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「ママ、仕事楽しそう」と言われたい。生産性高く働ける社会の実現を目指して

「やりがいがあり、子育てと両立しやすい」環境を求め、2017年にスタディストへ入社したカスタマーサクセス部の武居花名。フィールドセールスとして事業貢献賞を受賞した後、産育休を経て、新たな職種に挑戦しています。育休から復帰する際に大変だったこと、仕事と育児を両立するための工夫など、ざっくばらんに語ってもらいました。

<プロフィール>

Teachme Biz事業本部 カスタマーサクセス部 オンボーディンググループ 武居 花名

プルデンシャル・リアルエステート・インベスターズ・ジャパン株式会社で秘書兼資産運用アシスタントとして勤務した後、英会話講師を経て、広告代理店のウルトラスーパーニュー株式会社でアカウントマネージャーに従事。サービスマックスジャパン株式会社で、日本支社の立ち上げメンバーとして営業を担当後、2017年に4番目の営業メンバーとしてスタディストに入社。トップセールスとしての実績が認められ、2020年度の事業貢献賞を受賞する。2023年5月、カスタマーサクセス部に異動。プライベートでは3児の母として仕事と家庭の両立に奮闘中。

「やりがいがあり、子どもがいても働きやすい」環境を求めてスタディストへ

ーー武居さんのキャリアはどのように始まったのでしょうか。

アメリカで学生生活を過ごし、外資系の不動産投資会社に就職しました。秘書兼資産運用アシスタントとして勤務した後、英会話講師を経て、広告代理店のアカウントマネージャーに転職しました。在職中に子どもが生まれたのですが、仕事の性質上、どうしても夜や週末の対応が多く、育児との両立が難しくなってしまったんです。

ーーその後、外資系のSaaS企業に転職されていますね。

当時から成長著しく、今後ますます普及するであろうサブスクリプション型のクラウドサービスに興味があったのです。働く時間や場所の柔軟性が高いことも魅力でした。ちょうど日本法人を立ち上げるタイミングで、仕事は非常にやりがいがあったのですが、海外出張などもあり、やはり育児との両立の壁に突き当たってしまって。「チャレンジングでやりがいがあり、子育てと両立しやすい」という条件で転職先を探し始めました。

7年ほど前ですが、入社時から時短勤務OKであったり、フレックス勤務ができる会社は当時はあまり多くなく…エージェントに探してもらった中でそうした条件を満たす会社として、スタディストを紹介してもらったんです。実際、子育てしながら働いている女性社員と面談の機会をいただき、両立しながら働けるイメージが持てたことと、私自身が仕事とプライベートの両立をテーマにしていたこともあり、働き方改革や生産性向上に直結する「Teachme Biz」の理念に共感して入社を決めました。

スタディスト初の「エキスパート」として、事業貢献賞を受賞

ーースタディスト入社後はどんな職務を経験しましたか。

2017年に、フィールドセールスとして入社しました。私の社員番号は「33番」。33人目に入社した社員だったんです。新規営業に加え、セミナー講師やパートナー代理店支援など、幅広く経験しました。

Teachme Bizは現在マニュアル市場では利用率No.1のプロダクトに成長していますが、当時は事業フェーズとしても立ち上げ期でした。また、地方銀行とのアライアンス強化も進めていた時期のため顧客訪問のために地方出張をすることもありました。育児のため宿泊することができないので、朝出発して5社の顧客を訪問し、その日のうちに帰京して保育園へお迎えに行くなど、正直にお伝えすると体力的にハードなこともありましたね。

ただ、当初は時短勤務でしたが、勤務形態にかかわらずチャンスをもらえる環境で、やりがいは大きかったです。

ハードな面もある中で頑張れたのは、Teachme Bizが本当にお客様の役に立つプロダクトだと信じていたこと、Teachme Bizを知ったお客様がとても喜んでくれたからだと思います。すぐには導入に至らなくても「いい話が聞けた」とおっしゃってくださる方も多く、物理的には大変でもモチベーションにつながりました。また、時短勤務という働き方にとらわれず、営業として成果を出すことで子育てしているママさんでも活躍できるんだということを証明したかったという気持ちと、今後ご入社される方にとってもなにかいい影響を与えられるんじゃないかと考えていました。

コロナ禍になり、営業メンバーの働き方も大きく変わりました。遠方のお客様ともオンラインでお話できるようになり、利便性が高まっていますし、現在スタディストは分業型のセールスモデルを導入しているため、営業活動に集中できる体制になっています。そういった意味で、時間に制約がある人の働きやすさも着実に向上していると思います。

ーー2020年度には、トップセールスとしての実績が認められ、事業貢献賞を受賞したそうですね。

スタディストには、大きく分けて2つのキャリアパスがあります。マネジメント職と、専門性を高めていくエキスパート職です。私は仕事と子育てを両立したかったので、スタディストで初めて「エキスパート」の称号をもらい、Teachme Bizをお客様に届けることに集中してきました。

事業貢献賞は、私と同じ時期にやはり時短勤務で入社した別の部署のメンバーと一緒に受賞したんです。働く時間の長さではなく、仕事の質を評価してくれていることが嬉しかったですね。

育休・産休を経て、カスタマーサクセスへ転身。マネージャー職にも挑戦。

ーー2021年10月から育産休を取得されていますが、復帰後のお話をお伺いできますか?

