に入社。2016年4月に取締役CTOに就任。
独学で開発を学び、ユニファでCTOになるまで
−前職の仕事内容
私のキャリアのスタートはメールシステムなどの保守運用のエンジニアです。
アラートの検知や初動対応、初期調査を行い、開発の方へ報告する仕事でした。
しかし、エンジニアとしては、自ら開発をする側でないと将来的なキャリアの幅が狭まってしまうと思っていました。そこで独学で開発の勉強をし始めて、運用の仕事と並行しながら開発もやらせてもらっていました。
次は医療関連のサービスを展開している会社に入社し、本格的な開発のエンジニアとしてのキャリアをスタートさせた後、ソーシャルゲームの会社に転職。
開発内容は私にとっても刺激的で成長できる環境だったのですが、事業の特性上、ユーザーにより多く課金してもらうという目的が大きいところが気がかりでした。
次の会社では、社会貢献性の高い仕事をしたいなと思っていた時にユニファに出会いました。
−ユニファに決めた理由
ユニファは裁量の大きい仕事ができることが魅力でした。その時は、ちょうど東京オフィスの立ち上げを決めたタイミングだったにも関わらず、正社員のエンジニアは一人もいない状況だったのです。
すでにルクミーフォトというIoTを使った保育施設向けのフォトサービスがリリースされていました。
それは、代表の土岐が名古屋にいながら、知人のフリーランスのエンジニア3、4人ぐらいにお願いをして立ち上げたものと聞きました。
当時は誰かが開発のルールを統制したり、組織を作っているわけではなかったので、スケールさせるためには開発チームの組織作りが必要だと感じていたようです。
そのタイミングでCTO候補として、今後開発を仕切っていけるような人材を探していると話をいただきました。前職ではサーバサイドのエンジニアをしていてマネージャー経験はなかったですが、これまで以上に裁量の大きい仕事ができそうだと入社を決めました。
前職の医療分野も社会貢献性は高いのですが、対象のユーザーが主に医師や看護師だったので、領域として身近に感じられずにいました。「家族コミュニケーション」のほうが自分ごとに感じられたことも入社の決め手です。
一人一人に向き合う時間がより良い組織を作った
−技術職の組織の作り方について
入社した時は何も整っていなかったので、まずはSlackを導入し、やるべきと思ったことを徐々にやっていきました。 当時はチームの人数も少なかったため誰が何をやっているかは大体把握できていたのですが、メンバーが増えて10人くらいになってくると、話しきれないことも増えてくるんですよね。
そのため規模が小さいうちからコミュニケーションをしっかり取れるようにしたいと考え、1on1を始めることにしました。
1on1では困っていることや相談したいこと、雑談も含め基本的にはメンバーの使いたいようにこの時間を使ってもらうように伝えています。時間は毎週15分。何も話すことがなければスキップしてもらいますが、私の方からスキップすることは基本しないようにしています。
−1on1をやるメリット
1on1をやる前は、半期ごとに評価のタイミングで個人の目標設定やフィードバックを行っていました。
しかしスタートアップなので、半年もすれば当初立てていた目標から状況が変わることもよくあります。そのため、週次でやることにしました。
普段思ってはいるものの、そのためにわざわざミーティングを設定して言うほどでもないことを、「毎週時間があるなら」と話してもらえることが増えました。
私自身もみんなと話す機会が減ってきたので、貴重な時間だと思っています。
各メンバーがやりたいことを把握できていたおかげで、組織の体制変更時にもそれぞれの希望を取り入れることが出来ました。メンバーからの組織に対する希望は会社の方針と合わせて決めていかなければいけない部分もありますが、言ってもらえたからこそ叶えられたものもあります。
外国籍エンジニアとのコミュニケーションにも奮闘
−外国籍エンジニアの採用
日本語が上手なアジア圏のメンバーはこれまでにも入社していましたが、去年の秋ぐらいから日本語が話せない外国籍エンジニアの方の採用も視野に入れ始めました。最初は外国籍の方でも日本語が話せる方を採用したいと考えていましたが、そうすると競争率が高くなります。
しかし会社の状況としては早急に採用を進めたいので、スキルがあるエンジニアであれば語学力は関係なく採用することにしました。
秋ぐらいに初めて日本語が話せないメンバーの採用が決まり、今年の2月に入社してくれました。
入社して3カ月ほどになりますが、解決しなければいけない課題も見えてきています。
−課題として感じていること
元々英語が話せないメンバーにとっては、どうやってコミュニケーションしていくかがこれからの課題です。雑談などは気軽にコミュニケーションを取っていますが、仕事の話は仕様についてなど、齟齬のないコミュニケーションを取る必要があります。そこで、外国籍メンバーには日本語の研修、日本人メンバーには英語の研修を行うということも考えています。
ミーティングの進め方も、大半は日本語で進めていますが、それだと外国籍メンバーが置いていかれてしまうので、アジェンダは日本語と英語を作るなど試行錯誤を繰り返しています。
現場で、技術を磨き続けることを大切に
