エンジニアの働き方に焦点を当て、組織の全体最適のために大胆な制度改革を。
鈴木商店では、組織を生命体的かつ有機的に捉える「TEAL(ティール)」の理論をベースに、エンジニアが光り輝く理想的な次世代型組織の実現に挑戦しています。その取り組みの一環として、開発プロジェクトチームとは別に、現場のエンジニアが社内の様々な課題について主体的に議論するサークル活動を行っています。
COVID-19感染拡大の影響により、既存の社会システムが大きな転換期を迎えようとしている移行期的混乱の時代において、特にエンジニアの働き方に焦点を当て、組織の全体最適を考えながら大胆な制度改革を行うことを目的とし、2020年7月より「ニューノーマルサークル」を立ち上げました。
TEALをベースに新たな働き方デザインするニューノーマルサークル。
このニューノーマルサークルには、株式会社ブレスカンパニー代表取締役 坂東孝浩様 にファリシテーターとしてご参画いただき、初回打ち合わせはオンラインで、坂東様をはじめ鈴木商店代表鈴木や、現場の開発エンジニアが有志で集まり、現在の社内課題や今後のサークル活動について話し合いを行いました。
■サークルの目的。
-エンジニアの働き方に焦点を当て制度改革を具体化し運用を開始する。
■今期末(2020年9月末)までの目標。
-制度改革のためのアクションプランを策定する。
-開始できるものは制度を決めて運用を開始する。
■サークル活動を通して期待する効果。
-エンジニアがライフスタイルに応じた働き方を自由に選択できるようにする。
-働く時間や場所に柔軟性を持たせ多様な働き方を実現することで、育児や介護などを理由に仕事を制限されていた技術者のために就業機会を拡大・創出し、少子高齢化に伴う労働力(特にエンジニア)不足解消を目指す。
■今後のサークル活動フロー。
-様々な雇用形態の混在した組織体制を構築して、エンジニアが光り輝く働き方を加速させていく。
-サークル内で社内課題を共有しながら、給与体系や評価の仕方をどのように設計すれば良いかを検討する。
新しいことにチャンジして、失敗してもいいから「おもろいこと」やりたい。
キックオフでは坂東様より「少子化や環境の変化によって若者や顧客のニーズも多様化しており、誰もが答えのわからない問いに直面している現代において、ITを活用しながら個別化・多様化したニーズにきめ細かく対応することが重要である」などのアドバイスをいただきました。
坂東様のお話を受け、弊社代表鈴木からは、自由な働き方へ舵を切りながらも「カルチャーとして仲間を大切にする会社でありたい」「スペシャリスト志向の社員の働き方と、子育てや親孝行など、物理的制約から解放された幸せな働き方が共存できる多様な組織のあり方を考えたい」など、サークル立上げの目的や今後の経営ビジョンを共有しました。
また、現場の開発エンジニアより「フルリモートで空っぽになった事務所に大きなキッチンを作り、人が集えるオフィスにしたい」「業務が忙しく副業の時間を確保することが難しい」「会社との契約がプロ野球選手みたいなやり方だと燃える」などの意見が挙げられ、「どうせやるなら失敗してもおもろいことやりたい」など、様々な声が聞かれました。
エンジニアが輝ける働き方を実現して、より高品質なシステムをお客様に提供したい。
鈴木商店では、コロナ禍以前より様々なサークル活動を通して、リモートワークや時差出勤制度を導入しており、エンジニアが働きやすい仕組みを構築することで開発効率向上を加速させ技術力を強化し、お客様へより質の高いシステムを安定的に提供することを目指しています。
ニューノーマルサークルでは、変化の激しい複雑な時代に柔軟に対応するため、異なる立場の人間が集い議論を深めながら、ITベンチャーならではの強みを活かして、エンジニアが輝ける組織作りに挑戦して参ります。