2023年5月にフルタイムで復帰し、営業部からカスタマーサクセス(CS)部に異動しました。現在は、Teachme Bizを導入した直後のお客様のオンボーディング、運用定着支援を担当しています。

フィールドセールスとしての業務は、産休前にひと通り経験できたので、復帰後は新たな仕事にチャレンジしたいと考えていたんです。会社として、今後はCSにも力を入れていくという話を聞き、ぜひやってみたいと思いました。

ーー部署が変わったことで、どんな変化がありましたか。

営業部時代は「Teachme Bizを世の中に広く届ける」を個人のミッションとして仕事をしていました。CS部に来てからは、「Teachme Bizを実際に使ってもらい、お客様の働き方を改革する」ことに役割が変化したと感じています。CS は導入後のお客様の「リアル」に向き合えることが面白さであり、同時に難しさでもあると思いますね。顧客が製品を知り、自社の課題を見つめ、解決策を実現していくというカスタマージャーニーを一気通貫でとらえることができるようになったので「異動してよかったな」と思っています。

ーー他にも変わられたことがあれば、お教えください。

実は、今年の9月から新しいチャレンジとしてCS部のアシスタントマネージャーに就任しました。これまでは営業だったのでエキスパート職の方が自分自身の時間調整がしやすいと考えていましたが、育休から復帰したタイミングで組織作りにもチャレンジしたいという気持ちが大きくなり、「今後のさらなる事業成長のために営業にも強いCS部を作っていきたい」という事業責任者からの方針に対してこれまで経験した営業経験が活かされるのではないかと考えたのです。

ーーそうだったんですね。復帰された後の働き方についてはいかがでしょうか。

週1日はオフィスに出社し、残り4日は在宅勤務で働いています。スタディストはフレックスタイム制を採用していて、中抜けも可能です。月単位で勤務時間を調整できるので、子どもの病院や保育園からの急な呼び出しなどに対応しやすいですね。

私が入社した頃のスタディストでは、仕事と育児を両立している人は少なかったですが、今ではごく当たり前のことになっています。社内を見渡せば、パパ・ママ社員が多くいるのでなにか困ったときは社内へ助けを求める発信がしやすい環境です。実際、男性が育休を取得することも珍しくないですし、男女を問わず子どもの体調不良で退勤することもあります。育児に限らず、介護や家族の都合など、現代は人それぞれの事情を抱えて働いている人が増えていますよね。そんな中、お互いに理解し合い、自然に助け合うカルチャーがスタディストの魅力だと思います。

(※スタディストの育休取得率:男性75% 女性100% 2023年3月時点)

仕事と子育てを両立するための徹底したスケジュール管理

ーー育休から復帰するにあたり、大変だったことはありますか。

どっぷり育児に浸かっていた状態から、1日8時間仕事をするという生活に、自分を慣れさせるところからのスタートです。私の場合は、出社日に同僚と会話したり、休んでいた間に社内で起こったことを共有してもらう時間を作ったりすることで、少しずつ心身を慣らしていきました。

ーー仕事と育児を両立するために工夫していることは?

スケジュール管理です! 時間の制約があるからこそ、やるべきことを業務時間内にどう終わらせるか、常に考えながら予定を組み立てています。出社直後と退勤直前は打ち合わせを入れず、タスクを確認したり不測の事態に対応したりできるようバッファを持たせるなど、小さな工夫を積み重ねています。

仕事と子育て、家事を常に同時進行で進めているような毎日なので、「我が家は旦那とワンチームで協力して、とにかく回すしかない!」というのが実感です。家族の予定も、カレンダーアプリで色分けして管理しています。「家事ができない日があっても大丈夫。だって、やれている日もあるんだから」と時には自分を甘やかすことも大切ですね。

子どもたちのためにも、生産性高く働ける、生きやすい社会を実現したい

ーー長くスタディストで働いている武居さんから見て、今のスタディストで働く魅力はどんなことでしょう。

会社が大きくなって人が増え、さまざまなバックグラウンドを持つ方々と社内で出会えるようになりました。年代に関係なくお互いに意見を言い合える雰囲気があり、風通しがいいと思います。社内でのワークショップや、新規事業を会社にプレゼンできるプログラムなど、やる気次第でチャレンジできる機会もたくさんあります。

ーーどんな人がスタディストのカルチャーにフィットすると思いますか。

「顧客志向の人」ですね。社内では、常に「お客様にとって使いやすいか」「お客様のためになるのか」という視点で話し合いが行われています。業種を問わず、顧客の役に立つプロダクトを届けることに真摯なメンバーばかりなので、顧客志向を大切に働きたいという方にとってはやりがいのある環境だと思います。

ーー今後、武居さんが仕事の上で実現したい夢や目標を教えてください。

営業部からCS部に異動したことで、これまでとは違う世界が見えるようになりました。両方の職種を経験した視点を生かして、営業とCSの連携を強めることにつながるような役割を果たしたいと考えています。

また、これまではプレイヤーとして最大限仕事に取り組んできましたが、これからはマネージャー職として強い組織を作っていくことに尽力できればとも思っています。

それから、これは以前からずっと変わらない軸なのですが、「ママ、仕事楽しそう」って子どもたちに思ってもらえるような働き方ができたらいいですね。私自身、順風満帆な時期ばかりではなく、苦労しながら試行錯誤して現在の働き方にたどり着いています。

子どもたちの世代はこれから社会に出て仕事をするわけですが、もっと生産性高く働ける、生きやすい世の中になるようTeachme Bizを広げていきたいですし、私自身も社会の中で役割を果たす姿を子どもたちに見せていきたいと思います。

(取材・執筆/高橋三保子)

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