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こんにちは!サンクスラボの採用担当です。
今回は、在宅プロジェクトグループのリーダーとして活躍中の小林さんにお越しいただきました!
そしてこの日はスケジュールが綺麗に重なり、対面でお話を伺うことができました。お忙しい中ありがとうございます!
「”在宅プロジェクト”ってなに?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、インタビュー内でしっかりとお話しいただきましたので、最後までじっくり読んでみてくださいね◎
「最短」が「最速」ではない。
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改めて、本日はお時間いただきましてありがとうございます!
小林さんは、普段はリモートでの勤務でしたっけ?
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~小林さん~
僕は東京に住んでいるので、普段はリモートですね。
ただ、いま動いている「離島支援プロジェクトの関係で、結構色々な場所に行っています。最近だと、新潟県にある佐渡島(さどがしま)に行ってきました!自然豊かでいい場所でしたね。
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新潟県!!本当に色んな場所に行かれてるのですね!
そんな中での、本日の対面インタビュー…とてもラッキーな気分になりました(笑)
ところで、小林さんはサンクスラボに入社して何年ぐらい経つのでしょうか?
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2021年の11月に入社したので…もう少しで2年ですね!
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サンクスラボは、ここ1~2年でさらに急成長してますが、その真っただ中でのご入社だったのですね!
サンクスラボに入社することになった経緯も、ぜひお聞きしたいです!
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実は前職も福祉関係で、そこでは8年ぐらい働いてました。
就労移行支援事業所を運営していた会社だったのですが、拠点数が増えてきたタイミングでエリアマネージャーの役割を任されることになり、そこでマネジメントや育成など、様々な経験させてもらいました。
しかしその後、会社のフェーズが変わったことによる大幅な組織変革がありまして、より広い範囲で貢献できるような会社に挑戦してみたいと思うようになり、転職活動をスタートしたんです。
そんな中サンクスラボに出会い、これまでの経験を活かせる「福祉」の分野、かつ、興味を抱いていた「組織開発」や「人事」の領域で活躍したいと思い入社を決めました。
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ということは…はじめは組織開発や人事としての入社だったのでしょうか??
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そうなんです(笑)
本当は組織開発や人事をやるために入社したのですが、その頃ちょうど「A型事業所の定員割れ」という大きな課題があり、ひとまずそこに向き合うことになりました。
ただ、僕の住んでいるところが東京なので、「リモートでこの課題をどう解決していくか?」と早速悩みましたね。まず現状を把握するために各拠点の運営状況を洗い出したところ、「地域連携」を問題なく行っている拠点もあれば、なかなか手が回っていない拠点もあることが分かりました。そこで、「A型事業所の定員割れ」という大きな課題を解決するためにも、まずはこの「地域連携」という課題を解決する必要があると考え、新たに『コールセンターチーム』を立ち上げました。
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【?】「地域連携」とは、地域の医療機関や施設などがそれぞれの役割を専門化・分担し、円滑な連携を図ることで地域住民の方々が住み慣れた場所で安心して継続したサポートを受けられることをいいます。
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サンクスラボのコールセンターチームは順調に拡大していますが、発足にはその背景があったのですね!
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ただ、それだけで「A型事業所の定員割れ」という課題が解決するイメージが持てなかったので、もっと他に出来ることは無いか?と考えました。
そんな時、ふと”そもそも通所する必要があるのか?”という疑問が頭に浮かんだのです。
前職の就労移行では、ITスキルやデザインスキルを身につけても実務経験がないという理由で一般就労ができず、結局スキルを必要としない軽作業などで働く人を多く目にしてきました。そういった方々も、A型事業所にフルリモートで勤務することができれば、居住地がどこであろうと活躍できるのではないか?と。A型事業所で実務経験を積むことで、一般企業への就職を叶えられる仕組みを作ろうと思ったんです。
まずは試験的に小規模からスタートしたのですが、これが有難いことに大好評をいただき、今の「在宅就労支援」という形が出来上がりました。
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【?】「就労移行支援事業所」と「就労継続支援A型事業所」の違いとは?
就労移行支援は、一般企業への就職を目指して訓練をする福祉施設です。 就労継続支援A型は、支援員のサポートを受けながら働くことができる福祉施設です。 一般企業で働くことを目指す方は就労移行支援、福祉事業所ですぐに働きたい方は就労継続支援A型、と大きな違いがあります。
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「何を」原動力とするか。
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先ほどは「在宅就労支援」という仕組みができるまでのお話を伺いましたが、 そもそも「在宅就労支援」とはどういった福祉サービスなのでしょうか?
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簡単に説明すると、身体障害や感覚過敏、広場不安などで通勤の負荷が大きい方や、近隣に福祉事業所が無くて働けない方が、在宅で勤務ができるサービスです。
勤務中は、WEBやチャットでやり取りをしながらサンクスラボのスタッフが丁寧にサポートをしています。
ただ、利用条件として「医師による診断書をお持ちの方」「医療機関の意見書が発行ができる方」といった項目がありますので、まずはお住まいの自治体の判断に相談していただくと良いと思います。
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分かりやすくまとめてくださりありがとうございます!
