The Chain Museumの募集・採用・求人情報 - Wantedly
The Chain Museumの新卒・中途・インターンの募集が15件あります。気軽に面談して話を聞いてみよう。職種や採用形態からあなたにあった募集を見つけることができます。募集では「どんなことをやるのか」はもちろん、「なぜやるのか」「どうやるのか」や実際に一緒に働くメンバーについて知ることができます。
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アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」を軸にアートビジネスを展開するスタートアップ「The Chain Museum」に、2023年11月から新たなメンバー「齋木 優城(さいき・ゆき)さん」がジョインしました。
これまでのキャリア、The Chain Museumへの入社の決め手や、今後チャレンジしていきたいことなどをインタビューしました。ぜひご覧ください!
キュレーター/アートアドバイザー。東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻修士課程および Goldsmiths, University of London MA in Contemporary Art Theory修了。
国立新美術館学芸課研究補佐員、Avant Arte、AllRightsReservedを経て現職。
私のアートとの最初の出会いは、小学生だった頃。父が買ってくれた大塚国際美術館の『西洋絵画300選』という本を気に入り、何度も読んで内容を暗記していました。大学でも芸術を学びたいと思い、日本で修士を出てからはロンドンに留学し現代美術理論の修士号を取得。その後は流れに任せて美術館学芸課に勤務し、学芸補佐員として「六本木アートナイト」などの企画に関わりました。
美術館は非常に学びの多い環境でしたが、よりエマージングなアーティストの発掘やキュレーションに関わりたい気持ちが強くなり、アムステルダムとロンドンを拠点とするアート・プラットフォームの「Avant Arte」に転職。
ここではアートアドバイザリーやアーティストリサーチのほか、パブリックアートのプロジェクトにも関わりました。その後ご縁があって、香港拠点の「AllRightsReserved」に移り、アドバイザーおよびリサーチャーとして勤務しました。
私のキャリアのひとつの特徴は、「美術館や大学院でのアカデミックな経験」と「国際的なアートビジネスでの経験」の両方を兼ね備えていることだと思います。
最初にThe Chain Museumに出会ったのは3年前。まだ「ArtSticker」のサービスがローンチして間もない頃でした。当時はThe Chain Museumが多角的にアートビジネスを支えられるサポートを探していた時期。
「私の現代アートの知識を活かせる会社かもしれない」と思い、アルバイトをさせてもらえないかコンタクトを取りました。その頃はまだ自社ギャラリーを持っていませんでしたが、単発でキュレーターやライターとしてお手伝いをしていました。
本格的にジョインを決めたのは2023年のこと。The Chain Museumのメンバーから、「新しいギャラリーをオープンする計画があるので参画してみませんか」というお誘いを受けました。
当時はイギリスに拠点がありすぐに日本へ移る決断はできなかったのですが、過去の繋がりをきっかけに私に声を掛け、必要として下さったことに心を動かされ、正式に入社することを決断しました。
世の中には、有名な企業や美術館が沢山あります。ですが、知名度やビジネスの規模だけがその価値を決めるのではないと思っています。私という個人に真摯に向き合ってくださり、年月が経ってもメンバーとして迎えたいと思ってくださる「人情」の部分に触れ、「このご縁を大切にしたい!」と思いました。
ジョインして改めて感じますが、アートに対しピュアに向き合うメンバーが集まっているのが、The Chain Museumという組織の一番の魅力だと思います。
The Chain Museumでの正社員としての最初の仕事は、2023年11月に麻布台ヒルズにオープンした「Gallery & Restaurant 舞台裏」のキュレーターとしての仕事。
現在、この場所では加藤泉さんの新作展を開催中(2023年12月現在)。258cmという巨大な立体が支配するギャラリーは、麻布台ヒルズの中でも異彩を放っています。
美術館といえば飲食やお喋りは控えなければ…という印象をお持ちの方は多いかもしれませんが。「Gallery & Restaurant 舞台裏」は、レストランエリアでワインを楽しみながら、ギャラリーエリアで鑑賞した展示の感想を語り合える場所。この様なユニークなギャラリーを生み出せたのは、業界の常識にとらわれず、自由な発想でアートを通じたコミュニケーション空間を提供しているThe Chain Museumならではの強みだと思います。
キュレーターとしてこの空間の自由度を存分に活用し、これまで国内の美術館やギャラリーでは実現が難しかった先鋭的な作家の展覧会や、ライブペインティング、ダンスパフォーマンスなどのイベントもどんどん開催していきたいです。The Chain Museumの営みを通じて、ひとりでも多くの方に現代アートの面白さを伝えていきたいです。
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