The Chain Museumの募集・採用・求人情報 - Wantedly
The Chain Museumの新卒・中途・インターンの募集が15件あります。気軽に面談して話を聞いてみよう。職種や採用形態からあなたにあった募集を見つけることができます。募集では「どんなことをやるのか」はもちろん、「なぜやるのか」「どうやるのか」や実際に一緒に働くメンバーについて知ることができます。
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アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」を軸にアートビジネスを展開するスタートアップ「The Chain Museum」に、2024年10月から新たなメンバー「岸田 奈々(きしだ・なな)さん」がジョインしました。
これまでのキャリア、The Chain Museumへの入社の決め手や、今後チャレンジしていきたいことなどをインタビューしました。ぜひご覧ください!
美学美術史を専攻した後、フリーランスの写真家としての経験を経てアート業界へ転向。以降約20年間にわたり、個人のお客様から企業を対象とした美術品の売買と評価、所蔵作品の管理、コレクションのコンサル、現代アートのコミッションワークまで幅広い業務に携わる。
コミッションワーク業務では、コンセプトメイキングから作家の提案と交渉、プロジェクトマネジメントまでを一貫して担当。各業務において、クライアントのニーズに応じた最適なアートソリューションを提供している。
学芸員資格取得中の大学在学中より、日々劣化する文化財や遺跡の現状を目の当たりにし、それらをアーカイブとして残したいと思い、写真事務所で撮影スキルを身につけ、卒業後はしばらくフリーランスで活動をしていました。その後、自身の写真展を開催したことをきっかけに、違うアプローチで美術に関わる仕事をしてみたいと思うようになり、美術業界においてグローバルに業務を展開するM&Iアート株式会社に転職をしました。
約20年間所属したM&Iアートでは、美術作品の売買、評価、管理をはじめ、美術品に係る業務全般を手掛け、各分野において専門的な知識を習得。現代アートを専門とする新規事業立ち上げに参画し、コミッションワークやアートイベント、地方美術館活性など多岐にわたるコンサル、マネジメントを経験しました。会社自体が国内外の美術館へ作品を納入していた実績と、学芸員資格保有者であることから、美術館所蔵作品の管理や評価も担当させて頂いていました。
新規事業立ち上げでは、改めて新規顧客開拓をする必要があったため、大手ディベロッパー、建築家、デザイン会社、ラグジュアリーブランド、インテリアショップなどへ営業にまわり、丁寧にヒアリングを重ね、その先にある顧客の潜在ニーズを引き出していきました。時には社員向けのアートレクチャーを交えながら、アートを提案する担当者の方々にも興味を持って楽しんでもらいたいという思いで連携。担当者やクライアントとのやり取りの中で、自分もアートに興味を持ち始めた頃の初心に戻ることができると同時に、新しい視点や気づきを得ているので、とても良い刺激となりました。
個人邸の居住空間をはじめ、都内のオフィスビル、国内外の大型レジデンス、ホスピタルアート、ラグジュアリーブランドの企業理念を反映した受注制作や、地方美術館の活性化プロジェクトなど、多岐にわたるプロジェクトに携わってきました。
クライアント、作家、建築家、デザイナーなどと協働するコミッションワークでは、周辺地域と繋がりをもたせる建物全体のコンセプトメイキングや、企業理念を作品と空間に反映させるなど、クライアントのポテンシャルを最大限に引き出すことを得意としています。そして、その過程こそが、この仕事をしている上での醍醐味であり、喜びでもあると感じています。
The Chain Museumの魅力は、何よりもその革新性と、スピード感をもって常に新しいことに挑戦し続けている前向きな姿勢だと思います。
自社のアート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」には、約3,000組もの作家が登録(2024年12月時点)してくださっていて、専門のアーティストリレーションチームもあるため、提案の幅が圧倒的に広がることも魅力の一つ。また、その登録作家の中から、キュレーションをしてアートのレンタルサービスを提供しているので、気軽にアートを感じてもらえる取り組みとしても魅力を感じています。
更に、さまざまなアーティストや企業とのコラボレーションを通じて、多様な視点を取り入れた企画や展示が行われていて、そこには常に新しい気づきや発見があり、アートの持つ力を実感することができます。現代のニーズに応じた柔軟なアプローチができる環境の中で、私自身も成長し、より多くの人々に作用するアート体験を提供することができるのではないかという期待と、The Chain Museumの考えに共感し、一緒に実現していきたいと思ったのが入社のきっかけです。
美術市場及び文化的側面において、アートで社会に作用し、創造性を引き出し、相互にシナジーを生み出すアート体験を提供することが私の使命であり、㈱The Chain Museumにおいてもチャレンジし続けていきたいと思っています。
前職で関わらせていただいたホスピタルアートの導入は、アートが心のケアやコミュニケーションの重要な要素となり、予防医療の観点においても大きな意味を持つということを実感しました。また、ホテル向けのアート等にも可能性を感じているので、㈱The Chain Museumを通じて多くの方々にアートを身近に感じてもらえる空間づくりの一助を担っていけたらいいなと考えています。
コンセプトメイキングを必要とするコミッションワークは、空間芸術として成立させるため、竣工前の基本設計の段階から関与することが重要です。構想の段階から当たり前のようにアートが組み込まれる仕組みを作ることが必要な課題だと思っています。そのため、空間におけるアートの力を広く理解、体感してもらえるよう、アートを介して得られる日々の豊かさや、新しい視点、気づきを提供し続けることを目指しています。そして、作品を通して作家の視点を必要としている人たちを繋げる架け橋であると同時に、作家とクライアントに寄り添った存在でありたいと思っています。
これまで培ってきた経験と実績に加え、自社のプラットフォーム「ArtSticker」のデータベースを活用し、プライマリーギャラリーや画廊と協働しながらもその垣根を超え、他社と一線を画すニュートラルで多様性に富んだ作家と作品の提案が可能となることも今後の強みにしていきたいです。