もっと詳しく知りたい!という方は、サンクスラボの公式チャンネルに動画がございますので、ぜひご覧ください◎
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小林さんは在宅プロジェクトチームのリーダーとしてご活躍されていますが、 どのような業務を行っているのでしょうか?
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いまチームメンバーが28人いるので、メイン業務はマネジメントですかね。
他には、利用を希望されている方とオンラインで30分程度の個別相談を行ったり、関東に住んでいる利用者さんのご自宅に訪問して、働き続けられるようサポートをする業務も行っています。
現在、全国で在宅就労支援を利用している方が250名程いるので、 チームメンバーで担当をもって、月に1回の自宅訪問を行っています。
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確かに、サンクスラボは関東圏に事業所が無いので、必然的に自宅に訪問することになりますね。
しかし、28人のマネジメントに加えて個別相談の対応や訪問‥なかなかに大変な気がするのですが、そのあたりは率直にいかがでしょうか?
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そう思われがちなのですが、めちゃくちゃ充実してて面白いです!
A型事業所に通所している方の家には、なかなか行けないじゃないですか。私生活まで踏み込めないというか。
しかし、在宅就労支援ではこちらから訪問することができるので、その方のご家族ともお話が出来たり、実際どのように生活をされているのか?というところまで見ることができ、より深くサポートができると思っています。
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ご家族や周りの方との関係値を築けるのは良いですね!
ご本人にとっても、安心感に繋がっていると思います。
これまでの関りの中で、印象に残っているエピソードはありますか?
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在宅就労支援を利用している方で、脳梗塞によって後遺症が残ってしまい、これまでのように働けなくなってしまった方がいるんです。40代の男性で、小学生のお子さんもいらっしゃって。
ただ、脳梗塞で倒れる前までは普通に働いていたので、回復後も一般企業で働いた事もあったようなのですが、やっぱり通勤が難しく、継続できなかったそうで。そのような経験がある方も、サンクスラボの在宅就労支援では継続して働くことができています。
そして、その方のお子さんがこの春から中学生なったそうなのですが、「子供の中学校の制服を、ちゃんと自分が稼いだお金で買いたいと思っていたので、実現できて嬉しいです!」と話してくれて、僕も本当に嬉しかったです。
人の役に立つ仕組みを作れたんだと改めて感じることができ、この仕事をして良かったなと思いました。
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なんという素敵なエピソード‥!!!!
今まで対話を重ねてきたからこそ、同じような喜びを感じることができたのですね^^
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対話をするからこそ、ポジティブな面だけでなくネガティブな面とも向き合わないといけない場合もあります。ただ、そういった面も含めて、直接声を聞けたり表情を見ることができる機会は大事にしたいです。
何かの仕組み作る時、やはり個々のケースが浮かんでないと、本当に良い仕組みは作れないと思っていて。「社会的に良いから」ではなく、「あの人にとっていい物って何だろう?」という発想で、今後もより良い仕組み作りをしていきたいです。
いくつになろうが管理職になろうが、そういった『現場っぽい』部分を、この仕事をしている限りはずっと大事にしたいと思っています。
最大のコンテンツは、コミュニケーションだ。
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先ほどの業務内容のお話で「チームメンバー28人のマネジメントを行っている」というお話を伺いましたが、小林さんがマネジメントをする上で気を付けている点などはありますか?
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チームメンバーも僕のようにフルリモートで勤務している人が多く、みんな違う場所で働いているので、普段のコミュニケーションは一番大切にしています。
チームでバーチャルオフィスのシステムを使っているので、入れる時はその空間にいて雑談をしながら仕事したり‥正直、僕はテキストコミュニケーションがあまり得意じゃないので、最近は言葉での対話も大切にしてこうというモードになっています。対話から生まれるアイデアや、「この人とこの人をつなぐとよりよいアイデアが生まれそう」といった気付きも出てくるのですよね。
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バーチャルオフィス!素敵ですね!!
確かに、フルリモートで働いていると他のメンバーと直接会話する機会が少ないので、こういう仕組みはとても大切だと思います!
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あとは、チームで掲げているビジョンを明確にしたり、「こういうマインドで僕たちは仕事をしていこう」といった共通認識を持てるようにしていますね。
たくさんのメンバーがいたとしても、やはりチームとして同じ方向に進んでいかないといけないので、『数字はただ達成するためのものではないですよ』といった想いなどを言語化して、可視化するようにしています。
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同じチームだからこそ「共通認識」は非常に大切ですよね。
ゴールや道しるべがしっかりと可視化されていれば、メンバーは道に迷わず進んでいけますね!