−キャリアパスについて
キャリアパスとしては常に技術を磨くことに重きを置いていました。
CTOを目指していたというよりは、それができるぐらいの技術力を磨きたいと思ってやってきました。
エンジニアとして常に技術のキャッチアップはしていきたいので、マネジメントをするだけのキャリアイメージは持っていません。
−若手エンジニアに伝えたいこと
そんなに偉そうなことは言えないですが、自分が頑張るしかない世界だと思います。教えてもらうのではなく、興味がある技術を追求し、自分から学びにいくことが大事です。
それから、たくさんコードを書いて外向けに発信していくことが大切ですね。
インプットはたくさんするものの、アウトプットをする人は少ないです。 学んだものをいかにアウトプットまでつなげられるかが、スキルやキャリアの差として出てくると思います。
グローバルナンバーワンを目指して
−今後のビジョンについて
代表の土岐は会社の立ち上げの頃から「グローバルナンバーワンになる」というビジョンを掲げてきました。事業が一番になることを目指すのであれば、プロダクトもナンバーワンでありたいと考えています。何で一番になるのかは様々な選択肢がありますが、我々がサービスを提供する「家族コミュニケーション」や保育という領域において、いかにナンバーワンになるかを本気で考えていますし、一番になれると信じて日々仕事に取り組んでいます。
保育において今まで誰も解決していない課題や、これまでの慣習で当たり前に思っているようなことでも、技術で解決できるような課題はたくさんあると思います。
ですが、特に保育の現場の方々は、システムを導入することは怠惰で良くないことだと感じているケースも多いようです。
しかし保育士の本来の業務は、子ども達と対面していかに保育していくかであって、書類の仕事や、写真の撮影などは必ずしもやる必要はないと考えています。効率化できるところはして、全力で保育に向き合える環境が理想だと考えています。
今後は、技術の力で保育士の負担を楽にしつつ、現場でのデータが集められるようにしていきたいです。 そのデータを活用し今まで分からなかったことを知れたり、その結果をご家庭に提供したりすることを目指しています。
例えば園児の体調の変化や予兆、各々の趣味嗜好が分かってくると、ご家庭でも保育園でも、子ども達により良いケアができると思います。そのようなサービスを提供し、「保育をハックする」を推し進めていきたいです。
▼PCには自社ユニファや「ルクミー」「ルクミーフォト」「ルクミー午睡チェック」を中心としたステッカーがたくさん!
保育をハックする仲間を求めている
−発信を続ける理由
自分が働きたい会社がどんなことをしているかは、サービスサイトから分かりますが、使っている技術や組織体制、メンバーの雰囲気はなかなか見えにくいものです。
一緒に働く人たちのことがわからなければ興味を持ってもらえないと思い、ブログなどで発信を続けています。
自分だけだと絶対に続かないので、開発部のメンバーにも協力してもらいながら書いてもらっています。社内理解を得るという意味でも、わかりやすい技術ブログは有用です。開発部が何をやっているか周りから見えにくいこともあるので、そういう点でも社内に向けての発信は良いことだと思います。
ユニファ開発者ブログ
UniFa Developer's Podcast
−最後に。どんな人と働いてみたいか
まずは保育業界や「家族コミュニケーション」の事業に対して、技術で問題解決していくことに強い興味がある人と働いてみたいです。
単純に技術力だけを求めているわけではなく、技術を活用して保育業界や「家族コミュニケーション」を変えていくことをポジティブに行ってくれる人を探しています。
そういう視点があれば自分で技術力を磨き、その技術力を使って、いかに課題を解決していくかまで繋げていけると思います。
エンジニアの中には、技術のあるべき姿を追求したいタイプの人もいて、プロダクトが出来た時には水準の高い技術を搭載したいと考えたりもします。
しかし、技術的のあるべき姿よりも、ユーザーにとっての使い心地はどうか、価値を届けられるか、その上で問題が解決できるかを考えらえる方が、ユニファのエンジニアとしては大事です。
あくまで技術は道具という認識を持ちながら、エンジニアとしてこだわる部分は追求していけるのがいいですね。技術の深いところまで習得しつつ、それをプロダクトのために使っていける人にユニファはぴったりな環境だと思います。
以上、赤沼の紹介でした。
毎週1on1の時間を取る赤沼のように、ユニファにはメンバーの将来についても真剣に向き合う上司がたくさんいます。志を持って保育をハックしたいエンジニアの皆様をお待ちしております。
また、文中で触れた開発者ブログですが、ぜひこちらもご覧ください!
ユニファCTOの役割
https://tech.unifa-e.com/entry/2017/05/01/114951
週次 1 on 1 & 180度評価
https://tech.unifa-e.com/entry/2017/06/30/120215
良いプロダクトは良いチームから
https://tech.unifa-e.com/entry/2019/04/08/131909