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共通認識を作れるように「ガラス貼り」を意識していて、情報格差をなくすためにも出来るだけオープンでいること、メンバーの見えるところで意思決定することを心がけています。
そのため、情報を受け取ることが苦手な人は溺れてしまうというか‥(笑)「多すぎて困る!」となってしまうかもしれません。
ただ、チームとしてのパフォーマンスを最大化するために、適切な情報処理ができる人にとっては良い環境なのではないかと思います!
チーム内での情報格差があると、前提条件の認識に相違が出たり、コミュニケーションが円滑に進まなかったり‥と様々な問題を引き起こしてしまうこともありますからね。
チーム力の向上にも繋がる良い仕組みだと思います!
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それは波紋のように。
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「離島支援プロジェクト」とは、どういったプロジェクトなのでしょうか?
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すごく簡単に説明すると、経済産業省や内閣府のサポートを受けながら、離島に住む方々の雇用の機会を創出するというプロジェクトです。障がい者雇用と支援者雇用の2パターンがあり、今は両軸で走っている状態ですね。
障がい者雇用に関しては在宅就労支援と同じような仕組みで、まずはリモートでA型事業所に所属しながらスキルアップをしていただき、その後 一般就労を目指していく、という流れになります。
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なるほど!確かに、在宅就労支援の仕組みを利用すれば離島に住んでいながらリモートで働けるので、選択肢が一気に増えますね!
ちなみに、現在はどの島が対象なのでしょうか?
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2022年度は、石垣島・宮古島・下五島(五島市)・対馬・壱岐の5つの島で行っていて、50名ほどの方に利用検討をいただきました。その後、約15名が実際にリモートでA型事業所を利用することになり、2人が一般就労を叶えています。
2023年度はこの5つの島の他に上五島・奄美大島・屋久島・種子島が加わることが決定しており、ここに佐渡島も加われば合計10島となります。
現在は、A型事業所を利用したい方向けの説明会を現地でリアル開催していたり、その島の学校や病院、クリニックなどと連携しながら進めている状態です。もちろん、支援者向けの説明会も開催しています!
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それで佐渡島に行かれていたんですね!
今後、ますます支援の輪が全国に広がっていきそうな予感がしていますが、この「離島支援プロジェクト」において、小林さんがやりたいことはありますか?
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やりたいことは2つあったのですが、1つ目の「パソコン教室の開催」は無事に叶えることができました!
実は、2022年度の離島支援プロジェクトを通して「利用したい方がそもそもパソコンに慣れおらず、そこが壁になってしまっている」という課題が浮き彫りになりました。
その課題を解決するために、2023年度からは2週間のパソコン教室を開催しています!
A型事業所を利用するかどうか?の前にまずは少しでもパソコンに慣れてもらって、より自分に合った方法を選択してほしいと思っているので、今後も継続していきたいです。
2つ目は、離島にも事業所を立ち上げたいです。
やはり直接的なコミュニケーションも必要だと思っているので、離島に離島支援専門の事業所や出張所的な場所があれば、より安心して働けるのではないかと思っています。
道は、先へと繋がっている。
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ここまでたくさんのお話を伺ってきましたが、小林さん自身が今後叶えたい夢はありますか?
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いま一番考えているのは、障がい者雇用におけるマッチングシステムのような仕組みを作っていけたらと思っています。
基本的に、労働における日本の法律は、戦後の動乱の中で「健康で若い日本人男性が働く」という前提で作られているものなので、現在徐々に見直されてきてますよね。”健康で若い日本人男性”だけでなく、女性の社会進出⇒高齢者の活用⇒外国人労働者の受け入れ、というように、この数十年で徐々に前提を覆している流れがあります。
そこで次に考えるべきは「健康で」という部分だと思うんですよね。高齢者は高齢者として働くことが可能なのであれば、健康とされない人でも、そのままの状態で働くことができて良いのではないか?と。
そういった選択肢を多くの人が持てるように、例えば「超時短勤務」を導入したり、様々な職種の案件がある中で、自分のスキルや能力に合った仕事を選べるようなシステムを作っていきたいと考えています。
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とても素敵です!!
個人のペースや、その日の体調・状況に合わせて働ける仕組みが確立できれば、より活躍できる人が増えそうですね!
そして、会と繋がっている実感を得られることは、働く本人にとってもやりがいを感じると思います!
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大きな仕事を丸ごと渡すのではなく、その中で業務を細かく切り出して、「この業務、やりたい人いますか?」のようなイメージで、マッチングを図ることができると良いなと思います。
そういった日々の細かい業務の経験が実績として積まれていくので、その後の一般就労への道に繋がるのではないかと思っていますし、そういったステップアップのサポートを今後もしていきたいですね。
+++あとがき+++
今回は、在宅プロジェクトグループのリーダーとして活躍中の小林さんにお越しいただきました!
そして、サンクスラボでは様々なポジションを公開しております^^
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